SakeTami
錫(あおがね)
錫(あおがね)

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Special 1st イラスト連動SS(支援プラン)

・・・目が覚めると優美は、下半身と両腕を壁に埋められた状態になっていた。 壁は液状の金属で出来ているらしく、上から垂れるようにシワが出来ていた。 身体には液体が流れる感覚が伝わってくる。 優美は身体を動かして抜け出そうとしてみたものの、まったく動かない。 液体であるはずのその壁は、優美の身体をガッチリと抑えていた。 何度動いてももがいても、抜ける気配はない。 優美の眼前には鏡のように磨かれた銀の壁があるのだが、 その壁には優美の無様な姿が映っている。 その無様な姿を見て少し恥ずかしがる優美。 誰かに見られる前に抜け出さねば。 ふたたびもがき始めた優美。 しかし、その時だった。 とてつもないほどの冷たい刺激が優美の身体を襲った。 埋まっている部分が急に冷たくなり、快感のあまり喘いでしまう優美。 気が付くと、下半身の感覚が無くなっていた。 何かと一体化したかのような、何かで侵食されてしまったかのようにも感じられる。 不思議に思う優美。 しばらくするとそれは下半身だけでなく、胸、肩、首にまで迫ってきた。 ふと、目の前の銀の壁に目をやると、 そこには銀色に染まりつつある優美の姿が映っていた。 そう、優美は壁に取り込まれつつあったのだ。 自分の身体が壁に取り込まれつつあることを理解した優美は、 銀色になりつつある自分の姿をあっさり受け入れてしまい、 全身が銀で侵食されるのを待ち続けたのであった。 冷たい刺激が脳に伝わってきた。 まもなく優美は壁を彩る銀の胸像へと生まれ変わる。 誰が彼女を見てくれるのかは分からない。 しかし、銀製のオブジェとして扱われることを良く思う優美にとっては、見てもらえることなどどうでもいいことであった。


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