スク水戦闘員を殲滅せよ 14話
Added 2020-05-02 14:30:20 +0000 UTC「ーーッ」 うっすらと声が聞こえる。 「ーーたいちょーー!」 その声は、外の世界からわずかに漏れ聞こえている ハルキは、微かに意識を取り戻すと、うっすらとその目を開けた。 すると目前にあったものは、女の子の顔ーー そう、「彼女」の安らかな表情で眠る顔が、そこにあった。 ちょうど唇同士をくっつけ合う形で、ハルキは気を失っていたのだが、彼は「彼女」の鼻に注意を傾けるとーー やはり息はしていない。 やはり……「彼女」はもう死んだのだ。 やがて、ドサドサと荷物を乱雑にどかすような音と共にーー 暗闇の向こう側から聞こえてくるその声も次第に鮮明なものとなってくる。 「この様子じゃあ、あの男もきっと生きてはいないわね……」 ハルキはふと右手に意識を向けた。 全く自由の効かない右手。 その中指に感じる、やけに生暖かかい温もり。 ーーそういえば…… ハルキはぼんやりと思い出す。 すっかり忘れていたが、暗闇の中、彼の右手は誰かの股間にあてがう形になっており、その時に顔も分からないスク水戦闘員に対して手マンをしたのだった。 そしてその後彼女の膣から指を抜き出す事も叶わなくなった為、すっかりそのままになっていたのだった。 「ヨイッしょとーー」 可愛らしい掛け声と共にーー 指が、彼女の膣内から解放された。 手マンをしたスク水戦闘員の身体がどけられたのであろう。 彼の中指はすでにシャバシャバにふやけており、しかしやっと外の空気を吸えた事に、中指だけでなく、右手全体がとてつもなく喜んでいる。 「ウンッ……しょと……」 また、可愛らしい掛け声と共にーー 暗闇の中に一筋の光が差し込んだ。 スク水戦闘員の亡骸がどけられる度に、吹き込む新鮮で冷涼な空気。 彼の身体は疲労困憊で動かなかったが、気分は限りなく爽快だった。 次第に暗闇だったこの空間は、ガラガラと崩壊するかのように光に溢れーー あまりの眩しさに、ハルキは思わず固く目を瞑ってしまった。 周りのスク水戦闘員の肢体はあらかた取り払われ、残るは彼の上に乗っかっている「彼女」。 「隊長。この仲間の下に、恐らくターゲットがいます。」 「すぐにどかしなさい。 ヤツの間抜けツラを早く拝みたいわ。」 しかし、「彼女」の身体はユサユサ動かされるも、何故か彼の身体の上から取り払われることはなかった。 「何をモタモタしてるの!?」 「……あ、あれ?」 真上に乗っかる「彼女」の身体が動く度に…… ハルキは、顔をしかめるーー 彼の股間から痛みが走ったからだ。 「あれ?どうして動かないんだろう?」 不思議そうに呟く少女。 その時 そんな彼女とは別の方向からーー 一転して引き裂く様な声が響いた。 「見てッーー!」 それは、まるで信じられないものでも見たかのような、悲鳴に近い叫び。 「何これ!?信じられない! 早く抜いてあげて!」 何のことを言っているのかは分かる。 ハルキからしても、早く「彼女」から自分のモノを抜いて欲しいものだ。 そしてーー 「この男!こんな時にまで私達の事を……ッ!」 彼女達はひとしきり大騒ぎしたところで、やっと「彼女」の身体を取り払う方法を思いついた様である。 「身体を持ち上げてあげるのよ! 横に動かすんじゃなくて!」 「彼女」の身体が腰部分から先に持ち上がるとーー それと同時に、やっとハルキと「彼女」の連結が解けた。 ぷちゃ と音を立てーー 「彼女」の股間から粘っこい糸を引きながら、ハルキの肉棒が頭を出した。 そしてーー 大切な人を守るかの様に、優しく抱きかかえられていた彼女の頭が、ハルキの腕から取り上げられる。 ついにハルキを覆っていた「彼女」の身体が取り払われた時、代わりに天井に輝くライトの光が視界一面に広がる真っ白の剣雨となって彼の全身に眩く突き刺さる。 ハルキは目の前の状況を確認しようとするも、彼のまぶたはまるで硬直したように持ち上がらない。 「よくもこんなふざけた真似をしてくれたわね。」 顔を険しくしかめるハルキに、誰かの声が投げ付けられた。 「ーーッ?」 その声を頼りに、差し込む光を徐々に受け入れながら、ゆっくりとーー ぼやける風景をこの目に映していくと…… そこには彼を見下ろす誰かが。 ーー女神か? と、ついそんな感想が出てしまうほどに神々しい姿だった。 長い髪を華麗になびかせ、仰向けのハルキの正面に立ちはだかる人影。 まるで絵画などで描かれる女神のように後光が差しており、そのせいか彼女の姿は黒い影となって全く見えない。 一瞬 彼女自身が輝いているように見えた。 しかしなんて事はない。 ハルキがすぐに気づいたように、ハルキが見上げる彼女のその向こうの天井には、眩いライトが設置されており、それがたまたま彼女の後ろから逆光となって照らしているだけなのだ。 それにしてもーー まるでその事すらも計算に入れているのではないかと思えてしまうほど、堂々とした立ち姿である。 ハルキが見た彼女のシルエット。 腰を左に突き出し、左手を腰に当て、斜めに伸びたその右足は、足元から彼女を見上げる事による遠近法も相まって、余計にスラーッと長く見えた。 ハルキは手をかざしてみる。 照らす光を遮ると、幾分かは逆光が薄れて、彼女の姿を塗りつぶす黒もその分薄れた。 「おはよう。 残念ながら……いや、幸いかしら? まだしぶとく生きてたようね。」 いまだ影が掛かり、ハッキリ見えないその顔から覗く、氷のような二点の光。 冷酷に見下ろすその瞳は、まるで虫ケラを踏み潰さんとする様な、殺意を通り越した侮蔑の色であった。 「ア……アンタは……」 乾き切ったハルキの喉が空気を擦らせると、掠れ切った声となって浮かんで消えた。 「まさか、私を覚えてないとか言わないわよね?」 その声は怒りに満ち溢れている。 ふとハルキが下に視線を下げるとーー 自然と彼女のある部分に注目してしまう。 ハルキの視線の先にあった彼女のその股間部分。 そこには、まるで見てくださいとマークされたかの様に、スク水の黒よりもさらに一層黒いシミが、大きな丸となってくっきりと目立っていたのだった。 「隊長……ターゲットが息を吹き返さないうちに、早く始末しておいた方が……」 気付けば周りにも立っていたスク水戦闘員の一人が、心配そうな声で彼女を諫めている。 「まあ、待ちなさいよ。性欲に塗れたこの男に少しでも仕返しをしなきゃ気が済まないわ。」 彼女の執念じみた怒りも当然だった。 隊長と呼ばれた彼女ーーサヤはハルキによって性的攻撃を受け、部下の前で大醜態を晒したのだ。 サヤの震える声には怒りだけでなく、この戦闘不能の男をどうしてやろうかというドス黒い期待も込められていた。 「ホンット……こんな汚い物おっ勃てて。」 サヤが視線を下ろしたその先にあったモノ。 いまだ天に反り勃つハルキの肉棒。 「そんな目に毒なモノはーー」 サヤの細い右足が上がったかと思うとーー 「ーーっ隠さなきゃねぇ!」 「ウグァッ!?」 ハルキの陰茎が思いっきり踏みつけられたのだ。 思わず彼の身体はくの字に折り曲がる。 サヤは乗せた右足の膝に、右腕を寄り掛け、地面で悶えるハルキを覗き込むように上半身を傾けた。 その様はまるで、ロック歌手がモニタースピーカーに片足を乗せた時のようだった。 そんなはしたない行為でも、彼女がやると綺麗に格好がついておりーー その様はさながら氷の女神ーーいや、氷の女王とでも言ったところか。 「ほら、私の足に踏まれて気持ち良いでしょ?」 そう吐きかける彼女の口調に感情は無く、顔に表情は無く、無機質な声は聞いた者を底冷えさせる程に冷え切っていた。 「ウッ……アアッ……クッ……ぐぁッ……」 ぐり グリ ぐり グリ すり潰すようにーー 彼女の足が前後に動く度に、苦悶に歪めたハルキの口から絞り出したような掠れ声が、ぷかりぷかりーーと浮かび上がる。 サヤの白い細足を包む、黒いブーツ。 ヒールの無い厚底のブーツが、ハルキの肉棒を捏ね回している。 その靴底部分のゴムは弾力があってプニプニしており、陰茎が乱暴に、しかし柔らかく擦られる度にーー ムラムラと、ハルキの身体の中の何かが、股間部へ集まっていく様な心地を感じた。 こんな、尊厳も何も無い様な性行為なのに、不本意にもハルキの身体は、なぜか喜びの気持ちを感じた。 しかも、当の相手であるサヤの表情は、心底侮蔑した表情を浮かべており、もし気持ち良くなっているなんて事が知られたら、どんな屈辱的な言葉を受けるか分からない。 しかしーー そんな思いに反して、尿道へと続く部分がドクドクと音を立てて、何かが流動していくのが分かった。 「クッ……クソッ!」 その事実に、ハルキは思わず悔し涙を浮かべそうになる。 じわじわと近づく限界に、何度も呻き声を上げるハルキ。 そんな彼の様子には、もちろんサヤも気が付いているだろう。 そして 「グッ……もうダメだ!」 ハルキはとうとう我慢が出来なくなった。 彼が射精の瞬間を迎えようとしたーー その時 彼女の端正な口元が、ニヤリと吊り上がった…… グシャーーッ 突如 ハルキの股間に衝撃が走る。 パンパンに膨れ上がった彼の肉棒が、サヤの黒光りしたブーツによって思いっきり踏み抜かれたのだ。 「ウッ……ぐぅわーッ!」 まさに今から飛び出そうとしていた精子が一気に逆流して、睾丸の中へと舞い戻っていく様なーー そんな嫌な感触が、ハルキを襲った。 「バカね……簡単に終わらせはしないわよ。」 強烈な鈍痛にハルキが絶叫する中。 サヤの冷たい声はやけに鮮明に聞こえ…… 「この男を立たせなさい!」 彼女は後ろに控える三人の部下たちに向き直ると、先ほどとは一転して声を張り上げ、彼女たちに下知したのだ。 「了解!!!」 三人はピシッと細い身体を一直線に敬礼すると、可愛らしいながらもハリのある声で返事をする。 そしてテキパキとした動きで、いまだ喘ぎ苦しむハルキの元へと駆け寄るとーー 「立てッ!」 「立ちなさいッ!」 「早く立つのよッ!」 思い思いの厳しい言葉で、ハルキの腕を乱暴に引っ掴んで起こしあげる。 彼女たちは非力ながらも、一生懸命ハルキの身体を引っ張り上げ、三人それぞれが力を合わせて、やっとハルキを立たせる事に成功した。 そして、サヤは彼女たちに、ハルキを壁際に連れていく様に促す。 「早く行けッ!」 「さっさと歩けッ!」 「早くしろッ!」 再び細い怒号が飛び交った。 フラフラで一人では立つ事もままならないハルキは、スク水少女三人に支えられながら、ヨロヨロと誘導されていく。 そしてーー 壁を背に、両腕、さらに胴体をそれぞれスク水戦闘員三人に、手分けして押さえつけられた形になったハルキは、虚な目で目の前のサヤを睨みつける。 しかし、むしろそんな彼の様子を見て、彼女は瑞々しい艶やかな唇を弛ませると、再度部下たちに厳しい声で命令した。 「この男の服を脱がせなさい。」 「了解!!!」 スク水戦闘員三人は顔だけをサヤに向けて返答すると、三人手分けしてキビキビと彼の制服を脱がせていく。 ハルキの制服は汗でびしょ濡れになっており、肌に張り付いて脱がせるのに手間取っていたが、たどたどしい手つきでそれでも一生懸命試行錯誤していた。 やがて、三人それぞれお互いを指示し合って協力した甲斐あり、彼を上半身裸にすることに成功した。 「それで良いわ。ズボンはそのままでペニスだけ出しておきなさい。」 サヤが三人を制止する。 ハルキは肌にベトベトに張り付いた衣服が脱げたことで、却ってより快適な心地になった。 上半身がスーッと冷たい空気が駆け抜け、火照りっぱなしだった体内を爽快にクールダウンしていく。 そして、いよいよ……と言った調子で、サヤが三人の部下に対して尋ねた。 「貴女達。三人とも手コキの心得はあるわね?」 三人は一瞬お互いの顔を見合わせると、それぞれがほぼ同時に彼女に向けて頷いた。 するとサヤは整ったその顔をキリッと引き締めるとーー 「よし。それでは一名はターゲットのペニスに性的アプローチ。残りの二名はターゲットの左右の乳頭一つずつに同じく性的アプローチをかけるのよ。」 規律めいた口調で手際良く指示を出していった。 そして当の彼女はというとーー 「私はこの男の口を攻めるわ。」 不適な笑みを浮かべてハルキの元へと近づいていった。 「了解ッ!!!」 とても、今から性行為を始めるとは思えない様な真剣な表情で、彼女達は引き締まった声を上げる。 そして彼女達は誰がどのポジションに付くかをお互いに軽く確認し合った後、それぞれ準備を整えた。 ハルキはいまだ朦朧とした頭で自らの股間を見下げると、そこにはーー クール、というよりかは、ただ単に顔に表情が出にくいだけの、どちらかと言うと大人しそうな雰囲気のショートカットの少女が、膝立ちになってハルキの肉棒と睨めっこしていた。 彼女の少々尖ったアゴと、切れ長の目は、ともすればクールビューティーの部類に属するものの、無表情ながら内気な内面がその顔に現れており、全く正反対の雰囲気を醸し出している。 彼女はハルキの陰茎を、頼りなさげに両手で添えており、自らの目前にある「標的」をジッと見つめていた。 しかし、どうやらその様は、獲物に狙いを定めているーーとかそんな格好良いものではなく、ただ単に緊張のあまり固まっているーー と、言った方がいいかもしれない。 表情こそ顔に出ないものの、それでも注意深くその表情を見れば、彼女の顔が緊張で強張っていることは一目でわかった。 その証拠にーー 相変わらず一見クールに見えるその顔からは、固唾を小さく呑み込む様子がわずかに感じ取れることが出来た。 恐らくハルキ以外の男だったとしても、彼女のそんな様子を見て、なんとも言えない庇護欲が駆り立てられることは間違い無いだろう。 と、ハルキがそんな彼女につい目を惹かれているとーー 「それじゃ、貴女達。 やってしまいなさいーー」 サヤがいつもの、左腰に手を当て、左腰を突き出すポーズでーー パチンッ と、黒手袋に包まれた指を響かせた。