SakeTami
タゴシロー(改名)
タゴシロー(改名)

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[16371文字]お人形サイズに縮められた私が、えっちなクリスマスツリーのかざりになっちゃう話


 寒空の下、大学の校舎の隙間を縫って、那月は友人らと帰路についていた。

 話題は、もっぱら、迫りくるクリスマスの予定で持ち切りだ。

 待ち遠しさのテンションが、彼氏の有無で、大きな高低差が出来ている。

「今年のクリスマスは、水族館のイルミネーションに連れていってもらうの。クリスマスは、特別に夜も営業してるんだって。ライトアップしたプールで、イルカのショー、見るんだ」

 友人らの中で、数少ない彼氏持ちの梨沙が、輝かしいエピソードを語り、彼氏のいない友人らのテンションを更に下げている。

「雨降ればいいね」

「なんでよ! 酷いわね!」

「間違えた、雪降ればいいね」

 前を歩く友人らの愉快な会話を聞き、那月が笑っていると、隣を歩く絵実が、口を開く。

「いいわね、楽しそうで」

「ほんとだね。絵実ちゃんは、クリスマス、何か予定はあるの?」

 那月は、絵実を見つめる。緩やかなウェーブがかかった長い髪を、一つに束ね、スレンダーな身体をしゃきりと伸ばして、スタスタと歩く彼女に、彼氏がいないことが不思議だ。高嶺の花過ぎるのだろうか。

「最初はね、サークルの忘年会の話が上がってたんだけど、クリスマスにするとか正気かって、方々から文句が来て取りやめになっちゃったんだよね」

「リア充が多いサークルも大変だね」

 サークル熱心な友人に相槌を打つと、絵実が、カラカラと笑う。

「代わりに新年会することになったから、今年は、早めに実家に帰ることにしたんだ。兄貴がね、姪っ子たち連れて来るの」

「へー。それも楽しそうだね」

 上に兄弟のいない那月は、自分にはないエピソードに新鮮味を感じていると、絵実が肩をすくめる。

「遊び盛りだから、大変だけどね。あ、でも、那月ちゃんって、ベビーシッターやってるんだっけ?」

「凛ちゃんのこと? 幼稚園児だよ。ベビーじゃないよ」

 どきりと、しながら、那月が否定すれば、絵実が、まあ要するに子守りでしょ、と言われる。姪っ子たちと近い年ごろに当たるらしい。

「あの世代、めちゃめちゃ元気だから、大変じゃない? この前、会った時も、アニメ映画のネット配信みた後、ずーっと、その真似っこしててさ。悪役しろって言われて、かなり台詞、覚えちゃった」

「そうなんだ」

 返事をしながら、那月は、凛とのこれまでの遊びを思い出す。

 凛の持つ、不思議なチョコレートで、身体をドールサイズや、指人形サイズに縮められた後、オモチャのように扱われたり、ケーキに飾られたり。料理で使うガラスボウルの中で、溺れてしまう程、小さくされたり。竹ぼうきの上の塵ゴミのようなサイズまで小さくされたり。

 どれもこれも、日常では味わえない程の快楽を伴う出来事だった。

 凛ちゃんの小さな、ぷにぷにした指で、全身を掴まれ、撫でられるの、本当に気持ちいいんだもん。

 もちろん、私の中に、チョコレートとか、クッキーとか、オモチャとか挿れてもらうのも大好きだけど。

 自然と頬が火照り、那月はとろんと、瞳を甘く細めながら、凛との情事を思い出す。

「那月ちゃんは、クリスマスどうするの? ベビーシッターするの?」

「えっと……、会いたいとは言われてるんだけど、ご両親、いらっしゃるみたいだから、お邪魔するのもどうかなって思って」

 この前、凛の家に行った時のことを思い出しながら、那月は話していると、目の前を歩いていた梨沙らが、ぐるりと、後ろを振り返る。

「えッ!? ご両親に会う?! 何、那月、いつの間に、彼氏できたの?」

「うそー。知らなかった。那月ちゃんてば、そうなの?」

「ち、違うってば。親戚の子の家に行くって話」

 那月が慌てて否定すれば、なーんだ、と安心するような声をされる。

「あぁ、例のあの子? クリスマスにも会うの? もー、その子、那月の彼氏じゃん」

「お世話してるのって、女の子でしょ。男の子だったら、大人になるの待つのもアリだったのにね」

「あはは、いくつ離れてると思ってんのよ、さすがにないでしょ」

 言いたい放題の感想を述べる友人らに、那月は、もー、とため息をつく。

 彼氏かあ。いっぱい、私は、えっちしてもらっちゃってるけど、凛ちゃんにとっては、全部、ただの遊びなわけだし。

 って、言葉にすると、すごいことしちゃってるな、私。

 自己嫌悪に陥りながらも、相変わらず、身体が既に、凛によって与えられる快楽を求め始めてしまっている。

 雑念を振り払うように、那月は、口を開く。

「変なこと言わないでよ。凛ちゃんは、私で遊んでるだけだってば」

「私と、でしょ? なんか、その言い方だと、那月ちゃんが遊ばれてるみたいだよ」

「那月、オモチャにされてるの。最近の子供は怖いわね」

 テンション高く、笑う二人に、那月は、ウッ、と言葉を飲み込む。

 素で言い間違えてしまった。気を付けなければ。

 話題を反らすべく、那月は、絵実に顔を向ける。

「そうだ、絵実ちゃん。絵実ちゃんの姪っ子ちゃんたちが見てたのって、なんの映画?」

 凛ちゃんも好きだったり、するのかな、と聞けば、くるみ割り人形の話だと言われる。

 確か、クリスマスを舞台にした話だったと思うが、話の詳細が思い出せない。

「くるみ割り人形って、悪役誰だっけ? あれって、女の子が、くるみ割り人形くらいの大きさになって、ネズミさんと結ばれる話だったっけ?」

 尋ねれば、絵実が、吹き出して笑う。

「違うよ。那月ちゃん、なんの話と勘違いしてるの? くるみ割り人形と一緒に、ネズミをやっつけるの。そしたら、人形の呪いが解けて、人形だった少年と結ばれるのよ」

「あー、……そうだったけ」

 想像以上に、自分の中で、身体が縮んでしまうことが、日常に染み込んでしまっている。

 身体を小さくされて、ネズミ三匹に抱かれたことすらある那月は、再び、自己嫌悪に陥ってしまった。


 *


 子供部屋と呼ぶには大きすぎる、凛の部屋に辿り着いた那月は、良質な木材で出来た扉の前で立ち止まる。

 ボール紙と折り紙を貼り合わせたお手製のクリスマスリースが、扉につけられている。

 凛が幼稚園で作ったのだろうか。

 情欲の期待に満ちた頭が、一瞬、凛の幼さを思い出し、那月は、ふふ、と姉らしい顔を浮かべる。

 しかし、その顔は、那月の到着にしびれを切らした凛が、扉を開き、那月の名を呼んだ途端、すぐに緩みきった笑みへと戻る。

「那月お姉ちゃん、早くぅ! いっしょにクリスマスツリー飾るって、約束したでしょう?」

「……、うん」

 小さな子供の手で、ぎゅっと手を引かれ、那月は、大きな子供部屋へと足を踏み入れた。


 *


「うわあ。大きなツリーだねえ」

 那月は、凛の部屋に横たわる、緑のクリスマスツリーを見て、思わず声を上げる。

 立てれば、おそらく、那月よりも少し高いくらいではないだろうか。

「クリスマスツリーって、お家の前に飾ってる樹のことかと思ってたよ」

 凛の家の大きな庭にそびえたつ、モミの木が、既に飾りつけられていて、那月は首を傾げながら、部屋まで来ていたのだ。

 まさか、家の中にも、こんなに大きなツリーがあるとは、思ってもみなかった。

「あっちはねえ、この前、パパがはしご使って飾ってくれたの。凛はねえ、那月お姉ちゃんと凛で、飾りつけしたかったから、お部屋用のツリー、買ってもらったんだ」

「そうなんだ。誘ってくれて、ありがとう」

 ためらわず、娘の要望に資産を投げる凛の両親に思いをはせながら、那月は、フローリングの床へとしゃがみ込む。

 クリスマスツリーの写真がプリントされた、大きな箱から、ツリーの足場の固定具を取り出す。ツリーの入っていた箱が、ツリーが大きすぎて、もはや棺桶のようにすら感じる。

「パパやママと一緒じゃなくて、良かったの?」

 今日は、午後に帰宅すると聞いていたが、かまわなかったのか、と尋ねるも、凛は、にこにこと笑う。

「いいの。那月お姉ちゃんと飾りたかったの」

「そっか」

 那月は、微笑み、横たわるクリスマスツリーの根本に、固定具を差し込んでいく。

 かち、かち、と音を立てて、足場が安定しているかを確認していると、凛が、きゅ、っと口角に力を入れて、とてとてと、那月へ歩み寄る。

「それにねえ」

 フローリングの床にしゃがみ込んだ那月の耳元へ、凛が、ほんの少しだけつま先を上げて、口元を寄せる。

「凛、クリスマスツリーに、那月ちゃんを飾りたかったんだ」

「えッ」

 凛の甘く可愛らしい声が、耳元に響き、那月は、ぴくんっと身体を震わせる。

 私を、ツリーに……?

 脳裏に、ぴかぴかと輝くツリーに、小さく縮んで裸姿となった那月が、亀甲縛りでぶら下げられている様子が浮かぶ。

「ぁ……ッ」

 那月は、厚手の黒のワンピースと、ワインレッドのタイツの下に包まれた、下腹部をキュルリと疼かせ、思わず床に座り込んでしまった。

 正座を崩したような形で座り込んだ那月は、熱を帯びた下腹部に、冷たい床を感じながら、とろりとした顔で、横たわるクリスマスツリーを見つめる。

 今日は、私、このツリーで、いっぱい、えっちしちゃうんだ……。

 もじもじと、ひとりでに、熱を慰めるよう、座り込んだまま、腰を左右に揺らす。

 ひやりと冷えた床が、那月の熱い下腹部に触れ、那月は、ほぅ……っ、と息を吐く。

「ほら、那月お姉ちゃん。座り込んでないで」

「は、はい……」

 那月が、頬を真っ赤に染めて、凛へと顔を上げる。

 ぺたりと、両手に床をつけて、両脚を内側に向けて座ったまま、ちらりと上目遣いをする。

 こくん、と息を呑んだ後、ご褒美を待つメス犬のような顔をして、口を開く。

「えっと……、じゃあ、私、……今日も、小さくなっちゃうんだね」

 那月を縮めるチョコレートを、すぐにでも飲み込めるよう、口を開くが、凛は、笑って首を振る。

「ううん。凛ひとりじゃクリスマスツリー、飾りつけ出来ないから、飾りつけが終わってからね」

 那月の開いたままの口に、凛の小さな手が、ぺたりとつけられる。

 むに、と柔らかな指先が、那月の桃色の唇に触れ、まるで犬に待て、と言わないばかりの動作だ。

 お預けをくらった那月は、しょんぼりとした顔をした後、焦らされた身体を、再び、もじもじと動かす。

 しかし、凛は、そんな那月を放って、部屋の中央に置かれたソファーへと駆け出す。

 ソファーの横にある、大きな箱を、ずるずるとひきずり、クリスマスツリーの近くへと運んできた。

 その中には、クリスマスツリーの飾りが、山ほど、入れられていた。

「那月お姉ちゃん。飾りつけ手伝って!」

「ぁ……っ、はい」

 那月は、熱を帯びた身体を、なんとか起こし、飾りつけに取りかかる。

 

「ん、しょっと」

 寝かせていたクリスマスツリーを、立てかける。

 箱に収納するため、枝が折りたたまれていて、緑の大きな棒と化しているツリーを、一つ一つ、広げ、ツリーの形を整えていく。

 細い緑色のプラスチックの棒に、ギザギザの葉を模した柔らかなヒダがついていて、那月が枝を広げるたびに、手のひらをくすぐっていく。

 この枝、一つ一つに、ツリーの飾りをつけることになるんだよね……。

 那月は、ぱちん、ぱちん、と枝を広げながら、ツリーの完成を想像する。

 今は、私の手のひらで、枝を包めてしまうけど、私が小さく縮んだら、この手のひらくらいの大きさになっちゃうわよね。

 トクン、トクンと鼓動が上がっていく。

 この葉っぱのギザギザ、私の小さな身体にこすり付けられたら、すごく気持ちいいだろうなあ。

 那月の脳内で、小さな那月が、裸でツリーの枝に跨り始める。

 小さな那月は、小さな手で、懸命に大きな枝を掴む。

 ふらふら、と宙に浮いた不安定な足に力を入れ、歪でギザギザな葉を、一枚一枚、悦しむように、小さな腰を前後へと揺らしていく。

 ギザギザを、ぐちゅぐちゅと、小さな那月が卑猥な音を立て、快楽に溺れていく。

「んもー!! 那月お姉ちゃん!」 

 バチンッ! と、那月は、凛の小さな手で、スカート越しに尻を叩かれる。

「きゃぁあんっ!?」

 ビクンッと那月は、大きな身体を、飛び上がらせると同時に、下腹部を、きゅんきゅんと疼かせる。

「なんで、凛がずっと呼んでるのに、知らんぷりするの。ツリー広げ終わったんなら、飾りつけしようよ!」

「ぁ、う……、うん……、ごめんね。ぼーっとしちゃってた」

 とろん、と熱にうなされた顔をしながら、那月は、ツリーの飾りが入った箱へと近づく。

 すっかり、スイッチの入ってしまっている身体を持て余しながら、那月は、ガチャガチャと、ツリーの飾りを適当に探る。

 けれど、ドクンドクンと、鼓動を上げる身体が落ち着くことはなかった。

 私……、今、凛ちゃんにお尻触られて、感じちゃってた……。

 今は、まだ、私、大きいままなのに。

 小さくなった時だけじゃなくて、大きい時まで、身体が、えっちになってきちゃってる……。

 泣きそうになりながらも、今は罪悪感より、焦らされた快楽への期待が勝っている。

 すぐに小さくされたなかった分、那月は、すっかり、欲求不満の痴女と化してしまっていた。

「見て―! 那月お姉ちゃん。きんぴかのボール。かわいいでしょ。これ、凛が、クリスマスショップで見つけたんだよ」

 金や銀の球体に紐が取り付けられた飾りを見せられ、那月は、へにゃりと笑う。

「うん……、可愛いね」

 でも、小さい私の中には挿れられないかなあ。むしろ、今の大きさのままなら、中に……。

 そんなことすら考えて、ハッと我に返る。

 ち、違う。そんなためのものじゃないのに、私、何考えてるの。

 凛から、球体の飾りを受け取り、那月は、慌てて、ツリーの上部へと、飾りをつけていく。

 那月の卑猥な心の内に、凛は全く気付くことなく、次々と、箱の中から、ツリーの飾りを取り出していく。

「これはねえ、この前、ショッピングモールのおもちゃ屋さんで買ってもらったの。子猫のサンタさんなんだよ」

 凛の小さな指先が、サンタの格好をして、二本足で立つ猫の飾りの紐を支える。

 ゆらゆらと揺れる猫の飾りを、那月は、中腰になり、じっと見つめる。

 催眠術師が揺らす振り子のように、那月は、その飾りに釘付けになる。

 子猫の被ったサンタさんの帽子……。尖ってて、気持ちよさそう。

 たぶん、チョコレートをひとつ食べたら、私が帽子の飾りを、中に挿れるようにして、座れちゃう。

 子猫の頭の上に、肩車してもらうみたいな恰好になっちゃうから、凛ちゃん、怒っちゃうかな。

 そうだ……。チョコレートを、ふたつ食べたら、もっと小さくなれるから、そうしたら、私、子猫のサンタさんよりも縮んじゃうよね。そのサイズなら、私、子猫のサンタさんに抱いてもらえるかも……。サンタさんのお洋服のベルトの部分、ちょうど尖ってて、気持ちよさそうだし。

 つらつらと流れる、桃色の想像に、那月は、ぽ~っと、身を任せ、再び、凛に怒られる。

「那月お姉ちゃんってば。今日、ほんと、どうしたの」

 問われて、那月は、泣きそうな顔をする。もう我慢の限界だった。

 こくん、と生唾を飲み、ふたたび、ぺしゃり、と床に座り込む。

 凛が、拗ねた表情に、不思議がる様子をプラスして、那月を見つめる。

 幼い顔をした凛に、那月は、欲情しきったメスの顔をして、口を開く。

「凛……ちゃん……。わ、私……」

「? どうしたの、那月お姉ちゃん」

「私……っ、……ち、……小さく、なりたいの」

 言葉にした途端、ドクンッと身体が唸る。また一段と熱が上がった気さえする。

 ぱちぱち、と瞬きをする凛を見つめ、卑猥なおねだりでもするかのような顔をして、那月は、懸命に声を振り絞る。

「お願い、凛ちゃん……。那月のこと、今すぐ、いっぱい、縮めて……ッ! 小さな私を、クリスマスツリーに飾ってぇっ!」

 床に押し付けた下腹部と尻が、ぷるぷると震えてしまっている。

 両脇を閉めて両手を床についているせいで、ワンピースの上から、むにゅりと、大きな谷間ができている。

 傍から見れば、とても、幼女の前に座り込む大学生の姿ではないのだが、凛は、すっかり見慣れているのか、気にも留めず、けらけらと笑う。

「那月お姉ちゃん、そんなに、ツリーに飾られたかったの? もう、我慢できないなんて、しょうがないなあ、那月お姉ちゃんは」

「ぅ……っ、ごめんなさい……。でも、もう、私……」

「いいよ! 凛はねえ、那月ちゃんのお姉ちゃんだから、許してあげる。待ってて」

 とてとてと、凛が、おもちゃ箱にダッシュした後、すぐに戻ってくる。

 両手に、見慣れたチョコレートを抱えているのが目に入り、那月は、それだけで、大きな興奮を覚える。

「うーんと、いつもの那月ちゃんだと、ちょっと大きすぎるから、今日は、チョコレート、一個じゃ足りないかも」

 凛の思案する声に、那月は、ぶんぶん、と首を大きく縦に振る。

「そ、そうだね……っ、いっぱい……、小さくしていいよっ」

 ハァハァ、と息を荒く肯定すると、凛が、握りこぶしの中に、何粒もチョコレートを掴んだまま、指先で一粒のチョコレートを、個包装の中から、くるりと取り出す。

 凛の胡桃型の大きな瞳が、きらきらと輝きを放ちながら、那月を見つめる。

「じゃあ、那月お姉ちゃん。──口、開けて」

「……ぁ、……あーん」

 へらりと笑みを浮かべた那月が、ゆるゆると口を開くと、その中に、チョコレートが一粒、放り込まれる。

「ん、ぁ……、はぁん……ッ」

 熱を持つ柔らかな焼石でも入れられたかのようだった。

 舌先から、魅惑の成分が染み込み、那月の全てを書き換えていくのが分かる。

 那月の瞳が、ちかちかと光に覆われていく。

「那月お姉ちゃん、もう一個、食べなきゃだめでしょ。もっと口開けて」

「ぁあぁんっ……!」

 ぐい、と乱暴に、那月の口の中に、凛が更に、チョコレートを突っ込む。

 一度に、二粒のチョコレートを放り込まれた那月は、床の上にぺたりと座り込んだまま、身体を大きく跳ねあがらせた。

「ぉおぁあぁあぁあああッ!! ふきゃぁああぁあああっ!? あぁあああ……! ち、小さく、なっちゃうぅうううっ!! あぁあああああんっ!!!」

 顔を火照らせ、激しい快楽に身を包まれながら、那月は、どんどん、自身の身体を縮めていく。

 その顔は、ようやく得られた快感に、心の底から悦び、涙していた。

「きもちいいいっ!!! 縮んでるよぉおおお! 私、小さくなっていってるよぉおお!! らめぇええっ!! 那月、小さくなるの、だいすきぃいいいっ!!! あぁああああんっ!!!!」

 那月は、座り込んだまま、刺激に合わせて、ピクピクと、身体を跳ねさせ、その度に、サイズを縮ませていく。

 Vネックの厚手のワンピースが、両肩から滑りおち、ぶかぶかになったブラジャーをあらわにする。

 両サイドに広げていたワインレッド色のタイツを纏った脚も、やがて、ぶかぶかになり、布と化し、ぺたりと床にしぼみ、ワンピースの下敷になる。

 もともと、大きかった凛の子供部屋が、視界でとらえきれない程の大きさに変わる。

 那月の背丈ほどだったクリスマスツリーは、巨大な大木となり、幼い子供の凛が巨人へと化してしまう。

 やがて、那月は、自身の黒のワンピースの中に、飲み込まれ、周囲の様子すら、見ることが出来なくなってしまった。


「ふひぃん……ッ、あぁああぁ……。やっと、小さくなれたよぉ……。気持ちいい……」

 那月は、背丈を五センチ程にまで縮めていた。

 そして、自分が先ほどまで身に着けていたブラジャーの上に転がり落ちていた。

 焦らされていたからか、一度に、二粒のチョコレートを急に吸収したからか、いつもより、性欲に振り切れてしまっていて、身体がまったく、落ち着かない。

 那月は、自身のブラジャーのカーブの上にうつ伏せで跨り、くにくにと、割れ目を擦り付けてしまっていた。

「ぁあぁ…んっ、私、自分のブラで、えっちしちゃってる……!」

 割れ目から、那月の愛液が溢れ出していたが、小さな身体から溢れたところで、那月のブラジャーに、じわり、と一滴の雫でも零れたかのような痕しかつかなかった。

 己の大きな黒のワンピースの下で、ブラジャーに跨り、もぞもぞと自慰に勤しんでいると、ふいに、ばさりと視界が明るくなる。

「やっと見つけた~! 那月ちゃん、いつもより小さいから、見つけにくかったよ~。なくなっちゃったかと思った」

 しれっととんでもないことを言う凛だったが、那月は、ブラジャーのカップに跨ったまま、腰の動きを止めることなく、凛に、へらりと緩みきった笑みを浮かべる。

「那月のこと、なくしちゃだめだよお、凛ひゃん……、はぁん……っ!」

「ふふふ。じゃあ、那月ちゃん。お着がえしましょうねえ」

 べり、とブラジャーにしがみつく那月を、凛が引き剥がす。

「ぁあんッ!」

 那月が、とろりと、愛液を小さな太ももに垂らしながら、凛の大きな指先に挟まれる。

 凛の大きな手のひらの上で、ぼんやりとしている間に、凛が手早く、小さな那月に指人形用の服を着せていく。

「那月ちゃんは、かわいいサンタさんね」

 ごきげんな凛の歌声を聞きながら、那月は、小さな頭に、サンタ帽子をぐいと、指先で被せられる。

 赤いコートのような形の服に、白い襟と袖、白い丸のボタンが三つ並んだ、サンタのコスチュームに着せ替えられる。

 服の身丈は、かなり短く、那月の膝どころか、太ももすら、見えてしまっている程だ。

 潤った割れ目が、空気に触れ、心もとない。

 十数センチの背丈を持つ、ドールサイズの時と異なり、指人形のような五センチの身体に合うような服だからだろうか。

 裏地のない赤い布は、凛が少し力を入れれば、簡単に破れてしまいそうな程、華奢な造りで、布も、ごわごわと荒い目をしていた。

 しかし、荒い布地は、今の那月にとっては、身体に心地良い刺激を与えるものに変わっていたし、粗末な造りの服ですら、自分が小さく縮められたと実感できる、快楽の手助けに等しかった。

「わー! サンタ那月ちゃん、かわいい~! 飾るのもったいないなあ。どうしよう、どこに飾ったら、いいかなあ」

 凛が、サンタの格好をした小さな那月を、両手に抱えたまま、天井のLED照明にかざすかのように、大きく持ち上げたまま、くるくるとまわる。その後、スキップをして、クリスマスツリーへと近づく。

 つんつん、と凛の背丈でちょうど目の前にある、低めの枝を、凛がつつく。

「とりあえず、この辺、まだなんにも飾ってないし、かわいいかな! 那月ちゃん、ここに飾る~」

 そう言いながら、凛が、ほとんど投げるように、小さな那月を、枝の上へと乗せる。

「ひゃッ! 凛ちゃん、私、紐ついてないから、落ちちゃうよ!」

 那月が、枝の上で受け身を取ろうと試みるも、失敗に終わり、枝の上にうつ伏せで覆いかぶさるように着地する。

 ぐちゅり、と音を立てて、枝にびしりとブラシ状に生えた、モミの木の葉が、那月の割れ目を刺激する。

「は、ひぃん……ッ」

 那月は、ピンッと足を伸ばし、ぱくぱくと、口を開けて息をする。

 クリスマスツリーの設置をしていた時に、妄想し、期待していた状況と一致していたが、想像を超えた快感に、那月は小さく震える。

 モミの木の枝の、もじゃもじゃした葉っぱが、私の中に入っちゃってる……! クリトリスにも当たってる!

 きもちいい……! こんなに、きもちいいなんて……。動けないよお!

 小さく愛液で、枝葉を濡らしながら、那月は、うっとりと快楽に身を任せる。

 しかし、凛はそれを許さなかった。

「那月ちゃん、枝の上で寝ないでよお。ナマケモノみたいだよ~!」

 むう、とつまらなさそうな声を上げ、凛が、枝をつまみ、ぐい、と角度を鋭角へと傾ける。

「きゃああ!? 凛ちゃん、う、動かしちゃだめえっ!」

「那月ちゃんが、寝ちゃうからでしょ。 サンタさんなんだから、動いてよ」

 少しずつ角度を上げられ、那月は、慌てて、枝を小さな手で掴む。

 そして、小さな太ももで、枝を挟み込む。

 くちゅんっ、と卑猥な水音を立てながら、モミの木の枝葉は、より一層、那月の中に入り込み、那月の秘豆を擦り上げていく。

「り、凛、ひゃん……! わ、私、落ちちゃうから、元に、もどしてぇっ、ひあぁんっ!」

「だめだよ、那月ちゃん、今、サンタさんなんだから! もー、しがみついてちゃダメでしょ!」

 凛が、大きな指の腹で、那月の頭を、サンタ帽子越しに、ぐい、と力強く押し込む。

「ぁひぃいぁあんっ!!」

 ずりり、と那月は、ヒダのように葉が茂る枝を、滑り落ちる。

「ら、らめ、凛ひゃん、那月、こんなの、やら、ぁ、あぁあっ」

 ガクガクと、全身を震わせ、那月の小さな身体が、快楽の許容値を迎えようとしている。

 力がどんどん抜けていく中、那月は、必死で、すっかり直角に近い角度で傾いた枝を握るが、小さな抵抗が凛のお気に召さなかったらしい。

「那月サンタさん! お手て、離しなさーい!」

 強い口調と共に、グラグラと、枝が激しく、角度を上げ下げされる。

「ふきゃあぁああああんっ!! ぁああぁひぃいいい!! ひゃめへぇえええ」

 揺さぶられながら、那月は、嬌声を上げる。

 きゅんきゅん、と那月の膣が、侵入したモミの木の葉を歓迎して、吸い付いていく。

「ほら、早く、降りて!!」

 揺さぶりが終わったかと思った刹那。

 ひと際、大きな力を伴い、凛の指の腹が、那月の頭を押さえる。

 そして、ずりずりずり、と那月を枝の先端から、根本へと引きずり下ろした。

「ふひぃあぁぁあぁあああぁあああああああッ!!!」

 しっかりと合わせた太ももの間を、ブラシ状に生えたモミの木の葉が、那月を撫で上げていく。

 いたずらに那月の中に入り込み、秘部を撫でつけ、ぷくりと膨れた秘豆を転がし、粗雑な布の下の胸まで撫で上げていく。

 それだけでは、飽き足らず。

 ──ぐちゅんっ!!!

「おひぃいんっ!!」

 枝の根本に落下した那月の膣と臀部に、根元に生えた葉が、勢いよく挿れられる。

「ぁあぁ……ッ」

 那月は、クリスマスツリーの幹と、鋭角に立てられた枝の間に挟まれたまま、割れ目に、大きな葉を突き刺した状態で、ひくひくと身体を震わせる。

 ギザギザの葉を、歪に生やす枝に上半身を預け、両手と両足は、だらりと、降ろしていた。

 しかし、腰は、ゆるゆると、貪欲に左右に揺れている。

「んもー。那月サンタさんは、寝るのが好きなんだねえ。困ったねえ」

 凛が、おままごとの時の口調で、ツリーで自慰を続ける那月に語りかける。

「どうすれば起きるのかなあ。はやくしないとクリスマス始まっちゃうよお、那月サンタさん」

 那月は、うつろな瞳をして腰を動かしたまま、うっとりと笑みを浮かべる。

 クリスマスツリー、きもちいいよお……。もっと、いっぱい、ツリーでえっちしたいよお。

 那月は、半開きになった口から、声を漏らす。

「り、凛ひゃん……」

「那月サンタさん、どうしたの」

「わ、わらひ……、すぐ寝ちゃうの……。だから、那月を、さっきみたいに、いっぱい、葉っぱで撫でて起こしてぇ」

「葉っぱで撫でたら、那月サンタさん、起きてくれるの?」

「起きる、起きるからあっ、早くぅ」

 ふりふりと、那月が尻を振って、誘うような声を上げる。

 凛は、そうなんだあ、と楽しげな声を上げ、小さな那月を乱暴に、親指と人差し指でつまみ上げる。

 二本の指と那月で出来た輪の中に、ツリーの枝がある状態のまま、つまんでいて、那月の目の前には、枝が、背には幹があてがわれていた。そのどちらにも、モミの木の葉は、びしりと備え付けられていた。

「ぁ、あぁ、あぁあ……」

 那月は、ぞくぞくと、これから起こることを想像し、声を漏らす。

 そして、勢いよく、小さな身体が、モミの木の葉に擦られながら、持ち上げられた。

「ぁぁあぁああああああああああんっ!!!!!!」

 かと思いきや、すぐ様、身体を落下させられる。

「ひぃあぁああああああああああっ!!!!!!」

 ジェットコースターの頂上から落下するような浮遊感を身体に感じながら、那月はモミの木の葉に、乱暴な愛撫をされる。

 そして、──どちゅうううんっ!! と音を立てて、再び、膣とアナルへ、葉が挿入する。

「ぃひぃあぁぁあああああああああっ!!!!!!!!」

 快楽の上下運動を、凛の大きな手で、モミの木の枝と幹の間で、ひたすら繰り返される。

「ほーら! 那月サンタさん、起きて起きて~! クリスマスだよー!」

 どちゅんっ、どちゅんっ、どちゅんっ!!

 何度も何度も、那月は、クリスマスツリーの枝葉に、最奥を突かれていく。

「ぁあぁあぁああああッ!!! らめぇええええッ!! ふきゃぁああああっ!!! ぁあああんっ!! はげしぃい!! こわれ、ちゃ、うぅ、ぁあああぁああああッ!!!! 那月、おかしくなっちゃうぅうううう!!!」

 連続した摩擦に、那月のサンタ服は悲鳴を上げ、ビリビリと破れていく。

 やがて、白いボタンでとめられた赤い上着が、完全に留め具をなくし、那月の裸体を露わにしていく。支えをなくした那月の胸が、たぷん、と零れ、激しい上下運動に従い、大きく揺れ動く。

 もはや、ボロボロに破れた赤い布を、申し訳程度に、身にまとっただけとなった、那月を、凛が、ひたすら、ツリーの葉で、犯していく。

「ひぃいいぃんんんッ!! おっぱいまで、葉っぱで擦れちゃううううう!! あぁあぁあんっ!! はぁぁああんっ!!! もう、らめぇえええっ!! ヒグゥううッ!! イグウウっ!!! 凛ひゃぁあああっ!! ぁああぁああ、あぁあぁっ、ふきひゃぁあああああああああああああああああああああッ!!!」

 凛に摘まみ上げられながら、那月は、ガクガクガクと、小刻みに、何度も小さな身体を震わせ、絶頂に辿り着く。

 カクンッと力を抜いた後も、那月が再び、眠ったと思ったのか、凛は、ツリーで那月を犯すのをやめない。

 どちゅんっ、ばちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ!!!

「ひ、ひぅっ、あぁうっ、ひゃめ、らめぇえ、も……ッ、イった、から、凛、ひゃ、ぁああぁうっ、ふひぃいんっ!」

 那月は、絶頂後の浮遊感を保ったまま、更なる快楽の階段を上っていく。

 小さな小さな身体に、これまで味わったことのないような快楽の上限を、あっという間に上書きされていく。

 私、どうなっちゃうの……? 全身の細胞が、快楽に浸されて、壊されちゃう。

 何かが、来ちゃう……! 私、私……!!

「ぁ、あぁぁ……ッ、あぁぁあぁあああああああああああああああああッ!!!」

 小さな小さな身体で、あらん限りの声を上げ、那月は、ぷしぃいいいい、と小さく潮を吹いた。

 

 ティルルルルルル、ティルルルルルル。

 良質な高音の呼び出し音が響き、凛が、「あ」と声を上げる。

「おうちの電話が鳴ってる。凛、でなくちゃ。那月ちゃん、ちょっと、まっててね」

 激しい絶頂を迎え、放心状態に近い那月を、凛が、ツリーの枝から引きはがす。

 そして、那月を、ツリーの飾りを入れた箱の中に、ぽすんと、落とした後、ぱたぱたと、廊下へと出て行った。


 小さな那月は、飾りの入れられた箱の中、柔らかな風船の上で、しばらくうつ伏せで寝そべっていた。

 すごい……。なにあれ……。すっごく気持ち良かった……。

 全身、いっぱいいっぱい、葉っぱで撫でられて、あそこだけじゃなく、お尻まで挿れられちゃった……。

 しかし、アナルも、これまでのお人形ごっこで、とっくに開発されてしまっていた那月は、ただただ、悦びの顔を浮かべるのみだった。

 凛ちゃん、次は、どこに飾ってくれるのかな。

 この箱に、まだ、いっぱい、飾り、あるみたいだけど。

 すこし、余韻が引いた那月は、もぞりと身体を起こす。

 ツリーの他に、部屋の飾りつけも予定していたのか、那月が置かれたのは、風船の上だった。

 サンタとトナカイが微笑む風船だ。

 那月が来る前に、凛が、膨らませたのだろうか。

 まだ幼い凛には、少し難しいようにも思える。

 となると、もともと膨らんでいたのか、両親に頼んだのか。空気入れがあったのだろうか。

 箱の中を覗き込むように、風船の下を見ていると、風船本体が、ぐらりと揺れる。

「ひゃっ……!」

 那月が悲鳴を上げた時は、もう遅く、小さな那月は、風船の下、箱の深部へと落下していった。

「きゃ──ッ!!」

 体感数メートル程の距離を、落下していく。

 ぽすん、と那月は、トナカイのゴム製のぬいぐるみの上に落下した後、大きく身体を跳ね上げた後、がさがさと、雪だるまの人形の集団の中へと落ちる。

「ぃたぁあ……」

 自分よりもわずかに大きな雪だるまの集団の上に不時着したようだ。

 雪だるまと雪だるまの間に、尻を沈めるような形で、那月は両足を大きく開き、横たわる雪だるまに身体を預けている。

 背中の柔らかな感触を不思議に思い、身体を反らすと、別の風船が、那月を支えていた。

 真上を見上げれば、トナカイのゴムでできたぬいぐるみ、木製のそりに乗ったサンタの人形、星の形をしたオーナメント、那月の二倍程の大きさをした赤い靴下、などなど。とにかく、沢山の飾りが乱雑に積まれていて、その隙間から、わずかな光が差し込んでいた。

「だいぶ、下まで落ちちゃった……。凛ちゃん、ちゃんと見つけてくれるかなぁ……」

 那月は、ほとんど裸に近い身体を、起こそうと力を入れる。

 そして、雪だるまに乗せていた両足が、つるりと滑り、雪だるまを両脚ではさみ上げてしまう。

 反動で、雪だるまが起き上がり、そして、那月へと倒れ込む。

「ひゃぁあっ!」

 風船と雪だるまの間に挟まれた那月は、甲高い声を上げる。

 裸体に近い肌に、雪だるまの装飾が、触れてしまったのだ。

 二個の丸で出来た雪だるまの、身体の部分には、プラスチックで出来た赤いマフラーが装飾されていて、でっぱりとなっている。マフラーの先端には、白いボンボンが、丸い尖りをしていた。

 それが、那月の下腹部にちょうど当たってしまっている。

「ぁあぁ……ッ、ゃんっ! また、気持ちよくなってきちゃった……」

 くらくらと、那月の欲が昂っていく。

 まるで、大きな雪だるまに押し倒されて覆いかぶさられたような気さえしてくる。

 す、少しだけ……。凛ちゃんが、戻ってくる間だけだから……。

 那月は、ひとり、自分に言い聞かせ、雪だるまの人形に抱き着く。

 拡げた脚を、白い雪だるまの人形に絡ませ、かくかくと、身体を動かす。

「はぁん……っ! 雪だるまさんのマフラー、気持ちいいよお」

 ぐちゅぐちゅ、と那月は、激しく腰を動かし、雪だるまの人形で、自慰を続ける。

「んっ! ぁうっ!! あぁああんっ!! もっと挿れてぇ! 雪だるまさぁんっ!!」

 プラスチックの人形相手に、那月は完全に発情状態となり、ぱんぱんっと、腰を打ち付けるが、マフラーの尖りは、那月を満たす程には至らない。

 足りないよぉ……! もっと、いっぱい、挿れたいのに!

 那月は口を噤み、物足りなさのあまり、雪だるまに抱き着いたまま、きょろきょろと、辺りを見渡す。

 そして、かちり、と抱き着いた雪だるまから音が鳴り、那月が雪だるまを見つめる。

 すると、雪だるまが、ピカピカと、白や青、緑に赤と、色を変えて点滅し始めた。

 那月の周りに横たわる他の雪だるまも同様に、光を放つ。

 どうやら、電池式の電飾を兼ねた飾りだったらしい。

 那月は、ピカピカと光る雪だるまを、少し見つめた後、ふと、思い立ち、そっと、雪だるまを起こす。

 そして、雪だるまの足もとに手を入れ、ぐい、とプラスチックの雪だるまを、上へと持ち上げる。

 すると、中から、雪だるまを照らす、電飾のライトが現れた。

 ロウソクを模したような形のライトは、那月の三分の二程の大きさだった。

 裸体に近い那月を、白、青、緑、赤と順に点滅し、照らしている。

「わぁ……。雪だるまさんの、大きい……」

 へらりと、笑った後、那月は、ためらいなく、ライトを両手で掴む。

 材質のせいか、点灯を始めたばかりだからか、ライトは冷たかった。

 雪だるまの集団の上に、那月はふたたび寝転がり、ぴかぴかと光るライトを、ゆっくりと、自身の中へと引き込む。

 ぐちゅううん

「ぁああぁあ……ッ! すごい……! どんどん、挿いっちゃうう!!」

 ひくひくと両脚を震わせながら、那月は、ライトを挿入する。

 両脚の間に挟まれたライトが、白、青、緑、赤と、那月の裸体を艶めかしく照らしていく。

「あぁああんっ!!! しゅごい、これぇえ、深いよぉおお!! 奥がああ、熱いのおお!!」

 少しずつ、ライトが光によって熱を帯びていく。

 それは、まるで、生きた生物に、本当に陰茎を入れ込まれているかのような錯覚を伴い、那月は、再び、快楽に狂っていく。

 ライトは、コードで繋がれ、他の雪だるまと結合し、光を放っている。

 快楽をむさぼる那月が、有線のライトを膣に挿れたまま、腰を激しく降ると、それにつられ、周りの雪だるまも、ガタガタと動き出す。

 那月は、雪だるまの人形集団に、抱かれているような気すらして、ますます、昂っていく。

「あぁんっ! はあぁあんっ!! 熱いのおお! 那月の中、溶けちゃうよおお!!」

 めちゃくちゃに腰を振り、那月は、雪だるまの人形の上で、ライトを膣に差し込んだまま、転げまわる。

 有線につられ、雪だるまの人形が、那月に引っ張られ、那月の上に次々と倒れ込んでくる。

「ひぃぁああんッ!! 雪だるまさん達にッ!! いっぱい、えっちされちゃうよおおお!! あぁあああんっ!! 熱くて溶けひゃううううっ!!! たしゅけてぇえええ!!」

 那月は、転げまわった後、うつ伏せになり、真下に転がる雪だるまへと抱き着く。

 雪だるまの人形に、押し寄せられながら、しっかりと、両脚を雪だるまに巻き付かせ、カクカクと腰を動かし、膣に差し込んだライトを、雪だるまの側面へとぶつける。

 ぱちゅぱちゅぱちゅ、と反動で、ライトが、那月の中でピストン運動を始め、那月は、快楽に泣き叫ぶ。

「イクううぅううう!!! イクぅうううううう!!! 雪だるまさんのライトで、那月、いっぱいイっちゃうううううううう!!!! 雪だるまさん、熱くて気持ちいいのおおお!!!」

 那月の中で、ライトが、ぴかぴかと、白く、青く、緑と赤に、光り輝く。

 乱れ暴れる那月につられ、いくつか、雪だるまのカバーが外れ、電球があらわになったライトもあるようだ。

 狂ったように、雪だるまの人形に抱き着き、嬌声を上げる那月の周りも、色とりどりのライトがむき出し状態となり、那月の裸体を照らしていた。

 むき出しになったライトの一つが、那月の動きに耐え切れず、ぽとりと、那月の尻に、寄り添うように落ちて来る。

「あぁひああああああんっ!! お尻ぃいい!! お尻も熱いのぉおお!! もうらめぇええ!! 那月、イクううう!!!!」

 那月は、背を反らして、あられもない声を張り上げる。

 激しさを増した那月に、惹かれるように、那月の膣のライトに繋がる他のライトが、次々と、那月のもとへと落ちてくる。

 そのうちの一つが、那月の乳首を、ライトの先端でつつくように落ち、那月は、瞳にちかちかと光を飛ばす。

 もはや、自身の意識が飛びかけているのか、周囲に、大きなライトが落ちているのかすら、分からなかった。

 貪欲に快楽をむさぼり続ける身体に従い、ひたすら、腰を雪だるまに打ち付け、膣にライトを吸い付かせながら、泣き叫んでいた。

「たしゅけてぇええええ!!! 那月、もう、らめえぇえええ!!!!! とまらないのおおおお!! きもちよすぎて、からだが、こわれてるのおおお!!! あぁあんんっ!!! あぁああああ、イクうう、イクうううう!!! ヒグううう!! ぁああぁああああ、ふきぃひゃあぁああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!」

 ガクガクガクと、身体を小刻みに震わせ、那月は、虚ろな目をして、叫ぶ。

 その刹那、むき出しのライトの一つが、風船に食い込み、ゴムの膜を突き破った。

 ──パァアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!

「あぁあああああああああああああああッ!!!」

 激しい破裂音と共に、那月の小さな身体は、風圧に弾かれ、大量のオモチャの隙間を縫って、遥か彼方へと飛び上がった。

 焦点の合わない瞳をしたまま、那月は、ぽーん、と高く、身体が浮遊する。

 そして、放物線を描き、落下していく。

 半開きの口からは、唾液が、はしたなく両足を広げた割れ目からは、愛液が、溢れ、宙を舞っていく。

 バサリ、と音を立て、那月は、ツリーの枝の上に、不時着する。

「ぁあぁ……ひぃん……」

 奇跡的なのか、那月が口にしたチョコレートのせいなのか。

 なんとか無事に、ツリーに着地した那月だったが、人知を超えた快楽と刺激を与えられ、意識が戻るのは、かなり先となった。

 

 *


「もお~……。凛、ちゃんと、おうちの電話でて、えらかったのに! なんで、那月ちゃんは、ひとりで勝手に、ツリーで遊んでるの? 凛、飾りつけの箱に、ちゃんと那月ちゃん置いておいたのに」

 凛は、頬を膨らませる。そして、小さな手を伸ばし、枝の上で快楽に溶けきった那月を掴む。

 ダンダンと、足音を鳴らし、踏み台に乗った後、凛は、ツリーの天辺へと、那月を勢いよく突き刺した。

 ぐちゅううんッ!! と、愛液であふれかえった那月の膣が、ツリーの天辺の尖りを難なく飲み込む。

「ちゃんと起きるまで、もう、おろしてあげないんだからね!!」

 ぷい、とそっぽを向いて、凛が叫ぶも、那月は、快楽の向こう側にいったまま、まだ意識を戻さない。

 しかし、貪欲な身体は、既に次の快楽を得るべく、ツリーの天辺で、ゆるゆると腰を揺らしている。

 小さな那月の飾りつけは、まだまだ終わりそうになかった。


[16371文字]お人形サイズに縮められた私が、えっちなクリスマスツリーのかざりになっちゃう話

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