スク水戦闘員を殲滅せよ 7話
Added 2020-04-30 16:14:19 +0000 UTC「怯むな!一斉にかかれッ!」 リーダーの少女が声を張り上げる。 一度は仲間の無様なヤラレ姿に怯んだものの、スク水戦闘員達はすぐにハルキに再び襲い掛かった。 左から迫ってきた少女に、ハルキは渾身のハイキックを放つーーー 「………ッッ!?」 それはセミロングの可愛らしい少女のアゴにまともに入り、少女は断末魔すら上げずにその首をあらぬ方向へ曲げた。 「やーーー!!」 反対側から叫び声が聞こえた。 ハルキがほぼ勘で左足で後ろ蹴りを放つと、ポニーテールのスク水戦闘員の腹にクリーンヒット。 「フッ!!」 少女は女子にしては身長は高めだが、木枝のように細いその身体をエビのように丸々と、 普段の大人しそうな表情からは想像もつかないくらいの激しい苦悶の表情をハルキに見せた。 しかし、彼女はすぐに蹲るように崩れ落ちると、あまりの鈍痛に身体をゴロンと転がし、お腹を抑え、膝を折り、身体を丸めた状態のまま仰向けになった。 そして先ほどと変わらぬ、彼女が人生で初めて他人に見せたかもしれないような苦悶に歯を剥き食いしばり、顔をシワくちゃにさせた表情を、周りに見せびらかすように仰向けの状態を右に左にとゴロゴロと身体を転がし、最終的には横向けになり、力なく頭を地面にもたげたままアヘ顔を晒した。 股間からはやはり尿がチョロチョロとこぼれ出している。 しかし、ハルキはおろか彼女の仲間ですらその姿を最後まで見届けていない。 苦痛に喘ぐ彼女など気にもかけずに皆戦闘に夢中だ。 その間も一人、また一人とスク水少女達が倒れていく。 しかし、いくらハルキが強くとも相手の数が数だ。 スク水戦闘員達の攻撃を全て交わし切ることはできなかった。 ツインテールの少女が綺麗なフォームでハイキックを繰り出す。 それはハルキの顔面に綺麗に入った。 一瞬彼は怯むもののーーー (…軽い) 彼女達は身体能力こそ高いものの、体重が軽いせいか、パワーが無いせいか、たとえ顔面に蹴りを喰らってもスカスカの木の棒で殴られるくらいのダメージしか負わない。 一応痛いのは痛いものの、芯に響くようなダメージは負わないのだ。 「うおぉーーー!!!」 ハルキは反撃としてツインテールの少女に激しいタックルを喰らわせ、そのまま彼女の華奢な身体を軽々と両手で頭上に持ち上げた。 ハルキの掌で彼女は仰向けの状態。 左手で首根っこを掴み、右手で股間を掴んだ。 少女は仰向けの状態で頭上に持ち上げられている故にいくら手足をジタバタさせようにもどうすることもできない。 彼女の股間を掴んでいる右手を強く握ると、ちょうど中指が彼女のマンコに食い込んだーーー 「ッんーー!」 頭上でかすかに彼女の身体がピクつく。 しかしハルキはそれに構わず、彼女を放り投げたーーー その先にいたのは二人のスク水戦闘員。 「いやぁーーッ」 彼女達は迫ってくる自分の仲間を躱しきれず、そのまま二人がかりで押し倒されるように仲間の身体をその身に受け、重なるように倒れるとそのまま3人とも動かなくなった。 スク水戦闘員達はなまじ身体能力が高いせいか、やたらとアクロバティックな動きを見せてくる。 側転、バク転、宙返り。 一人の少女は側転によって上げた足をそのままハルキにぶつけようとした。 ハルキは一瞬動揺したが、後ろに下がる事で難なくそれを躱した。 するとちょうどハルキの目の前に、側転し終えた少女が立った状態にーーー ハルキとそのスク水少女は超至近距離で向かい合う位置に立った。 「………。」 スク水少女は今目の前に、互いの吐息が掛かりそうなくらいの距離で、自分と同い年くらいの男の子の顔がある事にほんの一瞬思考が止まった。 (やっぱ… 可愛い顔してやがんな。) ハルキの目と鼻の先には、質素だが顔立ちの整ったおさげの少女の顔がある。 彼女はポカンと間抜けな顔をしていたが、それもまた愛おしく見える。 あまりにも顔が近かったのでーーー ハルキはつい、彼女の唇にキスをした。 軽くーーーチュッと。触れるように。 すると彼女は驚いたのか、少し目を見開き、だがその顔は呆けている。 顔が赤らんでいるところを見ると… (ファーストキス…奪っちまったか?) しかしいつまでも彼女に構っている暇はない。 「おらッ…ポケっとすんな!」 ハルキはいまだ可愛らしくポカンと口を開く少女の顔面に裏拳を入れた。 軽くやったつもりだが彼女の鼻っ面にまともに入り、彼女はその間の抜けた表情から一気にシワくちゃに顰めた表情になった。 そしてそのまま両手を上に、まるで阿波踊りのようにクルクルと身体を踊らせながら数歩後退しながらーーー おそらく倒れていったのだろうが、もちろん最後まで見届ける余裕などない。 ハルキは振り向きざまに右手を振り回すと、そこにはちょうど迫ってきていた別の少女の顔があった。 振り回した右手ーーー裏拳はタイミングよくその少女に横面に入り、彼女は高速スピンしながら倒れていった。 ふと右を向くと、腰を落とし、両拳を構えている少女がいたーーー 短い髪を後ろで纏めた彼女は小柄な体型だが、勝気な表情でこちらの隙を窺っている。 ハルキはとりあえず左ジャブを出して見るとーーー 「……ハグっ!」 バク転をしてそれを避けると同時にハルキのアゴをそのまま蹴り上げたーーー! 流石にこれは危なかった。 カウンターのみならず、見えていない方向から突如アゴを蹴り上げられたため、思わず膝をつきそうになった。 しかしーーー 彼女がより一層小柄な体型だった事が幸いした。 普通であれば余裕で失神するところだったが、彼女の羽のように軽い体重では、そこまでには至らない。 彼女はおそらくこれを狙っていたのだろうか… つぶらな目に小さな口ーーーその口の片側をニッと吊り上げると、一気に距離を詰めてハルキの顔面に右ストレートを放った。 しかしーーー ハルキはそれを華麗なスウェーでかわす。 そしてそのお返しとばかりに彼女の顔面に右ストレートを放ったーーー。 一気に距離を詰めようと、飛び込んできた勢いはそのままに、彼女の顔面に強烈な一撃が撃ち込まれた。 彼女の下半身は前進の勢いが残りつつ、彼女の小さな顔は後ろへ強く弾かれた。 その結果、下半身は立ったままで上半身は後ろに倒れ、まるでブリッヂをするかの如く体を弓なりに反らし、頭頂部から地に落ちた。 その際、身体を反らした瞬間。 スク水越しに乳首やマン筋などが際立って浮き立つのをハルキは見逃さなかった。 彼女は当然、細い四肢をXの字のように投げ出して動かなくなった。 ひと息つく間もなくーーー 「たあぁーーー!」 次は左の方から声が聞こえたと思うと、サイドテールの少女が背の高いワゴン車の上からクルクルと宙返りをしながらハルキの方へ飛んできた。 おそらくこのまま飛び蹴りでも繰り出すつもりなのだろう。 「ったく! おめえらパフォーマンスでもしなきゃ気が済まねぇのかよ!」 やはり案の定飛び蹴りを繰り出してきた彼女の足を掴み、その勢いのまま、まるでジャイアントスイングの様に振り回した。 「きゃーーッ!!」 「あーーッ!!」 彼女の身体を振り回すことで、接近してきた他のスク水戦闘員達をもなぎ倒していった。 「クッ!ヤツを止めるのよ!」 スク水戦闘員達は尚も突撃を繰り返すーーー スク水少女を振り回すハルキに。 「うわぁーーーッ!」 「いやぁーーーッ!」 彼女達は突撃してはやられていく。 ハルキが振り回すスク水少女の身体に薙ぎ倒されていくのだ。 (こいつら馬鹿かよーーー) その様子はまるで、飛んで日に入る虫の様ーーー ハルキはグルグルと回転し、グルグルと目を回しながらそう思った。 流石に限界が来たので、ハルキは少女をすっぽ抜く様に手放した。 すると彼女はその勢いのまま飛んでいき、その先には別のスク水戦闘員ーーー 彼女の顔面にハルキが振り回していた少女の頭がぶち当たった。 二人は重なる様に倒れ、下になった方ーーーつまりはぶつかられた方の少女はピクピクと痙攣していた。 当然、ハルキが振り回していた方の少女はとっくの前に動かぬ物となっていた。 (ゔーーッ、気持ちわりッ…) さっきのジャイアントスイングで一気に目が回った。 (こいつらマジでなんなんだ…。 曲芸団かよ…。) ハルキは心底イライラした。 スパイ養成学校の美少女達ーーー スクール水着というフザケた格好ーーー 曲芸じみたアクロバティックな動きーーー まるで漫画の様な展開に、馬鹿にされている様な感覚を覚えた。 「やーーーッ!!」 そうしてる間にも後ろから迫るスク水戦闘員。 ハルキは振り向きざまに彼女の顔面を正面から蹴り上げると、彼女は声も上げずにバク宙しながら地面に突っ伏した。 「へッ!ぶっ倒され方もアクロバティックだな!」 突っ伏した彼女の表情は見えない。 だがわずかに身体をモジモジと捩らせると、すぐに動かなくなった。 そしてーーー ハルキはふととある場所に目を向けた。 そう、そこには… あのリーダー格の少女が堂々たる態度でそこに立っていたのだった。 ハルキの周りには、スクール水着・黒のグローブ・黒のブーツを着用した可笑しな服装の美少女達が死屍累々と転がっている。 わずかに呻き声を上げている者。 血溜まりに沈み、ピクリとも動かない者。 そして… 首があらぬ方向に曲がり、どう見ても息絶えている者。 そんな惨状を前に、余裕の表情で構えている彼女に対し、ハルキはひどく憤った。 (ここは一つ…アイツの泣き顔でも拝んどきてぇもんだな。) 彼が次に狙う獲物はーーー リーダー格の、あの彼女だ。