SakeTami
ギャランドゥ
ギャランドゥ

fanbox


アルテミスに恋心を抱く鬼女マーメイドがうっかり歌声で狩りの女神を魅了しレズ嫁堕ちさせてしまうお話

日本の中枢都市として多くの人々が活動していた東京。しかしその文明は崩壊し、異形の怪物"悪魔"が徘徊する異世界へと変わってしまった。新たな世界は"ダアト"と呼ばれ、人間が暮らしていたという証明は風化しつつある各地の建造物でしか見ることが出来ない。


「ふむ...ここが...」


そんな荒廃した地に佇む1人の女性がいた。彼女の名前はアルテミス。魔神ゼウスの娘にして月と狩りをつかさどる女神である。その容姿は女神らしく人間離れしており、小麦色の肌をした絶世の美少女だ。程よく引き締まったスレンダーな体は青と銀の衣装を身につけ、部分的に鎧で守られていた。風にたなびく青いマントが凛々しさを感じさせる。


「まずはこの近くから探してみるべきか?」


アルテミスは顎に手を当てそう呟く。彼女はダアトにて邪龍ヒュドラが倒されたという噂を聞きつけ、ヒュドラを倒した者と修行することを望みこの地を訪れていた。


(ヒュドラを倒したのは恐らく半神半人英雄ヘラクレスだろう。どこに行けば彼と会えるのだろうか...)


かの邪龍を屠れる存在というのはそう多くない。アルテミスはヒュドラの討伐者をヘラクレスだと予想し、彼を見つける手がかりを探すために改めて周囲を見渡してみる。


ザザァン...


しかし辺りは"浅瀬の海"が広がっており、時折見えるのは水棲の悪魔の姿のみ。英雄ヘラクレスがいそうな雰囲気は全くない。


「そう簡単には見つからないだろうな...仕方あるまい」


ヘラクレスを見つける方法についてはあまり考えていなかったアルテミスだが、女神の時間感覚は矮小な人間とはかけ離れている。彼女は"少し"時間をかけてでも目的の人物を見つけようと決めたようだ。


「まずは陸地を探そうか...」


アルテミスがそう言って移動し始めようとしたその時...


「いや...!来ないで!」


彼女の耳に緊迫した様子の女性の声が聞こえてきた。










海の中を高速で移動する1つの影。時折水面から出る顔を見れば、それは淡い水色の髪をした女性だった。海に生息する"鬼女マーメイド"という悪魔である。


「どうしてこんな事に...!」


バシャバシャ...!


鬼女マーメイドは何度も後ろを振り返りながら懸命に尾ヒレを動かす。彼女の視線の先には自分を追いかけてくる恐ろしい悪魔の姿が。


「ヒャッヒャッヒャッァァァ!待テヨォォ!」


鬼女マーメイドを襲う悪魔は巨大な肉塊のような見た目をしていた。表面には苦痛の表情を浮かべた幾つもの顔とウネウネと動く触手が並んでおり、見る者に不快感と不安を与えてくる。レギオンという悪魔によく似ているがそのサイズは普通より大きくまた色も一段とどす黒い。本来であれば品川区にいるはずの悪魔が鬼女マーメイドのいるアカバネバシにいることといい、幾つものイレギュラーが発生し生まれた存在のようだ。


「......!」


蠢く顔と触手をつけた肉塊という醜悪な姿を改めて見た鬼女マーメイドはあんなものに捕まりたくないと必死の表情で海の中を進んでいく。しかし追いかけてくる悪魔は空を飛んでおり、その速度は鬼女マーメイドの泳ぎより僅かに速かった。


「モウスグ捕マッチマウゾォォ!」


レギオンの低く耳障りな叫び声が海の上に響く。顔からダラダラとヨダレを垂らし獲物を追いかける様はまさに悪魔と言うに相応しい行いだ。鬼女マーメイドとの距離は少しずつ縮まっていき、捕まるのは時間の問題かのように思えた。


「誰か...誰か助けて...!」


絶望が迫る中、鬼女マーメイドは声を震わせながら助けを求める。しかしそのか細い声は波の音に阻まれほとんど周囲に聞こえていなかった。


「グヘヘヘ...ドコカラ喰ウカ迷ウゼェ」


レギオンは鬼女マーメイドの恐怖を煽るため、わざと聞こえるようにそう言う。ただでさえ種族的に鬼女マーメイドより強いレギオン、さらにその強化種と言えるような件の悪魔に勝てる力を持つ者はアカバネバシ付近にはほとんど生息していない。捕食者に目をつけられてしまった哀れな人魚型の悪魔は弱肉強食の摂理に呑まれるしかないかに思われた。







「あまり見ていて気分がいいものではないな」


しかしその時、2人の悪魔の間に1つの影が飛び込んでくる。アルテミスが偶然にも鬼女マーメイドの助けを求める声を聞きつけ介入してきたのだ。


ドガッ!


「グベッ!?」


海面の上を浮遊するアルテミスは洗練された流れるような動きでレギオンに蹴りを放つ。鋭い攻撃は見事にレギオンの顔の1つに命中し、醜悪な悪魔は気持ちの悪い声をあげながら進行方向とは逆へ吹き飛んだ。


「怪我はないか?」


アルテミスは泳ぎを止め驚いた様子で自身を見上げてくる鬼女マーメイドにそう尋ねる。


「えっ...?あ、は、はいっ...大丈夫です...」


神格を漂わせる明らかに格上の存在から声をかけられた鬼女マーメイドはコクコク...と何度も頷き返事を返すのがやっとだった。


「ナニシヤガル...コノクソ女ァァァ!」


グギャァァァァ!


レギオンはいきなり見ず知らずの者に狩りを邪魔されたことに腹を立て激しい奇声をあげる。肉塊に張り付いた顔はどれも憤怒の表情に染まっており、それを見た鬼女マーメイドはひっ...と小さく悲鳴を上げてしまう。


スッ...


しかしアルテミスは鬼女マーメイドを庇うように改めて彼女の前に立つと、レギオンに対して屹然とした態度で次の言葉を言い放った。


「今この場を去るというのならばそなたをこれ以上傷つけぬと約束するが」


「っ!」


(なんて凛々しいお姿なの...!)


ドクン...❤


庇われた鬼女マーメイドは先程まで死にかけていたにも関わらず、アルテミスの姿に胸をときめかせてしまう。悪魔とは言え女である故の性だろうか。


「舐メヤガッテェェ!マズハテメェカラブッ殺シテヤルゥゥゥ!」


しかしレギオンの方はアルテミスの言葉を挑発と捉えさらに怒りを増幅させていた。プライドと悪魔が持つ攻撃性を刺激され、本能が目の前の存在を消し去れと叫ぶ。


バッ!


そしてその本能に従うがままレギオンは鬼女マーメイドを守るように立つアルテミスへ飛びかかった。車ほどの大きさを持つ巨体を活かし、細い体など粉々に押し潰してやると言わんばかりの攻撃だ。


「そうか...なら仕方あるまい」


アルテミスは迫り来るレギオンを前に一瞬目を閉じる。


「ハッ!諦メタカァァ!」


戦闘中に自ら目をつぶったアルテミスを見てレギオンは彼女を嘲笑した。


「危ないっ!」


するとアルテミスの後ろにいた鬼女マーメイドが悲鳴に近い警告の声をあげる。彼女の目には波に隠れて伸びてきたレギオンの触手がアルテミスの背後に回ったのが見えていた。レギオンは怒りを顕にしながらも自らの突進を囮にし不意打ちを狙っていたのだ。何とも悪魔らしい狡猾さである。


ヒュンッ!


「っ!」


レギオンの触手の風を切る音を聞き、鬼女マーメイドは思わず手で顔を覆った。彼女の脳裏には自分を助けようとしてくれたアルテミスが触手に貫かれ無惨な姿になる想像が浮かび上がる。




「甘いな」


スッ...


しかしアルテミスは小さくそう呟くと最小の動きで背中に迫る触手をかわしてみせた。


「ナニッ!?」


鬼女マーメイドの想像と同じ未来を予想していたレギオンがアルテミスを見て驚きの声をあげる。


「ド、ドウセマグレダロウガァッ!」


そして攻撃を避けられた事が余程悔しかったのか醜悪な肉塊から触手を大量に生やし、鞭のようにしならせながらアルテミスに殺到させた。


ビュンッ!ヒュンヒュンッ!バシッ!


縦横無尽に襲いかかる触手の大群。しかしターゲットであるアルテミスはその全てを軽々と避け続ける。高速で振るわれた触手は空を切るか海面を叩くのみに終わり、美しき月と狩りの女神を傷つけることは出来ない。


「す、すごい...」


その様子を見た鬼女マーメイドは思わず感嘆の声を漏らした。まるで舞うように動くアルテミスの優美さは見る者に戦闘中であることさえ忘れさせてしまいそうだ。


「クソッ!クソッ!ナンデ...」


レギオンの声は少しずつ余裕と元気がなくなっていき、苛烈だった攻撃も少しずつ精細さに欠けてくる。自らの力に溺れていた悪魔はようやく目の前の存在が自分より強い猛者であることを理解し始めていた。


「グガァァァッ!」


バッ!


するといきなりアルテミスへの攻撃を止め、叫びながら体を反転させ逃げ出そうとするレギオン。彼はこのまま戦い続け敗北することよりも無様を晒してでも生存することを選択したようだ。


「"マハブフーラ"!」


しかしアルテミスはレギオンの背に向かって手を突き出すと氷結スキルを放った。不意打ちを仕掛けてくるような相手をみすみす見逃すほどかの女神は甘くない。


パキパキパキッ!


アルテミスの手から放たれた冷気の塊は海面の一部を凍らせながら逃げるレギオンの体を捉えた。


「バ...カナ...」


バシャァァンッ!


巨大な氷塊になったレギオンは最後にそう言い残し、そのまま海の中へ落下する。アルテミスは水しぶきに背を向けると助けた鬼女マーメイドに向き直り、彼女のことを観察するように見つめた。


「た、助けていただきありがとうございました!」


チャプン...


視線を受けた鬼女マーメイドは急いで助けて貰ったことへの感謝を伝え、水の中で礼をする。


「礼には及ばない。そなたの名前は?...いや、他人の名を聞く時はまずは自らを名乗るものだな」


アルテミスはそう言うと軽く背筋を伸ばす。


「我が名はアルテミス。全能なる主神ゼウスの娘にして月と狩りの女神である。そなたの名はなんという?」


「ゼっ...!?...わ、私は鬼女マーメイドと申しますっ...」


アルテミスの名乗りに一瞬絶句してしまった鬼女マーメイド。何とか正気に戻り自身の名を告げるが恐れを感じているのか、顔を伏せてはアルテミスの顔を見上げるということを繰り返す。


(通りで神々しいお姿なわけだわ...でも...なんと美しくてかっこいいのかしら...❤)


キュン...❤


いや、どうやら彼女はアルテミスに恐怖ではなく憧れの混じった好意を抱いていたようだ。よく見れば鬼女マーメイドの頬は赤らみ目は潤んでおり、明らかに乙女の表情になっている。


「そうか。では鬼女マーメイド、そなたに聞きたいことがあるのだが。ヘラクレスという名の者を知らぬか?恐らく邪龍ヒュドラを倒した者の名だ」


しかしアルテミスは鬼女マーメイドの心情の変化には気づかず、自身が求めるヘラクレスの情報について尋ねた。


「ヘラクレスですか...?たしかに邪龍ヒュドラが倒されたという噂はわたしも最近耳にしたのですが...」


鬼女マーメイドは邪龍ヒュドラが倒されたことは知っていたものの、ヘラクレスに関する情報は持っていないようである。彼女の言葉を理解したアルテミスは「...そうか。まあ、そう簡単には行かぬのは仕方あるまい」と少し残念そうに呟く。


「では私はもう行くとしよう。そなたももう襲われぬよう気をつけるのだぞ?」


「えっ...!?も、もう行かれてしまうのですか?」


「?あぁ、そのつもりだが...何かまだあるのか?」


「いえ...その...まだお礼も出来ていないので...」


「先程礼には及ばないと言っただろう。そのようなことを気にする必要はない」


なんとかアルテミスを引き留めようとした鬼女マーメイドだったが、そう言われてしまえばもうどうすることもできない。彼女に出来たのは去っていく美しい女神の背中に深々と頭を下げ、悲しみの表情を見られないようにすることだけ。そうしてアルテミスと鬼女マーメイドの初の邂逅は終了したのだった。












〜その夜〜


ザザァン...


「.........」


海岸の岩陰に座る鬼女マーメイドはアルテミスに思いを馳せていた。


(何度思い返しても素晴らしいお方だったわ...)


彼女は命を助けてくれた小麦色の肌の美女を頭の中に浮かべ、うっとりとため息をつく。恐怖と絶望から救ってくれたのがあれほどかっこよく美しい女神であれば一目惚れしてしまうのも無理はない。鬼女マーメイドはアルテミスに対して人生で初めての恋心を抱いてしまっている。しかし彼女は同時にその初恋の無謀さをしっかりと理解していた。


(わたしなんかじゃ釣り合うわけない...)


鬼女マーメイドとアルテミスと自身の身分差(存在の格と言ってもいいだろう)では恋が実るわけがない。同性ということもあり、もしこの想いを打ち明けたとしてもアルテミスが受け入れてくれないのは明らかだった。困惑するか呆れられるか、はたまた怒りを見せるか嘲笑されるかもしれない。


ブルリ...


自分に冷たい視線を向けてくるアルテミスの姿を想像した鬼女マーメイドは思わず背筋を震わせる。しかしかの女神のことを考えるだけで貝殻たちに隠された胸の奥がドキドキ...❤と大きく跳ねてしまう。


「はぁ...アルテミス様...」


彼女は高まるアルテミスへの想いを抑えることが出来ず、その想いを吐露するように美しい声で歌い始めた。


「〜〜〜♪ー〜ー♪♫」













「ふぅ...結局今日は見つからなかったか」


一日中ヘラクレスを探し回ったものの結局彼の痕跡を見つけることが出来なかったアルテミスは、1人で最初にいたアカバネバシへと戻ってきていた。特に意識せずとった行動であるが、もしかするとどこか内心で助けた鬼女マーメイドが無事であるか気になっていたのかもしれない。


〜〜〜♪ー〜ー♪♫


その時、アルテミスの耳にどこからか聞こえてくる美しい歌声が聞こえてくる。


「ん?誰かが歌っているようだな...」


アルテミスは綺麗に透き通った女性の歌声が気に入ったのか、その場で立ち止まると目を閉じた。


(まるで私のことを歌っているようだ)


クスリ...


歌の歌詞は強さを求め修行を繰り返す者を賛美するもので、それを自らに重ねたアルテミスは小さく笑みをこぼす。


〜〜〜〜♪〜〜♫♪♫


アルテミスが聞いているとは思いもしない歌い手は自らの想いをのせ、より一層想い人への愛を込めた歌を歌い続ける。


"想いの強さに応じて歌声に魅了の効果が付与される"という自身の種族の特性を忘れた状態で。








「これは...❤心地良いな...❤」


アルテミスに変化が生まれたのは、歌を聞いて僅か1、2分経った頃だった。


ドクン...❤ドクン...❤ドクン...❤


心地良い鼓膜の震えに身を任せていると心臓の鼓動が少しずつ大きく速くなり、ゆっくりと体温が上がってくる。


(なんだこの感覚は...❤不快ではないが、不思議な感じだ...❤)


アルテミスの脳には美しい歌声が響き、それと共にじんわりと喜びと幸せの感情が広がっていく。この声をもっと聞きたい。声の主に会いたい。そのような願望が女神の思考を支配しそれ以外のことは頭の隅へ追いやられてしまう。


〜〜〜〜♪♫


ビク...❤ビク...❤


さらに歌が続くと肉体にも変化が現れ始める。


キュン...❤プク...❤


僅かに震えるアルテミスの体。その中でも性感帯の乳首とクリトリスに血液が回り胸と股に突起の形が浮かび上がっていく。


「んっ...❤あっ...❤」


体を動かせば下着と擦れ合い、アルテミスの口から小さな声が漏れてしまう。歌声はアルテミスを魅了するだけでなく、彼女に性的快感を感じさせるという影響まで与えるようになっていた。


(こ、これは明らかにおかしいぞ...❤この歌声を聞いてから体が熱い...❤)


アルテミスは自身の異変に気づき、さらにその原因が聞いている歌であることも認識する。


〜ー〜ー〜♫♪♫


「あぁっ...❤」


ゾクゾク...❤


しかしすっかり歌の虜になっていた彼女は聞かないという選択を取ることができず、全身から発せられる熱を感じながらも歌を聞き続けてしまう。


"アルテミス様"


するとその時、歌声がアルテミスの名前を呼んできた。


「〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」


ビクンッ❤ビクッ❤


いきなりの出来事に驚いた女神の脳は一瞬遅れてそれを理解し、 雷に打たれたように激しく体を震わせる。


"アルテミス様" アルテミス様" "アルテミス様"


さらに歌声はメロディに乗せ歌詞としてアルテミスの名前を繰り返す。


「ほぉぉぉぉぉっ!?❤❤❤」


ガクガクッ❤ガクガクッ❤


アルテミスは人生で感じたことのない多幸感に包まれながら嬌声をあげる。


(何かっ❤何かクるぅぅぅぅ!?❤❤❤)


ビクンッ❤


そして彼女は歌う者に対する好意と恋慕に頭の中を埋め尽くされ、その場に立ったまま軽い絶頂を迎えた。












「ふぅ...これで少しは気持ちも落ち着くかな...」


歌い終えた鬼女マーメイドは岩陰で休んだままそう独りごちる。


「......!だ、誰!?」


気配を感じ慌てて振り返った彼女は、フラフラ...とした足取りでゆっくりこちらに近づいてくるアルテミスの姿を見て目を見開いて驚く。


「ア、アルテミス様っ!?いつからいらっしゃったのですか...!?」


鬼女マーメイドは自分の歌を聞かれたかと思い、顔を真っ赤にしながらアルテミスに尋ねる。しかしアルテミスはその問いかけに答えず鬼女マーメイドとの距離を詰め、ついに体が触れ合うほどまで近づいてきた。


ガシッ...


「...こん...❤」


「えっ...?」


鬼女マーメイドの両肩を掴んだアルテミスが小さな声で何かを呟く。状況がまだのみ込めていない鬼女マーメイドだがその言葉を聞き取れず、思わず疑問の声をあげる。


「...結婚❤...私とっ❤結婚してくれっ.❤」


するとかの女神は今度ははっきりと、叫ぶように鬼女マーメイドへ求婚してきた。


「えっ...あ...アルテミス様!?何を仰っているのですかっ...!?」


鬼女マーメイドは事態が理解できない。


(ア、アルテミス様が私と結婚してくれって...❤)


ドキドキ...❤ドキドキ...❤


しかし同時に彼女の乙女心は想い人からの求愛にこれ以上ないほどときめいてしまう。


「分からぬっ❤私も自分の気持ちが分からぬのだっ❤こんな気持ちは初めてで...❤あぁ...❤でもそなたのことを考えると胸がドキドキしてしまう❤好きだ❤好きなのだぁ❤」


ハァ...❤ハァ...❤ハァ...❤


アルテミスは溢れ出す感情を制御できないようで、混乱しながらも鬼女マーメイドに対する愛を呟き続ける。彼女の瞳の奥には魅了された証のハートマークがくっきりと浮かび上がっていた。


「......っ❤」


ゾクリ...❤


颯爽と自分を助けてくれた気高い女神の乱れる様に鬼女マーメイドの悪魔としての本能が刺激される。なぜ、どうしてという疑問や過程が全て吹き飛び、目の前の存在を自らの物にしたいという欲求が鬼女マーメイドの中に膨れ上がっていく。


「...アルテミス様❤少し落ち着いてください❤肩も少し痛いです❤」


「っ❤す、すまないっ❤でも私は......っ!?❤❤」


スッ...❤


慌てて手の力を緩めるアルテミスに対し、鬼女マーメイドは笑みを浮かべながら女神の両頬に手を添えた。人魚らしい整った顔立ちに微笑まれ、アルテミスは「んほぉ...❤」と小さな声をあげてしまう。鬼女マーメイドはクスリ...❤と声を漏らすとそのままアルテミスの顔へゆっくりと息を吹きかけた。


フゥゥゥゥ...❤


「ほぉぉぉぉぉぉっ!?❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


フワァァァン...❤


(あ、甘いぃぃぃっ❤)


顔に吹きかけられた温かい吐息は鬼女マーメイドのフェロモンをたっぷりと含んでおり、それを吸い込んでしまったアルテミスは情けない声をあげながら絶頂してしまう。


「ふふっ...❤」


しかし鬼女マーメイドの行動はそれで終わらず、アルテミスの頬を掴んだままゆっくりと自らの顔を近づけてくる。


(美しいぃ❤)


魅了されたアルテミスが鬼女マーメイドの顔に見蕩れてしまうのも束の間、お互いの唇が触れ合いプルン❤とした柔らかい感触がアルテミスの口を覆ってきた。


チュゥゥゥゥゥ❤


「〜〜〜〜〜〜〜っ!?❤❤❤」


波の音に紛れチュパ...❤ジュル...❤と粘膜同士が絡み合ういやらしい音が響く。


ガクガクッ❤ビクンッ❤


プシャァァァァァ...❤


しばらくの間硬直したアルテミスの体は一気に震え出し潮を噴いてしまう。岩には水溜まりができ、辺り一帯にメスの香りが広がった。


チュ...❤


「あぁ❤アルテミス様...❤可愛い...❤」


キスを終えた鬼女マーメイドはアルテミスの顔を覗き込み我慢できなくなったようだ。恍惚の表情を浮かべる女神の膝がカクン...❤と抜けると同時に彼女の顔を自らの胸の中に抱きしめる。


ムギュゥゥゥゥ❤


「んむぅぅぅぅぅぅぅっ!?❤❤❤」


ジタバタッ...❤ジタバタッ...❤


顔全体を柔らかい感触に包まれたアルテミスは四肢をバタつかせながらくぐもった悲鳴をあげた。


「わたしの匂いたっぷりと嗅いで覚えてください❤本当に嫌なら離れても大丈夫ですから❤アルテミス様の力なら私なんてすぐにつき飛ばせちゃいますよね...❤」


「っ!?!?❤」


鬼女マーメイドはアルテミスの耳元でそう囁く。美しい悪魔は暗に「これから抱きしめられ続けるのはお前自身の意思だ」と告げてきているのだ。


「っ❤っ❤」


ゾクゾクゾクッ...❤


しかしアルテミスにはその裏の意図を読み取る余裕すらない。彼女は母性の象徴である柔らかい乳房に顔を埋め、ミルクのような甘い香りを堪能することに忙しかったからだ。


フゥーッ❤フゥーッ❤フゴフゴ❤フゴフゴ❤


魅了されたアルテミスには自分からこの幸せすぎる牢獄を抜け出そうという選択肢はない。豚のように鼻を鳴らし鬼女マーメイドのフェロモンを吸い込み続け、より深い魅了と愛情の坩堝にハマっていってしまう。












「はい❤腕を上げてください❤バンザーイ❤」


ハグでアルテミスの抵抗心を全て削ぎ落とした鬼女マーメイドはより大胆な行動を取るようになっていた。アルテミスに指示を出し腕を上げさせると、汗でテカテカ...❤と輝く小麦色の腋に顔を近づけそのまま舌を這わせる。


ペロ...❤


「ひゃっ...!?❤」


「腕を下ろしちゃダメですよ❤」


アルテミスが咄嗟に腋を隠そうとするが鬼女マーメイドがそれを許さない。彼女はムンムン...❤と濃い匂いを放つアルテミスの腋を丹念に舐め、無垢な女神の体に新たな性感帯をつくっていく。


チュパチュパ❤ジュルッ❤レロォン...❤


「んっ...❤あひっ...❤あぁっ...!?❤」


最初はくすぐったさしか感じなかった腋が少しずつ快楽を感じる部位へと開発される。体をくねらせるアルテミスの声にはだんだんと甘さが混じるようになり、明らかに先程までとは違う反応を示していた。


「んむっ...ちゅぱ...❤アルテミス様の腋マンコ、とっても美味しいです❤ほら、アルテミス様も言ってみてください❤腋マンコ気持ちいいですって❤」


「なっ...!?❤」


依然腋を舐め続ける鬼女マーメイドからの指示に絶句するアルテミスは顔を真っ赤にしながら言葉を失ってしまう。


ジュルルッ❤


「んひぃぃぃっ!?❤わ、腋マンコ気持ちいいですぅぅ♥️」


しかし鬼女マーメイドが腋に吸い付き刺激すれば、アルテミスは使ったことのない恥ずかしい言葉をあっさりと言わされてしまった。

「よく出来ました❤」


「あぁぁぁっ❤」


ピチャピチャ❤レロ❤


ビクンッ❤


そして腋舐めだけで絶頂できるようになるまで鬼女マーメイドの"トレーニング"は続けられる。












「んふーっ❤んふーっ❤んふーっ❤」


「アルテミス様、息が荒いですよ❤くすぐったいです❤」


両方の腋を性感帯に開発された後、今度はアルテミスが鬼女マーメイドの腋に顔を埋める番となった。


ギュムッ❤


ムワァァァァァァ❤❤❤ムン...❤ムン...❤


「んほぉぉぉぉぉぉ❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


アルテミスは濃厚な腋フェロモンの香りに意識がトバされ、クンクン❤と鼻を鳴らしながら匂いを嗅ぎ続けるだけの存在へと成り果ててしまっている。鬼女マーメイドの腋に挟まれてから達した絶頂の数はもはや分からない。


「アルテミス様❤わたしもアルテミス様のことをお慕いしております❤ですが、結婚というのは急すぎて少し困惑してしまっているのです❤」


「っ!?❤んむーっ❤んんんっ❤❤❤」


鬼女マーメイドはアルテミスの心をより深く魅了するためあえてそのようなことを囁く。すると既に鬼女マーメイドなしでは生活を考えられなくなっているアルテミスは懇願するように腋の下で声をあげ始めた。


「わたしを安心させるために、アルテミス様がどれだけわたしを愛しているかを証明してくれませんか❤"今この場で"❤」


フーッ❤フーッ❤フーッ❤


アルテミスは鬼女マーメイドの言葉に従い、彼女への愛を示す方法を必死に考える。しかし腋フェロモンに侵されたピンク色に染まる思考が正常なことを思いつく訳もなく、結果としてアルテミスは女神あるまじき行動を取ってしまう。


ヘコ❤ヘコ❤ヘコヘコ❤


なんと彼女は鬼女マーメイドの腋に顔を挟まれたまま、その場で情けない腰振りを始めたのだ。


カクカク❤ヘコ❤ヘコ❤


まるで自らの負けを認めるかのような見る者の笑いを誘う無様な動き。ビショビショになった下着から腰が動く度、ピュッピュッ❤と愛液が周囲に飛び散っている。


「まあ❤そのようなことをするほどまでにわたしを愛してくださっているのですね❤」


クスクス...❤


「っ❤❤❤❤❤」


しかしその醜態を間近で見る鬼女マーメイドは楽しそうに笑いながらそう言ったため、それを聞いたアルテミスは「喜んでもらえてる❤」と思いより一層腰ヘコ求婚ダンスを踊り続けるようになってしまう。


ヘコヘコ❤ヘコヘコ❤


ムワァァァン...❤


アルテミスはしばらくの間甘酸っぱい腋の香りに包まれながら腰振りダンスと絶頂を繰り返すのだった。













「いきますよ、アルテミス様❤」


「はひぃ❤」


見事求婚に成功したアルテミスは岩陰の上に寝そべり、鼻息を荒くしながらゆっくりと自分の顔に落ちてくる鬼女マーメイドの尾ヒレを見上げている。


ギュムッ❤


「あへぇぇぇぇぇぇ❤❤❤」


アルテミスの顔に鬼女マーメイドの股が押し付けられ、愛液で湿ったメスの香りを放つ秘部がアルテミスを覆う。


モワァァァァン...❤ムンムン❤フワァァ...❤


1番濃い所のフェロモンを受けたアルテミスはマタタビを嗅いだ猫のようになり、そのまま夢中で鬼女マーメイドの女性器へとしゃぶりつく。


ジュルッ❤チュパッ❤


「あん❤アルテミス様❤気持ちいいですぅ❤」


鬼女マーメイドは甘い声を出しながら体を前に倒し、自らもアルテミスの股へ顔を近づける。


ピチャピチャ❤チュパ❤


レロォン❤ジュルル❤


いわゆるシックスナインの体勢になった2人は相手の女性器を舐め、互いへの愛情を確認しながら愛し合い続ける。


「イクっ❤イクぅぅん❤」


「わたしもイキますぅ...❤」











〜1ヶ月後〜


2人で愛し合った後アルテミスは鬼女マーメイドを連れすぐさま天界に戻り、自身の父であるゼウスに"嫁"として彼女を紹介した。修行相手を探すと言ってダアトに降りていった娘が結婚相手を見つけてきたことに驚きを隠せない様子のゼウスだったが、寛容な全能神は2人の結婚を認め祝福し、鬼女マーメイドは「女神」マーメイドとして神の末席に加わることになる。








「アルテミス様、お疲れ様です」


「あぁ」


天界にそびえる幻想的な神殿の中を歩くアルテミスに配下の天使たちが挨拶と礼をしてくる。それに軽く返事を返したアルテミスはそのまま颯爽とその場を去っていった。先程まで修行していたのか、うっすらと汗をかいている様子だ。


「いつ見ても凛々しいお姿だわ...」


その背中を見送る天使たちは口々に月と狩りの女神の美しさと強さを讃える言葉を呟く。







「おかえりなさい❤アルテミス様❤」


2人のために用意された部屋で待機していたマーメイドは帰ってきたアルテミスのことを出迎える。


「あぁ❤マーメイド❤ただいまですわ❤」


マーメイドを見たアルテミスはパッと表情を明るくさせ、普段の武人らしい言葉遣いとはかけ離れたお嬢様口調で帰りを告げた。ゼウスのような家族の前で感情が昂った時にしか見せない口調だが、アルテミスにとってはマーメイドは自身を取り繕わなくてもいいお嫁さんという存在なのだ。自らの素の口調で喋ることは当たり前である。


「それではまずは身を清めて差し上げます❤こちらへ❤」


「っ❤お願いしますわ❤」


クスリ...❤と微笑みながら手招きするマーメイドにアルテミスは期待した表情で近づいていく。




「あぁんっ❤んひぃぃぃぃぃ❤」


ジュルッ❤ピチャピチャ❤レロォン❤


数十秒後、部屋の中にはアルテミスの嬌声と水っぽい音が鳴り響いていた。


「んっ❤沢山汗をかいたのですね❤しょっぱくていつもより匂いが濃いです...❤」


アルテミスに腕を上げさせ顕になった腋を舐めしゃぶるマーメイドは羞恥心を煽るためそう言う。


「ごめんなさ...んおぉぉぉぉっ!?❤」


ジュルルルッ❤


咄嗟に謝ろうとしたアルテミスだったが、マーメイドが勢いよく腋を啜ったことで甘い悲鳴へ変わってしまった。


「なぜ謝るのですか❤アルテミス様はわたしの愛をまだ理解してくれていないのですね❤あなたに憧れる天使たちはきっとこの姿を見たら幻滅するでしょうが、わたしだけはアルテミス様を愛し続ける自信があるのですよ❤」


マーメイドは言葉責めの中に自身への依存を強めるような発言を散りばめつつ、愛しい妻の興奮を高めさせていく。


「は、はひぃぃ❤嬉しいですわぁぁぁ❤わたくしもマーメイドのことを愛してますのぉぉ❤もっとっ❤もっと腋マンコいじめてくださいませぇぇぇ❤」


嫁の手のひらの上で転がされるアルテミスは以前の"教育"で覚えさせられたおねだりと共にマーメイドに対する愛を叫ぶ。


「うふっ...❤いい子ですね❤これが終わったら今度はわたしの腋に顔を挟んで、たっぷり可愛がってあげますからね...❤」


「〜〜〜〜〜〜っ❤❤❤❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


囁かれたあまりにも魅力的な言葉に絶頂してしまうアルテミス。そうして両想いで結ばれた一柱の女神と悪魔のカップルは、天界で愛情と淫欲にまみれた生活を送り続けるのだった...



※いただいていたリクエスト

もし可能なら「真・女神転生V」に登場する女神アルテミスが、鬼女マーメイドに魅了されて百合婚するお話をお願いします。


※原作

真・女神転生V


※レズ堕ちキャラ

女神アルテミス

一人称は「私」 二人称は「そなた」 中性的な口調で話す。

詳しいキャラ付けについてはこちらの動画を参照してください。

https://www.youtube.com/watch?v=sNQm8KVnQkM


※相手役

鬼女マーメイド

一人称は「わたし」 二人称は「あなた」(アルテミスには様付け) 落ち着いた女性的な口調で話す。

詳しいキャラ付けはこちらのページを参照してください。

pixpedia/鬼女マーメイド

また原作より少しだけ豊満な体つき(アルテミスの顔を胸に収められるくらい)だと嬉しいです。


※あらすじ

凶暴な悪魔に襲われていたマーメイドは、修行の為に下界へと降りてきた女神アルテミスによって危機を救われ、恋に堕ちます。

相手は最高神ゼウスの娘、恋は実らないだろうと思いながらも、修行を重ねるアルテミスを讃える歌を陰ながら送るマーメイド。

しかし、処女神であるアルテミスに魅了の効果のあるマーメイドの歌は予想外の効果をもたらし、マーメイドの全てにガチ恋したレズ堕ち女神を生み出し、求婚されてしまうのでした…。


※シチュエーション

・マーメイドの声だけで軽イキしてしまうほど魅了されたアルテミスによる嫁入り懇願。

・格好いいアルテミスの無様な姿に興奮し、甘い吐息とキスで潮吹き絶頂させる。

・胸にアルテミスの顔を閉じ込めてマーメイドの甘い匂いを覚え込ませる。

・アルテミスの腋を舐めて性感帯として開発(アルテミスに「腋マ〇コ」などの恥ずかしい言葉を言わせてほしいです)。

・マーメイドの腋をアルテミスの顔に押し付けて腰ヘコ百合嫁として宣言させる。

・69の姿勢で互いの愛情を確認し合いながらイチャラブ愛撫。


アルテミスの妻として正式に迎えられた「女神」マーメイドは、アルテミスの修行を支えつつ汗だくになった恋人を言葉攻めしながら可愛がり、腋だけでイカせながら生涯幸せに過ごしました…というラストでお願いします。


More Creators