あぶのー丸のヒロイン論 第2回
Added 2024-02-04 07:57:45 +0000 UTC第2回「ヒロインのキャラクター」
少し勝ち気で世間知らず。
闘うヒロインのキャラクターについて、私なりの考えをまとめてみました。というよりは、私の好みと言ったほうが正しいでしょう。
男と闘うのですから、「自分は強い」「わたしは特別よ」という一種のうぬぼれがあって当然です。そして、男との闘いに勝っていくたびにその思いが強くなり、次第に世間の感覚とズレていきます。男に勝てることが当たり前?否、女の子が男と闘う時点で絶対にあり得ないということを、ヒロインは忘れてしまいがちなのです。
そういった「少し勝ち気で世間知らず」なヒロインも、下っ端の男には余裕で勝てるのに、幹部クラスが現れるや途端にピンチにさらされてしまいます。彼女自身は己の思い上がりに気が付かされながらも、正義のヒロインであるという薄っぺらな自尊心のせいで「負けられない…」と涙を浮かべながら強敵に立ち向かいます。私はここにキュンとときめいてしまいます。
決して、敵も弱い女の子をイジメているわけではないのですが、ヒロインがピンチに陥ると、急に現実に引き戻されるものです。これはあくまでも闘いなのだと。これが現実なのだと。女の子と男が殴り合いをしたら、こうなるのだと。
また、私の好みではないのですが、闘うヒロインの中には「巻き込まれ系」というものも存在しています。変身ものや魔法もの戦隊ものにも見られますが、もともと一般の普通の女の子がひょんなことから戦いに巻き込まれてしまうといった展開のことです。この場合のヒロインは、臆病であったり弱々しかったりします。格闘技の素養がなく、強制的に与えられた特殊能力によって闘うのですから、性格も弱くて当然です。否、このほうが現実的なのかもしれません。弱いヒロインが悪戦苦闘して成長していく過程を楽しむことができます。
完全に眼中にない性格としては、男勝りなヒロインです。セリフ回しも男言葉だったりすると全く興味が失せます。制作側の狙いはきっと、「女らしくない」男っぽいヒロインが、時折見せる女の子っぽさというギャップに男ごころを刺激するということなのでしょうが、私には響かないです。
やはり、ヒロインとは、拳法家など闘いの素養を持ち合わせていて、私は強い正義のヒロインなのだという自尊心を備えた、少し勝ち気な世間知らずな女の子であってほしいです。