「いぬやしき」
2018年劇場公開作品
奥 浩哉原作の同名漫画を佐藤 信介監督が映画化したSF映画です。
~あらすじ~
主人公の冴えないサラリーマン犬屋敷 一郎(木梨 憲武)は末期の癌と診断されますが、職場でも家族からも蔑ろにされる存在である彼は誰にもこの悩みを話せずにいました。
ある日、愛犬のはな子と散歩中にUFOとの事故に遭い死亡。その場で宇宙人による急ごしらえで身体を全身機械にされてしまいます。
目を覚ますと外見に違いはないものの身体中がおかしいことにすぐに気づきます。
老眼は治り、癌は消え、人間とは思えないほどの怪力を手に入れました。
これまで生きる希望を失っていた彼は、その力を使って困っている人々を助けることで、徐々に希望を見出していきます。
そんな彼の前に、とある一家を惨殺した殺人鬼が現れます。その殺人鬼はUFOとの事故に巻き込まれたもう一人の少年、獅子神 皓(佐藤 健)でした。
人を殺すことに生きがいを覚えた少年と、人を救うことが生きがいの中年の戦いが始まります。
一言で表すと「おじさん版最終兵器彼女」です。
兵器に改造されてしまった一般人が己の身体と周りの環境の変化に戸惑いながらも戦ってゆくお話。
原作はGANTZで知られる漫画家で、少年少女の描写と近未来的なSF作品を得意としています。監督も実写版GANTZからの続投の佐藤 信介です。
脚本は8割原作通りで、原作の4部構成における最後の「誰が為に編」がカットされ、その代わり「宣戦布告編」に重きを置いた構成にされています。
私は原作を1巻のみ読んで、あとはアニメを全話視聴済みですがどれも表現方法が違うだけでストーリーは同じです。
良くも悪くも原作通り。無難な映画となっております。
ゆえに特筆すべきこともなく、「いぬやしき」を楽しみたい人はそれぞれ好きな媒体で楽しんだらよいのではないでしょうかという感想しか出てきません。
たっぷりと使われたCGによるVFXは邦画としては珍しく素晴らしい出来で、一見の価値はありますが、一番の見どころであるはずの宣戦布告編の戦闘シーンはやたらと家族愛を強調しすぎてテンポが悪く、三吉 彩花の美顔を映したいのか獅子神にかっこつけさせたいのか犬屋敷の成長を魅せたいのか全てが中途半端になってしまっていて盛り下がります。
正直全体的にアニメよりは演技がうまかったので、これから触れようという方にはアニメより劇場版をお勧めしておきます。
青井ひなたちゃんねる
2020-06-24 04:17:14 +0000 UTCるりりー
2020-06-14 14:59:43 +0000 UTC