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【限定】紙の上の魔法使いの心残り

今回もコメント頂いた内容です。

紙の上の魔法使いの重大なネタバレがあります。


>>koike 様

>>コメント失礼致します。

>>かみまほの体験版が出た際にプレイしてルクルさんのファンになり追い続けております。


>>ですので、ルクルさんの作品ではかみまほが一番思い入れが強いのですが、以前言及されていた「かみまほの結末で日和った」点について、もしも可能でしたら、どういった部分なのか是非知りたいです!


>>ウグイスカグラの新規開発業務の停止は寂しいですが、今後のご活躍も変わらず応援しております。

>>よろしくお願い致します。



「かみまほの結末で日和った」というのは、以前のウグイスカグラのFANBOXで取り上げたお話です。

詳細はさっぱり覚えていませんが、


紙の上の魔法使いのプロットでは、製品版のようなエンディングではなかった、ということです。要は、最初に用意していた結末を捻じ曲げて、優しい終わり方にしてしまったわけです。

後にも先にもあそこまで違う結末にしてしまったのは初めてです。しかも、他人の意図ではなく私の一存で。

本来はどういうものだったのか、をここで詳しく語ることはしないのですが、

要は「クリソベリルは救われない」という方向性のものでした。あと、かなたちゃんをもうちょっと活躍させるはずでした。(十分すぎるほど活躍してましたが)


なんでこうなったのかというと、クリソベリルの外見がとても気に入ったからです。ええ、嘘ではありません。マジです。あとは、商業的理由や、プロットの甘さもあって……。


その反省を生かして、イストリアの紫子さんはプロット段階からギチギチに結末を定めて書きました。美少女の悪役は美しく散るべきなのです。たとえどんな理由があったとしても。


ちなみに、大なり小なり書いた後に後悔する展開や内容はあったりして、かみまほでもイストリアでもぱられろでも存在します。だからこそ、その後悔があったとしても、当時にしかかけない勢いや価値観もあったりして、悪くはないのかなと。紙の上の魔法使いはギミックと一部のヒロインで評価されたと思いますが、個人的には自分というライターはギミックよりも感情の揺さぶりの方が特徴だと思っていて、あえてギミックに頼らないような作品ばかりを作ってきました。(かみまほほど、という意味です)るぺかりなんかはそのいい例で、ギミックのための伏線はエロゲの定番のようなものばかりですし、世界構造もそこまで珍しいわけではありません。それらすべて、感情の叫びを体現するための小道具に過ぎず、世界構造、人間関係、演劇などなどは、感情表現に振り切っています。


そのせいでエンタメ的な魅力が低下しているため、人を選ぶ作品になってしまったわけですが。


ループものなんかはエンタメ性が強く、手っ取り早く作品が面白くなる三種の神器(ループ、デスゲーム、タイムリープ)ですが、ギミックがメインの作品になってしまうのと、その手の作品面白いのはギミックのおかげでしかないことから、手を出すことはありませんでした。これらに該当する作品は、どこで付加価値を出すのかが大事で、大抵の作品はギミックだよりの面白さで収まることがとても多いです。ちなみに今だと「なろう系」が新しいつよつよギミックに名乗りを上げていますね。


でも、いつかは手を出してみたいんですよね。テーマ性を作品に込めるのは作者のこだわりであり、そんなのは受け手側からすると知ったことではない、とも考えておりまして、やはりある程度のエンタメ性は担保しなければいけません。昨今の流行を見ても、それは明らかです。


かみまほ、イストリア、るぺかりは、ウグイスカグラでも並べられることが多いですが、一番好きな作品は結構わかれているように思います。好きなヒロインがいたり、他の作品は未プレイだったり、いろいろな理由があるとは思いますが、その中にはギミックのかみまほ、選択肢と伏線のイストリア、テーマ性のるぺかりというのも含まれているでしょう。特にるぺかりは、演劇シーンを除けばエンタメ性が乏しい上に、自分で考えを深めないとわからない小ネタも多いので、るぺかりを一番好きな人は私の感性と近しいのでしょう。そうでなければ、マゾなのです。


なんか質問の内容から大きく脱線しているような気がしますが、まぁおっけー!


そんなこんなで、本日の更新は以上です。


以下、コメ返し


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>>春夏 さま

>>取り扱って下さってありがとうございます。


>>プレイできていない作品が多いので、次の作品選びの参考と作品をより楽しめるなと思い質問させていただきました。(とっても長文のため以下略)



質問いただけてこちらこそ助かっております。熱量のあるコメントを頂いて、作者冥利に尽きます……!

是非とも気が向いたら気軽にご質問いただければ幸いです!



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>>テトラポット さま

>>記事更新お疲れ様です。


>>「瑠璃色の輝きが、欲しかった」

>>PVでも流れていたセリフなのでとても印象に残っています。

>>主人公名も瑠璃だったので当時想像掻き立てられましたね。


>>奈々菜はギャップもあって印象に残るセリフが多いですね。


>>個人的に印象に残ってるのはイストリアの紫子のセリフです。

>>「ああ……なんて皮肉なのでしょう。追い求めている間は届かなかったものが、諦めた途端に手に入ってしまった。人生とは…難しいものですね」


 紫子さんは予想外に人気を得ていたのですが、儚げな台詞が気に入っていただけたのかもしれませんね。イストリアで一番の予想外だったかもしれません。その台詞は見るまで忘れていたのですが、当時書いていた記憶が呼び起こされました。懐かしいです。


【限定】紙の上の魔法使いの心残り

Comments

知り合いからルクル先生の作品をオススメされてからハマりずっと追いかけてる人です。言葉の言い回しや表現等とても私の中で刺さる物もありどの作品もとてもお気に入りです。特にパラレロが自分の中で一番好きなのもありどのシーンも印象に残っております。ルクル先生の作品を知ってから紙まほの登場した宝石を集めたり今では充実した趣味を送らせて頂いております。今回のような裏的なお話やルクル先生の中で「この作品と出会えてとても良いもの」と思えたような映像作品や本等色々見てみたいです

ルクル先生の「感情の揺さぶりの方が特徴」というのは物語を読んでいて非常に納得できた部分でもありますし、私個人としても心理描写でキャラへ感情移入をして心を揺さぶられるというのが非常に好きなポイントでした。 特にパラレログラムでは、勢いで進みがちなスポーツものの中に綿密な心理描写があり、メイン・サブ共に各キャラの信念が感じられて苦しくなるほど感情を揺さぶられました。 またルクル先生のシナリオをどこかで読めることを楽しみにしております。

ルクル先生の文章は心情描写に優れていると感じてました。意図して詳しく書かれていたのですね。 ギミックの方でもかなり驚かされて、しばしば心躍ります。そういった驚きを下地に、キャラクターの慟哭が読み手にまで聞こえてくるテキストに揺さぶられるわけです。 先生はときどきノベルゲームだけでなく、小説の方も書かれています。小説はテキストだけで訴えるものです。今後、小説などを書いて出す予定などありますか? または、先生が考えるノベルゲームらしい魅力とはなんですか?


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