過去作のネタバレがあります、かも。
ネーミングセンスがない。
まじで。
作品名、人物名、その他、街の名前とか集団の名前とか。その手のネーミングライツが本当に弱い。振り返って、名前だけで気に入っているものは正直多くない。だから、名前は地名やモチーフから取ることが非常に多い。あと、語感。文章もしかり、語感はとても大切にしているので、それだけはギリ水準を満たしているはず……。
まぁ、名前の話はまた今度にするとして、今回はキャッチコピーのお話。
ネーミングに弱いということは、もちろんキャッチコピーにも自信がない。が、なんかよくわからんけどこっちは気に入ったものができる割合が高い。1/2くらいで満足行くものができている。
同人の作品に、クリアレインという名前の作品がある。この作品のジャンルには、『幽霊的モラトリアムノベル』と書かせてもらった。キャッチコピーとはまた違うが、煽り文のない同人では実質的なキャッチコピーだったと思う。この呼び名には、作品の本質が端的に込められている。
たぶん、ユーザーの中で一番反響が良かったのは、紙の上の魔法使いの『――君と本との恋をしよう』だろう。
まぁ、高評価も納得の無駄のないキャッチコピーで、シナリオゲーが好きな皆さんが大好きな、ゲームクリア後に意味が変わる文章でした。(私もそう言うの大好き)
ぶっちゃけただのトンチみたいなもんなんです。キャッチコピーを練っているときも、割とすぐに思いついたのを覚えています。ただ、商業的に売れるコピー文ではないので、作品の中身が評価されなければ流されていたキャッチコピーだと思います。そういう意味では、未プレイのユーザーに関心を引き付けない失敗作なのかも知れません。まぁ、そもそも私の感性が、どうしてもプレイした人をターゲットしたものになっているので、半ば諦めています。
水葬銀貨のイストリアでは、『ハッピーエンドを約束しよう』でした。これはなんにも思いつかなくて、半ばやけになって決めたのを覚えています。悪意がなかったのか? と尋ねられたら、微妙なところです。ハッピーエンドだよ、ただし君らの期待しているものじゃないけどね、という皮肉を込めています。悪意じゃねえか。
当時、なんか鬱ライターみたいな扱いを受けていたので、そうじゃねえだろと意気込んでいたものの、出来上がったのがイストリアだったので頭を抱えていました。いえ、自分でやったことなんですけど……。
でもね、この一文は私のすべての作品に共通している言葉であって、イストリアだけのものではありません。……約束したところで、守れるとは限らないのですが。
ぱられろは失敗。なんも思いつかなかった。
冥契のルペルカリアでは、「"I"は未来を求めない」でした。
これはいくつも意味が仕込んでいて、愛と自分、そのままの意味の未来と、ヒロインの未来、求めないは……。
この一文は、瀬和兄妹の視点はもちろん、今は亡きランビリス組の叫びでもあります。また、カリギュラのある一文にもかかっていますが、そのへんは自己満足。ルペルカリアはいくつかの古典文学の影響をモロに受けているので、掘ると色々出てくるかも知れません。
こうして振り返ってみると、気に入っているものもあるけど、やっぱりセールス的に弱いなぁ……と。トンチ的なキャッチコピーは自己満足に陥りやすいので、同人では訴求力のあるコピーを考えたいなぁ。一番苦手。
テトラポット
2023-06-22 15:58:06 +0000 UTC