深夜の廊下を、那月は、火照った身体で、ひとり、ふらふらと歩いていた。
白いワンピース型のネグリジェという薄着姿で、夜更けのフローリングの床は冷え切っていたが、素足で触れていても、心地良さしか感じない。
だめ……。もう我慢できない。
那月は、こくん、と唾を飲む。寝静まった師匠を起こさないよう、そっと、気配を消して進んだ足は、目的の部屋へと辿り着いていた。
『修行用の道具置き場』
木製の両開き扉の前に立ち、那月は、おおよそその場にふさわしくない、欲情しきった顔をして、扉へと手を伸ばす。
普段なら、己を鍛錬すべく、気を引き締めて開ける扉なのだが、今の那月には、おあずけを食らってようやくエサを貰える犬のごとく、目を輝かせ、へにゃりと緩ませた頬を紅潮させていた。
カタリと音を立てて、中に入れば、所せましと三面の壁が天井まで、木製の棚で埋め尽くされている。
那月は迷わず、最奥の棚に進み、細長い引き出しをひとつ、引き出す。
中には、直径五センチほどの小さなシャーレがたくさん入っていた。
那月は、宝箱を開けた子供のように、ほぅ、と感嘆のため息を吐いた後、その一つへと手を伸ばす。
フタが閉じられた小さなシャーレの中には、小さなナマコにびっしりと繊毛が生えたような、小さな小さな魔物がちみちみと動いていた。
那月の背後の扉から、深夜の月明かりが差し込み、シャーレの底に描かれた魔法陣が、きらりと、反射させた。
那月は、丁重に、小さなシャーレを手のひらの上に置き、自身の手のひらを被せ、そっと、道具置き場から出て行った。
〇
玄関で靴を履き、そっと扉を開けて、那月は屋敷の裏にある森へと駆け出していく。灰色のロングヘアが、ふわりと夜風になびく。
師匠にバレないよう、深夜ながら、いつもの修行を行う森の中まで来てしまった。
寝間着の白いネグリジェが、空からの月明かりを反射させていた。
修行用の戦闘服ではなく、寝間着姿でこんなところにいるという非日常もまた、那月をひっそりと興奮させていた。
「さすがに私の部屋で使ったら、師匠も起きちゃうかもだし……」
ひとり言い訳を零しながら、そっと手のひらを開け、小さなシャーレを地面へと置く。
小石と乾いた土の上で、カタンと音を立て、少し斜めになったそれに手を伸ばし、那月は、フタをそっと開け、隣に置く。
そっと、身体を起こし、シャーレを見降ろしながら、ふう、と息を吐いて口を開く。
「──修行、スタート」
ヴォン、と音が鳴り、小さなシャーレが真上へと蒼い光を放つ。
『──修行レベルを選択してください』
機械的なアナウンスと共に、シャーレに入れていた繊毛だらけのナマコのホログラムが、くるくると左右に回転している。
那月は、ドキドキと胸を高鳴らせながら、ホログラムに向かって、声を放つ。
「──レベル1で」
再び、ヴォンと音が鳴り、光が弾ける。
そして、ぽとり、とシャーレが置いてあった場所に、びしりと繊毛が生えたナマコが出現した。
十五センチくらいの大きさのそれは、うねうねと、地面を動いた後、先端を那月へと向ける。
修行対象者を認識したのか、ぴょこんっと、跳ねあがり、那月へと飛び掛かってきた。
「はぁ……っ」
那月は、甘い声を上げ、特に構えを取ることもなく、むしろ、己を差し出すように、胸を張る。
ぺとり、と那月の鎖骨にはりつく。
「ふぁ……んっ」
那月は頬を火照らせ、身体を震わせる。肩にかかっていた灰色のロングヘアが、さらさらと零れていく。
ナマコ全体の、ぬめぬめした粘液が、那月の白い肌と、ネグリジェを、じっとりと濡らしていく。
もぞもぞと、ナマコが、ネグリジェの首襟をめくりあげ、那月の素肌を進んでいく。
「ぁあぁ……んっ、ひぅっ」
那月は、口元に手を当て、くねくねと身体をねじらせる。
もう片方の手を下腹部へと添え、息を荒げる。
気持ちいい……! やっぱり気持ちいいよお……っ。
日中、正式に修行として、このナマコと戦っていた那月だが、ふと防御をミスった際に、服の中に入り込んでしまったのだ。
ぞわぞわと、全身が震え、下腹部はきゅるりと疼き、那月の身体は、かつてない程の快楽を認識してしまった。
その時は、あわてて、「降参!」と叫び、修行を中止させた那月だったが、受けた刺激の記憶は、消えることなく、それどころか、こうして、修行以外の用途で、持ち出してきてしまった。
師匠にバレたら、絶対、怒られちゃうけど……、でも、もう、こんなのガマンできないよお……っ。
那月は、欲情しきった顔をして、ネグリジェの下を、もぞもぞと動くナマコを見つめる。
もじもじと腰を振りながら、服の上から、つん、とナマコを触ると、ナマコは、むにょりと動き、那月の左の胸の上へと進んでいった。
「ひゃぁあぁんっ!」
ビクビクッと身体を震わせ、那月は嬌声を上げる。
ナマコの下に備わった、複数の触手のような足と、全身をまとう繊毛が、那月の乳房を包み、乳首をくにくにと撫で上げていく。
「ぁぁあぁっ、はぁんっ! だめぇっ、おっぱい、おかしくなっちゃうぅうっ」
ぷくり、と乳頭は尖りを帯びて、ナマコの触手にされるがままになっていた。
押し倒され、側面を繊毛で丁寧になぞられたかと思えば、足の触手できゅるりと巻き付かれ、ぎゅっと絞られるような刺激を与えられる。
「あぁんっ! おっぱい、私っ、魔物に揉まれちゃってるぅっ! はぁんっ! 気持ちいいよおおっ!」
くねくねと腰を振り、那月は、はぁはぁ、と息を荒げる。
何も刺激を受けていない右の胸へと、自然に手が伸びていた。
那月は、自身の指先で、右の乳首をくにくにと摘まむも、ナマコを貼り付けた左の胸のような刺激には到達しない。
「ぁんっ、やぁ……っ、魔物さぁんっ! 那月のおっぱい、こっちも揉んでぇえっ」
那月は、もどかしげにネグリジェのボタンを外し、胸をさらけ出す。
ぐい、と右胸を寄せると、ナマコが、左の胸に乗ったまま、触手だらけの足を右にも伸ばしてきた。
「ふひぁぁあぁんっ!」
ぎゅむりと、ナマコに左右の胸を寄せられ、那月は、更に追い詰められていく。
触手まみれのブラジャーに締め付けられるような感覚だった。
もぞもぞとナマコが動くと共に、ぎゅむりと両胸を揉まれ、那月は、ナマコを胸に乗せたまま、背をのけ反らす。
「あぁあぁんっ! きもちいいっ、なにこれぇえっ! はひぃいいんっ! いいのおおおっ、那月、おっぱい、きもちいいのおおおっ」
那月はあまりの快楽に、リンボーダンスでもするかのようなポーズをとっていた。
月明かりが、ナマコの粘液にまみれた那月の肌と、はだけたネグリジェを照らしていく。
静まり返った深夜の森に、那月の嬌声と、ナマコの粘液が響いていく。
ぐにょぐにょ、くにくに、むにょむにょ。
ナマコは、那月の胸に、執拗に攻撃を与え、那月は上り詰めていく。
はしたなく開いた脚は、愛液に濡れたショーツを曝け出し、つつつー、と愛液と伝わせていた。
「ぁんっ! あぁんっ! おっぱいっ、もう、だめぇっ! 那月、イクっ! おっぱいでイっちゃうよぉおっ! あぁあああっ!!」
ナマコが、那月の胸を、ひと際強く摘まみ、那月も大きく身体を跳ねさせる。
「ふひゃぁぁあぁあああああぁあああああっ!!! イクぅうううううううっ!!!」
カクカクと全身を震わせ、那月が絶頂に達する。
愛液にまみれた那月のショーツが、きゅるりと疼く秘部に張り付き、吸いきれない液が地面へと糸を引く。
「ぁあ……っ、はぁ……んっ……、すごい……っ、なにこれぇ……っ」
那月が、とすん、と地面に尻餅をつき、恍惚とした表情を浮かべ、快楽の余韻に浸る。
その間も、ナマコは、うねうねと那月の胸の谷間をうごめき、ゆっくりと那月の胸部からお腹へと下降していく。
「はぅ……っ、……ぁあ……っ」
那月は、はだけたネグリジェの谷間にうごめくナマコを、うっとりと見つめる。
まだ、自分は「降参」していない。召喚者に従い、魔物は、訓練を続行している。
「……っ、……魔物さぁん……っ」
ざりざり、と砂音を立てて、那月は地面に膝を立てて座ったまま、ゆっくりと足を開いていく。
トクントクンと、鼓動を高鳴らせながら、ネグリジェの裾をたくし上げ、愛液まみれのぐしょぐしょに濡れたショーツを、そっとずらし、那月は秘部をさらけ出す。
森の樹々の隙間から、那月へと月明かりが差し込む。
申し訳程度にアンダーヘアを生やした那月の下腹部は、溢れんばかりの愛液に濡れ、きらきらと月光を反射させていた。
柔らかな夜風が、撫で上げ、那月は、野外で痴態を晒していることを実感し、昂っていく。
うねうねと蠢くナマコが、下乳からヘソへと移動し、那月の下腹部に到達する。
「ふぁっ……! ……ッ、……魔物さんっ、……っ、おねがい、那月のこと、……もっと、修行してぇっ!」
那月は、両手を下腹部の蜜壺へと添わすと、くぱぁ、と、その入り口を広げる。
はだけたネグリジェを潜り抜け、那月の下腹部にまで降りたナマコが、蜜に惹かれるように、那月の蜜壺へ覆いかぶさる。
ぐちゅぅんっ。
「おぉあぁあぁんっ!」
刹那。那月は、視界が白むほどの刺激を受け、地面に座り込んだまま、カクカクと身体を震わす。
ぬちゅ、ぬちゅ……、ぐちゅぅうう。
触手の粘液と那月の愛液が、とろとろに混ざる音を立てながら、ナマコは、那月の蜜壺の中心へと這って進んでいく。
足として生えた大きな触手が、那月の秘豆を撫で上げ、体表にびしりと生えた繊毛は、那月の襞をなぞり上げる。
「ぁあぁあぁ……っ、あぁひぁあっ、ふひゃぁあぁ、あぁあう、ぁう、ぁあぁあ……っ」
那月は、ナマコがうごめくたびに、ガクガクと身体を震わせる。
焦点が合わない目をして、紅潮した頬に生理的な涙が流れていく。
桃色の唇からは、とろりと唾液が零れていた。
あまりの快楽に思考がついていけない程だったが、貪欲な身体は進むべき先を教えるかのように、きゅんきゅんとひくついて、ナマコに応えていた。
ぶちゅぅううん、ぐちゅん……、ぐちゅん……。
「ぁっ、あぁああ、っ、な、中に……挿いっちゃ……うぅうっ、……はぁあぁんっ」
むにょりと、ナマコが那月の中へと、ゆっくりと進んでいく。
「あぁああぁあっ、ふひゃぁあぁああっ、あぁああ、私っ、魔物さんをっ、中に、入れちゃってるっ、あぁあぁあんっ!」
那月は、怖気づきながらも、挿入に呼応するように。腰を上下へと動かしていた。
己の中が、異界の魔物で満ちていくと同時に、那月の心も、目の前の快楽に夢中になっていく。
「ぁあぁんっ! きもちいいっ!! こんなの那月、初めてっ! 中、いっぱい、うねうねされて、那月、おかしくなっちゃうっ」
ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、ぐちゅんっ。
ナマコが召喚者を修行すべく、那月の中で蠢く。
那月は、そのピストン運動を手助けするように、立てた膝を突き合わせ、下腹部の圧迫を増やす。
ナマコが焦るように、中で、ぐにょぐにょと動き回り、那月は、強い快楽を覚えていく。
「あぁあぁんっ! 中で暴れてるぅうっ!! 好きっ、好きっ! 那月、イっちゃう!! 魔物さんっ、那月のこと、いっぱい突いてぇええっ!!!」
那月は、座ったまま、腰を前後に動かし、きゅるりとナマコを締め付ける。
「あぁぁあんっ、イクっ! イクぅううっ! ふひゃぁあああああああああっ!!!」
ぷしぃいいいっ、と潮を噴出させながら、那月は達する。
「はぁっ、はぁ……んっ、きもちよかった……」
ナマコを中に挿れたまま、那月は、とろりと頬を緩ませる。
ピクンッと、中でナマコがうごめき、那月は、「ぁんっ」と鳴き声をあげる。
「早く、部屋に戻らなきゃ……。──降参っ!」
修行を終える言葉を放つ那月だったが、那月の中のナマコは動きを止めない。
「え? あれっ、……こ、──降参っ! 降参しますっ」
何度か叫ぶも、結果は変わらず、那月は焦りを増していく。
なんで、止まってくれない。
本来なら、「降参」した途端、ホログラムに戻るはずなのに。
ぐちゅんっ! と、那月の中のナマコが最奥で蠢き、那月は、己の秘部へと手を伸ばす。
「待って、もうだめっ! もう外に出てったらっ!」
那月は、秘部から少しはみ出ているナマコの後部を掴むが、ぬめぬめした体表が容易に許さない。
「お願い、もうやめてぇっ! 私、もう降参するからーっ!!」
那月は泣きそうな顔をして、くちゅりと、指先を中に挿れる。
ぐちゅりと、無理に拡げた蜜壺から、どろりと愛液が零れる。
後部を掴み、引き抜こうとすれば、ナマコが抵抗して、ぐちぐちと那月の中で逃亡を試みる。
「ふひゃぁあぁんっ! やぁあっ、動いちゃだめぇっ!」
那月は、正座を崩すような形で、地面に座り込み、泣き叫ぶ。
どうしよう。どうすれば、解除できるの。
訓練用の魔物を保管管理している師匠ならば、不具合が起ころうが、すぐに解除できるだろうけれども。
那月の脳裏に、下腹部にグロテスクな触手を持つ極太ナマコを突き刺したまま、師匠の前で、乱れたネグリジェをぺらりとまくり、「抜いてください」と頼む己の姿が浮かび、全力で首を横に振る。
無理無理無理っ!! こんなの頼めるわけがない。恥ずかしくて死んじゃうし、師匠怒ってて勘当しちゃうかも。
絶対になんとかしなければ。
「そうだ……っ、降参がダメなら、片づけちゃえばいいのかも」
修行を終えた時に、元のシャーレに戻すための文言。
那月は、大きく口を開き、声を出す。
「──修行、終了!」
叫ぶや否や、那月の中に挿いったナマコが、カッと青白い光を放つ。
戻ってくれそう、と期待した矢先……。
バチバチバチバチバチィイイイッ!!!
「ひきゃぁあああああああああああああっ!!!」
ナマコが那月の中で、電撃を放ち、那月は衝撃で地面に仰向けで倒れ込む。
小石と小さな雑草が、ネグリジェ越しに、那月の背中を撫で上げる。
那月が倒れた後も、電撃は続き、那月は、ビクビクンッと全身を震わせる。
「ぃあぁあっ! 止まって、たすけ、てっ、いやっ、いやぁあああああああっ!!!」
ドクンッと身体がうなり、那月は、きゅるりと、電撃を放つナマコを締め付ける。
そして、その身体を、しゅるしゅると縮めていった。
「ふきゃぁあああああああっ!! なにこれぇえっ、ま、待って、だめぇええっ!! 魔物さんが、どんどん大きくなってくっ、私、ちぎれちゃうううっ、あぁあああああああああああんっ!!!!!!!」
ぐちゅうぅううんっ、ちゅぽんっ! と音を立て、那月の中から、触手と愛液まみれのナマコが吐き出される。
ようやく電撃がおさまり、那月は、べちゃり、と音を立てて、柔らかな着地を経た。
「んひぃ……、ふひゃぁあ……」
膣が燃えるように熱い。那月は、焦点の合わない目を、なんとか動かし、小さな手を柔らかな地面に置く。
「な……、何が起きたの……? ……──ひぃっ!? なにこれぇ!?」
気付けば、那月は、巨大なナマコの上に倒れていた。
ほんの十五センチほどだったはずのナマコが、大きな抱き枕のようなサイズになり、那月は、その上に乗り上げていた。
きょろきょろと辺りを見渡せば、地面に、大きな石と、巨大な雑草が生えている。
「……っ、……わ、私……、……小さくなっちゃった……」
那月の身体は、十センチほどにまで、縮んでしまっていた。
『──魔物の格納にエラーが発生しました。継続中の修行があります。修行を完了させてください』
システムボイスが流れ、那月は、サァっと血の気が引いていく。
もしかして、魔物を小さく格納させるはずが、私を小さくさせたあげく、修行モードは終えられなかった、ってこと?
那月は、ナマコの上で、小さく震えながら、小さな口をなんとか開く。
「……っ、ぁ……、──こ、降参しますっ」
しかし、十センチの那月が乗り上げたナマコは、消えることなく、ぶるりと一度震えた後、体表の繊毛で、那月を撫で上げてきた。
「ひぃあぁぁあぁんっ! だめっ、だめぇえ、いやーっ!」
那月は、泣き叫び、ナマコの上から跳ね起き、大きな地面へと飛び降り、十センチの小さな身体全力で駆け出した。
乱れたネグリジェは、ナマコの体液でびしょ濡れで、那月の柔らかな肌を透かしていた。
すっかり、快楽は恐怖に上書きされ、那月は泣きながら、大きな森を走り続ける。
元の大きさの自分が、一時の快楽を求めて、足早に抜けた道を戻るべく、必死で小さな脚を動かす。
いったい、何キロの距離になるのだろう。
途方に暮れていた頃、月明かりに照らされた道に、影が差す。
驚いて後ろを振り返れば、触手だらけのナマコが、那月へと飛び掛かってくるのが見えた。
「ぁ……っ」
気付いた頃には、那月は、ナマコに押し倒されていた。
「ん、んむうっ、ふぐぅううっ、んあぁ、ふひゃああっ!!」
触手だらけの大きな布団でも被されたかのように、那月の上に、ナマコが覆いかぶさっている。
那月は、小さな手を必死に動かし、なんとか、地面とナマコの間に、隙間を作る。
「いやぁっ! 離してぇっ、もう私、降参するからぁ!! あぁあぁあっ!!」
懸命に力を入れれば、わずかな隙間は生まれるものの、ずしりと重いナマコを退かすまでには至らない。
とても、この巨大な生物を、自分の中に挿れていたとは思えないほどの、圧倒的な体格差だった。
那月の小さくて細い脚が、ナマコの触手まみれの足に埋もれていく。
「やらぁああぁっ!! たすけてぇえっ!!」
那月が泣きながら、足をばたつかせ、なんとか蹴り上げようとすると、その足に、にゅるりと触手が巻き付いていく。
「ひゃうっ!!」
ビクリッと身体を震わせている合間にも、那月にまとわりつく触手は増える一方だ。
ぐちゅり、と足を割って、内股に大きな触手を充てがわれ、那月は、「ひぃっ」と、ナマコの巨体の下で声を出す。
うねうねと、那月の脚の間で左右に揺れながら、何かを探るような様に、那月の焦りは増していく。
「ま、待って……っ、や、やだ、だめっ、だめぇっ!!」
くちゅり、ぐちゅ、くちゅんっ
大きな触手が、那月のとろとろに濡れた秘部に触れ、そして、──ぐちゅうんっ! と最奥へと突き進んだ。
「ひぁぁぁあああああぁああああああぁあぁんっ!!!」
那月は、小さな十センチの身体を、体長十五センチのナマコに押し付けるように、身体を跳ね上げて硬直させる。
カクカクと、小さく震える合間も、ナマコの足の触手は、那月の中に進み、ぐちぐちと、那月を圧迫していく。
「ひぃんっ、ふひゃっ、あぁぁああぁ、あぁうっ、ひぁーっ!!!」
凄まじい圧迫を伴う快楽が、那月の下腹部から全身に行き渡る。
「はぁっ……、はぁんっ……、は、離してぇっ……、抜いてぇっ!」
那月は、身体を熱欲に蝕まれながら、必死で、腰を左右に動かすが、ビクともしない。
小さな全身に覆いかぶされ、圧し潰さん程の巨大なナマコに、力の差を見せつけられているようだった。
ナマコの下で、大きな触手の足に、両手を押さえつけられたまま、那月の中の触手は、徐々に激しいピストン運動を行っていく。
ばっちゅ、ばっちゅ、ばっちゅ、ばっちゅ!
「んっ、ぁっ、はぁっ、あぁっ、ひぅっ!」
カクカクと、那月は、ひたすら、小さなオモチャのように揺さぶられていく。
ばっちゅ、ばっちゅ、ばっちゅ、ばっちゅ!
「たしゅっ、け、てっ、ぁぅっ、はぁんっ、あぁぁっ、ひぅっ、ふきゃっ、ひぁっ!」
下腹部が燃えるように熱い。その熱は、那月の全身に、快楽と熱欲を加速させ、那月を快楽に溺れた小さくて哀れな生き物へと引きずり降ろしていく。
攻撃の一種なのか、生命の本能なのか。ナマコの複数の触手の足も、まるで陰茎のように、大きな熱を帯び、膨れ上がっていた。
むわり、と、雄めいた匂いが、小さな那月を包み、那月は益々余裕をなくしていく。
「らめっ、ぁあっ、イクっ、あぁっ、私っ、魔物さんに負けてっ、いっぱい、イっちゃうっ、あぁぁ、っ、はぁあぁあっ、あぁぁぁんっ、はぁああんっ!」
ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ!
「イクっ、イクッ! 私っ、イクっ、イっちゃう! らめぇっ、あぁあぁんっあぁああんっ! あぁああんっ!! ぁんっあんっあぁんっ、あぁあぁぁああ、ぁ……っ、ひぁぁあああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!」
ビクビクっと、那月は、ナマコの下で小さく震え、大きな絶頂に呑み込まれる。
どぴゅぅううううううううっ!!!!!
那月の中で、快楽が弾け、小さな全身では抱えきれないほどの大きな熱液が注入される。
小さな全身が、ナマコの体液に浸かってしまうのではないかという程の量だった。
挿入された触手だけではなく、ナマコに生えた足の触手、全てから、白い体液が吐き出されていた。
「ぁう……、ふひゃぁ……」
絶頂の余韻と体液で、那月の視界が白む。
どろどろと、那月の十センチの身体を伝い、大きな小石が転がる森の地面へと、体液が染み渡る。
私……、魔物さんに、まけちゃった……。
那月は、ひくひくと、膣をヒクつかせながら、ぼんやりと余韻に浸る。
その刹那。
──どむんっ!!!
「んむぐうう!?」
はしたなく半開きだった那月の口に、触手の足がねじ込まれた。
白い体液に濡れた触手は、少ししょっぱさを帯びていて、那月は口に異物が入り込んだことを実感する。
「んぅううっ、んうっ、んむーっ!!!」
じたばたと暴れるが、触手は動じることなく、那月の咥内を犯していく。
修行がまだ続行しているのだ。
咥内で蠢く触手に呼応して、那月の中に挿入されたままの触手も、じゅぷじゅぷと、液を混ぜる音を立てながら、律動を再開させていく。
「ふぶぅううっ、んうぅうううっ、んんんーっ!!!」
那月は、大きな触手に全身をもみくちゃにされながら、熱を上げていく。
ぐちゅぐちゅ、にちゅ、ぐちゅ、どちゅ、どちゅっ。
「んうっ、むうぐうっ、んふぅううっ!!」
ちかちかと視界が白み、身体が震えていく。
だめぇっ! またイっちゃう……!
ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、ばちゅばちゅばちゅ、ぐちゅんっ!
「ふぐぅうううっ、んんうぅううっ、ふぁあっ、んぅーっ!」
イクっ、イクっ、イっちゃう、イクっ、だめっ、あぁああ、あぁああああああああああっ!!!!!!!
どちゅうううううううんっ!!!
ごぷうっ。
「んうぅううっ!!!」
咥内と膣に、大量の体液を注がれ、那月は、焦点の合わない目をして絶頂する。
その最中。
触手が、那月に、青白い電撃を放った。
バチバチバチバチバチィイイッ!!!
「んぐぅぁぁあぁぁああああああんっ!!!」
那月は、白濁の液にまみれたまま、ナマコと地面の合間を、びちびちと跳ね上がる。
わずかに纏っていたボロボロのネグリジェも、ついに寿命を迎え、破れて体液の中へと沈んでいく。
そして、那月は、十センチの身体を、みるみるうちに縮めていった。
「あぁぁあぁあああああああぁあああああっ!!」
許容値を超えた秘部から、巨根の触手が抜け出ていく。
みっちりと那月を捕まえていた触手が、大きくなり、那月に動く隙間を与えた。
那月は、どぷんっ、と鈍い音を立て、身体を白濁の液に沈めていく。
「きゃあぁああっ、んんんっ、助けてっ、あぁああっ、私、また、小さくなってる……!」
白濁の液の中、必死でもがくも、ナマコの触手が小さくなった那月を探しているのか、液体そのものが、どぷりと大きく波立ち、那月の小さな身体は、なす術もなく、流されていく。
「んむううっ、きゃあああああっ!」
ざばり、と、再び、水面から顔を出した時には、那月の身体は、一センチにまで縮んでしまっていた。
小石や雑草は、岩石や巨木と化していたし、水たまりにも満たないナマコの体液が、那月には泉のように見えている。
あまりにも周囲が大きくなりすぎていて、那月は、呆然と、体液まみれの裸体で座り込む。
「なにこれ……。私……、どれだけ小さくなっちゃったの……?」
放心状態でそう呟いた後、のそり、と背後で気配がして、振り返る。
「……ひぃっ!?」
そこには、もはや、那月の十五倍ほどの大きさを誇るナマコが、那月へと、ゆっくりと近づいてきていた。
ゆったりとした速度は、もはや、巨人が小者相手に、焦りを見せずに余裕めいて追い詰める様にも似ていて、那月は、ぺたりと座りこんだままの足を、ガクガクと震わせながら、なんとか立ち上がろうともがく。
秘部からは、那月が十センチだった頃に注ぎ込まれた白い体液が、どろりと溢れて、土へと小さな染みを作っていた。
「こ……っ、来ないで……っ! も、もう私、降参するからっ! 私の負けだから……! お願いっ。もう修行、終わって!」
那月は小さな身体で必死に叫ぶが、ナマコは動きを止めない。
那月は、恐怖でボロボロと涙を流す。
なんで止まらないの? 修行のスタートやレベルの設定は、ちゃんとできてたのに。
何かの拍子に、「降参」の認識が変わってしまったのだろうか。
たとえば、那月の言葉ではなく、本当に、戦闘不能に陥るまで、になってしまったとか。
「ぃ、……いやっ、いやぁああっ!! やめて、来ないでっ!! ──修行、終了してぇええ!!」
恐怖のあまり、半狂乱になり、那月があらん限りの声で、叫ぶと、ナマコが、ぴくりと僅かに震える。
そして、バチバチィッと音を立て、青白い電撃に包まれる。
『──継続中の修行があります。修行を完了させてください』
システム音が流れるも、ナマコを包む青白い電撃は治まらない。
電撃を纏ったまま、ナマコは、もそりと、一センチの小さな那月に近づく。
「ふきゃあああっ!!!」
強い磁力でも放ったかのように、那月は、ガクンッと、小さな身体を引き寄せられ、ナマコの体表へと張り付く。
「ひあぁああああああっ!!!」
パチパチパチィ!! 微量な電流を流されながら、那月は、ナマコの体表の繊毛に絡めとられる。
「離してっ、いやあっ! だめ、私、また、小さくなっちゃう!! やめてぇええ! きゃああああ」
ぶるぶると那月の身体は震え、少しずつ、サイズを縮めていく。
クッションのように那月を迎えた繊毛が、ぐんぐん伸びて、那月の腕や足に絡まり、己のサイズが、更に縮められていることを体感する。
「ひぃっ……! 離してーっ!! 私、見えなくなっちゃう!!」
那月は、必死で絡みつく繊毛をはぎ取り、ぬめぬめのナマコの体表の上で、小さな身体を起こし、走り出す。
ピリピリと、微量な電流は健在で、那月は、成長し続ける繊毛の合間を、必死で駆け出す。
早くこのナマコの上から降りなければ。
ナマコの繊毛に寄生する微生物に成り下がってしまう。息を切らして、那月は、巨大なナマコの体表を走り続ける。
「はぁっ、はぁっ……、はぁっ……、ど、どこ……? 端っこはどこにあるの?!」
既に、那月の大きさは、一ミリを切っていた。
もはやナマコの繊毛は、今の那月にとって、電柱のように巨大なオブジェを化していた。
青白い電撃が、那月を更に縮めるべく、ばちりと、音を鳴らし、那月は飛び上がる。
「ひゃうっ!!」
ナマコの体表につまずき、那月は、どてん、と、ぬめりのある体表に転がる。
それと同時に、那月の真下の体表から、新たな繊毛が、何本も生え、那月をぐるぐると巻き付いていく。
「きゃあああっ!! 何するのっ、いやー!!」
那月に巻き付いた後、繊毛は、ぐんぐんと、他の繊毛と同じだけの背丈へと伸び進む。
「ぁ……っ」
体感にして、何メートルにも感じる高さまで持ち上げられ、那月は、暴れるのを止める。
にゅるにゅると、繊毛が、微小な那月を、一本の繊毛へと、はりつけのようにして縛り付けた。
「ひぃ……っ」
手首と、胸元を、ぐるぐると繊毛がまとい、巨大な繊毛に、那月を固定させている。
大の字に身体を広げても、繊毛の直径に満たないほどにまで、那月は小さくなってしまっていた。
広大な大地と化したナマコの体表が、はるか何メートルも下に広がっている。
捕獲された獲物のにでもなったかのようだった。
「た……、助けて……」
十五センチのナマコの体表に生えた、微小な繊毛。そこに張り付けにされた、一ミリにも満たない那月。
夜更けの月明かりが、静かに注ぐ。大きな森に、訓練用の魔物と微小な那月、ふたりしかいないことを、まざまざと肌で感じる。
にゅるり、と、巨大な繊毛が、那月を撫で上げてきた。
〇
「あぁあぁっ、はぁん……っ! やぅっ、ふはぁんっ、あぁあぁ、イクぅーっ!!!」
巨大な繊毛にはりつけられた那月は、微小な身体を小さく暴れさせながら、繊毛に激しく犯されていく。
今のところ、縮小化は止まったようだが、0.5ミリほどにまで縮んだ那月は、もはや、繊毛に絡まった塵ゴミと変わらぬ大きさだった。
那月を纏う繊毛の触手は更に増えていて、那月は、足をはしたなくMの字に開き、固定されていた。
巨大な繊毛の周囲には、細やかな触手がびしりと生えており、塵サイズの那月を弄んでいく。
「おぉおひぃいぃいっ!! も……っ、ゆるし、てぇえっ! あひぃあぁあぁあんっ!! 那月、またイクぅうううっ!! ふきゃぁああああああああっ!!!」
手足を繊毛にはりつけられながら、那月は、絶頂に辿り着く。もう何度目になるか分からなかった。
ぷしゅぅうう、と、微量な粒ほどの潮が、那月の秘部から溢れ出す。
「たしゅ、け、てぇえっ! あぁあぁ、ふひゃあぁああっ、だれか……っ、お師匠っさまぁあっ、あぁあぁあ、ひぁあぁああっ!!」
柔らかな胸には、繊毛が覆いかぶさり、胸全体を揉みしだきながら、乳頭を摘まみ、細やかな繊毛が皮膚の隙間を探るように撫で上げていく。
決壊したように愛液を、とろとろと零す秘部には、何本もの繊毛が、我先にと入り込み、ぎゅうぎゅうに出入りを繰り返していた。
ぷくりと実った秘芽は、すっぽりと、繊毛に覆われていて、入念にマッサージをされている。
「ぁあぁあっ……、こんなの、那月、壊れちゃう……っ! 那月、もう、おかしくなっちゃうぅう、ひぅ……ッ、ふひゃああああああっ!!」
ぷしぃい、と潮が再び噴かれた。
〇
ちかちかと視界が白み、那月は、大きな上空を見上げる。
夜空が、うっすらと光を取り戻しつつあった。ナマコの体表に縛り付けられてから、一晩が経とうとしている。
「ひぅ……っ、ふぁ……っ、ぁひぃ……っ」
空とは対照的に、那月の瞳は、すっかり光を失っていた。
人智を超えた快楽を与えられ続け、もはや、刺激に伴い、声を漏らしてカクンと身体を揺らすだけになっていた。
長い髪も、柔らかな裸体も、ナマコの白い体液で、どろどろだ。
ばちゅ、ばちゅ、ばちゅ。
「ぁひぃっ、はひぃっ、ふひゃ……っ!」
那月の無抵抗な様が気に入らないのか、触手が激しく揺らしていく。
どちゅんっ、どちゅんっ、どちゅんっ!!
「ひぁ、ふひぃっ、ひぎぃっ、ひぐうっ、ぅあっ、らめ……っ、ひぅっ、あひぃっ」
ぎちゅちゅちゅちゅ、ずちゅううっ!!!
「んひぃーっ!! ふひゃあぁあっ!!」
ぷしゅり、と弱々しい潮を吐き、那月が無抵抗のまま、絶頂する。
視界が暗転し、ふわりと意識を離し、カクン、と力なく首を垂れる。
刹那。
バチバチバチィッ!!!!
「ひきゃぁあぁああああああああああっ!!!」
青白い電撃が那月を襲い、悲鳴を上げる。
『──修行の完了を確認しました。終了いたします』
0.5ミリにまで縮んでいた那月の身体が、ドクンと唸り、巨大なナマコと共に、那月は青白い光に包まれた。
〇
早朝の空が、淡いブルーと朝日のオレンジを放つ。
雑草が生え、小石が転がる、森の中。
那月は、元通りの大きさの、しかし一糸まとわぬ姿をして、乾いた土の上に仰向けで転がっていた。
那月の横には、コロリと小さなシャーレが転がっていて、修行を完了したナマコは、小さな魔物へと戻り、シャーレの中で、ちみちみと動いている。
ナマコは、すっかり通常に戻っていたが、那月は、身体の大きさは戻れど、規定値を超えた快楽を与え続けられ、陽が昇ってきてからも、快楽の余韻を消しきれず、動けなかった。
一晩という長い時間、永遠に巨大なナマコに弄ばれた那月は、すっかり欲にとろけきった顔をしていて、熱の引かない瞳は焦点が合っていない。
ナマコの白い体液にまみれた裸体は、未だに、快楽の余韻で、ヒクヒクと震えていて、Mの字に開いたままの秘部は、とろとろと愛液を零しながら、次の刺激を待っているようですらあった。
ぷくりと膨れた胸の先端は、白い体液を垂らしている。
だらしなく開けたままの口は、へにゃりと笑みを浮かべていた。
サクサクと、雑草を踏む足音が響き、それが那月の目の前で止まる。
早朝から姿が見当たらない那月を探しに来た師匠だった。
熱欲に溶けきった那月を一瞥した後、師匠が弟子の前にしゃがみ、白く汚れた脚に触れる。
「那月」
「ひゃぅッ!」
弟子の安否を気遣う、膝に触れただけの手に、那月の身体は新たな刺激だと判断し、嬌声を上げる。
それどころか、はしたなく開いた秘部から、ぴゅるり、と僅かな潮を噴き、土を濡らした。
「ぁあぁ……っ、はぁん……っ。お師匠、さまぁ……っ」
なんとか弁明を、と思うも、身体がまったく言うことが効かず、悩まし気に身体をくねらし、吐息を漏らすだけに終わる。
師匠は、ふー、と長い溜息をついた後、地面に転がるシャーレを指先で摘まむ。
「……熱心な自己鍛錬、ってわけでもなさそうだな」
師匠が、指先に持った丸い小さなフタつきシャーレを、きらりと光らせ、那月に向ける。
「──少し、修行が足りないみたいだな」
青白い光が、再び那月を包み込んでいった。
〇
「ぁんっ! ぁんっ! ぁんっ! はあんっ! ひぅっ!!」
木製の両開きの扉の奥。
『修行用の道具置き場』の棚に置かれた、細長い引き出しの中。
「ぁんっ! ひぁっ! ぁうっ! おぉおひぃいぃんっ!!」
数多くのシャーレの中のひとつに、那月は、身体を三センチほどに縮められ、自分より少し大きなナマコと共に閉じ込められていた。
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ、と卑猥な水音を立て、裸の那月は、背後から羽交い絞めにされたナマコに犯されていく。
「ひやぁあぁっ!! ごめんなさいっ、お師匠様ぁあっ! あぁぁんっ! もう出してぇえっ!! あぁあぁんっ!! 私、また、イクぅっ、ふひゃあああぁあああああああああああっ!!」
シャーレの側面とナマコの間に挟まれ、那月は、カクカクと小さな身体を揺らし、絶頂する。
「もうやらぁああぁっ! 出してぇええっ! もう降参させてぇえええっ!」
那月は泣き叫ぶが、ナマコは那月を離さない。
『──管理者権限による継続中の修行があります。修行を完了させてください』
システム音が響き、那月は、青白い光に包まれる。
師のおしおきが終わるまで、シャーレのフタは閉じられ、那月は、修行をし続けるのだ。
「ひぃあぁぁあぁああっ!! あぁあ……っ、また小さくなっちゃうっ!」
那月は、背後からナマコに抱えられたまま、しゅるしゅると身体を縮めていく。
ただでさえ、逃げ場もなく力が敵わなかったのに、ナマコとの体格差が広がってしまった。
那月が縮んだことを気にすることなく、ナマコが那月を犯し続けていく。
ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、ぐちゅんっ、ずちゅうう!!
「はぅっ、はぁあんっ、らめえっ、イクぅううっ!!」
ぷらりと宙に浮く足が、ナマコに奥を突かれるたびに、振り子のように揺れ動く。
終了を懇願する那月だったが、その顔も身体も、快楽に溺れ切っている。
果たして、これは、本当にお仕置きなのか。この修行を終えた先に何が待っているのか。
欲に溺れた那月は、もはや疑問も思考も持たず、ひたすら触手に抱かれ続けていく。
「イクぅ、イク──ッ!! あぁぁあんっ!! らめぇえっ、きもちいいっ、那月、イっちゃうううっ!! あぁあああああああ!!」
絶頂と共に、那月は青白い光に包まれ、ナマコの体表に呑まれるように、再び、その身体を縮めていった。