支援者の皆様、今月もご支援ありがとうございます。FANBOXの継続についてはもう少し考えたいので、来週の更新あたりでお伝えできればと思っています。
第二話の売れ行きも、発売から二週間を過ぎてさすがにだいぶ落ち着いてきた感じがします。FANZA同人さんの商品ステータスでは今日から「準新作」となっており、初々しい新人ちゃんのような扱いからスレた中堅社員のような扱いへと移行しています。若さゆえにチヤホヤされていたあの頃が遠い昔に感じるほど、今は忖度一切なしの厳しい視線に晒されています。なるほど、DL同人とはまさに競争社会の縮図なんですね。
さて、今回は先日リニューアルした「うらぎりベッドルーム」表紙絵のメイキングをご紹介したいと思います。
用意した資料を参考に色んなポーズを描いてみます。今回は「花に命令され不本意ながら恥ずかしい姿を撮られているさくら」という元々の表紙絵のコンセプトを踏襲し、違うテイストで描きました。
全体の形が硬くならないよう気をつけながら描き進めます。最終的にはこの後の清書で迷わないよう無駄な線がなくなるまで整理します。この時点では身体をシーツで隠すという設定でした。
すっきりきれいに見せたいので、淀みなく流れるような線が引けるまで何回もストロークをやり直しながら少しずつ描き進めます。
ベースとなる塗り領域をつくります。今回はヌードなのでシンプルですが、服を着ていると結構大変です。
光源を設定し、おおまかな影を塗ります。骨や筋肉・脂肪など質感の違いをイメージしながら明暗境界のぼけ幅を変えます。髪は立体感より流れを意識して塗っていきます。
さらに塗り進めます。色は後で調整できるのであまり気にせずどんどん塗ります。
ぼかしを入れて肌のキメを整えたり髪の空気感を出します。また目や口、乳首などディテールを仕上げます。例によっておっぱいには血管が隠れています。
シーツは描くのが難しかったのでやめて、シルキーなベビードールを着せることにしました。乳首がツンとなっている感じをリアルに描くのが難しく苦戦しました。フェチズムを刺激する大事なポイントは納得できるまでこだわります。
ベース色のひとつ上のレイヤーに身体のシルエットが透けている部分を暗い色で塗ります。身体の塗り分けでつくった選択範囲を使えば簡単です。
陰影を濃い色で塗った後、ソフトでシルキーな質感に見えるよう淡い色に調整します。
ハイライトを塗った後、陰影と同様にコントラストが浅くなるよう調整します。今回の絵の場合、柔らかな布地越しにハリのあるおっぱいと乳首が存在を主張している胸元周辺、ここが最大の見せ場であるため、納得がいくまでとことんこだわります。最後に透明度をわずかに落とし、目を凝らすと乳首がうっすら見えるようにします。
全体に水彩紙のテクスチャなどを重ね、デジタルっぽさを緩和します。
全体の色調を整えてイラストは完成です。淡いパステルカラーのかわいいベビードールに対してギャップのある生々しい裸体が非常にエッチでございます(自画自賛)。
動きやバランスを考慮してトリミング(切り抜き)します。文字も含めてコントラストが浅くおとなしい表紙になりましたが、インパクト重視のギラギラしたビジュアルが並ぶ販売サイトにおいて、異彩を放つものにできたのではと思います。
ちなみにラフから完成まで一気に仕上げることはなく、キリのいいところで寝かせて別の作業をしたりする上に、同時に何枚も進めたりするため一枚当たりの制作時間はよくわかりません。たぶん一枚につき数日から一週間前後といったところでしょうか。速く描こうという意識はまったくありません。速く描いた方がいい味が出るという場合もありますが、このシリーズの表紙絵はしっかり時間を掛けて丁寧に描くことに決めているからです。とは言っても限度はありますし、慎重になり過ぎたら絵が硬くなりますので、ほどほどに。
以上、表紙絵のメイキング紹介でした。今回は以前ご紹介したときよりも少し詳しく解説できたかなと思いますが、いかがでしたでしょうか。最後までご覧いただきありがとうございました!m(_ _)m