SakeTami
ドーン
ドーン

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セイジョ召喚された女たち。~もう1人のセイジョ~


のサイドストーリーになります。



「ほら、あなたたち!用が無いならさっさと帰りなさい!」


「「は~い」」


 放課後、校内を見回りしていた私が教室に残っていた生徒に帰宅を促すと、彼女たちは恨めしそうな視線を向けた後に渋々従った。


 私はこの学校に教師として勤めていて、役職として生活指導を行っている。

 好きで就いた役職では無いが、これも教師としてのキャリアを積むためである。

 どうせやるならキッチリ仕事をする主義なので、生徒・職員に限らず厳しく指導している。

 流石に面と向かって『生意気な女だ!』と言われたことはないが、心の中で罵られているくらいは理解出来ている。

 損な性格だとは分かっているが、特に直す気も今のところ無い。



「あら?あの2人だわ。どこに行くのかしら?」


 見回りを続ける私の視界に2人の人物の姿が映る。

 それは作業着を着た男と男子生徒だった。

 ニヤニヤと下品な笑みを浮かべながら普段は人の寄り付かない研修棟に向かって歩いている。

 

「あやしいわね……もしかしたらいかがわしい現場を押さえられるかも?」


 少しの間思考を巡らした後、2人を尾行することにした。


 私が最近目を付けていたのが、この2人だった。

 作業着姿の男はこの学校の用務員で、女性の職員たちに露骨に性的な視線を向けることが多く、大変不評だ。

 男子生徒の方も同様に、女子生徒たちへ向ける視線とその顔に浮かべている表情が不気味で、何を考えているのかが分からない。

 とはいえ、それだけの理由で処分を下すことは出来ないので、個別に注意を払っていたのだが、最近、様子が更に怪しくなってきた。

 2人で組んで何やら企んでいるように見えるのだ。


 男たちは研修棟に到着すると、何も無い空き教室の1つに籠った。


(こんなところで何をする気かしら?)


 不思議に思いつつも、奴らに気付かれないように注意しながら、窓に近づき中の様子を覗き込む。


「ぐふふ……ここならイイだろ?」


「そうだね、でへへ……」


 2人は不気味な笑みを浮かべながら言葉を交わすと、服を脱ぎ始めた。


(ま、まさか、この2人ってそういう関係だったの!?)


 予想外の展開に私は戸惑う。


(と、とにかく、もう少し様子をみましょう……)


 必死に心を落ち着かせようと努力している私に対して、男たちは涼し気な様子で脱ぎ続け、とうとう全裸になった。

 別にこいつらの裸に興味がある訳では無いが、ソッチ方面の経験値が少ない身としては刺激的であることに変わりない。

 そして、想像通り男同士が愛し合う姿が目の前で行われるのなら、それは自分にとっては衝撃的なモノになるはずだった。

 しかし、そうはならなかった。


「まずは予定通り、あの3人でイイよな?」


「うん、イイよ」


 男たちは言葉を交わすと両手を拡げ、瞑想するかのように目を閉じると、何やらブツブツと唱え始めた。

 まるで魔法の儀式を行っているかのようだ。

 そして、呪文のような呟きが終わると、両手を前に突き出し、同時に気合の声を挙げる。


『来い!3人の選ばれし女たち!セイジョ召喚!!!』


 すると2人の視線の先の床に突然複雑な文様をした直径1メートルの円形の図形が3つ描かれる。

 それらは同時にゆっくりと宙に浮かび上がっていき、同時に、床との間の空間に女性の脚らしきものが現れる。

 人の身長くらいの高さまで上昇して消滅した時には、代わりに3人の女性がその場所に立っていた。

 白衣を纏った女性と、紺のスーツを着た女性、そしてレオタード姿の少女だ。


(!!!)


 その女性たちには見覚えがあった。

 この学校で美人で有名な養護教諭と同僚の女教師、そして学園一番人気の2年生の女子生徒だ。

 恵まれた容姿に加えて性格も良い彼女たち3人は、確か生徒たちの間では『学園3大美女』と呼ばれていて、男女関係なく人気がある。


(な、何が起こったの!?あっ、もしかして手品?マジック?ああ、イリュージョンってやつ?その練習に彼女たちが協力してるのかな?うん、そうに違いない!)


 私は目の前で起こっていることを何とか理解しようと心の中で努力する。

 男たちが全裸であるとか、奇妙すぎることが多すぎるのだが、そこまで考慮する余裕は無かった。

 それよりも気になることがある。


(……彼女たちの様子がおかしいわ……)


 3人とも目を開いているものの視線は定まっておらず、表情も虚ろで俯いている。

 だがそんな3人の美女たちの様子を気に掛けた様子も無く、背後に控えていた男2人は、ニヤニヤと下品な笑みを浮かべながら喜びの声を挙げた。


「『学園3大美女』のセイジョ召喚、成功だぜ!」


「『性的奴隷に書き換えられた女』略して『性女』だけどな」


 そして彼女たちに近づくと、嬉しそうに声を掛ける。


「女教師2人は俺様に奉仕だ!」


「俺はコイツを貰うね」


 用務員が私の同僚2人の間に立って宣言すると、男子生徒はレオタード姿の女子に寄り添いながら応えた。

 自分たちをまるで性奴隷かのように扱う言葉を掛けられた3人は、何の反応も示さない。


「さあ、お前たち、全部脱ぐんだ!」


 用務員の命令口調の言葉に、女教師2人が初めて反応したかと思うと、上着に手を掛け、ゆっくりとした動作で脱ぎ始める。


「急げ!」


 更に語気強く命じられて、2人の手の動きが速くなり、あっと言う間に下着だけになった。


「ほら、お前も!もたもたしないでさっさと脱ぐ!」


 その様子を見た男子生徒が美少女に命じると、彼女も身に着けていたレオタードに手を掛け、脱ぎ捨てる。


「それじゃあセイジョに役目を果たしてもらおうか」


「俺も従順なセイジョ様にたっぷり慰めてもらおう」


 男たちの宣言と共に、全て脱ぎ捨て終えた同僚の2人は、用務員にその裸体を恥ずかしげもなくすり寄せ始めると、今度は交互に男の股間に顔を埋め、懸命に奉仕を始める。

 少女に至っては、男子に乳首を舌で攻められた後に、同様に男子の股間のモノを咥えて奉仕する。


(な、なんでこんな奴らの言うことに従って……ああ、もう何がなんだかわからないわ!)


 まるで強力な催眠術に掛けられたように男たちの指示に素直に従い、痴態を晒している美女たちの様子に、私は絶望さえ感じた。


「ぐふふ……」「でへへ……」


 男たちの下品な笑みがこぼれるたびに、教室内での行為がエスカレートしていく。

 男2人の欲望全てを素直に受け止め続ける美女たちの喘ぎ声に、苦悶の色が濃くなる。

 私は耳を塞ぎたくなった。

 その美しいカラダを繰り返し犯され弄ばれる彼女たちの有様は、同性の私から見れば、正に『生き地獄』だ。


(この事実を公表する?ううん、ダメだわ。こいつらには関わってはいけない!そう!見なかったことにすればイイんだわ!)


 最低最悪のゲスどもが、私の理解出来ない『悪魔の力』を手に入れてしまったという事実は、もはや否定することは出来ない。

 だが、こんな訳の分からないことを他人に話しても信じてもらえるか疑わしい。

 もし信じてもらえたとしても、今後こいつらに目を付けられたらどんな目に遭わされるか分からない。

 美女3人はついに気力体力を使い果たし、裸のまま床に横たわる。

 彼女たちをこんな目に合せた奴らはまだまだ足りないとでも言わんばかりに、ニヤニヤと笑みを浮かべながら女たちを見下ろしていた。


(そうよ!私は教師としてのキャリアを積み上げて校長より更に上まで登り詰めるの!こんな理不尽なことに関わって人生を棒に振るなんて出来ないのよ!)


 そう考えてこの場を去ろうと心に決めた時、男たちの会話が耳に届いた。


「そろそろ追加の召喚をするか?」


「そうだね、次はこっちが2人ね。俺はもう決めてる」


 用務員の言葉に男子生徒が応え、聞き覚えのある2人の女子生徒の名前が挙がった。


「まあ、いいだろう。じゃあ俺は女教師1人か……よし!あの女にしよう!」


 続いて用務員が口にした名前に私は戦慄する。


(な……わ、私!!?)


「あ~言われてみれば見た目は悪くないね、性格キツくて人気無いけど。まあ、セイジョにしてしまえば関係ないしね。あんなのが好みなの?」


「そうだ、ああいう女を堕とすのが気持ちイイんだぜ?」


 驚きと恐怖でその場に崩れ落ちた私の耳に、もはや2人の会話は入ってこなかった。

 男たちは再び召喚の詠唱を始める。


(わ、私があんな目に遭う?嫌!嫌!それだけは絶対嫌あぁぁぁぁ!!!)


 私は、恐怖と絶望に竦んで力の入らない体を必死に動かして、這いつくばりながらその場を離れようとした。


『さあ来い!3人の選ばれし女たち!セイジョ召喚!!!』


 心の中での叫び声も虚しく、男たちの掛け声とともに、私を囲うように床に魔法陣が描かれる。

 そしてそれは私を捕食するかのように浮かび上がってくる。

 気付いた時には、周り全てが闇に包まれた空間に放り出されていた。


「えっ!ここはどこ?」


「あれ?何が起こったの?」


 いつの間にか傍に現れた運動着姿と制服姿の女子が状況を理解できずに戸惑ってる。

 1年生で可愛らしい容姿で人気の女子と、落ち着いた美貌の持ち主で下級生の女子からお姉さま的存在として慕われてる3年生だ。

 2人ともそれぞれの学年を代表する美少女である。

 そして先程男子生徒が名前を挙げた本人たちでもあった。

 次の瞬間、私たちを支えていた地面の感覚が突然無くなる。


「「「ああああああぁぁぁぁぁぁ……」」」


 私は美少女2人と共に、底の見えない暗闇の空間を、どこまでも堕ちていく。

 思考を、心を、男たちの欲望によって歪められながら……。


――――――


 気付くとワタシは先程まで覗き込んでいた教室の中に立っていた。

 横には同じように召喚された2人の女子生徒が立っている。


「お前の相手は俺様だ。セイジョの役目を果たしてもらおうか」


 ワタシは背後からの声に振り向き、声の主を見つめる。

 召喚される前に感じていた恐怖と絶望は微塵も無かった。

 代わりに自分がセイジョであること、そしてセイジョの役目を完全に理解している。

 なぜなら召喚された時、ワタシの心にしっかりと上書きされているのだから。

 目の前の用務員……いや『召喚主』を悦ばせるために、彼の欲望をこのカラダで全て受け止めるのだ。


「ほら、急いで脱げ!全部だ!」


 ワタシは命じられるまま、身に着けているものを急いで脱ぎ捨てていく。


「うは、あのクソ生意気な女教師が大人しく脱いでるよ!これは堪らないな!」


「だろう?見た目も悪くないし、こういう女こそ、セイジョにしがいがあるのさ」


 大人しく服を脱ぐワタシの姿に悦びの声を挙げる男たち。

 一緒に召喚された美少女2人は、男子の命令を受けて裸になると、その穢れを知らない綺麗なカラダを『彼女たちの主』に密着させて、うっとりとした表情を浮かべている。

 同様に全裸になったワタシは、口元に薄っすらと笑みを浮かべながら『ワタシの主』に身を摺り寄せる。

 これからのワタシは、彼の欲望を満たすためだけに、全てを捧げて生きていくのだから……。


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