※投稿一年経過作品のため無料公開となりました 寄生能力をもったスライムに取り込まれ、体を乗っ取られてしまったケモヒーローシチュです 有料プラン用にオマケでミニ小説がついています ~~~~~~~~ 街に現れた怪人と対峙し戦闘をしていたバンテージだったが、相手はスライムのような物質を自由に操作できる能力のようで予想しない方向からの攻撃に苦戦をしていた それでも1人で善戦していたバンテージだったが、不意に着地した地面から大量のスライムが湧き上がり彼の下半身を包んで拘束してしまったのだった 「な、なんだコレは!?」 紺色を基調としたスーツとマスクを身につけたヒーロー、バンテージの体にくにくにと妖しく蠢く紫色のスライムがせりあがってくる 逃がれようと足を持ち上げ力をこめるが、スライムの粘着力の方が強くまるで固まりかけの接着剤のようにぎちちっと足が拘束されており自由に動くことすらできなかった 「くっそお、取れない…この!」 じたじたと固まった足をよじるバンテージだったが、足のことに夢中になり背後にせまる気配に気づいていなかった 下半身にへばりついているスライムと同じ物が彼の背後で大きく伸び上がり、バンテージの体を丸ごと包むように覆い被せられた 「うわっ、しまった……!?んむぶぅっ!!?」 ぐにょんとしたスライムはあっという間にバンテージに絡みつき、紺色のスーツが毒々しい紫色に包まれていく 苦しそうに呻くバンテージの声がまだ包まれきっていない口元から盛れているが、やがてそこもスライムに包まれてしまいバンテージの体はくにょくにょとスライムの中で蠢いていた 「く……あ、はぁっ……!」 むにゅんむにゅんとバンテージの体をスライムが這う度に苦しそうな声をあげる が、その声が段々熱のこもったものに変化していっていた バンテージの体のラインを強調させるように、スライムに包まれた彼の体は腹筋や太もも、股間といった部分がむっちりと浮き上がり、バンテージがよじる度にラバーめいたゴムのような擦れ音がキュキュッと響く 「んあ、う………ふぅ……」 やがてバンテージの動きが静かになり、ピシッと背筋を伸ばした直立不動の姿勢になると、スライムが彼の体の中に染み込んでいくようにズブズブと溶けて沈んでいった スライムがすべてバンテージの中に溶け込み彼の姿が露になるがそこにいる姿はスライムに包まれる前と随分変わっていた 「……はぁ」 小さく吐息をはき、それは自分の体を確認するようにペタペタと触る スーツや体毛がすべて紫色に染まり、爽やかなヒーローの姿は毒々しい紫の怪人のような姿へと変えられていた 「寄生完了、対象の肉体を完全に支配いたしました」 普段と違い蛍光色の緑色に光る目は無機質に空を見つめ、暗がりに立つ怪人へと敬意をもった言葉遣いで話しかける 「命令をお願いします、我が主…」 バンテージだったヒーローはそう怪人へと頭を垂れ、思考と肉体を乗っ取られたまま悪の組織へと忠誠を誓うのだった……
DalmKal
2019-05-03 20:12:22 +0000 UTC