SakeTami
-freya-
-freya-

fanbox


ヒーローに憧れてる女の子が助けたヴィランの女の子に誘拐されちゃうお話し(後編)

「ンんッ、ん、んぅッ、ん、ンん~~~~ッ!?」


「んぉ、ぉぉっ、ンふぅっ、ンんッ、ん~~~~ッ!」


「んむぅうッ、ンッ、ンんんん~~~~ッ!!」


 薄暗い地下の底。辺り一面が黒とピンクのゴムのような膜に覆われた光沢塗れの空間で、幾重にも甘い嬌声が響き渡る。

 廊下のように縦長に伸びる部屋の各所に設置された鋼鉄フレームに固定されているベッドマットレスのような見た目の拘束台に、薄いピンク色の膜によって向き合うように磔にされた女の子たちの悲鳴が、繰り返し、繰り返し、鳴りやまぬように。――透花の鼓膜に響いている。


「…………ッ、これ、なんなの……?」


 最初、そこで目を覚ましたとき、透花は夢でもみているのではないか、と自分を疑った。

 右も、左も、目の前も、視線を伸ばせるところには、鋼鉄フレームの枠組みで直立するベッドマットレスのような拘束台の中心部に、薄いピンク色の膜によって一本の棒のように身体を圧縮されながら、磔にされている女の子たちの姿しか見当たらなかったのだ。


「ンっ、ンんッ、ん~~~~~ッ!?」


「ンむっ、んっ、んぐぅ~~~~ッ、うぅうううう~~~~~ッ!?」


 甘い嬌声を響かせるピンク一色の全頭マスクを被せられた首から上の頭だけは、拘束台の膜に圧縮されていないとはいえ、彼女たちの首から下に施された空気一つ残さない密閉された膜による拘束は、どこからどうみても自由がない。

 それなのに、半透明のピンク色の膜の内側に閉じ込められている彼女たちの両手は、ピンク色のゴムみたいな拘束衣によって、胸の下で腕を組んだままギチギチに拘束されていて、膜の拘束に抗う術さえも許されていなかった。


「ン、ンんっ、ン、んむぅう~~ッ、ンんぅ~~~ッ!?」


 加えて彼女たちは、纏わされた拘束衣から、乳首の形が無理やり絞り出されるほど大きくおっぱいが強調されていて、その硬く尖った乳首には、ヴヴヴヴヴッ、と振動音を響かせるピアスのような銀色のリングがゴムの膜の外側から貫通させられ、それが装飾品のようにゆらゆら、と揺れながら乳首に垂れ下がって、鈴のようにずっと震えている始末。


「ンぉっ、ぉおっ、おぉおおぉ~~~~~~ッ!?」


「ングぅっ、ううぅっ、ンぅうううう~~~~~ッ!?」


「……………っ」


 でも、それだけじゃない。


 ゴムのような膜に直立するように圧縮されてる彼女たちの股間には、拘束衣の三点のベルトが鼠径部と股の中心に深く食い込んでいるのだが、その中心部である股間のベルトの内側で、ぐちゅぐちゅ、と何かが蠢いている。

  

「ンっ、んっ、ンんッ、んっ!? ンんっ、ン~~~~ッ!?」


 繰り返し、繰り返し。

 何度も、何度も。

 コルセットのようなベルトに締め付けられたお腹の中で、ぐちゅっ、ぐちゅっ、と滴る肉に何がが擦れる音が辺りに響き渡って、彼女たちはその刺激を味わうように腰を前後左右に震わせている。

 それは、時に激しく、時に緩く、一定のリズムをランダムに刻みながら動いて、彼女たちに退屈を与えないように身体を延々と責め立て続けているようだった。


「お、お、お、おぉッ、おぉぉお~~~~ッ!?」


「ン、ん、ンんッ、ンんん~~~~~ッ!?」


「んぅ、うぅ、うぅうっ、うぅぅうう~~~~~ッ!?


 だから、彼女たちはひたすらにベッドマットレスのような拘束台の上で暴れている。

 ミチミチ、ミシミシっ、と真空パックされた身体を魚のように跳ねさせて、ずっと、ずっと、甘い嬌声を響かせて暴れてる。

 けれども、彼女たちを磔にしているゴムのような膜は、ベッドマットレスに深く沈みこむ彼女たちの身体をしっかりとホールドしたまま、ただ、ミチミチと音を鳴らして元の形へ戻るだけ。

 彼女たちの甘い嬌声も、悲惨な叫び声も、ゴムのような密閉感ですべてを一緒くたに呑み込んで、それが彼女たちのあるべき姿であるかのように調和してしまっていた。


「ンんっ、ン、ん、ンんっ、ンんん~~~~~ッ!?」


「…………っ」


 一体、彼女たちはいつからここに囚われているのだろう。

 彼女たちにその答えを聞こうにも、その顔は、個性がなくなってしまうほどの無慈悲な全頭マスクがピッチリと被せられていて、ひたすら甘い嬌声を響かせることしか許されていない。

 そんな彼女たちに透花が問を投げかけたところで、返ってくる言葉は何もないだろう。

 ただ、悲痛な叫び声にもならないくぐもった声が聞こえてくるだけだ。


 それは、彼女たちの様子を数十秒直視するだけでわかってしまう。

 いや、違う。

 彼女たちを見なくても、彼女たちがどれだけ絶望的で無慈悲な拘束を施されているのか、透花にはわかってしまう。


 だって、拘束衣を着せられた無力な身体を一本の棒のように揃えられて、鋼鉄のフレームによって直立したベッドマットレスのような拘束台の中心部に、収縮したゴムのような膜で首から下の全てを覆われて、透花も真空パックされてしまってるのだから。

 

「っ、ん……ッ、んくッ、んッ!」


 だから、透花は先ほどからずっとこの拘束から抜け出そうと一生懸命抗っている。

 何度も。何度も。

 手足に力を込めて。

 自分にできる精一杯の力を込めて。

 抗っている。

 だが、真空パックのように首から下を圧縮するゴムのような膜の締めつけから抜け出そうと透花が身体に力を加えても、何事もなかったかのように、それはすぐ元の形へと戻ってしまう。


 ギュチギュチ、と厭らしい音を響かせて。

 透花の柔肌に吸いつくように密着して。

 ここに拘束されていることが、正しいことをなのだ。と透花の身体に教え込むように。


「〜〜〜〜〜〜っ、ッ!」


 それが嫌で透花は、またも拘束から抜け出そうと手足に力を込める。

 なのに、その拘束は何故か不快感を感じないほど自然な抑制で。

 背中は柔らかいクッションのような感触にしっかりとホールドされながら、正面から、えも言えぬような密着感に覆われて、薄い膜そのものが身体の一部になってしまったんじゃないかと錯覚してしまいそうなほど完璧な拘束だった。

 透花が無理に拘束に抗っても、身体が怪我をする様子もなくて。

 それが変な安心感を芽生えさせてくるから、おぞましくて。怖くて。


「ンくッ……! ッ、このッ……ッ! ふんッ、ンんんッ……!」


 だから、透花は繰り返し、歯を食いしばってこの拘束から抜け出そうと抗う。

 息が切れそうになって疲れたら少し休んで。

 思い出したように暴れて、抵抗して、また休んで。

 暴れて、暴れて、また疲れて。


「はぁ……ッ、はぁ……っ、……ッ」


 その時間が何十分。

 何時間続いたのか。

 もう、わからないけれども。


 ミチチッ、ミシッ。


 ギチチチッ。


 拘束に、何一つ変化は起こっていなかった。


 それどころか、自分の身体が謎の熱を発して、敏感になり、股間に食い込むベルトの感触を無意識に欲しがり始めてしまうような気さえした。


「こんなの、無理……ッ、私の力じゃ抜け出せないよ……っ」


「ンんッ、ん、んぅッ、ん、ンん~~~~ッ!?」


「んぉ、ぉぉっ、ンふぅっ、ンんッ、ん~~~~ッ!」


「んむぅうッ、ンッ、ンんんん~~~~ッ!!」


「~~~~~~っ」


 こんな状況でも唯一救いなのは、目の前の彼女たちと違って、透花の拘束は彼女たちよりも少なかったことだ。

 頭はもちろんのこと。

 乳首に対しての責め具や、アソコの中を刺激するものも透花には施されていなかった。

 全頭マスクを被せられた彼女たちのように。

 鼻の穴に繋がっている呼吸用のチューブから、ふしゅー、ふしゅー、と呼吸音を響かせながら、乳首やアソコの責め苦に耐えることしかできない姿になっていたら、透花はここまで落ち着いていられなかったに違いない。


「あ、お姉ちゃん、おはよう! 起きてたんだね。どう? ここは気に入ってくれた?」


 そこに無邪気な声を響かせる女の子が一人歩いてくる。

 ゴムのような繊維で作られた白いブラウスと淡いピンク色のフレアスカートを身に纏って、首輪からリードを垂らした10歳前後の女の子。

 透花をここに誘拐してきたヴィランの女の子だ。

 ここにいるみんなをこのような姿にして監禁しているのも、全部この女の子の仕業なのだろう。


「こんなの気にいるわけない! なんで……っ、なんでこんなことするの……? こんなの、ひどいよ……っ!」


「なんでって、変なこと聞かないでよ? お姉ちゃんは、珍しい昆虫を捕まえたら虫かごやガラスケースの中に入れて、逃げないように閉じ込めちゃうでしょ? そして、いっぱい可愛がって、愛でてあげて、それでも死んじゃったら、最後はその形をずっと残してあげるために標本にしなかった?」


「な、なに言ってるの……?」


 感情のままに透花は女の子へ言葉をぶつけたが、返ってきた答えはあまりにも幼稚な理由。

 

「ここに保管してるのは、お姉ちゃんとおんなじ何にも持ってない特別な女の子たちだから、みんな真っ白でとっても綺麗で、あたしの好きなピンクがとっても似合うの。だから、あたしは、あたしのコレクションを大切に保管するの。だって、大切に保管してあげないとみんな最後は死んじゃうでしょ? そして最後は燃やされて、形が残らないまま土の中に埋められちゃうんだよ? そんなの可哀想だし、なによりもったいないでしょ?」


「だから、何言って……ッ」


 その幼稚な考えが、人間に向けられている事実が理解できなくて、透花の思考がパニックを起こす。

 女の子は、人権という言葉を知らないらしい。


「わかんない? わかんないよね。だって、誰もあたしのことなんて理解できないし、理解しようともしないから、知ってるよ? あたしの好きは誰にも理解できない特別なの。その特別をお姉ちゃんにも与えてあげる」


「い、いやッ、ちょっと、——待ッ!?」

 

 女の子が透花のおなかに触れる。

 優しくねっとりと我が子を愛でる母のように。

 それが、厭らしい手つきへと移り変わりながら、ベルトが深く食い込む股に伸びてきて、すりすり、と透花のアソコを薄い膜の上から何度もさすってくる。


「お姉ちゃんは、えっちなこと経験したことある? 女の子はね? 身体のあちこちを動けないように拘束されながら、こうやってアソコをすりすりされちゃうとすぐに気持ちよくなっちゃうんだよ? 知ってた?」


「そ、そんなはず……っ、ない……ッ!」


「ほんとう? じゃあ、お姉ちゃんはこういうことされても平気だね」


「——んひッ!?」


 アソコをさする女の子の手がグリグリと押し付けられた瞬間。

 透花のおなかの中へ何かが入り込んでくる。

 それは、グネグネ、と蛇のように膣内で動き回って、透花の身体を内側から擦り上げてきた。

 

「あ、あぁッ、あっ!? んぁ、やッ、だ、だめぇ……っ、それ、やめ……ッ!」


 ぐちゅぐちゅ、とアソコの粘膜に絡みつくように、ねっとりと擦れて。

 熱い刺激が、頭の中に直接流れ込んで。

 変な声が、透花の口から勝手に漏れ出してしまう。


「あたしは、こんな風におまんこの中をかき回されたら、気持ちよくなっちゃうよ? だって、あたしは女の子だし、女の子のおまんこは気持ちよくなるための場所だから、当たり前だよね? でも、お姉ちゃんはどう? 気持ちよくない? それとも、やっぱり気持ちいい? ほら? 喘いでないで教えてよ?」


「~~~~~~~~~~ッ!」


 女の子の問いかけに返事をする余裕もなく、透花はできる限りの酸素を取り込んで、奥歯を噛みしめる。


「あっ、あ、んんッ……ッ!? ンん……ッ、っ……ぅぅ……ッ!」


 それでもなお、ぐちゅぐちゅ、と連続していく甘くねっとりと絡みつく無慈悲な刺激に透花の思考が乱れる。


「う、うぅう~~~~ッ、っ!」


 ミシっ、ギチチチチっ。


 だから、透花はその刺激から逃れようと、手足に力を加えて暴れだしてしまう。

 が、身体を縛めている拘束が緩むことはない。

 周囲で甘い嬌声を響かせている女の子たちが、拘束から抜け出せないのと同じように、透花がいくら暴れたところでこの拘束が緩むことはない。

 ベッドマットレスのような拘束台に磔にされた身体が、グネグネ、と芋虫のように蠢いたら、元の形へ戻されるだけ。


 そんなの、わかっている。

 わかっているけれども。


「や、やだッ——だ、だめっ……あ、あぁあ———うぅうッ!」


 透花はひたすら拘束に抗った。


 だって、女の子の言う通り、気持ちよかったから。


 お腹の中をかき回されて。

 訳の分からない熱い刺激がお腹の中から、身体の芯は広がって、それが気持ち良くて。

 心地よくて。

 もっと欲しくて仕方がない。


 こんなこと、明らかに異常なことだって、いけないことだって、透花はわかっているのに。


「あ、あ、あっ、ンんッ!? ん、んんぅッ、あっ、あぁあッ!? っ〜〜〜〜ッ!?」


 ——どうしてなのだろう。


 何一つ抵抗できずに、受け入れるしかないって理解してる透花の身体が、勝手に気持ちよくなっちゃっている。

 もっと、いっぱい。

 たくさん欲しい。って、身体が求めちゃってる。


「あはは、腰ビクビクさせちゃって、本当は気持ちいいんでしょ? お姉ちゃんってばかわいいッ!」


「~~~~~~~ッ!? そ、そんなこと、ないぃッ! ないも——ンんッ、あっ、ぁぁあッ!?」


 暴れれば暴れるほど、肌という肌の全身に密着する膜の感触が程よい抱擁感を与えてきて、さらに気持ちいいのがほしくなる。

 まるで、自分の身体が自分のものじゃないみたいに。

 透花の身体は、目の前の絶望的な現実から逃れようとわずかな悦びに縋りついて、全部諦めようとしてる。


 でも、透花はそれを認めるわけにはいかない。

 だって、透花はヒーローに憧れているから。

 ヒーローは、この程度のことに屈したりなんかしない。——絶対にッ。

 

「あははっ! やっぱりお姉ちゃん、面白い! すごいよ! お姉ちゃんだけやっぱ特別かも!」


「ふ、ふざけないでっ! もう、こんなのこと、やめて……ッ、早くみんなを開放して!」


「うん、それ! それだよ! お姉ちゃんはどうしてそんなに頑張って抵抗するの? なんで諦めないの? ここにいるみんなは、——許して、ごめんなさい、助けてくださいっ! って、泣いて謝る子ばっかりだったのに。お姉ちゃんだけずっと周りの人のこと気にかけてヒーローみたいなこと言ってる。それって、なんかおかしくない?」


「ッ————あ、っ、お、おかしくなんか……ッ! な、ぁあっ——ッ!? んぁああッ……ッ、あっ!?」


 透花が女の子に言い返そうとすると、全身の拘束が強まり、肉が縮れ、骨が軋むほど透花の身体がきつく締め付けられる。

 その最中にも、膣内に侵入している何かが、ぐりぐりと蠢き、膣壁を擦り上げて、性的な責め苦を透花に与えてくる。

 ただひたすら無慈悲に、延々と繰り返し、透花の身体の中をぐちゅぐちゅかき回して、頭の中をめちゃくちゃにして、気持ちいいのでいっぱいにしてくる。


「あ、あぁ、あっ、あ、あぁぁ……っ、んぁあ……ッ、あぁ……っ!」


 一瞬で、透花の思考は霧散して、自分が何を考えていたのかわからなくなる。

 それなのに、身体は何故か敏感なままで。ありとあらゆる場所から締め付けられる抱擁感を愛おしく感じちゃっている。

 明らかに、その拘束感は不快なもののはずなのに。 

 気持ちよくなるようなものではないはずのに。

 なんで透花の身体は、この不自由な感触を求めてしまうのだろう。

 もっと、欲しい。って縋っちゃうのだろう。


「お姉ちゃんは、あたしのコレクションなんだから、そんなに強がらなくていいんだよ? それに、何かにおびえる必要もないし、無駄に何かを考える必要もないの。ただ、あたしのためにここに居てくれるだけでいいんだよ? その間ずっとあたしが気持ちいいことして遊んであげるから、ね?」


「そ、そんなの……ッ、——いやっ! 絶対いや! お、お願い……ッ、お願いだから……。早く、みんなをここから解放して!」


 それでも透花は、己の意思を曲げない。

 お腹の中が熱くて、熱くて、堪らなくて。

 ずっと、腰が震えっぱなしで。

 全部気持ち良くて堪らないけれども。

 どうにか説得を試みようと女の子へ言葉を連ねる。

 こんな、訳のわからないことを受け入れて、すべてを終わりになんかしたくない。

 こんな場所で終わりたくなんかない。


「う~ん。そこまで言うならゲームしようよ? これからお姉ちゃんのこと他の子たちよりもめちゃくちゃにしてあげるから、お姉ちゃんがその責め苦に耐えられたら、みんなを解放してあげる。でも、もしお姉ちゃんが負けたら、――わかるよね?」


「——————ッ」


 女の子の言葉に、透花の視線が自然と周囲で拘束されている女の子たちへ向かう。

 

「ンんッ、ん、んぅッ、ん、ンん~~~~ッ!?」


「んぉ、ぉぉっ、ンふぅっ、ンんッ、ん~~~~ッ!」


「んむぅうッ、ンッ、ンんんん~~~~ッ!!」


 透花がここで、目を覚ました時となにひとつ変わりはしない。

 彼女たちは今もずっと、甘い嬌声を響かせて、絶望的な拘束の中で幸せそうに悶え続けている。

 持たざるものである透花が、彼女たちを助けるためには、女の子が提案するゲームに勝つしかない。

 このゲームを断れば、透花も彼女たちと同じようにしゃべることも許されなくなって、ただあそこにあり続けるオブジェクトとして、コレクションにされてしまうだけだろう。

 そうなったら、もう透花にできることは何もなくなってしまう。

 それなら、わずかでも希望が見える選択をしたい。


「どうするの? やるの? やらないの?」


「や、やる! そのゲーム、やる! だから、私が勝ったらみんなを解放して! 絶対、約束して!」


「うん、いいよ。あたしとお姉ちゃんの約束ね!」


 女の子はそう言って、無邪気に微笑むと透花を磔にいる拘束台に触れる。


「————ひッ」


 すると、透花を拘束しているゴムのような膜がドロリ、と広がり、何一つ拘束を施されていなかった透花の顔面をピンク一色に覆いつくした。


「——ンぶっ、うぐぅッ!? ンんぅ——ッ!?」


「まずは、お姉ちゃんのうざったいお口からめちゃくちゃにしてあげる。喉の奥も、鼻の中も、何もかも、全部あたしの愛で埋め尽くして、お姉ちゃんが二度とヒーローみたいなこと言えないように、お姉ちゃんのお口の中をあたしのギフトで作り変えて、お姉ちゃんの人生終わらせてあげる!」


 それは、蹂躙と表現するのが正しいのかもしれない。

 透花の頭をマネキンのように覆いつくした膜は、その質量のすべてを穴という穴へ流し込み、透花の五感を狂わせていく。

 

「うごぁッ!? んぉおおッ、あ、お、おぁお~~~~~ッ!?」


 口の中は、大量に流れ込んできた質量を前に、なすすべなく強制的に大きく開口させられ、それが歯の一つ一つに張り付き、舌を圧迫。さらには粘膜にも絡みついて、透花の口内はゴムのような液体によって、完全に埋め尽くされる。

 噛みしめることもできない質量のそれに、透花は吐き気を催すも、外側で密着する膜にそれを許されることもなく、喉の奥へと質量を伸ばしてくるそれは、ひどく暴力的な行いで透花の喉に苦しみをもたらしてきた。


「ンごッ!? んぉおッ!? おぉッ!? おごッ、お、おぉおッ!?」


 開いたまま閉じられない口の中で、太くて長い何かが前後に動き続けている。

 それは、ぶるぶる、とわずかな振動を生じながら、透花の喉の粘膜を擦りつけ、強烈な吐き気を催させる。


「お、おぁっ、~~~~ッ、ぇ、うぇッ、おッ!? んぉ、おっ、おぉおッ!? ——ッ、ぇ、おぇッ、おごッ、おっ!?」


 だが、透花の内臓がその異物を吐き出そうとしても、前後運動を止めないそれは、喉に込みあがる逆流運動に反して、喉の奥へと何度も、何度も、往復を繰り返し、透花の喉奥を蹂躙し続ける。


「おぇッ、んぇっ、~~~~~ッ、っ、あッ!? おぁッ、おごぉッ、お、んぉおッ、おぉお~~ッ!?」


 そんなことを常に繰り返されれば、窒息してしまうのは目に見えている。

 しかし、透花の鼻の中に作成された細長いチューブが、前後運動をする異物の隙間へもぐりこみ、透花の肺へ気道の確保をしてしまっているから、透花には最低限の呼吸が許されてしまっていた。

 だから、どんなに喉の奥を責め立てられても、透花が意識を失うことはない。

 終わらない蹂躙が喉の奥に延々と続けられていくだけ。


「あははっ! すごいすごい! こんなにびくんびくん跳ねてるの初めて見た! そのまま跳ね続けたら、あたしのギフトで作ったラバーもさすがに破れちゃうかもしれないね!」


「ンんおッ!? お、おッ、んぉッ、ぉおッ!?」


「でも、苦しいだけじゃ、お姉ちゃんがかわいそうだし……。デリケートなところだけは、いっぱい気持ちよくしてあげるから、安心してね!」


 女の子の手がまたも透花を磔にしている拘束台へ触れる。

 

「おぁぁああッ——んがぁっ!? おぁあああッ!?」


 刹那に透花の身体を襲ったのは、何かに貫かれる痛み。

 細長い針のような何かが、透花の胸にある二つのおっぱいへ熱くてむず痒い何かを注いでくる。

 

「あ、あぁあッ、あ、ああ——————ッ!?」


 それが何なのかわからないうちに、針の感触が消え去り、次の瞬間には透花のおっぱいが突如得体のしれない感触に外側から揉みしだかれる。

 透花の上半身を覆っている拘束衣が、意思を持ったように動き出したのだ。


「次は、お姉ちゃんのおっぱいにお薬注いで、新しい刺激も増やしてあげたよ? 外からおっぱいもみもみされると気持ちいいでしょ? どう?」

 

「ンぉ、お、おぁッ、あ、あぁああッ、——おぇッ、お、ンぉおッ、お、おぉおッ!?」


 淡々と無慈悲に行われるその動きに反応して、透花の乳首は硬く尖り、密着した膜の上に絞り出されるように、先端部の厭らしい形を露にさせていく。

 まるで、その形状が当たり前のように。

 二度と元の小さな形へ戻らないように。

 ミチミチと、膜の上に絞りだされていく。


「あははっ! こんなに乳首大きくして、やっぱり気持ちいいんだね? それじゃあ、お姉ちゃんにもアレ着けてあげようかな?」


「ンんん〜〜〜〜ッ!? ンんぉっ、お、おぉお〜〜〜ッ!?」


 硬く尖った透花の乳首を指で弾いてから、女の子はどこからか銀色のリングを取り出す。

 それは皮肉にも周囲の女の子たちの乳首にぶら下がっているものと同じものに見える。


「これは、みんなが退屈しないためにあたしが開発してあげた特別な玩具なんだけれど、お姉ちゃんにも特別にプレゼントしてあげる。さっきのお薬よりも着けるとき痛いかもしれないけど我慢してね?」


 女の子はその銀色のリングの繋ぎ目をカチっと開き、三日月のように開いたリングの端から針を剥き出しにさせると透花の乳首へと翳し。

 

「はい、まずは一つ目ね」


「おがぁあああッ————ッ!?」


 透花の硬く尖った乳首へ、ずぶりっ、と刺し込んだ。


「あ、んぁあッ、っ~~~~~~~ああぁ……ッ!?」


 そして、次の瞬間にはピンクの膜ごと乳首を貫通した銀色のリングが、カチッ、と透花の乳首に嵌まり込み、女の子の手が透花の乳首から離れても、ゆらゆらと垂れ下がっていた。


「二つ目もいくよ?」


「おぁ、あ、んがぁ……ッ、あ、おぁっ、あ……ッ、ンんッ————ンぎッ!?」


 神経が焼け溶けたかのような、強烈な熱がまたも乳首に穿たれて、ジンジンとした痺れにも似た熱がゆっくりと透花の全身へと流れ込む。


「これでバランス良くなったね?」


 そのころには、最初からそこにあった装飾品のように二つの銀色のリングが透花の乳首にゆらゆら、と垂れ下がり、無慈悲な圧縮拘束の中で暴れまわる透花と完全に結合してしまっていた。


 だが、それだけで終わりじゃない。


「じゃ、スイッチおん!」


「んぉ、お、おおおっ、おぉおおッ、おぉお~~~ッ!?」


 銀色のリングは、己の存在を誇示するように透花の乳首にぶら下がりながらヴヴヴヴヴヴッ、と突如として振動し始め、透花のデリケートな乳首を責め立てる。


「どう? 気持ちいいでしょ? 一度動かすと壊れるまで止まらないんだよ?」


「お、おぁっ、~~~~ッ、ぇ、うぇッ、おッ!? んぉ、おっ、おぉおッ!? ——ッ、ぇ、おぇッ、おごッ、おっ!? ンぉおおお~~~~ッ!?」


 女の子が何か言っているが、透花はそれどころじゃなかった。

 喉の奥で前後運動する太くて長い異物は止まらず動き続け、おっぱいは揉みしだかれ、挙句には透花の膣内をぐちゅぐちゅ、とかき回している異物も、ずっと動いたままなのだ。


「〜〜〜〜〜〜ッ!? お、んぉッ、お、おぉお〜〜〜ッ!?」


 自分の身体に何が起きているのか。

 もう、透花には理解なんてできてない。

 ただ、熱くて、苦しくて、気持ち良くて、辛いのに、なぜか幸せで。

 脳が蕩けて、めちゃくちゃで。

 ——何も考えることができなかった。


「う〜ん、本当はもうちょっと責め具増やしてあげたいけど、明日もあるし……とりあえず、今日はこれくらいで許してあげる。他の責め具はまた明日追加してあげるね?」


「ンんっ!? んぉ、ぉぉ、おぉお〜〜〜ッ!? おぁ、あ、ンんッ!? おご、おッ!?」


「これから三日かけてお姉ちゃんのこと可愛がってあげるから覚悟しててね? もしもお姉ちゃんがそれに耐えられたら、ちゃんとみんなのこと解放してあげるから諦めちゃダメだよ? まぁ、約束にはお姉ちゃんのこと含まれてなかったから、もしもお姉ちゃんが耐えられたとしても、お姉ちゃんだけは絶対に解放してあげないんだけど——じゃ、頑張って耐えてね。お姉ちゃん!」


「ンごッ!? んぉおッ!? おぉッ!? おごッ、お、おぉおッ!?」


 女の子が立ち去っていく間も、透花はひたすらに拘束に抗うように手足に力を込めて、腰を全力で前後左右に振りつつ、わずかな解放感を求めて、ずっと、ずっと暴れては、必死に喉を鳴らして、呼吸を繰り返す。


 その様子は、周囲で同じようにオブジェと化している女の子たちと何一つ変わりはない。

 ただ、甘い嬌声を響かせながら、幸せそうに腰を振って、乳首を震わせ、言葉にならない声を部屋の中へまき散らすだけ。

 自分がそのような姿に成り果てているのだと、理解することもなく。

 延々と続けられる責め苦に脳が焼かれて。


「おあ、あ、あぁあッ、あ、ぁぁぁあああああッ!? お、おッ、おごッ……お、〜〜〜〜〜ッ!?」


 まっさらな思考の中で、透花はただ声を漏らす。


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」


 それが、いつまでも。

 いつまでも続いて、終わらない。


 ずっと、ずっと。


 繰り返し、何度も繰り返されて、終わることがない。


 なんで、透花はこんなことされてるのだろう。

 こんなことしてるのだろう。

 

 わからない。

 なにも、わからない。


 ただ、ずっとずっと気持ちいい。

 気持ちよくて、全部、まっさらで。

 どこにも逃げられなくて。

 動けないのに。気持ちいい。


 なのに、辛い。

 苦しい。

 早く、自由になりたい。


 なんでもいい。


 なんでもいいから。

 早く終わってほしい。

 今すぐに、この地獄から解放してほしい。

 

 この地獄は、いつになったら終わるのだろう。


 わからない。

 わからないけど。

 気持ちよくて。

 幸せで。


「お、おぉッ、お、おぉお〜〜〜〜ッ!? お、んご……ッ、おぉお〜〜〜〜ッ!?」


 自分の身に起きている訳の分からない事象が終わるのを、ただずっと待ち望みながら。


 いつ終わるのかわからない責め苦の中で、透花はずっと甘い嬌声を上げ続ける。


 それがまだ始まりでしかないことも知らずに——————。






More Creators