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“東凶魔京”「魔群胎動」④


巻き込まれ、宙へと吹き飛ばされる鬼腕。

しかし、遼子の狙いはダメージではない。

鬼腕という妖魔はその拳の危険度にばかり目が行きがちだが、真に厄介なのはフットワークだ。

空中でそれが封じられた状態の今が、最大のチャンス。

遼子は必殺の一撃を誓い、跳躍した。

互いへの殺意を込めた視線が遼子と鬼腕の間で交錯する。



刹那。遼子の両脚は、巨妖の手に掴まれた。


「は?」「あ…?」「え…?」「ムッ?!」「な!?」「…ひぃ!!」

困惑が、四人と二体からほとんど同時に発せられた。

遼子にさえ何が起きたか理解できていない。

混沌を生んだ当人が哄笑する。

「ヴォッホッホッ!目の前に退魔師の女ァ!捕まえタァ!」

その言葉がすべてだった。


クレオの操る天使を追っていた魔人。

鬼腕の追撃に跳んだ遼子。

戦域の一瞬の交錯。

しかし、眼前に相対する敵がいる以上、それは背景に過ぎないはずだった。

別の戦いに加勢するにしても、まずは受け持った敵を片づけてから、と。

鬼腕や白濁ですらがその不文律に囚われていた。

本能のままに動く愚鈍な巨妖を除いて。


「く…放せ!放せェェッッ!!」

巨大な手で拘束される遼子に逆転の可能性はないと見てとったのか、地に着くなり鬼腕は舌打ちと共に向かう相手を変えた。

システィナである。


「マズいですわね」

完全に彼女の優勢だった不定形の妖魔とは異なり、この黒いゴブリンは難敵極まる。

物理的攻撃の戦闘に特化してる上、しかもその表皮は聖なる加護を纏っただけでは削り取れるほど脆くはあるまい。

防御属性の有利不利ではなく、技の戦いになる。


システィナは自ら動かず、鬼腕の出方を伺っていると、奴は歩いてきた。

爆発的な脚力で距離を潰すのではなく、ゆっくり、一歩一歩と。

システィナは双剣に加護の光を集め、攻撃に力の配分を特化する。

心臓が高鳴り、喉が鳴る。


間合に鬼腕が入った瞬間、左ストレートが来る。

そのタイミングに合わせて聖剣〝クリスクロス”が放たれ、カウンターの形で破魔の剣技が鬼腕を十字に斬る!


…という結末は訪れなかった。

「…カ…ッハァ…ぐふェッ!?」

〝右”の拳が深々と、システィナの腹に食い込み、彼女は苦悶に顔を歪めて地に崩れ落ちた。

彼女は知らなかったが、ボクシングではカウンターにさらにカウンターを合わせるという技術が存在するらしい。

その名も「クリスクロス」。


のたうち回りながらも、落としてしまった双剣を取ろうとすしてのばしたシスティナの右腕に、鬼腕が非常にもチョッピングブローを叩きつけた。

ボキィッ 「ッッぎゃああアッッ!!」

腹から伝わる鈍痛のみならず、骨の砕ける鮮烈な痛みが加わり、システィナは前後不覚にゴロゴロと地面を転がる。

嗜虐的に舌なめずりと共にその様を眺める鬼腕。


「システィナ!?何ということ…ッ二人が!天使よ、わたくしの元に戻りなさい!」

命令に従い、クレオの傍らに侍る天使。

「!…団長、変です!!天使が二体います!!」

異常に気づいたアンが叫んだが遅かった。

彼女の言う通り、もう一体の天使が向かって来ている。

「!!ッまさか、こちらは!」

クレオが再び視線を向けたとき、天使の姿をかたどっていたものは、バラバラの群体に崩れていた。


「ハッ!?こ、これは!!」

クレオの足元に集ってきた白濁した不定形のものたちが元のひと塊になることで、彼女の下半身が完全に埋没した。

「ぐ…ッ…抜けない!天使よ、わたくしを…ゴボォッ!?」

命令を発しようとした口を、自在に形状を変える妖魔の体の一部が塞ぐ。

これでは反撃ができない!

システィナが駆使した自らを強力な浄化の力で覆う術を、クレオは彼女ほどには扱えないし、それ以前に発動できる状態ではない!

クレオの豊満な肉体を覆う白濁はじわじわと上半身にまで及んでいく…。

一人残されたアンの元に、遠巻きに戦闘を伺っていたオークがわらわらと群がってきた。

「わぁあぁあッ!!」

恐慌状態に陥ったアンは正面に結界を張り、幾体かのオークを浄化させるが、スキだらけの背後から簡単に羽交い絞めにされてしまう。


四人ともが身体の自由を失ってしまった。

それが意味することは、システィナたちの敗北であった。



浮遊感と共にゆっくりと地面が遠のいた。

遼子の身体は今、ビルの三階の高さまで持ち上がっている。

正確に断定できたのは、ビルの三階そのものが水平の位置に見えるからだ。

遥か後方ではシスティナと、クレオとアンの姿があるが、誰もが戦闘どころではない。

背後には巨妖の肉厚を、視覚ではなく熱で感じる。

すぐ真下には巨大な手で鷲掴みにされる自分の脚…


と、それ以外のものが醜悪な姿を見せ始めた。

彼我の位置関係を考えれば、アレは間違いなく巨妖の肉棒の先端だろう。

ビキリ…ビキリ…と、血管を浮き立たせ、見る間に怒張を増していく。

ここまで一連の流れは緩慢なものであり、それは遼子に恐怖を与えるための憎い演出だと思っていたが、カン違いに気づいて戦慄した。

自分が今、どんな状態にあるのか。

そう、知覚加速によって全ては何倍もの時間をかけて遼子に伝わるのだ。

視覚も、聴覚も、そして恐らくは…。

「ッッ!?…まさ…か!!」


ビルの三階が上に遠のいていく。

眼下の亀頭が広がっていく。

来る…来るッ!…来るッッ!!

秘所を貫くであろう暴挙に身を固くする遼子。

しかし、その動きは中断される。


「?!ッッ~」

「うぃぃ~……いりぃ…ぇえ~…にぃくぅぅ…いぃ…すぅ…こぉぉし…ひ……ぷぁるぅ~くぁ…」

不明瞭な、声と思しきものが頭上から降りてくる。

元々低い巨妖のそれが、さらに低く引き延ばされて感じるので、非常に聞き取りにくい。

強引に自分の中で変換すると、「いれにくい、すこしひっぱるか」…?


ビキッ 遼子の思考が到達するより先に、答えが来た。

尋常ならざる力で真一文字に両脚を引かれた遼子の股関節が脱臼した。

「ッッ!!…ぐッ…ぎゃあアアあァァアッッ!!」

絶叫は魔人が彼女の脚を引き終えるより早く始まった。

激痛のあまり仰け反ると、下卑た笑いでこちらを見降ろす巨大な顔が映る。

肉体の悲鳴以上に、遼子を苛む内なる悲鳴。

藤崎の仇である許しがたき存在を目の前に何もできず、オモチャにされる我が身の不甲斐なさに、自分にさえも憎悪が湧く。


動け動け動け!!

こいつらに肉飛沫をあげさせる為に、今日まで生き恥を晒してきたんじゃないか!


歯にひびが入る程噛みしめ、激痛の中でも手放さなかった刀を、巨妖の手に突き立たせるべく持ち上げる。

だが先に突き刺さったのは、遼子の中心に狙いをつけていた肉棒の方だった。


ズドン…という擬音があてがわれるような一撃。

第三者の視点で語れば、躊躇なき一息の挿入だろう。

しかし、「遼子の感じた世界」はまるで違うものだ。

ゆっくりと膣口に押しつけられた亀頭。

弾力を伴う硬質な肉の感触と熱がライダースース越しに伝わる。

股関節脱臼のシグナルも当然消えるわけもなく、二重奏、三重奏と次々と織り重なっていく感覚の奔流。


ブチブチとライダースーツの繊維を裂き、熱せられた鉄柱の如き肉棒が挿入を開始する。

メリメリメリ… 丁寧に(実際には荒々しく)押し広げられ、掘り進まれていく秘所が、新たな苦痛を遼子に届けていく。

例えるなら、高級料理店のスープが出汁となった食材一つ一つの味を複雑に絡まったそれとして主張してくるように、幾重にも幾重にも連なる激感。

対して味わう当人が述べられる品評は、「痛い」「苦しい」「熱い」「痛い」「苦しい」を愚直にループする。

その言葉は声にすらなっていない。


肉棒が子宮の最奥を叩き、臓腑を押し上げていくと、遼子の苦悶はより複雑に、そしてケタ違いに増幅され、内壁から盛り上げられていく腹部に亀頭の形が浮かぶ光景を見る頃にそれは最高潮に達する。

本来であれば一瞬のことで耐えられたかもしれない。

だが知覚加速がもたらす、永遠に続くかのような苦悶に晒され続けた遼子は、ガクガクと全身を痙攣させ、泡を吹いて失神した。

精神の崩壊を防ごうと、肉体が自ら選択した防衛措置だろう。

しかし彼女の未来に救いなどは無く、一時しのぎに過ぎないのだが…。


「ぷはッ!…うぅ…ッケホッ…ハァッハァッ」

クレオの口が汚辱から解放され、清浄な空気を取り入れる。

妖魔の行動の理由は明白だ。無論、慈悲を与えるなどというものではない。

使役する天使が時の経過で帰還し、彼女が脅威でなくなったから。

事実、首元まで白濁の中に埋没してしまったクレオは手も足も出ない。


いや、皮肉のつもりだろう。

妖魔の体内で彼女は大の字に開脚させられ、腕も左右にのばされ、先端の手足のみが外気に触れていた。

半透明のゲル状の物体の中に浮かぶクレオの姿は、標本のようであった。

妖魔が調整して溶かしたのだろう、修道服はボロボロに朽ち、肌のほとんどは露出してしまっている。

羞恥に顔が熱くなる。

「何を…何をするつもり!?」

「何ヲ…?経験豊カナ退魔師ノ言葉トハ思エンナ。妖魔ニ敗北シタ者ニ行ワレルコトナド、陵辱以外ニアルノカ?タダ、マァ…ソノ辺ノ有象無象ト違イ、我ノ責メハナカナカ味ワイ深イ。楽シミタマエ」


「くっ…!!あぐッ!!」

始まった。下腹部に感じる異物感。

妖魔の一部が膣口へと潜り込み、探るようにモコモコと形状を変化させる。

内壁をこそぎ、Gスポットを探り出し、ソレが集中して刺激するとクレオの全身を強烈な痺れが貫いた。

「ッッ!!…あぁァンッ!?」

くぅ…妖魔のくせに弱いところを知ってるなんて!

「フフフ…理解シタカネ?マァ、コンナフウニ性感帯ヲ突イテ快楽ニ狂ワセルコトモ我ニハタヤスイ。…ダガ!」


「!!」膣内のスライムは性感帯を無視して奥を目指す。

ズンッ 「くふぅ…ッ!!」

その動きに呼応して、肛門を抉じ開けて妖魔の身体が入り込んでくる。

前のものは子宮内にまで達し、後ろのものは直腸を抜けて大腸を遡上していく。

女体を征服するべくその身を以って侵略を進めていく白濁の塊。

快楽など当然なく、クレオは苦悶に身を捩ろうにも、動かせるのは首と手足のみ。

悲鳴だけはあげたくはない。

魔を討つ者の先頭に立つ、修道騎士団の長たる矜持が彼女を支えている。


クレオの強固な意志を見抜いてか、妖魔の責めは苛烈さを増していく。

その精神を折ってやろうという悪意の元に。

ズニュ…。「!?…はぅ…ッ!!そん…な、とこ…を!?」

不定形の身を細く捻じ込んだ先は下半身の三つ目の孔、尿道である。

昨晩のオークによる輪姦をはじめ、幾度もの妖魔による陵辱を経験したクレオにとってさえ未知の責め苦である。

開発の手は別の個所にも及んでいく。

豊満な双丘に点在する孔への強引な侵入。

乳首を性器に見立てたニプルファック。これも初めての経験だ。

「くッアァ…ァ…ッ!?」

子宮の奥を弄っていた白濁が更なる深淵の領域を踏破する。卵管である。

もはや単純な肉棒では辿りつかないであろうその器官を、妖魔は当然のように掘り進み、往復運動を以って蹂躙する。

「ふぐぅぅ…ッッ!!ぐぐ…カ…ァッ!!」

涙を目尻に溜め、歯を食いしばり耐えるクレオ。

対称的に、妖魔の身には人面を模したものが浮かび、それは愉悦に歪んでいた。

個にして全、全にして個。

この不定形の妖魔の身体は、分体の一欠片ずつが記憶や生体維持のみならず性感をも持っている。

つまり、こいつは今、文字通り全身でクレオの肉体を味わっているのだ。


獣欲の昂ぶりが抑えきれなくなったのか、ついには彼女の臍、そして耳までも自身を捻じ込み、子宮内ではボコボコと荒ぶり腹部を激しく歪ませ、腸内のそれは胃へと遡っていく。

その凄絶なる責め苦は、たとえ歴戦の退魔師でも耐え得るものではない。

保っていた何かが切れる音を聞いた気がした。

「ッッひギィィッッ!!ぐるしい!!や、やめてェッもうやめてッッ!!」


クレオは…屈服した。

苦痛からの解放を乞う声を発し、それに何か言葉を妖魔が返したが耳を塞がれて聞こえない。

代わりに、白濁の塊が彼女の口へ殺到した。

「ぶグごゴゴォッ!!モゴゴッガぁァッ!!……ッ…!!」

九つの孔と消化器官、そして覆い尽くされる身体。

女体のほぼ全てを蹂躙される様は、まさに征服といえた。

「クククッイイゾ!イイゾォッ!」

そのままクレオを犯し殺すかと思われたが、妖魔は突然責めの手を止め、彼女の口から身を引き抜いた。

その瞬間に「なんのつもり?」といった類のセリフを発すると予想していたシスターは、しかし白目を剥いて失神していた。

「…危ナイトコロダ。ココデ殺シテシマッテハ供物ニナラヌカラナ」

ずるりと地面に排出されたクレオは、蛙のように仰向けで弛緩し、ビクンビクンと痙攣している。

あらゆる孔から白い粘液が泡の破裂音と共に逆流していた。


「っむごぉッ!!ほごぉッッ!!ッ!!」

アンへの陵辱は実にシンプルなものであった。

修道服を剥ぎ取られた姿で、二体のオークに前後から挟まれ、膣と口から挿入されるオーソドックスな串刺しファックによる輪姦。

…いや、それをただの輪姦と呼ぶには大きく異なる点が二つあった。


一つは体位。

通常、このプレイの場合女性の膝は地に着いて四つん這いになるもの。

あるいは、立ちバックをベースにして手をどこかに掛けるものだろう。

しかしアンの四肢はどこにも着いておらず、ブラブラと宙を揺れていた。

忠実な欲望の徒である下賤の妖魔たちは、下から手を添える慈悲など考えることもなく、彼女の身は二本の剛直のみで支えられていた。

「んッンッごぶぅッ!!」

自重が首と腰に直に負荷をかけ、圧痛の中でアンの孔はゴリゴリと抉られる。


さて、もうひとつの異常な点。それは…。

「ブキィーッ!」「ブゴッ!」「ンンッぐッ!?」

絶頂に達したオークどもが、精液をアンの中へと放つ。

ドクドクドク…と、肉棒で結合部に蓋をされた膣内に、人間の男のそれとは比較にならない量が注ぎ込まれていくが、それはオークが肉棒を引き抜いた時点である程度排出される。

本来ならば。


「ブキィ…」「ドケ、次ハオデノ番ダ」

先の個体が肉棒を引き抜く瞬間に、精液が逆流する隙もなく新たな個体が同じモノで蓋をして、また腰を振りはじめるのだ。

今回はたまたま前後同時だったが、大抵はどちらか一体づつが交代していき、アンはかれこれ30体くらいにはマワされている。

絶え間なく欲望を叩きつけられ、彼女の腹は妊婦並に膨張していき、注送のたびに重々しく揺れる。


「ぐ…ぅ…エェ…ッ!!」

ついに増加し続けたアンの〝体重”が肉棒の支えの限界を超え、ズルリと地面にずり落ち、腹を打ちつけた衝撃で口と膣口から精液をブチまけた。

「ぐぶぇえッ!!ごぼッ…ゲボッデホッ…ッ!!」

「抜ケチマッタゾ」「向キガ悪カッタンダ。オッ!」「何シテル?愉シソウダ」「混ゼロ」

遼子たちがまだ戦闘を行っていた頃には居合わせてなかった別のオークの群れが追いついてきたらしい。

状況を理解せずとも、倒れ伏す人間の女が欲望の捌け口だということに何の説明も必要とせず、すぐに二体がアンを持ち上げる。


今度は仰向けで、空中でブリッジをするように前後から串刺しにされる。

「はむぐッオォゴォッ!?ぬ…ギッ!!」

喉と膣内で先刻とは逆側に負荷がかかり、ボコリと肉棒の形状に盛り上がる。

自重で身体が破れてしまうのではないかという恐怖の中、苦痛の波が押し寄せては引き、押し寄せては引く。

引くとは言ってもオークどもが陵辱の手を休めているのではなく、アンの意識がチカチカと点滅しているだけだ。

彼女の視界には自分の口を往復する妖魔の汚い生殖器しか見えないが、それはある意味幸いだっただろう。

彼女を犯す順番を待つ周囲の陵辱者の数を認識しないで済むのだから…。


折れた右腕をぶら下げて、システィナは左腕一本で剣を取って立ち上がる。

フラフラと傾ぐ彼女に対し、鬼腕は嘲りを顔に浮かべる。

もはや全力で叩き潰す必要のある相手ではない。

いたぶってやることにした。


「ハァ…ッ…ハァ…ッ…!」

腹部殴打の鈍痛と骨折の激痛に、多量の汗を滲ませながらも、システィナは気丈にも最後まで戦い抜こうとした。

そんな彼女の悲愴な覚悟を踏み躙るように、鬼腕は軽やかな足運びで懐に潜り、

ズム… 「ぐは…ッ!!」あえて威力を抑えた拳を再び腹に打ち込む。

ドムッ 「ウッ!?」次は豊かな胸に。

腹。胸。腹。胸。

腰の入ってない軽いパンチが、左右から繰り返しシスティナの肉体を打ちつけていく。

あたかも本格的な調理の前にまな板の上で肉をほぐすかのように。


とはいえ、元々尋常ではない身体能力を持つ妖魔の打撃だ。

たとえ本気でなくともダメージは無視できないほど蓄積していく。

「ッッ…くッ!」このままでは嬲り殺しにされる!

殴られながらも、残った腕に全ての霊力を込めて剣を振るおうとしたシスティナの左腕を、「邪魔くせぇな。こっちも折っとくか」と、不愉快気に吐き、直後に実行した。

ベキィッ 「いぎィィ…ッッ!!うで…わたくしの…ッ!!…ッ……ッッッ!!!」

両腕をダラリと垂らし、唇を噛みしめるシスティナ。

抵抗する術を失った哀れな彼女を前に、鬼腕は(珍しくも)考えを巡らせる。


そういえばこいつは〝贄の妖記”に書かれてるらしいから、さぞ同胞どもをぶっ殺してきたんだろうな。

貧弱な奴らのことなんざ知ったこっちゃねぇが、俺がここで一思いにぶっ殺しちまうのは、勿体ねぇかもな。


ニィィ…と、悪意しか感じない笑みと共にシスティナの足元に屈んだ鬼腕。

拳を振り上げたその先には、彼女の秘所があった。

回転を加えたアッパーは貞操帯を砕き散らし、システィナの深部へと突き刺さった。


「…ア…くぁアァッ!!い、痛ァアあッ!!」

ブチッという、何かが破れる音とともに、拳が子宮まで達する。

肘の手前まで捻じ込まれた鬼腕の腕を鮮血が伝う。

驚くべきことに、新米の退魔師ならまだしも第一線で妖魔と戦う身でありながら、システィナは処女だったのだ。

しかし、その純潔はついに破られた。性器ですらないものによって。

その事実が突きつけられ、、昨日より幾度とも揺れてきたシスティナの精神の均衡が崩れさせる。

「あ…い、イヤァあアアッ!!こんな…ウソですわ!!夢ですわあぁッ!!神よ!!あぁ、何という…!!」

満足に動くのならば顔を両手で覆っていただろう。


彼女の狂態を間近で眺める鬼腕。

本来であれば子宮の最奥まで突き抜き、絶命に至る一撃を与えることもできただろう。

鬼腕が〝寸止め”した右腕を引き抜くと、システィナは膝を力なく着いた。

背中を軽く突くと倒れ、顎から伏して尻を突き出す扇情的な姿勢となった。


グリッ…と今度は、やはり未開発だった肛門へと鬼腕の拳が捻じ込まれる。

「んハァッ!?…やめ…そんな…ッくふぅッ!?」

排出のための器官に逆に異物を挿入され、初めて味わう苦痛に、不自由な身体で悶えるシスティナ。

少しだけ掘り進み、残忍な妖魔は上下左右前後に硬くゴツゴツしたそれで直腸内を捏ね回す。

「はぐぅッ!!ほご…おごぉえエエッ!!」

聖なる乙女が不浄の孔を責められ悶える姿は、ある種の背徳性を感じさせた。


ズボ…と、拳を引き抜いた後の彼女の肛門は無残に拡がって、腸壁が見えてしまっていた。

苦痛のみならず尊厳を奪われるような仕打ちに、システィナは焦点の定まらない瞳から涙を溢れさせている。

だが鬼腕はそんな彼女の悲しみなどに構うわけもなく、更なる非道に奔る。

「仕上げだ」バキッボキッ「!!ッッひぎゃあああッッ!!」

何の躊躇もなく、鬼腕はシスティナの両脚を砕いて破壊した。


泣き叫ぶ彼女は引き摺られていき、無造作に投げ捨てられたそこには、遼子、クレオ、アンの三人が、半眼のまま倒れていた。

みな、苛烈な陵辱を受けたであろう痛ましい姿であり、生きてはいるようだが意識はなかった。

「…遼子…ッ…団長…アン…ッ…!」

両腕両脚をスクラップにされた自分の身体と、嬲りものにされた失神した仲間たち。

システィナは絶望の淵にいると悟る。

その直感は間違ってはおらず、彼女たちが日を拝むことは二度となく、この場が今生の別れとなる。


四人の身体がそれぞれトロルに抱えられて運ばれていく。

群れの行軍の行き着く先は〝百鬼殿”だ。

万に一つも助けは来ない。

システィナは目を瞑り、意識を自ら手離した。



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とうとう遼子さんたちは敗北してしまいました。

東凶魔京が少年バトルマンガ世界であれば、三局面の同時決着(見開き三コマ割り)で彼女たちが勝利していたことでしょう。

そしてエロゲーであれば、どこかの選択で別のものを選んでいれば、次へと繋がるルートもあったことでしょう。

敗者には希望などなく、退魔師の宿命が待ってます(邪笑)

…というわけでして魔群胎動編はまだ最終回に非ず、かの仙人の言葉を借りまして「もうちっとだけ続くんじゃ」。


当初は月を跨ぐつもりはなかったのですが、申し訳ないですm(_ _"m)


体のあちこちあった痛みも少し治まってきました(´ω`)

春の訪れで暖かくなってきたからでしょうか\(*'ω'*)/ウオー


“東凶魔京”「魔群胎動」④ “東凶魔京”「魔群胎動」④ “東凶魔京”「魔群胎動」④ “東凶魔京”「魔群胎動」④ “東凶魔京”「魔群胎動」④ “東凶魔京”「魔群胎動」④ “東凶魔京”「魔群胎動」④ “東凶魔京”「魔群胎動」④ “東凶魔京”「魔群胎動」④

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