こちょクエ!? ⑰『自分が変態だと納得した時が一番安心してしまうのは何故だろう?』
Added 2025-09-23 13:43:19 +0000 UTC17:『自分が変態だと納得した時が一番安心してしまうのは何故だろう?』 「腋って……なぜ人からマジマジと見られると恥ずかしく感じるんでしょうね? 別に特別な部位とかではない筈なのに……」 エルサはそう言いながら背後から両手を突き出して私の“腋”に手を触れさせた。 私はそのゾクッとするような冷たい指先に「ひにゃっっはっっ!?!?」っという大きな悲鳴を上げさせら身体をビクンと跳ねさせてしまう。 「こうやって触られる感触も“気色悪い”としか感じないし……くすぐったくて笑い出しても息が続かなくなって“苦しい”くらいにしか思えないのに……くすぐりフェチの人ってなんでそういう事されるのが好きなのでしょうね? 私には姉さんや沙織さんの性癖がさっぱり理解出来ません……」 私の大袈裟な反応を見たエルサは、腋に触れさせた手をコチョリ、コチョリ……とゆっくりと動かし少しずつくすぐりの刺激を強めいていく。 私はその刺激に先程とは逆の方向に身体を跳ねさせた後、口をヒクヒクと引き攣らせて力の入らない笑いを吐き始めてしまう。 「んひっ!? ニヒヒヒヒヒヒヒ……いひひひひひひひ! くふふふふふふふふふふ、んぐくくくくくくくくくくくくくく……」 伸びきった腋の窪みの肌を細い指先が上下に優しく撫で往復してくる。その刺激はあまりにもどかしくてこそばゆく、反射的に零れてしまう笑いがすぐに制御不能に陥ってしまう。 「しかし、嘘をついたり胡麻化したりする態度は気に入りません。気持ち良いなら素直に気持ち良いと……その様に言わないと相手には伝わりませんよ?」 エルサの指は私の腋の弱い箇所を的確に指先で触れて、そこを優しく“コチョコチョ♥”と爪の先で引っ掻いてくすぐったくしてくる。 そのあまりに正確無比な責め立て方は私の笑いたい欲を猛烈に掻き立てて口元まで笑いを込み上げさせるのだけど……刺激があまりに優しい為に爆笑とまでは至れず、苦悶の声は出すがさっきまでのような激しい笑いを出せずにいる。 それが何とも言えない中途半端さを生み、私の“笑いを吐きたい欲”だけが高まって昇華できないというジレンマを生む。 「くっっふふふふふ! んくくくく……や……だ……ひくくくく……」 さっきまでの、激しいくすぐったさに大笑いを吐き続けた私からすれば……この“くすぐったいけど笑うに至れない”中途半端な刺激は快感を寸止めされている焦らしのように感じられ胸の奥がモヤモヤして仕方がない。 いっそのこと……さっきみたいに思いっきりくすぐったくされて笑わされた方が……苦しいけど笑った時の爽快感が得られて気持ち良いとさえ思えてしまう。 だけど、エルサは私の腋を前にしてもその様な強い刺激を加えず……食べ物を目の前に置かれて食べさせないという生殺しの状態を刺激によって強いている。 「フフ……。思いっきりくすぐられた後でこんな風に撫でるだけの触り方をされれば……もどかしくて逆に苦しいでしょ?」 それはルカ様の責めとは真逆の“静の責め”であると私は感じた。 ルカ様の責めは……徹底して笑わせて疲弊させて苦しめるという“常にアクティブな責め”であると言えるが、エルサの責め方はもどかしさや焦燥感を煽る責めが中心であり……私を笑わす事だけが目的ではないくすぐり方を携えていると言える。 笑わす事だけでないという責めの中には彼女の巧みな言葉責めも私の精神を擦り減らす一因として組み込まれている。 「私……知ってるんですよ? くすぐりフェチの人って……こんな風に……ギリギリ笑わずに済む様な刺激で責められたら……堪らなくなるって♥」 くすぐりフェチではないと豪語している彼女だが、無知を装っていても彼女の言葉も責めもいちいち的確で……私からすればルカ様以上に驚異的だと感じてしまう。 「思いっきり……笑いたいでしょ? 私に思いっきりワキをくすぐられて……笑わされたいでしょ?」 彼女は私が“もどかしい!”と感じた瞬間を見定めて、言葉による誘導を仕掛けて来る。 私がピクン! と身体を反応させたタイミングを見計らって、腋へのくすぐりをワザと弱めて刺激を最小限に萎めてしまう。 「はっっひっっひひ! くひ……ひひ……んくくく!!」 ヤるならもっと強くヤれば良いのに……そうでなければ手を放してくれた方が何倍もマシだと思えるのに……エルサの手は、どっちつかずの刺激を延々と私の腋に加えて来る。 二の腕の裏をサワ~っと撫で上げたり、腋から肩にかけての肌を指先でなぞったり、腋から胸の横までの肌を爪の先で軽く引っ掻いたり…… 笑うには至らなくても反応せずにはいられない! と私が思える刺激に調節を施したくすぐりをその両手に行わせている。 それに晒されていかに苦しい思いをしているか……エルサはちゃんと理解して責めに興じている。 だって……本当に素人だったら……こんなギリギリの刺激を与える事など出来る筈もないのだから……。素人であればある程、こんな無防備に晒された腋を見て責め欲が掻き立てられない筈が無い。 エルサは自分の責め欲をしっかりと自分でコントロールして、自分の思い通りの責めを出来るよう調整している。そう思えるから彼女は絶対に素人ではないと断言できる。 ……ルカ様の血を色濃く受け継ぎつつも冷静な責め立て役として成長してしまったプロの攻め手であると言い切ることが出来る。 流石は“あの”ルカ様の妹である。姉妹で静と動の責めが出来るなど……もはや私の手に負える事案ではない。魔王だか淫魔女王だかが世界征服を企んでいるという脅威よりも、彼女達がこの世界に同時に存在しているという事の方が私にとっては脅威だし……恐ろしいと言える。 「ほら、ココ……弱いんですよね? ルカ姉から聞きましたよ……」 エルサは手を私の胸横に移動させ、肋骨の浮き出た肌を両手で掴むように構えその様に言葉を零す。 そしてすぐさま構えた指をランダムに動かし始め、肋骨の間に指先を挿し込む様な刺激を送り込み始める。 その刺激を受けた私は、目尻に溜まっていた涙を横に吹き飛ばす勢いで目をカッと開き、緩い笑いを垂れ流すだけの状態となっていた口から久々にハッキリとした笑いを吐き出す事となった。 「ぶひゃはっっ!?!? ンビャ~~~~~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! そこらめっへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! そこ弱いぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! ダメぇへへへへへへへへへへへへへ!!」 胸の横にグッと食い込んだ10本の指が、私の肋骨を掴んだ格好のままグニグニと強く刺激を送り込んで来る。その刺激は眠っていた目を一気に冷ます勢いの笑いを私に強制し、身体も今まで以上に苦悶に震え拘束されている事も忘れているかのようにガクガクと身動ぎを始めてしまう。 「にょほ~~っほほほほほほほほほほ、おひゃはははははははははははははははははははははははははははははは、くすぐったっっはははははははははははははは、ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! くすぐった過ぎぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひ!!」 右・左・右・左……と、交互に力を込めて肋骨の間を強く刺激し私から激しい笑いを搾り取っていくエルサのくすぐりだったが、私が“これから苦しくなる!”と覚悟し始めた頃合いを見定めて、その刺激を徐々に緩めくすぐり方を温和なモノへと変化させてしまう。 「はぎひひひひひひひひひひひ!? イヒヒ……ヒヒ? はひひ……ぁは……はは……」 激しく燃え上がる様なくすぐったさに苛まれたかと思ったら急にクールダウンさせられ口から笑いを吐けなくなってしまった私は、一瞬で終わったその激しいくすぐりに身体が無性に物足りなさを感じ始めもどかしい感覚を味わってしまう。 笑うのが続けば確実に苦しくなると理解している筈なのに……笑わされて苦しくなれない自分が中途半端に感じられ、逆に消化不良の気持ちに苛まれる事になってしまう。 身体は苦しくされていないのに……心が苦しい。そんな感覚が……いつしか脳の隅っこに芽生え始めてしまう。 「ほ~ら、もっと悶えて下さい? 今……笑わされた感覚を思い出しながら、この“ワキ愛撫”に悶えて苦しんでください♥」 胸横から腋の中心に向けて全ての指がザワザワ蠢きながら移動してくる。その指の触り方は、ほんの少し肌の表皮を撫でるだけの薄い触り方で……刺激を与えられると耐え難い痒さに襲われて身体が勝手に拒否反応を起こしてしまう。 手がワキの中心に辿り着くと、今度はそこを中指1本だけに構え直してツツツ~と強張った腋の肌をなぞり上げる刺激に変える。その刺激があまりにじれったくて……私は毎度そのこそばゆさに悲鳴を上げさせられてしまう。 「にょひゃ~~~~~~~~っ!?!? はひゃ、あひゃ……アヒャヒャ! くぃぃひっっ!!」 伸びきったワキの肌をツツツっと優しく触れては絵を描くように滑っていくエルサの中指……その指が腋窩の敏感な肌に触れる度に異常な寒気と異常なもどかしさを纏って私を悶えさせようとして来る。私はその刺激に必死に声を出さないよう勤めて我慢しようとするが、エルサの触り方は私から悲鳴を搾り取るのに最も効率的な箇所を選別して触ってきている為我慢なんて出来よう筈がない。 結局私は……自分が意図していない情けない悲鳴を何度も上げさせられる事となり、恥ずかしさとじれったさの募った悶え方を強要されてしまう事になる。 「あはひゃ! はひゃぁぁっっ……あっ……あっ……あは……あは……あはは……」 悶えれば悶える程に苦しさは増していく。身体は勝手に“笑いたい”と切望し、私の意を介さず我慢出来なくなった小粒な笑いを断続的に吐いてしまう。 本当はもっと……肺の酸素が空っぽになるくらいの笑いを口から吐き出したいのに…… エルサの触り方は確かにくすぐったくて耐え難いが、笑える程の強い刺激ではない……どちらかと言えば愛撫に近い刺激だ。 胸や股間をこのような責め方で触られる分には大歓迎だけど、くすぐりに弱い“腋”をこんな責め方をされてはじれったさしか受け取れず欲求不満の方が高まるばかりだ。 苦しい…… 笑ってないのに……滅茶苦茶……苦しい…… 笑わされていないから……逆に苦しい…… 「どうですか? 沙織さん……私にこんな風に焦らされて……苦しくて堪らないのではありませんか?」 「はぐぅぅぅ~~ふっ! ふっぅぅぅ……んふ、くふぅぅ!! 苦しい……」 「そうでしょうね。思いっきり笑った時の感覚を体が覚えているでしょうから……こういう、なぞるだけの刺激というのはじれったくて堪らないでしょう?」 「くぅぅふっっ! んぐぅぅぅ……うっ……ふくく……じれったい! 苦しい!!」 「さて……これからどうしてあげましょうか? このまま優しく撫でるだけの刺激で生殺しを続けてあげましょうか? それとも……」 「くひっ!? ひぃっ! な、生殺しは……嫌っっっ!!」 「嫌ですか? では……どうして貰いたいですか? 私に……」 「っ!? うっうぅぅ……そ、それは……その……(ゴニョゴニョ)」 「うん? 聞こえませんねぇ~~そんな小声で喋っていては……私には何も伝わりませんよ?」 「うぐぅぅぅ!? うぅ……」 「恥ずかしくて言えませんか? でしたら……この愛撫自体もココでやめてあげても構いませんよ? 身体に触らず……拘束されたままの沙織さんを眺めるだけの時間にしてあげても……良いのですよ?」 その様に告げるとエルサの手が腋から離されてしまう。そして、目の前でワザとらしくコチョコチョとくすぐるフリをして見せ“このままくすぐらずに離れても良いのか?”と無言で問いかけて来る。 私はその指の動きを見てゴクリと生唾を呑み込んで、顔を横に振って“それは嫌だ”と態度で返答する。しかし……エルサは私の態度を見てもそれを答えだとは受け取ってくれず……離した手を自分の方へと戻して私の視界から手を隠してしまう。 「あっ! ちょっ……」 本当にくすぐる事をやめて手を引っ込めてしまったエルサに、私は思わず焦る声で言葉が漏れてしまう。 「なんですか? もう良いのでしょう? 返事がないということは……そういう事ですよね?」 焦っている私にエルサは冷たくそう言って背後から正面に回り込んで私の顔を覗き込んで来る。 「い、いや……その……」 思わず出てしまった制止の言葉に私は急に恥ずかしさが増し、頬を火照らせてしまう。 「(クス♥)言いたいことがあるなら……ちゃんと私に伝えてください? でないと……私は貴女の期待には応えませんよ? 一切……」 意地悪な笑みを口元に携え、ズイっと私の顔に自分の顔を近づけ圧をかけて来る彼女に……私は「うぅっ!」と唸り声を上げて軽く顎を引かせて距離を置く。 「で、で、でも……その……私から言うのは……恥ずかしぃ……から……」 目を逸らし“察してくれよ”と言わんばかりの言葉を紡ぐ私。しかしエルサはそんな私の恥ずかしさを汲むような事はせず自分の口から言いなさいと笑みを消し真面目な顔で私に忠告を零して来る。 「恥ずかしくて言えないのでしたら……ずっとこのままです。この隠せない腋を私に見られながら、もどかしい気持ちを抱えてゲームが再開されるのを待つ事になりますよ? それでも良いのですか?」 その忠告は私にとっては死刑宣告に等しい。そんな事をされれば、どれだけモヤモヤした気分で一日を過ごさないとならなくなるか……計り知れない。 考えただけでも頭がおかしくなりそうだ……と、この精神を擦り切らされそうなお預けに拷問めいた恐怖を感じた私はすぐに恭順の意を示す。 「ひっ!? や……嫌……です……。そんなの……きっと……耐えられない……」 「嫌なら……どうして欲しいのか……ちゃんと口に出して言ってください?」 「うっっくっ! うぅぅぅぅ……あうぅぅぅぅ!!」 私は顔から火が出そうな勢いの恥ずかしさに身体をくねらせて悶えてしまう。しかしエルサはそんな私の恥ずかしがる態度を見ても眉をピクリとも動かさないでじっと私の顔を見つめる。 「うぅぅぅ……そ、その……えっと……」 「………………はい……」 「あ、あの……アレを……して……欲しい……と、言いますか……」 「……アレとは?」 「うっ!? くっ!!」 「アレって……何です? 焦らしプレイの事ですか?」 「ち、違っっ!! アレはその……ほら、さっき私にヤったみたいに……」 「さっき……ヤった? それはやはり……焦らしの事じゃありませんか……」 「そ、そうじゃなくてっ!! その前!」 「……その……前?」 「少しだけ……ヤってくれたじゃない……その……脇の下を……」 「……脇の下を……?」 「こ、こ、こ、こちょ……こちょ……って……」 「……こちょこちょ?」 「そ、そ、そう! 思いっきり……コチョコチョしたじゃん! さっき!!」 「………………」 「うっ……うぅぅぅぅ! (は、恥ずかしいっ!! 滅茶苦茶恥ずかしいっっ!!)」 「コチョコチョ……ですか?」 「そ、そう!」 「脇の下を?」 「そう……そうよっ!!」 「して欲しい……と? 私に?」 「う、うぐっっ!! うぅぅぅ……」 「あら……胡麻化すんですか? でしたら……」 「そ、そうっ! して欲しいのっ!!」 「ふぅ~~ん? ところで……その“コチョコチョ”って……どの程度の刺激を与えれば良いのでしょうか?」 「……へっ??」 「ほら……コチョコチョにも種類があるでしょう? 優し~く愛撫するコチョコチョもあれば……激しく掻き毟る様なコチョコチョも……♥」 「は、激しくに決まってるでしょ! ここまで誘導しておいてそれも私に言わすの!? 意地が悪すぎるわよっ!!」 「フフフ♥ 意地が悪い……ですか? そうですね……私は……少し意地悪かもしれません……」 私の恥ずかしさ紛れの反論にエルサは気を悪くするどころか大層その言葉が気に入ったようで、何度かその言葉を繰り返し自分に言い聞かせながら私の正面から再び背後の方へと移動して行った。 「意地悪かぁ……そんな言葉、姉さんからも言われた事ありませんでした……」 私の背後へと回り終えたエルサは、先程と同じように両手を背中側から突き出し手をモジョモジョと動かして見せながら私の耳元に口を運ぶ。 『では、意地悪ついでにもう少しだけイジメて差し上げましょう♥』 耳元に近づけて口から囁くようにそう私に告げると、両手を胸横に近づけ……肌に触れるか触れないかギリギリの距離を保って私に更なる言葉を囁き入れ始める。 『沙織さんは……私に……どんな“コチョコチョ”をされたいですか? どんな風にくすぐったくされたいですか?』 「っっ!? ど、ど、どんなって……。それはさっき言った筈じゃ……」 『恥ずかしがらなくて良いですから……もう一度言ってみて下さい……』 「うっっぐぅぅ! だ、だからっ! 狙ってるソコを! 手でくすぐってって言ってんのっ!! これで良いんでしょ?」 『だ~~~め♥ もっと“頭が悪そうな言葉”でおねだりして下さい?」 「あ、頭が……悪そうな?」 『子供がおねだりするような感じで言い直してください♥』 「こ、子供??」 「難しい言葉は使わなくていいんです。心のままに希望を告げて下さい♥ 何処を……誰の手で……どんな風に……貴女がどうなるくらいまで私は責めれば良いのですか?』 「ど、何処って……だから……ソコを……」 『ソコってどこですか? 具体的に♥』 「うっ! うぅぅ……わ、脇の下……」 『それもまだ具体的じゃないですよ? 正確には何処ですか?』 「ぬぐっ!! む、胸……の……横……」 『胸の……横ぉ?』 「ろ、肋骨の浮き出てるトコ!」 『ふむ……それで? その……肋骨が浮き出てる所を、誰の手でどうして貰いたいのです?』 「そ、そんなの……エルサさんの手に決まってる……でしょ!」 『あぁ……私の事は“エルサ”と呼び捨てにして下さい♥ エルサさんって……他人行儀で嫌なので……』 「他人行儀って……当然でしょ! 今日会ったばっかりの他人なんだらっ!!」 『それで? 私の手に……どうされたいのです?』 「うぐっ!! くぅぅ!!」 『ほら、どうされたいのですか? 言ってください?』 「く、くすぐ……られ……たぃ……」 『はい? 今、なんと言いました?』 「く、くすぐられたい! そう言ったのっ!!」 『あらあら、そんな賢そうな言葉は使ってはいけませんよ……もっと馬鹿みたいな言葉で仰っていただかないと……』 「は、はぁ?? 馬鹿みたいなって……」 『ほら、子供だったらどんな言い方します? くすぐって……なんて言わないでしょ?』 「うっっ!! くっ!!」 『子供みたいに……馬鹿みたいな言い方で……おねだりして下さい? でないと……何もしてあげませんよ?』 「ぐぬぅぅぅぅ!! こ、こちょ……こちょ……?」 『……はい?』 「こ、こちょこちょ!! してよ! 私の……コト……」 『まぁ……“こちょこちょ”して欲しいんですかぁ? 子供でもないのにぃ?』 「うぐっっ!! こ、このっ!! あんたが言えって言ったんでしょうがっっ!!」 『それでぇ~? 沙織ちゃんは〜どんな風にコチョコチョして欲しいのかなぁ?』 「ど、どんな風にって……」 『優しく撫でてあげたら良い? それとも……』 「あぁもうっ!! 滅茶苦茶にっ! 強くコチョコチョしてっ!!」 『あら……良いですかぁ? 胸の横をそんな風に強くコチョコチョしたら……沙織さんを死ぬほど笑わせてしまう事になりますよぉ?』 「い、良いからっっ!! 死ぬほど笑っても良いからっ!!」 『苦しいですよ? 辛いですよ? それでも……良いのですか?』 「い、良いって言ってるでしょ!! も、もうっ!! 焦らさなくて良いからさっさとヤってよ!! こっちはもう……恥ずかしくてもどかしくて頭おかしくなりそうなんふぁからっ!!!」 『ふむ……まぁ……今日はこれくらいにしてあげましょうか……。でないと沙織さんが……キレ散らかしてしまいそうですし♥』 「ぐぬぬぬぬぬっっ!!」 彼女の言う“調教”とやらにまんまと乗せられてしまった私は、恥ずかしいと分かっていながらも彼女の誘導通りに馬鹿みたいな言葉を紡いでおねだりの言葉を吐かされてしまった。 今までは勝手にくすぐらるだけの被害者であり自分を不運だと呪ってさえいたが、まさか自分から“くすぐって下さい”と言わされる日が来るとは思ってもみなかった。 自分からおねだりするという事は、私が“くすぐられて気持ち良くなりたい”と告げているのと同意である為……自分の隠していた性癖が全てバレてしまったかのようで死ぬほど恥ずかしい。 恥ずかしいが……その言い辛かった言葉を言い終えると、不思議な安堵感に包まれてしまい困惑もさせられてしまう。 まるで、言い出せなかった事を家族に打ち明けられたかのような安堵感……それを私はエルサに向けて覚えてしまっているようだ。 これが……調教であると言うのであれば……それはまさに成功であると称さなくてはならないだろう。 だって……言い終えてから覚えた安堵感は、すぐに猛烈な“責められたい欲”に書き変えられて私の胸奥をムラムラと焦がしてやまないのだから…… 恥ずかしい言葉を言わされたという経験はすぐに被虐欲と交じり合い、私の快感中枢を何倍にも敏感にさせ期待を膨らませてしまう。 これから……おねだりした通りの行為をして貰えるのだと……体は勝手に疼き、股間は与えられるであろう刺激に対して快感の期待を高めていく。 私は……自分の腋や胸の先端が期待にピクピクと震えているのを見て察してしまう。 『あぁ……私ってやっぱり……変態だったんだ』と、自覚し……ドクンと大きく胸を高鳴らせてしまう。 しかし、責められ欲が限界まで高まった私は……その事を後悔しない。 むしろ、変態で良かったとさえ自分を諭してしまう。 だって……くすぐりに笑わされるのって……気持ち良い事だって…… 誰よりも理解しているのだから……。