こちょクエ!? ⑤『修行という名のイジメである事は分かってるけど、私ってばこんな時でも……』
Added 2025-08-08 13:48:49 +0000 UTC5:『修行という名のイジメである事は分かっているけど、私ってばこんな時でも……』 次の日―― 「はぁ~~~い、まだまだ我慢だよぉ~? まだ笑っちゃ駄目だからねぇ~?」 朝起きるなり、私はピリカに指示され宿屋の壁の上に手をついた状態をキープさせられていた。 「ちょっっ……くふ♥ ピリカぁ? 何でこんな事……うぉぅ♥ んくくくく……」 服は袖の無いタンクトップ、下半身はホットパンツに裸足という前日と同じ格好。私はその格好で壁の方を向いて立ち両手を頭上高くに伸ばした姿勢を取るよう指示された。 「言ったでしょ? 僕は面倒臭いのが大っ嫌いなの。余計な所で死んで貰っても困るから……こうして耐性が付くよう修行してやろうって思った訳!」 壁の上の方に手をついた状態になれば当然袖の無い服からは“腋”の部位が露出する事になる。ピリカはその無防備に晒された私の腋に自身の魔法で生成した2本の“鳥の羽根”を触れさせ、ゆっくり上下に撫でてくすぐっている。 「にゃはっ♥ あひゃはっっひ!? くくくくっ……な、何で私がそんな事……しなきゃ……いけないのよぉぉ!」 鳥の羽根のゴワゴワした毛先が伸びきった腋の筋に触れると、私は飛び上がってしまいそうなこそばゆさを与えられつい変な声を上げてしまう。 その触れた羽根先がツツツとワキの下を上下に撫でれば、そこから異常なこそばゆさが湧き上がって来て思わず手を降ろしそうになってしまう。 「君はさ……昨日、負けイベントの無い雑魚敵に負けかけたんだよ? あんなクソ弱い雑魚に笑い死にさせられたら……勇者なんて名乗る資格ないじゃん」 しかし、ピリカは私の手に魔法をかけており……私が万歳の格好から手を降ろせないよう施している。その魔法に抗えない私は、お尻をクネクネと左右に振りつつ彼女の陰湿な羽根くすぐりに笑わないよう耐える事を余儀なくされている。 「ゆ、勇者なんて名乗った覚えは……無ひぃぃっ!? ひっ、ひっ、ひぃぃっっ!?!?」 私がピリカに口答えすると、彼女はそれを罰するように羽根を腋の中心に運んでそこをソワソワと意地悪くくすぐり始める。伸びきった腋に羽根の痛痒い先端が触れると、もうそれだけでどうしようもないくすぐったさが湧き上がって来て笑いが我慢できなくなってしまうけど……私は必死に込み上げて来る笑いに対して歯を強く噛ませて我慢する。 しかし、羽根のくすぐりは的確に私の笑いたい欲を刺激し続け私の口をこじ開けようと強い可笑しさを押し上げ続けてしまう。 私はその圧力に屈さないよう顎を震わせ涙目になりながら必死に足をバタつかせ笑う事だけは阻止しようと意識を集中する。 「君が自覚してなくても周りやゲームシステムは君を勇者として認識してるんだわ。だから、せめて雑魚に殺さない程度には耐性をつける必要があんの!」 羽根の尖った先端がツツゥ~~~っと腋の筋をなぞると、私の腋の筋肉はその刺激を拒否するようにヒクヒクっと可愛く震えてしまう。その震える姿を面白がってかピリカは顔をニヤニヤさせながらもそのくすぐりを何度も実行し、背中まで抜けるような強烈な寒気と耐え難いじれったさを私に味合わせていく。 「こ、こんなの……イジメ以外の何ものでもないじゃない! も、もう良いでしょ? いい加減……この拘束を解いてよっ!」 壁の上に両手を上げた状態の手は、光るガムテープのような魔法によって手首を壁に貼り付けられていて私の力では外す事が出来ない。 テープのように薄っぺらな見た目の拘束帯であるにもかかわらず、強度は見た目以上に高く私の手首は壁から一切動かす事も出来ない。 腕が下ろせないというじれったさと、羽根先がワキを優しくなぞるというじれったさが合わさり……私はじれったさの極致に突き落とされている気分にさせられているが、それが自分の力ではどうする事も出来ないとなるとそこにもじれったさが生まれ私の心はじれったさまみれになってしまう。 悔しいが……ピリカの与えてくるこの“痛みのない暴力”に私は抗えない。 くすぐったいという感情を必死に押し殺して笑うのを我慢する事しか私にできる抵抗手段は用意されていないのだ。 「ほ~~ら、ほら、ほらぁ♥ どう? こしょばくて堪んないでしょ? 敏感になってるワキをこんな風に羽根でコショコショ弄られたら……笑いたくて仕方なくなるわよねぇ~?」 「くっっくっっ! も、もう……ダメ! わ、笑う! 笑っちゃうっっ!!」 「だぁ~~~め♥ まだ我慢、す・る・の♥ 出来るでしょ? これでも手は抜いてあげてるんだら……」 「ぷふっ! くっくっく……うくく!! 無理……よ! 身体が敏感になってるのに……こんな先端の細い羽根で……敏感なトコ撫でられたら……誰でも笑う……っっふっっふっ!!」 「こ~ら♥ ダメだって言ってんでしょ? 僕が良いって言うまで笑っちゃダメ~♥ いう事聞かずに勝手に笑ったらぁ~~お仕置きだからねぇ?」 「っひっ!?!? お、お、お仕……置き?」 「そっ♥ お仕置きはこんな生温いくすぐりじゃないよぉ? 苦しくて~辛くて~笑った事を死ぬほど後悔するような地獄に落としてあげる♥」 「ひぃぃっ!! い、嫌~~~そんなの絶対嫌ぁぁ♥」 「ったく……喜ぶなって言ってんのに……」 羽根が動くたびに……ゾワゾワ♥ ゾワゾワ♥ っとワキの神経がくすぐったさで沸き立っていく。 私はそのくすぐったさに目尻に涙を溜めながらも必死に笑うまいと我慢を続けるが、しかしそのこそばゆさはいくら我慢しても慣れる事はなく……むしろこそばさを増す一方で私の我慢を削り続けて来る。 「くっっ……くっふっっ! うっ♥ むくぅぅぅぅ! ふふ……ふふっ!!」 ネットリと、じっくりと、丁寧に羽根先を動かしてワキの弱い箇所を焦れるような刺激でこそばして来るピリカのくすぐり……。それはねちっこくとても意地悪な責め方ではあるが、私はこの……笑う事を我慢させられているという自分の状況に興奮を覚えずにはいられない。 こんな、捕まえて一捻りで潰せてしまえそうな小さな妖精に良いように弄ばれ……壁を向いたまま足をバタバタさせるだけの自分が無性に情けなく思え、悔しいとさえ思えているのに……そんな情けない自分の姿を想像すると無性に胸が熱くなって顔も火照ってしまう。 別にエッチな事をされてる訳でも見せられている訳でもないのに……最上級のポルノを味わっているかのような興奮が私の思考を埋め尽くし惚けさせてしまう。 ただくすぐられている……それだけの行為であるのは間違いない。子供でもヤり合うほど身近で日常的な行為であるのは間違いない筈なのに…… 私より非力で小さな存在の妖精に良いようにくすぐられているというシチュエーションを俯瞰して想像すれば無性にエロさが際立って感じられ、私の性的欲求本能が疼いて仕方なくなる。 だから、私は……彼女の警告を無視するように少しずつ口を開こうとしてしまう。 笑えば仕置されると理解しているのに、それを解き放とうと口角筋を緩めてしまう。まるでその罰を受けたがっているかのように…… 「ぷっっふっ!? くふふふふふ、ぁっっはっっっ!! ハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 口を開くと、すぐに溜まっていた笑い塊が吐き出され始めた。 それはもう……今まで我慢していたのが不思議であると思える程にアッサリと…… 「っ~~~あ~~っっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、だめぇ~~~~~~~~~へへへへへへへへへへへへへ、我慢出来にゃいぃィ~~~~~♥ いひぃぃ~~~ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぇあははははははははははははははははははははははははは!!」 私があっさりと我慢を解いてしまったものだから、ピリカはこれでもかと目を細めて軽蔑するようなジト目を私に向けてくる。 「君って……ほんっっっっとに、どうしようもない変態さんだね? 僕が“お仕置きする”って言った途端に我慢を辞めちゃうんだもん……よっぽどだよ?」 ピリカはだらしなく笑い悶えている私に辛辣な言葉を浴びせつつ、口元にはニヤリといやらしい笑みを携えてみせる。私は笑いながらその笑みを見て、軽く首を横に振って無罪を主張しようとする。 「これは……僕のお仕置きを舐めてると見て間違いないね。分かったよ……君がそういう態度取るなら、僕も容赦しない! これから地獄のような苦しみを味合わせてあげるから……覚悟しなよ?」 その様に告げるとピリカはワキをくすぐっていた羽根を一旦自分の手元に戻し、私へのくすぐりを中止する。そして、手元に戻した羽根を消して見せると今度は別の魔法を詠唱し始め、間を置かず彼女の周囲から光の粒が舞い上がり始める。 やがて詠唱が終わると、その舞い上がった光の粒が一斉に一点に集まり……そしてピカッとまばゆい光を放ったかと思うと、その光の中にピリカより少し背丈の低い分身体が一体生まれた。 「ふぅ、それじゃあ……まずはお試しでこの子に命令を出してみよっかな♪」 ピリカは一仕事終えた言わんばかりに額の汗を手で拭う仕草を取り、再びニヤリと口元に笑みを浮かべ直す。 その笑みを見た分身体のピリカも本体を真似る様にニヤリと笑みを浮かべ、手を構えながら私の方へと振り返ってその顔を見せつける。 見た目や姿はピリカそっくりだが、分身体の方はそれが魔法で生み出されてたモノだと分かる様に鈍い光を体中から発している。私はその分身体がニヤつくのを見てとても嫌な予感が背中に走り、身震いしながら手の拘束を解こうと力を込めてしまう。しかし勿論のことだが拘束は解ける事はない。手はしっかりと壁の上の方に固定され降ろす事も曲げる事も叶わない。 ピリカはそんな風に抵抗の意を示す私を見てムフフと笑い声を漏らすと…… 「さぁ、分身体1号ちゃん? この哀れな変態にお仕置きして反省させてあげなさい♥ キミのその小さな両手で彼女の無防備に晒されたワキをこしょぐって、お仕置きを軽く見た彼女に罰を与えてあげるんだ!」 ピリカがその様に指示を下すと、分身体のピリカは本体の彼女の声より少し高い声で「はぁ~~い♥」と返事を返し、羽根をはばたかせて私の右腋の方へと飛んで来る。そして、腋と壁の隙間に滑り込むように身を入れ込むと、私の腋を間近で眺めながらペロリと舌舐め擦りを行って両手をそこへ伸ばし始める。 私はその様子を、顔を限界まで下に向けて見続けていた。 顔のすぐ傍には分身体のピリカが嬉しそうな顔で手を伸ばし腋窩に触ろうと指をワキワキさせている。私は出来得る限りワキを彼女から逃がそうと身を引こうとするが……しかし、拘束された身ではすぐにその身引きにも限界が訪れてしまう。 逃げる場所を失った私の腋は、迫って来る小さな分身の手の動きに刺激を想像させられて……ヒクヒクと期待の震えを肌にさせてしまう。 そしてすぐにその爪楊枝ほどに細いピリカの指先は私の腋の中心に到着して…… 「ニシシ♥ いっくぞぉ~~♪ それ~~♪ コチョコチョコチョコチョコチョコチョ~♥」 という子供っぽい掛け声と共にワキへの刺激を開始した。 「くひっ!? ぶひぃ~~~~~~~っあっっはっ!? だひゃ~~~ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、や、やめぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! こしょばいっ! これ、メッチャこしょばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぁはははははははははははははははははははは!!」 ピリカ本体よりも更に小さな体となった分身体のピリカだったが、彼女が触れた手の感触は私の想像を斜め上に飛んでいく程の強いこそばゆさを生み……私に四の五の言わせる暇も与えず笑う事を強制してきた。 「こ~~~ちょ、こちょこちょこちょこちょ~♥ コチョコチョコチョコチョ~♥ こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ♥」 「ハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、いひひひひひひひひひひひ! ちょ、やっっはははははははははははははははははは、やばいぃぃひひひひひひひひひひひひ、くすぐったいぃっひひひひひひひひひひひ、いぁ〜っはははははははははははははははははははははははは!!」 細い指先は私の腋の敏感な神経を的確に無駄なく触って刺激し、しっかりとした痛痒い感覚を植えて付けてこそばしてくる。それはまるで爪楊枝の先端でつつかれている感触にも似てるが、しかしそれよりも指先の動きは柔軟で見た目以上に強い力で腋肌を揉みしだいていく。 その手は腋に通っている筋肉のスジを両手で掴んでコリコリと揉み解したり、腋の中心の肌を全ての指でショリショリと引っ掻いて見せたり……腋の端の縁部分をモニョモニョと悪戯する様にマッサージして見せたり……腋窩の丘のように膨らんだ肌を10本の指で登山させる様に上り下りさせてこそばしてみたり…… 羽根での単調な責めから一変して“意識の有るくすぐり手”を彷彿とさせる責めが展開され、私は一気に激しい笑いを搾り出す事を余儀なくされた。 「あはっ! だぁぁ~~~っははははははははははははははははははははははははははははははははは、ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ぇひぇあぁぁはははははははははははははははははははははははははは、だみぇっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ、ぐじゅぐっだいぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぐじゅぐっだ過ぎィぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぁはははははははははははははははははははははは!!」 身体を捻って、脚を激しくバタつかせて、身を引けるだけ引いて必死に抵抗を試みる私だが、やはり手首の拘束が強力すぎてその抵抗は無効にされてしまう。逃げられないと分かっていても私は反射的に身を暴れさせようとするが、そんな私の抵抗も空しくワキと壁の間に潜り込んだ分身体のピリカに良いように弄ばれ笑う事を強制されてしまう。 「コチョコチョコチョコチョ~♥ こちょこちょこちょ♪ コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ~♥♥」 万歳の格好で無防備に晒された私のワキに、ピリカの冗談のように細い指が這い回って多彩なくすぐりを披露してくる。そのおぞましさは、虫が這い回っている嫌悪感に等しい程に気色悪く……人の指とも羽根の先端とも違う全く新しいこそばゆさを私の脳に刻み込んでいく。 「あぎぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ェヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、んひひひひひひひひひひひひひ、はひぃ、ぁひぃ!」 嫌がって身体を反らそうともするが、殆ど動かす事も出来ずただ腰を振るくらいの動きしか許して貰えない。こんな感触を受け続けたくない……と頭では拒絶の意を浮かべているが、拘束された身ではその意を酌む事は出来ず……くすぐられ放題、成すがままの状態を強要されてしまう。 「あがぁ~~っっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ぅえへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! やめ、分かったっははははははははははは、もう分ったからぁぁはははははははははははははははは、止めて! 一旦止めてぇへへへへへへへへへ!!」 お仕置きとは言っても所詮は羽根を少し多くしてコショコショするだけだろう……と甘く考えていた私は、自身の性欲に従って何の躊躇も無くその仕置きを受けてやろうと笑い出だしてしまったのだが…… 実際にその罰を受けてみると状況は一変した。 あのジワジワと焦らすくすぐりは何だったのか? と思える程に、激しく強烈で耐え難いくすぐったさがワキを襲っている。こんなくすぐりは想定していなかった……せめて、もっと甘くて優しい愛撫のようなくすぐりを期待していたのに……これでは昨日のゼリーの責めと変わらないとさえ思えてくる。 私はそれを痛烈に感じ取り、自分の考えが間違いだったと愚かさを認めピリカに停止を懇願した。 しかし、それを聞いたピリカは……責めを止めさせるでもなく…… 「なぁ~~~に言ってんのさ? お仕置きはまだ始まってすらいないんだよ? これは最初のデモンストレーション♪ これから、その身にどんな責め苦が与えられるかを先行して体験してもらっているだけなんだから……やめる訳ないじゃん♥」 っと、言い……そして、私の制止も無視してさっきと同じ呪文を再び唱え始めた。 「ちょほ~~~っほほほほほほほほほほほほほほほほ、無理だって! これ以上は無理ぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ! もうやめてよぉォ!!」 呪文が詠唱し終えると、再びそこに光の粒が集まり出し……ピリカの分身を形作り始める。 しかも今度は一体だけではない……沢山の粒が広範囲から集まって来て複数の分身体を一度に生み出そうとしている。 私はその光の集合体が複数現れたのを見て笑いながらも顔を青ざめさせていく。 1匹……2匹……3匹……と次々に光が灯って顕現するピリカの分身たち……。その数は最終的に9匹という大所帯となってピリカ本体の周りを自由に飛び回り始める。 「う、うぞでじょ? うぞだよね? その数で……くすぐったりじないよね?」 私は笑いの隙間を縫ってその様に問いかけるが、ピリカ本体はその問いに答えを返してくれない。代わりに、生み出した分身体を一瞥して大きくウンと頷く仕草をして見せ……そして無慈悲な命令を彼女達に下す事で私の問いへの答えだと主張した。 「よぉ~~し、分身のみんなぁ? 遠慮はいらないから、そこの哀れな変態さんを懲らしめてあげて頂戴♥ 僕のお仕置きを甘く見た罰だから……徹底的に笑わせて地獄を見せてあげるんだよ? 分かったぁ?」 ピリカの命令を聞いた分身たちは揃った声で「はぁ~~~い♥」と元気のいい返事を返し、蜂が獲物に襲い掛かるがごとく飛び回って私の身体中に散って担当の部位へと移動を開始する。 「ひぃぃ、いっぱい小さいのが群がってきたぁぁ!?」 分身体の内最初の二匹は私の右腋をくすぐっていた分身と合流し合計三体で腋に対して構えを取った。逆の腋には新たに三匹飛んできて右と同じ数になるよう調節し同じ様に構えを取る。別の一匹は右の脇腹に……更に別のもう一匹は左の脇腹にそれぞれ移動しくすぐる体勢を整える。 残った二匹は、片方がタンクトップの裾から服の中に入り込んで背中に陣取り、もう一匹は私の首裏に張り付いて首筋を責める準備を終える…… っと、その様にそれぞれが担当の部位を受け持つように上半身を網羅して陣取り、皆が一斉に手を両手をワキワキして待機している様子を見せつける。 そして、分身体が全員指定の位置に就いたと確認した本体のピリカは、口元に再びいやらしい笑みを浮かべ直してすぐさま開始の合図を宣言する。 「さぁ、みんなぁ! この変態を、こしょぐり責めの刑に処しちゃえ~~♥♥」 合図を聞いた分身体は一斉に「おぉぉ~~~!」と元気な雄たけびを返し……そして開始した……。私を地獄の底へと堕とす……くすぐり責めを…… 「「「こ~~ちょ、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~~~♥♥」」」 号令が下るや否や体中の至る所から煽る言葉が同時に発せられた。 それと同時に、これまた身体の至る部位から猛烈なこそばゆい刺激が発生し、私は雷に打たれたような衝撃を受け大きく身震いを起こしてしまった。 身体は電撃を流されたように震え、私の口からはさっきよりも激しく甲高い悲鳴のような笑いが次々と溢れ出すことになる。 「ぃっ……ギャ~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! ちょ、やぁぁあぁあっぁっははははははははははははははははははははははははははははははははは、いびゃあぁあぁはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 全ての指が一斉に私の上半身に這い回る様な刺激を生みだしている。 腋は勿論の事、脇の下、腰、脇腹、背中、首の裏に至るまで……全ての敏感な部位が、小さな10本の指達にコチョコチョと蹂躙されていく。 その刺激はモジョモジョと先程同様に虫が這い回っているかのような嫌悪感を生むが、今は腋だけでなく体中からその這い回りが感じられ死ぬほどこそばゆい刺激に書き変えられている。 「ぉぎゃ~~~っっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、やばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ、これヤバぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 1匹のくすぐりだけでも恐ろしいこそばゆさを味わったというのに、今度は合計10匹の分身体が同じ質のくすぐりを上半身全体に仕掛けてきている。単純にくすぐったさが10倍に跳ね上がったと言っても過言ではないその刺激に、私は一瞬で目の前が白飛びするかのような衝撃を受けて激しい笑いを吐き尽してしまう。 「がっははははははははははははははははははは、二ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、きひひひひひひひひひひひひ、やぁ〜はははははははははははははははははははははははははは! いぎひぃぃ〜〜っ!?」 もうこうなっては……笑いを自力で止める事などまず不可能だ。タダでさえくすぐりに弱くされている身なのに、こんな風に寄ってたかってくすぐられては私がくすぐったさに太刀打ちできるハズがない。 体中がくすぐったいで埋め尽くされるのだから、私は笑って応える事しか出来ないのは当たり前だ。笑う事だけが私に許された唯一の自由なのだから……それを全うするしかないのだ。 「ほぎひゃ~~っははははははははははははははははははははははは、みょぇっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、イギヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、ハヒハヒ、ひっ!? くぁははははははははははははははははははははははははは、ぁははははははははははははははははははははははは!! 死ぬっ! こんなの死ぬ!! 絶対死ぬっふふふふふふふふふ!!」 息を吸う間も与えない、10匹のピリカからの笑わせ暴力……その暴力に痛みは生じないが、代わりに私の“笑う”という感情表現を無慈悲に奪い、刺激によって勝手にそれを発現させてしまう。それが繰り返される事で私は笑うために呼吸を消費させられ、体力も気力も過剰に浪費させられてしまう。これは、本当に苦しい事で……見た目には決して伝わらないだろうけど、辛くてしんどくて今すぐ逃げ出したい気分にさせられている。 「あがぁひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ、えへ、えへ! くぇへへへへへへへへへへへへへ、はひ、はひぃぃひひひひひひひひひ、ゲホゲホ!!」 拘束されている私は逃げたくても逃げられない。 黙っていても体中がムズムズする程刺激に敏感になっているのに……くすぐりから逃げられないようわざわざ万歳させられ、ワキを無防備に晒すよう強制されている。そこを合計10匹の小さなピリカの分身が寄ってたかってくすぐってくるのだ……その様な事をされて笑わないでいられる筈がない。 「「「こちょこちょこちょ~~♥ コチョコチョコチョコチョコチョコチョ~♪」」」 「だひゃ~~~~っっはっっはっっはっははははははははははははははははははははははは!! やにゃああぁぁぁはははははははははははははははははははははははははは、しにゅうぅぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、笑いじにゅぅぅぅぅ!!」 三匹の分身が右の腋にしがみ付く様に留まって両手で腋肌をコチョコチョとくすぐっている。 一匹の手は腋の上の肌を中心にモミモミと強く肌を刺激していて、もう一匹は腋の中心の窪み部分を手でアリが這うような動きを真似てモジョモジョと動き回って刺激している。最後の一匹は腋の下の方の部位に張り付いて爪を立て上下に引っ掻く様なくすぐり方をして責め立てている。 左の腋も概ね同じような布陣でくすぐりを展開しているが、そのくすぐり方や刺激の強さは統一感が無くバラバラで……同じようにくすぐられているのに全く違う刺激を与えられていると感じてしまうほどに刺激に新鮮さをもたらしている。 脇腹に張り付いている分身は、強く揉む刺激を加えたかと思えば急に優しく撫でる刺激を送ったり脇腹から外れて腹の方を撫でたりと、よりランダム性の高い刺激を送り込み私を翻弄してきている。 背中に入り込んだ分身体は服の中をゴキブリが這い回る様にカサコソと素早く移動し、肩甲骨やら背骨の筋やら首元の肌やらを順番に優しく触って寒気を催すようなこそばゆさをそこに植え付けている。 最後に首裏にホバリングして留まっている分身体は、両手を駆使して首筋の敏感な肌や、太い血管を優しく撫でてムズ痒いともこそばゆいとも取れないもどかしい刺激を送り込み続けている。 「ほひょぉぉほほほほほほほほほ、くひぃぃぁははははははは、あはあは、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、ひゃめぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ひゃめへぇぇぇぇぇぇっ!!」 それぞれが手を変え品を変え刺激の質を変え……と、様々なテクニックを用いてくすぐりを展開するものだから……私は息つく間も与えられず笑う事だけを強いられていく。 くすぐったい! と脳が感じるよりも早く身体は勝手に反応し、勝手に口から苦しい笑いを吐き出し続けてしまう。 それはもう……地獄に等しい苦しさだった。 「フフフ、良いわ~♥ その形振り舞わずに笑い狂う姿ぁ♥ 見てるだけで興奮しちゃう♪」 「だぁ~~ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、くるひいぃぃぃぃひひひひひひひひひ、許じでぇへへへへへへへへへへへへへへへ、もうくしゅぐり止めでぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「苦しい? じゃあ、腕を降ろして抵抗すればいいじゃん♥」 「無理ぃぃぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、腕ぇぇへへへへ降ろせないぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 降ろせないから抵抗出来ないィぃひひひひひひひひひひひひひ、ぁははははははははははははははははははははは!!」 「だよねぇ~~? 知ってた♥ 腕降ろせなくてワキをコチョコチョから守れないんだよねぇ~? あぁ可哀そ♥ きっと苦しくて辛いんだろうなぁ?」 「苦ひィって言ってるぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふ!! 苦しくて辛いぃぃってずっと言ってりゅぅぅふふふふふふふふふ、ぃひ〜ぁひひひひひひひひひひひひひひひひ!! くふふふふふふふふふ、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「でも……君はこういうのが好きなんでしょ? こういう風にされるのが……興奮するんでしょ?」 「はひゃひっ!? いひぃぃぃぅひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ち、違っっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、こんな苦しい思いをしたい訳じゃァぁあぁぁははははははははははははははははは!!」 「またまたぁ~~♪ 僕……知ってるんだよぉ? 君が昨晩……ベッドの中でナニをしてたか♥」 「くひぇぇっっ!?!? ふひぃぃやぁぁぁぁぁははははははははははははははは!? う、うぞ!? み、み、み、見てだのぉぉ!? まざがぁぁはははははははははははははははははははは、ずっと見でだのぉぉぉほほほほほほほほほほほほほ!?」 「君ぃ~~~昨日死にそうになるまでくすぐられたの思い出して……ずっと胸と股間を弄ってたでしょ? そういうの……直接見てなくても僕にはバレバレだからね?」 「ひぎぃぃぃ~~~~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!? そ、そんにゃあぁぁはははははははははははははははははは、バレないように静かにシたのにぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「ったく……よくもまぁ、あんな酷い目にあってひとりエッチしようなんて考えられるね? 筋金入りのマゾじゃん……。どうせ今も心の中では反省なんかしてなくて嬉しいと思ってでしょ? 沢山の僕の分身にいたぶられて……」 「くぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、うひぃ~~~ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、そんな事にゃいぃぃひひひひひひひ、苦しいのはホントぉぉほほほほほほほほほほ、辛いのはホントだってぇへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「はいはい。どうせ“でも苦しめられるのが気持ち良くて好き”とか言うんでしょ? 変態はそういう思考回路になってるもんね?」 「違ぁぁぁぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、ホントに死にゅうぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! 死んじゃうからやめてって言ってんのぉォほほほほほほほほほほほほほほほ!! ひぎっ!? ぷひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「これだから変態は始末に負えないんだよ。お仕置きしても悦んじゃうし……修行しようとしてもワザと罰を受けようとするし……」 「はひ、はひぃぃ、ゲホゲホ!! ひぃぃぃ、いひひひひひ~~~~~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、だじゅげでぇ~~~~~へへへへへへへへへへへへ!!」 「いっそこのまま……笑い死ぬまでくすぐり殺してみようかしら? そしたら本気で怖がるようになって――」 ピリカがその様な恐ろしい独り言を続けようとした時、彼女にも私にも脳内に直接響き渡る電子音が聞こえ……私の命は救われる事となる。 その音は学校のチャイムのような聞き覚えのある音で……その音が鳴るや否やピリカの分身体は一斉にくすぐるのをやめすぐさま光の粒子へと戻っていった。 「――あぁ……っと、残念ね……時間切れみたいだわ……」 ピリカはその様に言うとすぐさま拘束魔法を解き、私の手に自由を戻してくれた。そして、回復魔法を詠唱し私の身体の疲労を一気に回復させると、本当に残念そうな表情を作ってこの後の事を話し始めた。 「今、現実のキミの方がこのゲームを起動したみたいだから……後、数十秒もすれば君も僕も“昨日の場所”に自動で飛ばされると思う」 「ハァハァ……昨日の……場所?」 「そっ。君が昨日死にそうになってた場所……正確には、外のキミがゲームをシャットダウンしたタイミングの場所と時間に巻き戻って飛ぶ事になるよ」 「え? なんで? 続きなら……別にこの宿屋から始めれば良いんじゃないの?」 「セーブをしてたらそうだけどさ……昨日のキミはそこまで我慢できずにゲームを強制終了しちゃってただろ? だから、オートセーブで記録した箇所でしかゲームは復活できないんだ……」 「オートセーブ?」 「君だってゲームをした事あるんだから知ってるだろ? このゲームの手動セーブは宿屋でしか出来ないって事……」 「……あぁ……そう言えば、そんな感じだったっけ……」 「オートセーブは不意にゲームがシャットダウンした時に作動する簡易的なセーブなんだ。ゲームを起動したら自動的にその記録されたデータから最優先で再開される仕組みになってる」 「そう言われてみれば……そのオートセーブに何度かお世話になった覚えが……」 「君の場合はそうだろうね? 何せ、くすぐりイベントの途中で果てちゃうことが多かったから」 「んぐっ!? な、何でそんな事まで知られてんのよ……私……」 「敵にやられたり、罠によって死んでしまった場合は……この“宿屋のセーブ”から復活するシステムになってるんだけど、途中で急にやめたりゲームがバグったりした時はそのオートセーブで復活することになっているんだ」 「って事は、昨日のワタシがゲームを切った場面にこれから戻される事になるの? そのオートセーブでの復活って……」 「そうだよ。その復活ではゲームの時間も巻き戻る感じになるから、自由時間中に君がどんな状態でいてもゲームシステム側が昨日の君の状態に戻してくれるようになってるんだ」 「……えぇ〜? でもさ……別に時間まで戻す必要なくない? このまま始めたって問題ないでしょうに……」 「問題は大有りさ。だって想像してみなよ? 昨日の続きをしようと思って起動したら見知らぬ場所にキャラが勝手に行っていた……とかだったら普通はビックリするでしょ?」 「うぅ……そ、それは……そうだね……」 「シャットダウンした後なら君も僕も村人のAIも自我を出して生活しても良いんだけど……ゲームが起動したらちゃんとゲームのキャラとして振る舞わないと駄目なんだ。それはゲームのシステムも同じで、オートセーブで終わったのならちゃんとオートセーブした場所まで飛んで“昨日のままの姿”で居ないと駄目なの!」 「……ふぅ~~~ん……面倒臭ぁ~~」 「だから、現実のキミには……せめて“宿屋のセーブ”までは我慢して続けて欲しかったんだけどね。ゲームを途中で切ればバグも起きやすくなっちゃうから……。まぁ、あの敵にやられるよりはマシだったけど……」 「…………ん? あれ? 待てよ……」 私は……ピリカの“あの敵にやられるよりはマシだったけど”という言葉を聞いて一つの疑問が浮かんでしまった。 「オートセーブって……シャットダウンされた瞬間に起動するものだよね? だったら、巻き戻されるタイミングって……まさか……」 そして、その疑問を出そうとピリカの方を見て口を開いたのだが……その瞬間に、彼女が言っていた“巻き戻りの転送”とやらがゲームによって開始されたようで、私の身体とピリカの身体は光の粒子に包まれ始めてしまう…… 「あ、ちょ! 待って! この転送……ちょっと待っっ……」 私は嫌な予感がよぎり、天に右手を伸ばして転送にストップをかけようと慌てるが……ゲームのシステムはそんな私の制止など無視するようにピリカの存在をその宿屋からパッと花火が散る様に消して見せた…… それから秒を待たずして私の身体も一瞬にしてその場から消え……私は次の瞬間には村の外へと瞬間移動をさせられる事となった。 私は瞬間移動に飛ばされながらも……その一瞬でとても嫌な予感を過らせていた。 私の認識が間違っていれば良いとは思うのだけど……しかし、ゲームのシステムは私の甘い考えなど叶えてくれる筈もない。 私は瞬間移動を終え、村へと続く街道途中に再び姿を顕現させると……やっぱりか! と、憤りを露わにする事になる。 そのまま“ふざけんな!”と叫んでやろうかとも思ったが、私のそんな声は激しい笑い声となって掻き消え霧散してしまう事になった。 「ちょほ~~~~っほほほほほほほほほほほほほほほほ、何でまたぁぁぁゼリーに捕まった状態から始まんのよぉォ!! ふざけんなぁぁはははははははははははははははは、ひぎゃ~~~~っははははははははははははははははははははは!!」 その笑いを生み出しているのは……あの昨日のゼリー達によるくすぐり攻撃であった事は言うまでもない。 このゼリー達の攻撃途中に(外の自分のほうが)力尽き、ゲームを強制終了させていた。それを時間を戻して再現するということは当然……この場面からの再開になるのは火を見るより明らかだった。 理不尽この上ない……と、私は落胆しつつも……転送直後に襲いかかった暴風のようなくすぐったさに私の意識は一瞬で遠くなっていく。 腋も足裏も蹂躙され尽くされている私は、視界がぼんやりしてても笑うことがやめられない。 ふと、隣で棒立ちになっているピリカの存在が気になり視線を送ると……ピリカが無表情のまま口だけ笑みを作っているのが見て取れた。 その口見た私は彼女が何を心の中で思っているのか、手に取るようにわかってしまう。 どうせ『中途半端になってた罰の続きが出来て良かったわぁ♥』などと思っているのだろう。そういう笑みを浮かべて私のことを見ている。 ドS妖精め……後で覚えてろよ! と私は、苦々しい思いを込めつつゼリーのくすぐりに笑い悶えた。 死ぬほど苦しい……と、思いながらも……ちょっと苦しいのも気持ち良い♥ などと、愚かな思考を過ぎらせながら……