Ashley さん
>>唯一?できるminstrel、めっちゃ面白かったです!
>>あと、ルクルさんの好きな物語(小説とか漫画とかゲームとか映画とか)で記事書いて欲しいです!
というわけで、今回の記事では好きなものについて語ろうと思う。過去に一度似たような話題を取り上げたことがあったんだけど、それは別の場所だった。同じ話をしてもいいんだけど、せっかくなので好きなものに触れつつ、角度の違った内容にしたい。
シャナが好きだった。灼眼のシャナです。僕が生まれて初めて沈められたオタク系の作品で、頭が狂う程好きになった作品。ニーソが好きなのもこれのせい。読書漬けの毎日を送っていた僕は、ある日、親が深夜アニメを見ていたのを隣で見ていた。友達にその話をしたら、全巻貸してやると。二桁巻数も発売されてた。表紙に女の子がでかでかと載っている小説に触れたのは生まれて初めてで、さして疑問に思わず、学校に持っていって、授業中、休憩時間、ぶっ通しで読み続けた。もちろん、通学中の電車の中でも。お風呂のシーンで裸の挿絵を見かけた辺りで、「あれ?」と思ってたけど流していた。後にオタク文化を知って、恥ずかしくなって顔を覆った。他にもラノベには手を出したけど、シャナ以上にハマることはなかった。だから僕は、あまりラノベを読んだことがない。シャナを除いても、50冊くらいじゃないかな。
ラノベに会うまでの高校生の頃は、ミステリーが好きだった。東野圭吾とか、王道の奴。名前も著者も覚えていないものもたくさん読んだ。借りるペースが早すぎて、図書室の常連と貸していた。驚くことに、大抵の教師は授業中に私語や居眠りを咎めることはあっても、小説を読むことを指摘する人は少なかった。だから授業中の最前列で、堂々と小説を積み上げて読書に没頭していた。高校生の秋、論文と面接で大学進学を決めたあとは、すべての授業が読書時間と化す。三島由紀夫大先生に出会ったのは、その頃。小学生のときに、本棚の片隅に『金閣寺』が置いてあるのを横目で見ていた。「つまんなさそうなタイトル」としか思っておらず、手にとることはなかった。小学生の僕は、指輪物語やネシャン・サーガ、ハリポタの児童書ばかり目が行っていた。だから最初に『金閣寺』の文章に触れたとき、頭が吹っ飛んだかと思った。文章の美しさに、新しい世界を感じた。女性らしい文筆の恋愛小説には興味を覚えなかったが、金閣寺の偏愛の重さに心を打たれた。以降、彼は僕の心を捉えてはなさない。
とはいえ、学生時代を通してずっと読書を続けていたわけではない。漫画やドラマ、映画、ゲームにも見境なく手を出していた。いろんなものに触れてきたけど、大抵は物語性のあるものが好みだった。「ショーシャンクの空に」に出会ったのは、中学生の頃。親と一緒に借りてきたDVDを見ることが習慣になっていて、そのときに見た。もう、あえてここに書くことはない。『金閣寺』がバイブルであるのなら、『ショーシャンクの空に』は文学の完成品だ。もう何回見たかわからない。そのたびに、心が疼く。
エロゲに出会ったのは、大学生の頃だ。友達の勧めで色々貸してもらった。エロゲの魅力に囚われて、読書の時間が減った。だけど接種する文章量は変わらない。当時プレイした中で色濃く残っているのは、「CROSS†CHANNEL」だ。もはや説明不要だろう。だが、好きなのは別にある。「恋姫」「暁の護衛」「ラブラブル」だ。悪いが、エロゲにおいてはシナリオゲーよりも断然にキャラゲーの方が好きだ。大好きだ。
僕の中の物語の美学として、それを描写するに不要な文章が多いほど、作品の評価が損なう、というものがある。エロゲは大好きだけど、無駄に長過ぎる点が致命的に合わない。前半十時間が死ぬほどつまらないゲームは、嫌いだ。あとにどんな面白い展開があっても、その十時間は消えるわけではない。だからこそ、キャラゲーには感銘を受けた。キャラゲー、イチャラブゲーは無駄な文章、不要な文章がめちゃくちゃすくない。いや、そういう冗長な文章こそが、楽しい。この価値観は、エロゲをプレイして初めて知った。だから僕は、エロゲだとキャラゲーが好きだ。一生、脳みそがとろけるような文章に沈めて欲しい。ちなみに、例外はある。
ちなみに最近は、漫画をとてもたくさん読んでいる。るぺかりの発売日から、そろそろ2000冊に達しようとしている。電子書籍、やばい。とまんねえ! 現在進行系で好きな漫画は、最近のものだと「葬送のフリーレン」、古めだと「GUNSLINGER GIRL」ミーハーだが「チェーンソーマン」。3つとも、説明不要。自分が映画好きだからこそ、映画に影響を受けてそうな作家さんや、コマ割りや演出に優れている人が好き。読む量が多すぎて正直好きなものはガンガン入れ替わるから、好きな漫画は上げきれない。
ここまで見てもらえればわかるだろうが、僕はクリエイターの中でも物語に触れている方だと思う。物心ついたときから空想の世界を愛していたし、たくさんのものを見てきた。当時からクリエイターになることを志していたわけではない。だけど振り返って見るなら、なるべくしてなったのかなと思うような気もする。気まぐれに作った同人ゲームを作った頃は、物語に触れ続けてきた過去をありがたく思う日が来るとは思わなかった。
好きなものの話は、オタクは大好きだ。
だけど僕は、あまりこういった話をしないようにしている。ユーザーとしての自分は隠しておきたい側面が強いのだ。だからこの記事は、11月いっぱいで消す。何が好きとかそういうのは、酒の場で適当に会話するのが一番だ。
以上。