こんにちは、usagiです。
FANBOXの更新頻度がガタ落ちしてしまい本当にすみません…まとまった文章を書かなければと思ううちに時間が空いてしまいました…
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8/13から始まったシーズン3、半年以上かかってしまいました。
シーズン3の大きなテーマとしては、
・犯罪で人は幸せになれるのか
・子供のころ格好良かった人が、大人になっても格好良いとは限らない
・近しい人がシャブにハマったらどうすればいいのか
だと思います。
どのテーマもいつか書きたいと思ってたことなので、今回で描けてよかったです。
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今回のシーズン3は、偶然話を聞くことができた元オレオレ詐欺師の人(以下Aさん)から聞いたことそれに対して感じたことが下地になっています。
Aさんは20代で、ガツガツした人でした。服装はブランドものばかりを身につけ、話し方もはっきりしていて、気も強く、でも時間は異常なほど守り、礼儀正しい人でした。
雰囲気を分かりやすく例えると、ゴリゴリのベンチャー企業の営業マンから、倫理観だけをすっかり無くしたような人でした(最悪)
話を聞いていくうちに、Aさんは努力家であることがわかりました。目標を立て、それに向かって日々努力する人でした。
しかし努力する対象が詐欺だったということでした。
Aさんは過去に大金を稼ぎ、話をした当時は詐欺をやめていました。
20代という若さで大金を持って、毎日ダラダラしているAさんは外から見るとかなり幸福に見えそうなものですが、実際に話を聞くとかなり不幸に見えました。
Aさんは若くして犯罪で大金を稼いだものの、その金目当てに親友から裏切られており、本当の友達と呼べるような人は周囲にいないようでした。更に詐欺は薬物に比べると罪が重く、警察も本気で捜査するので、精神的にも常にピリピリしているようでした。
またお金を稼いで時間的な余裕はできたものの、趣味と呼べるものがキャバクラとオンラインカジノ、たまにブランド物の服を買いにいくくらいしかなく、お金と時間の使い道をあまり想像できていないように見えました。
そして、かなり努力家であったものの、その努力の対象が詐欺であるため、社会的に認められておらず、もっと社会的に認められたいという強い欲求に葛藤していました。
(一見意味がわからないように思えるかもしれませんが、犯罪で努力して生計を立てている人は結構な割合でこの欲求があるように思います。人は誰しも、頑張ったら頑張った分認めてほしいものなのかもしれない…)
更にはAさん自身はオレオレ詐欺を独自の論理で正当化してはいたものの、実は残酷なことをしていると潜在的に理解しており、そのことに対して抱えきれないくらい大きな罪悪感を抱いているように見えました。
あくまで他人から見た感想として、
威圧的な服装や態度で一般社会に対するガードを心に作り、自分の中で詐欺を正当化しようしているものの、実は自分が完全に悪人で、どうしようもなくこの世界に悪影響を与えてしまっているということを潜在的に気づいてしまっている…
しかしなんとか気づかないふりをしている…
というような感じがしました。
そして、そのことに気づいてしまうのは時間の問題のように見えました。
Aさんと話した時間は多くなく、上記の考えも的外れなものばかりかもしれませんが、
Aさんに話を聞く以前から考えていた「人は人を騙して金を稼いで(犯罪で)、幸せになれるのか」という問いの一つの答えを聞けた気がしました。(あくまでパターンの一つだとは思いますが)
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上記の話に強く影響を受けたキャラクターがサキ、ゆなちぃ、モモカです。
シーズン3はこの3人が活躍する話なので、上記の話を聞けたことはかなり影響が大きかったです。
サキとゆなちぃモモカは根本的にはほぼ同じキャラクターで、お金を稼ぎ幸福を得る為なら手段を選ばず、法律を破ることもいとわないというキャラクターです。
ただ違うのは、ゆなちぃたちの年齢がひと回り上ということです。
サキはまだ若く、犯罪で大金を稼ぎ幸せになることを夢見ていますが、ゆなちぃとモモカはその夢がただの幻想であることに薄々気づいてしまっています。
10代の思春期の頃に心から打ち込める何かを見つけると、その後の人生は大きく変わると思います。
それが例えばバンドとかお笑い、ファッションなどであればほのぼの日常青春漫画になります。
しかし、ゆなちぃとモモカが出会ったのはたまたま犯罪だったということでした。
犯罪よりも先に音楽と出会い、文化祭でアジカンのカバーを披露する世界線のゆなちぃとモモカ
https://youtu.be/cr8magEp0Ho
ゆなちぃとモモカが10代の頃に思い描いていた夢は次第に打ち砕かれてしまい、それまで積み上げてきた技術は社会に評価される物ではなく、どう考えてもこのままでは幸せになれないと悟った時に、ゆなちぃとモモカはどう行動するのか…ということを描けたらいいなと思っていました。
結果的にゆなちぃはシャブに逃げることになり、モモカもそれに引きずられるようにヨレてしまうのですが…
車の中で2人が話すシーンは今シリーズいちばん好きなシーンです。
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サキは妹たちを残して遠い施設に旅立ちました。
このことに関しては実際悪いことだけでなく、サキにとって地元以外の世界を知ったり、基礎的な教育を受けられるようになったりと、長期的にみて良いことも沢山あると思います。
またサキは若く、そんなに長い期間行くわけでもないので、ある意味ハッピーエンドかもしれません。
自分が起こした行動についてサキなりにケジメをつけられたので、よかったです。
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覚醒剤のシーンについては、2つ影響が強くあります。
1つは「覚醒剤に手を出した話」というマンガを描いた時に話を聞いた、好き飛べさんという方です。
https://twitter.com/kusari_usagi/status/1389922289274089472?s=46&t=EPIbnW4fjHxDAoBOxP2lsw
この漫画を描いた時に、メッセージのやり取りのみではあったものの自分に覚醒剤のことをいろいろ教えてくださり、その話を聞いてリアリティのあるシーンが書けるようになりました。
好き飛べさんは
「覚醒剤は ゆっくりとした自殺だ」
という表現を気に入っていました。
好き飛べさんは覚醒剤で3回刑務所に入っており、その経験を経たからこそ生み出せた、非常に強力で優れた表現だと思います。
好き飛べさんはシーズン3を描いている途中の2022年11月27日、タイのチェンマイで自殺されました。
いつか自分の経験を活かして小説を書き、小説家として有名になったらもう一度お子さんに会いたいと言っておられたのを覚えています。
改めてご冥福をお祈りします。
もう一つは
BRON-Kさんの『ROMANTIK CITY』という曲です。
この曲はエッセイのようになっており、BRON-Kさんが思春期から大人になった現在から振り返る…というような曲になっています。
「永遠かと思うほど 時はゆっくり だが激しく流れた」
「暇で仕方なかった それが楽しかったんだけど」
「日が昇る 路上は祭りの後 ゲロの飛沫がロマンチック」
など若き青春の日々をめちゃくちゃ文学的に綴った最高の曲なのですが、後半は覚醒剤にハマってしまった友人へのメッセージになっています。是非聴いてみてください。
https://music.apple.com/jp/album/romantik-city/1287092997?i=1287093820
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今回のシリーズは最初の方からほとんどどうなるかわからずに描いて、気づいたらこんな感じの話になっていました。
荒波の中を草下さん(地元最高!の編集者)と2人でサーフィンしながら切り抜けていくような感じでした。
最初の方は何度も波に溺れて草下さんに助けられまくりでしたが、段々少しずつ波乗りできるようになってきてよかったです。
まだよちよち歩きですが…
最終的になんとか形になったかな…と思います。
シーズン4はもっと全体像を考えて描きます。
多分春の話になると思います。
おたのしみに!
リアルめなゆなちぃとモモカ
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次回はモモカとゆなちぃのキャラ設定を公開します!コスプレなどに利用できるゆなちぃのタトゥー素材も公開します!
たぬきち
2023-05-13 12:59:13 +0000 UTC百駆
2023-05-11 16:00:27 +0000 UTC