【小説】憑依されて書き換えられる女たち
Added 2022-08-01 15:00:00 +0000 UTC「……先生?どうかされましたか?」
控え目な女性の声が響いて、俺は我に返る。
目の前の女性は恥ずかしそうに頬を赤くして、少し視線を逸らしていた。
「えっ?あっ!失礼しました、黒水先生」
こちらも慌てて謝罪する。
どうもマジマジと見つめ過ぎてしまったらしい。
この高校の体育教師である俺は、放課後の保健室で、目の前の女性……養護教師・黒水優里亜(くろみず ゆりあ)と保健の授業についての打ち合わせをしていたのだった。
体育教師として保健の授業は当然職務の内だが、うちには女性の体育教員が居ないので、彼女に担当してもらっているのだ。
あらためて白衣姿の女性を観察する。
豊かな黒髪を無理やりアップしている印象の野暮ったい髪型に、やたら存在感がある黒縁のメガネ。
白衣の下もベージュを基調とした落ち着いた色合いの服装。
胸も標準サイズの様に見える。
つまり、全体的な見た目の印象は『地味』。
だが、こうやって会話をしていると、その物腰の柔らかさと落ち着いた感じには、どこぞのお嬢様ではないかと思わせる節がある。
スタイルに関しても、腰から脚にかけてのラインにはそそられるモノがある。
胸のサイズも特に巨乳が好きという訳でもない俺にとっては問題ない。
そこまで考え、彼女の顔を見つめていて気付いたのだ。
(この女、もしかして凄い美人なんじゃないか?)
良く見れば、肌は白く透き通っていて、キメも細かい。
メガネに誤魔化されているが、その奥に隠されている目は、切れ長で色気があるようにも見えなくもない。
ひょっとしたら、眼鏡を外して髪を下ろしたら超絶美女になるパターンだと、期待せずにはいられなくなった。
「えっと、突然ですが……髪を下ろして、そのメガネを外してみませんか?」
「えっ!本当に突然ですね?そんなことをしても何も変わりないと思いますけど……?」
期待の余り俺の口からうっかり要望が漏れてしまうが、彼女は少しだけ驚いた様子をみせただけで、やんわりと否定してきた。
わざと隠しているのかどうかは判断つかないが、俺も一度口に出したからには引っ込みがつかなくなった。
「そこをなんとかお願いします。きっとそっちの方が似合っていると思うんですけど?」
「け、結構です!」
そういって前のめりになった俺を押しのける彼女の手の力は想像以上に強く、不意を突かれてよろめいてしまった。
「あっ!」
彼女の叫び声と同時に頭に強い衝撃を感じたかと思うと、俺の意識はブラックアウトしたのだった……。
…………
(んんっ~……)
宙に浮いているような不思議な感覚のなか、俺の意識は少しずつクリアになっていく。
(ここは……保健室だよな?)
さっきまで居た場所なのにいまいち自信が持てないのは、今の自分の視点がかなり高いからなのだろう。
不思議に思いながら下を見ると、どこかで見た事のある男が床に倒れていて、傍に居る女性が必死に話し掛けている様子が視界に入って来た。
「……先生!しっかりしてください!ああ、なんてことなの……」
女性は普段の落ち着いた様子とは異なり、明らかに取り乱していた。
(あっ……思い出した……)
俺は激しく拒絶され、想像以上に強い力で押し返された挙句、よろめき転んだようだ。
そしてどうやら打ちどころが悪かったらしい。
(つまり、俺は死んだのか?)
不吉な想像をしながら、意識だけの状態の俺は自分の体の傍に立つ。
すると幾分冷静さを取り戻した養護教諭が、俺の体に密着して診察を始めた。
「……脈はある!呼吸は……うん、こっちも大丈夫みたい!それじゃあ、とりあえずベッドに寝かせないと……」
ひとまず安心したように女は呟くと、意識の無い俺の体を引き摺りながらもベッドの端まで移動させると、気合を入れて持ち上げ、その上に載せた。
(へぇ~結構力あるんだなぁ~……って感心してる場合じゃないな。でも俺の体が無事っぽいのは朗報だ。だったら今の俺って……あっ!もしかして幽体離脱ってやつか!)
転倒した時のショックで体から抜け出てしまったのだろう。
最近ネットで読んでいる【憑依モノ】によくある展開に、いざ自分がなっていると思うと不思議な感じがする。
(これって、自分の体に入れば元に戻れるんだよな?ずっと離脱したままって事はないだろうな?)
不安を感じながらも、自分の体とそれを介抱している女を見つめる。
(いやいや、これはチャンスなのか?今の俺は霊体だけだし、もしかしたら……)
思いついた事を実行するため、俺の体を介抱している女性に、俺は背後から忍び寄る。
そして女教師の背中に自身を押し当てると、そのまま彼女の中に潜り込もうと試みた。
「ひぃ!」
突然彼女はカラダを仰け反らし、苦しそうな奇声を挙げた。
構わず俺は、仰け反った状態で硬直した女のカラダに、侵入を続ける。
若干の抵抗を感じながらも確実に彼女の中に溶け込んでいき、やがて完全に収まることができた。
「お?」
突然視界が切り替わり、その変化に驚いて声を挙げると、綺麗な女の声が響いた。
「えっ!いや、俺がこの声を出している?」
再び俺の心の声が女の声で再生される。
俺は急いで室内を見渡し、姿見を見つけるとその前に立つ。
そして、鏡の中に映った白衣を着た女に向かって手を振ってみる。
すると、鏡の中の女も俺に向かって手を振っていた。
「ほ、本当に俺が黒水先生になっている!」
驚きながらも俺は手を振るのを止めると、その細い手を今の自分の胸に持っていく。
「これ、オッパイだ!」
ブラの硬さを通してだが、そこに柔らかい膨らみがあることを確かに感じて、今度はじっくりと味わうように揉み始める。
その心地よい触感は俺を妙に落ち着かせて、今までの事を思い出させた。
「そうだ!この女の素顔を確認してみよう……」
そう考えてまずメガネを外して、再び自分の姿を確認してみる。
「えっ!」
そこに映る女の顔は、特徴的な切れ長の目をはじめとして、期待以上に整っていた。
「ははっ、マジかよ!」
自分の予想を裏切らなかった素顔に満足しながら、今度は頭の上に手を回して、大量の髪を持ち上げているバレッタを外す。
「……嘘だろ……」
バサリと落ちた髪を軽く整えて再び鏡の中を覗くと、そこには黒く艶のあるロングヘアーを華麗に靡かせた美女が立っていた。
「凄い……想像以上だ……」
前から悪い印象は持っていなかったが、眼鏡と髪型だけでこの美貌が隠されていたことに驚きを隠せない。
「……というか今、俺がこの美女になっているんだよな、うん……」
声を出して確認した事実に、俺は興奮してきた。
「そ、それじゃあ、ふ、服を脱いでみようかな」
そう呟いて白衣を勢いよく脱ぎ捨てたまでは良かったが、興奮で指先が震えているため思うように進まず、あせる気持ちだけが膨らんでいく。
「お、落ち着け。あの【憑依モノ】ではどうしてた?」
ここで俺は最近ネットで読んだ、俺好みでゾクゾク興奮できる【憑依モノ小説】のことを思い出す。
「よ、よし。この女に成りきればイイんだ、内面も……」
俺は目を閉じ深呼吸をして気持ちを落ち着かせると、自分の内面の状態を探る。
そして無意識のうちに抑えつけていた優里亜の意識を探り当てると、それ表に押し上げ、それを俺の意識が『纏う』ようにしてみた。
そうすれば、表面上は本人のように振る舞えるようになるはずだ。
「……俺は優里亜……そうだ……『私』は……黒水優里亜です。うん、上手く出来たみたいですね」
声に出して確認しながら意識の組み換えを行っていくと、それはスムーズに行われていった。
こうして優里亜の意識を支配下に置いた俺は、完全に彼女に成りすます事に成功したのだった。
同時に支配下に置いた記憶から、この女が結構良いところの出身であることや、自分の容姿に関しては別に隠していたわけでもなく、ただ無頓着だったことなどが分かった。
「……『私』は結構なお嬢様みたいね。でも、これからする事は変わらないわ、ふふふっ……」
いつの間にか指先の震えはおさまっており、今度は落ち着いた動きでボタンを1つずつ外していく。
上着に続いてシャツとブラを次々に脱ぎ捨てると、形の良い乳房とまだ色が薄いピンク色の乳首が露わになった。
想像していたより大きめで、それ以上に情欲をそそる美しい形をした2つの膨らみに、俺は感動と興奮を感じ、同時に鏡の中の美女の口元に楽しそうな笑みが浮かび上がる。
気分が乗って来て、動きにも徐々に艶やかさが付き始め、体をくねらせながらスカートを脱ぎ捨てる。
「さあ、最後の1枚で~す」
勢いに乗って腰に身に着けていた最後の1枚を楽しそうに脱ぎ捨てる女の姿は、立派なストリッパーだった。
「次はオナニーですね。『私』の感じるところは……そう、ココとココね!」
右手で自分の乳房を持ち上げるように下から持ち上げ、左手は股間のスリットへ潜り込ませる。
そして右手の指先で乳首を転がすように弄ぶと同時に、股間では自分の感じる場所を探し求めるように左手の指を激しく動かし始めた。
(う、おぉぉぉぉぉ!イイ!気持ちイイ!な、なんだ、この快感は!)
「あ!あっ!あん💛!」
その激しい快感に、口から勝手に喘ぎ声が漏れてしまう。
(こ、これが女の性的快感なのか!凄い!凄いぞ!)
目の前の鏡には、裸の美女が狂ったように自分のカラダを弄ぶ様が映し出されており、その事実も俺の興奮を高めていく。
(さ、最高だ~)
「イク!イク!イクゥ!いぐぅぅぅぅ!!!」
やがて絶頂に達したのか、痙攣したようにカラダを引きつらせると、その場にペタリと座り込んでしまった。
(はぁ、はぁ、はぁ……凄かったな……)
心の内側で余韻を楽しみながら俺は次の事を考え始める。
(しばらく余韻に浸るのはいいとして、さてこれからどうしたものか……あの小説では、この後たしか……)
小説の続きを思い出し、その内容に興奮する。
それは憑依した女の意識を書き換えて自分の奴隷にすることだった。
(もし出来れば、本当の本当に凄い事になるぞ!……では!)
立ち上がるとベッドの傍に寄り添い、そこに寝ている俺の本体を見つめる。
そして俺はこれからする事に再び興奮しながら、口を開いた。
「……『私』はこの方の忠実な奴隷です。ご主人様に喜んでいただくために、身も心も全てを捧げて奉仕することが『私』の幸せ。これは『私』が黒水優里亜であるために絶対必要なこと……」
俺が思い描いた欲望が、優里亜の綺麗な声で発せられた。
噛み締めるように発せられた言葉は、俺の期待通りに、優里亜の意識の中で『絶対の真実』として定着していく。
(うぉぉぉお!本当に俺の欲望通りにこの女の意識が染まっていく~、たまんねぇ~)
予定通りに事が運んでいることを確認した俺は、憑依を解いて女のカラダから抜け出ると、そのまま自分の体に戻ることにしたのだった……。
…………
「う~ん……よし!戻れたぞ!」
自分の体で意識を取り戻した俺は、傍で床に座り込んでいる裸の女を見つめた。
以前とは明らかに異なる、その色香を漂わす姿に、ニヤニヤが止まらない。
女の方はしばらく呆けたような表情で視線が定まらなかったが、徐々に正気を取り戻しているようだ。
俺は彼女の様子が落ち着いたのを見計らって声を掛ける。
「大丈夫ですか?黒水先生?」
すると目の前の養護教諭は、少し不思議そうな顔をして自分の格好に目を走らせると、口を開いた。
「ここには私たちしか居ませんし、何の問題ありません。それよりも……」
そしてその場に正座して姿勢を正すと、綺麗な所作でお辞儀しながら、言葉を続けた。
「……私のことは優里亜……と名前で呼び捨てください……」
その返事に確信を持てた俺は、今度は堂々と質問をする。
「優里亜、お前は俺の奴隷で間違いないな?」
俺の問いに顔を上げた優里亜は、微笑みを浮かべながら口を開いた。
「はい、勿論です。私はご主人様の忠実な奴隷です。どんな命令にも喜んで従います。なんなりとご命令を、ご主人様……」
「くっくっく、上出来だ!こんな美女を俺の奴隷に作り変えてやったぜ!あっはっは!」
俺が気分良さそうに笑っているのを、優里亜は自分の事のように嬉しそうに微笑みを浮かべて見つめている。
「では早速、その美味しそうなカラダを堪能させてもらおうか!立つんだ!」
「はい!」
嬉しそうに命令に従った優里亜に、俺は飛びつく。
柔らかいオッパイを無我夢中でしゃぶりながら、空いた手は彼女のお尻や股間を這いずり回る。
「ひぃん!あふん、あは~ん💛!」
俺に感じる場所を弄られて、女は気持ちよさそうに吐息を漏らす。
「へへっ!次はこいつだ!」
俺はジャージとパンツを勢いよく下ろして、興奮で膨れ上がっている下半身を晒す。
これまで付き合った女にもしてもらった事のないフェラチオだが、今のこの女なら全く問題は無いはずだ。
「はい!喜んで!」
まるで躾けられた居酒屋の店員の様に笑顔で返事をすると、優里亜は俺の股間に躊躇うことなく顔を埋め、そこにあるモノを根元まで咥え、そのまま頭を前後に動かし始める。
「おほぉ~!……うっ!」
余りの快感に奇声が漏れた。
そして、興奮続きで既に限界近くまでイキリ起っていたモノは、優里亜の口の中にあっさりとその欲望を吐き出した。
「!!!」
一瞬、女は驚いたように目を見開くが、すぐに目尻を下げる。
色んな意味で俺に尽くせていることが、心の底から嬉しいようだ。
「あちゃー、出ちまったか。まあいい。飲み干せ!」
ゴクゴク……
命じると優里亜は、嬉しそうに細めた目だけで返事をして、言われた通り喉を鳴らす。
「よし、いいぞぉ……残しが無いように口で綺麗に舐めておけ!」
「ふわぁい!」
女は返事をするのももどかしそうに股間を舐め始める。
俺は、懸命に作業を続ける女教師の頭に手を載せて一息つくと、股間が元気を取り戻していくのを感じながら、次の女体弄りを考え始める……。
一通り優里亜を弄り回して満足した頃には、外は暗くなっていた。
疲れ果ててベッドに裸で横たわる美女を尻目に、ある程度の落ち着きを取り戻した俺は、自分の意思で再び幽体離脱が出来るかどうかを試してみた。
そしてあっさりと成功する。
どうやらコツを掴んだようだ。
つまり……
「……この憑依能力さえあれば、どんな女も俺のモノに書き換えられる!もう我慢しなくていいんだ!」
俺がこれまでの人生でずっと心の奥底に抑え込んでいたどす黒いモノが溢れだしてきて、最高に気分がハイになる。
校内で見かけるたびに性欲をかきたてられて、脳内世界で散々弄り回して来た女教師や美少女たちの顔が次々と脳裏に過る。
「あの女も!あの娘も!全部だ!どいつも俺様の玩具に変えてやるぞ!待ってろよ~!くっくっくっ……ははははは!!!」
闇に沈んだ校舎の中で、狂ったような歓喜の笑い声が不気味に響き渡るのだった。
――――――
次の日の早朝……
「失礼しま~す」
明るい声を挙げた少女が保健室を訪れた。
年齢に比して垢抜けた容姿と成熟したカラダ付きをした美少女だ。
男子生徒たちには勿論、男性職員の間でも人気の女子である。
部活の朝練を抜け出して来たようで、ジャージ姿だった。
先客がいたようで、ベッドには同じくジャージ姿の男が横たっていた。
部屋の責任者である黒水優里亜は、意識の無い彼に付き添うように、ベッドの傍らの椅子に座っていた。
少女がベッドに歩み寄ると、女教師は立ち上がる。
今日の優里亜の容姿は以前よりずっと美しく色気があるのだが、少女は特に気にした様子は見せずに近づくと、右手でいきなり優里亜の胸を鷲掴みする。
そして残った左手を自分の胸にもっていくと、じっくりと確かめるように両方を揉み始める。
「う~ん、やっぱり『アタシ』の方がオッパイ大きい!これは凄く楽しめそう~」
オッパイの揉み比べを楽しそうにする少女の行為を、女教師は少しだけ恥ずかしそうに顔を赤らめるだけで、問題なく受け入れている。
「それじゃあ優里亜先生は仕事に戻っていいよ。あっ、念のために戸締りしておいてね」
「はい、かしこまりました」
十分に楽しんだ少女は、まるで自分の方が立場が上であるかのように、優里亜に指示を出す。
それを聞いた優里亜の方も、綺麗な所作でお辞儀をしながら返事をする。
そして言われた通りにドアに鍵を掛けカーテンを閉め始める女教師を尻目に、少女はベッドに目を向ける。
そこに眠っていたのは、少女自身の記憶にもある、男性の体育教師だった。
体育の授業中、全身を舐め回すような視線を向けられて、不快になった記憶もある。
実際、この男の想像の世界の中で、少女は全裸になって跪き、男の股間のモノを自慢の胸でパイズリ奉仕していたことも、今の彼女は知っていた。
「お待たせ~!練習から抜けるの、手間取っちゃった。『次』からは要領良くやらないとね~」
少女はその場で勢いよくジャージと体操服を脱ぎ捨てて下着だけの姿になる。
「『アタシ』のこのカラダ、前からずっと気になっていたけど、やっぱイイ感じだよね!」
同年代と比べて肉付きのかなり良い自分のカラダを、隅々まで丁寧に手で触って確認しながら下着も脱ぎ捨てると、しみじみと少女は感想を呟いた。
まるで他人のモノであるかのように。
「おっと、『アタシ』以外にも可愛い娘や美人の先生がいっぱい待っているんだった!名残惜しいけど急がないと!」
綺麗な形と十分な大きさを持つ自分の胸を楽しそうに弄んでいた少女は、その手を止めると、ベッドで眠る男を見つめながら、その顔に恍惚の表情を浮かべ呟く。
「ああ、これからは想像の世界だけじゃなく、現実でも『アタシ』は先生の玩具になれるのね!そう考えるとゾクゾクする!」
そして今度は噛み締めるように言葉を続ける。
「……そう『アタシ』は先生専用の『玩具』……この『カラダ』を使って先生を悦ばせることが『アタシ』の生まれてきた理由で、最高の喜び……『アタシ』はこの『絶対の真実』を心の奥底に刻み付けるの!」
少女が言い終えると同時に、その顔から笑みが消えて無表情になると、その場に崩れるように座り込んでしまう。
まるで少女の中に入っていた『何か』が抜け出てしまったかのように。
「…………」
突然無言になった少女と入れ替わるように、今度はベッドに寝ていた男が起き上がる。
そして彼は、呆けたように床に座り込む裸の美少女を見下ろすと、その顔にニヤリと笑みを浮かべるのだった……。