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うっちゅう
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(9700文字)その後の二人。娘に嫉妬&セックスレスになった妻と、逆レイプ&仲直りラブラブイチャイチャセックスする話

 家族というものはとても良いものだ。一条雫の衝撃的な結婚発表から、6年がたった。当時は、世界中が大騒ぎになった。多くの女性が泣き喚いたし、星の数ほどの男性が、相手の男性(つまり僕)のことを、妬ましく思ったとされる。世間的には”一般男性”と結婚ということになっている。それに対しては、「一条雫と結婚出来るやつが一般男性なわけないだろ」とか、「一般男性(嘘)」と色々茶化されていた。もう世界全体が敵かと思うほどの勢いだった。ただ、地元の幼馴染と純粋な交際(純粋かは疑わしいけれど)による結婚という点が世間には好印象だったようで、ついぞ炎上することはなかった。実際、彼女は今でも大活躍している。27歳で大人の魅力がさらに増した彼女は、世界中から仕事のオファーがあるし、出張で世界中を飛び回っている。彼女があまりにも活躍しすぎて、一緒にいられる時間が短い点が残念なくらいである。時差があるので、通話もなかなか難しい。会えない時間が続いていた。  それでも、あまり寂しくないのは、娘がいるからだ。今もパソコンで作業をしている僕の脚を思いっきり引っ張っている。遊んでほしくて仕方ないのだろう。可愛くて仕方がない。 「パパ、一緒に、ファッションショーやろうよ」 「ごめんね、優香。あとちょっとだけ待ってくれる?」  そういうと、彼女は、絶対だよと言って、てくてくと部屋を出ていった。親バカだと思われるかもしれないが、娘は滅茶苦茶かわいい。そもそも、容姿がほとんどそのまま母親から遺伝したため、美人さんである。まだ、六歳だが、母親の究極的な美がしっかりと息づいている。非常に賢く、何をやらせてもうまくやるし、身体を動かすことに関してもそつなくこなす。こういう部分も母親に似た。母親の圧倒的な才能を引き継いでくれて本当によかった。ただ、顔立ちだけは僕の影響からか、女顔ではある。母親のように中性的ではない。父親に似て女顔というのも変な話ではあるが。 「パパ―!早く早く」 娘が急かしてくる。仕事はまだ終わっていないけれど、娘との時間の方が大事だろう。パソコンの電源を落として、娘がいるリビングへ向かう。リビングの床には、色鮮やかな服が大量に並んでいた。 「パパ、これどう?可愛い?」 「可愛いよ」  娘は、白いワンピースを着て、長い廊下をすました顔で歩く。これが、彼女が大はまりしているファッションショーごっこだ。数々の服に着替えて、長い廊下をランウェイのように歩くのだ。服は出産以降、妻が仕事先で大量にもらってくる。彼女がモデルを担当している会社は子供服を作っていることも多いからだ。最近は、幼稚園が終わったらずっとこの遊びに付き合っている。娘は、実際のモデルのように歩く。これが中々に様になっているのだけれど、顔にはやっぱりあどけなさがある。そこがかわいい。彼女は本当に楽しそうに、自分で自分をコーディネートして、僕に見せに来る。その姿は実際に可愛い。けれども娘だからか、僕に見せに来るという行為自体がいっそう可愛らしい。ただ、もう時計が17時を指している。そろそろ、妻が帰ってくる時間だ。食事の準備をしなければならない。家族のために仕事を頑張ってくれている妻は、温かいご飯で迎えたい。 「ごめんね、パパ、夜ご飯の準備しなくちゃいけないから」 「えー、パパ、もっと遊ぼうよ」 上目遣いで、僕にお願いしてくる様はあり得ないくらい可愛い。思わず遊ぼう!と言いたくなるけれど、駄目だ。心を鬼にしてて、断らなければ。僕は、腰を下ろして、彼女に視線を合わせる。そして、ぎゅっと抱きしめてこう言う。 「今日は、優香が好きな肉じゃがだよ。楽しみにしててね。ご飯ができるまでに、お洋服お片付けしておいてくれる?」 「……!やったぁ」 彼女は子供らしく嬉しそうな声を上げる。肉じゃが、肉じゃがと楽しそうに言いながら、ファッションショーの後始末を始める。肉じゃがは実を言うと妻の好物である。フランス出張から帰ってくる妻を迎える目的で作ったので、少し娘に申し訳ない。食の好みも母親に近いということだろう。僕はキッチンに立って、幸福感を噛みしめながら包丁を握る。  結婚というものはとても良いものだ。家に帰ると、愛している人が出迎えてくれる。これほどまでに幸せなことはない。仕事だっていくらでも頑張れるような気がする。本当に彼と結婚できてよかった。私としては、彼以外との結婚は考えられなかった。でも、多分だけど、彼は私以外とも結婚できたと思うし、割とうまくやれたと思う。私には絶対に彼が必要だったけど、彼はきっとそうじゃなかった。だから、こうして二人が同じ屋根の下で暮らせていることがどんなに奇跡的なことか。その幸せをかみしめながら生きている。  そんなことを思いながら歩いていると、だんだんと懐かしい我が家が見えてきた。二~三週間フランスにいたから、本当に久しぶりだ。彼に会いたくて仕方ない。新婚でもないのに、ラブラブでおかしいと言われることもあるけれど、仕方ない。大好きなのだから。フランスのお土産を手に持ったまま、鍵を扉にかざす。すると、門がウィーンと開く。そこから家の扉を目指して歩いていく。この庭を歩いている時間が好きだ。彼にまた会えるという実感が次第に大きくなるから。私は家の扉に鍵を差し込み、開く。 「ただいま」 私がそういうと、リビングから足音が聞こえてくる。優里、私の夫。彼は私が帰ってくると、わざわざ玄関まで迎えに来てくれる。本人は否定するけれど、理想的な大和撫子というか、そういった古き良き女性の気質を持っている。 「お帰り。ご飯できてるよ。優香も待ってるからね」 彼は笑顔で私を迎えてくれる。その笑顔は本当に愛くるしくて、昔から今に至るまでずっと変わらない。少しは、寂しかった素振りを見せてくれてもいいのにな、とは思う。私は彼に会いたくて会いたくて、おかしくなりそうだったのに、彼の方は大丈夫だったのだろうか。優香の面倒を見ているからそんな暇もないのだろうか。私が、自分の部屋に荷物をまとめて、リビングに向かうと、机の上に食事が並べてあった。肉じゃがなど、私の好きなものばかりだった。こういう気が利くところは昔から本当に変わらない。私が彼を好きになった理由の一つだ。本来は、彼が無理に食事を作る必要はない。家政婦を雇えるだけのお金はある。彼が優香には、僕のご飯を食べさせたいと言い張るのである。    優香は、席について行儀よく待っていた。彼の隣の席だ。彼女は典型的なお父さんっ子で、夫のことが大好きだ。何をするにもパパ、パパ、と言うし、いついかなる時も彼のそばを離れようとしない。おそらく、赤ちゃんの頃から、彼が一人で子育てをしていた影響であろう。私は仕事が忙しくて、彼女の子育てにはほとんど参加できていない。現在でも、幼稚園の送り迎え、食事の準備はすべて彼が行っている。彼になつくのはある意味必然というか当然である。これだけ見れば、ただのパパが大好きな娘なのだが、彼女はそれだけではないのである。 「優香、お母さんにおかえりなさいって言ってないでしょ。ちゃんと言わないと」 「やだ」 彼女がプイと子供らしく首を振る。夫が困ったような顔を浮かべる。食卓に微妙な雰囲気が流れる。そう、私は娘に嫌われている。娘は父親が大好きな反面、母親の私をまるでいないように扱ってくる。色々理由は考えられるが、おそらく自分の父親が取られると思っているのだろう。彼女にとって、私は稀に家に来るよくわからない女でしかない。しかも、その女は、自分が大好きなパパと親密な関係を築いているのである。私のことが憎くて仕方ないのだろう。要するに、私と一緒で嫉妬深いのだ。 「じゃあ食べよっか」 夫が仕切りなおすように言う。各々が箸を動かして食事を進める。うん、美味しい。やっぱり、私好みの味付けにしてくれている。でも、いつもより若干甘いかもしれない。 「ゆうか、これ好き!」 「でしょ~。よかった」 優香が美味しそうに肉じゃがをほおばりながら言う。彼も笑ってそれに答える。とても理想的な家族の光景だと思う。おそらく、娘の好みに合わせて味付けを変えたのだろう。ちょっと蔑ろにされた気がして、悲しくなる。私はもう少し醤油が濃い方が好きだから。 「そういえば、雫ちゃん、フランスはどうだった。今回結構長かったよね」 おそらく、彼は気を回してくれたのだ。私が会話に入れていなかったから。私は口を開いて答えようとする。すると、思わぬ邪魔が入る 「そういえば、ゆうかね!今日幼稚園でおうたが上手って褒められたの!ゆうかちゃんは将来歌手にも女優にもなんでもなれるって」 「すごいじゃないか。優香はお母さんに似て綺麗だからね。歌手にも女優にも慣れると思うよ」 娘は私が口を開こうとしたタイミングで、話を遮ってきた。おそらく、私がパパと話すのが許せなかったのだろう。なんと計算深い。齢6歳にして立派に女である。そんな娘に夫も対応しないわけにはいけない。優香は、明らかにパパを独占しようとしている。でも、彼も、娘を優先している気がする。子供ができれば優先順位が変わるとはよく言うけれど、こんなに悲しいものなのか。娘に嫉妬なんて馬鹿らしいけど、私は今、間違いなく娘に嫉妬している。 食器を食洗器にセットしながら、ため息をつく。食事中の会話は、ほとんど優香との会話に終わってしまった。久しぶりに家に帰ってきた妻に申し訳ない。でも、娘の対応をしないわけにはいかない。優香が寝てから、妻と話す時間を作ろう。そんなことを考えていると、優香が元気よく言った。 「今日パパと一緒にお風呂入りたい!!」 彼女はこう見えても、周りの子よりもずっとしっかりしている。お風呂くらいなら一人で入れる。でも、たまに今日みたいに一緒に入ろうと言ってくることがある。 「でも、今日はせっかくママが帰ってきたんだから、ママと入ったら?お父さんとは、何回も入ったでしょ」 「やだ」 本当に、彼女はどうしてこんなにも母親のことが嫌いなのだろう。目の前にいる母親を断固として拒否するのだ。母娘はもっと仲の良いものだと思っていた。すると、妻が口を開いた。 「優香、もう一人で入れるでしょ。お父さんに迷惑かけないで」 彼女は𠮟るような口調で言った。 「そこまで言わなくても……」 「優里は黙ってて」  彼女は、凍てつくような視線で僕をにらみつける。それだけで僕は、身がすくむような思いがする。彼女の美しい顔から悪意がぶつけられると、言いようもない恐怖を覚えてしまう。しかし、今まさに彼女と口論している娘は全くひるまない。 「ゆうかはパパとお風呂に入りたいだけだもん。そこに一人で入れるかどうかって関係ないよね?いまそういう話してないよ」 娘は毅然とした態度で反論する。6歳児なのに、どうして、ここまで体系だった口論ができるのだろうか。恐ろしくて仕方がない。おそらく、妻に似て相当賢いのであろう。同年代の子どもたちと比べれば、娘ははるかに弁が立つ。一方、妻は何か言い返そうとしてやめた。妻も賢いのでいくらでも言い返すことはできたのだろう。でも、娘相手にそれをする気にはなれなかったのだろう。結局、僕と娘でお風呂に入ることになった。  優香とお風呂に入った後、妻と話そうと思ったのだけれど、そんな時間もなかった。優香がパパ、パパと言って、ずっとそばについてくる。結局、彼女の遊びに付き合っているうちに、あっという間に22:00になった。もう寝る時間だから、部屋に行って寝な。というと、彼女はパパと寝たいと言い出した。これにはすっかり困ってしまった。僕たち夫婦は、それぞれの部屋とは別に夫婦で寝るための寝室がある。そのため、優香と寝るとなると、一つの寝室で、家族三人で寝るということになる。どう見ても、母と娘の中が険悪なので、あまりやりたくはない。妻にそれを伝えると、やっぱり少し嫌そうな顔をした。 「寝るふりでもして二人だけで起きればいいんじゃない?」 「優香は賢いから寝るふりじゃやり過ごせないんだ」 「そう」 彼女は本当に悲しそうな顔をした。結局、僕たちは三人で川の字で寝ることになった。でも、寝る場所を決めるのに苦戦した。妻も娘も、僕の隣を主張したからである。結局、僕が真ん中で寝て、両隣に二人が寝ることになった。  目を覚ますと、夫も娘もいなかった。朝の陽ざしがカーテンから差し込んでくる。今は何時だろう。手元の時計を見ると、8:00と表示されていた。いつもよりも、長く寝てしまった。二人とも家にいる気配がないので、おそらく丁度幼稚園へと向っているところだろう。私はため息をついた。こんなにも胸が張り裂けそうで、辛い気持ちになったことはなかった。優里の中での最優先事項が私ではなく娘になってしまった。彼は一日のうちのほとんどを、娘のために費やしているし、相当の時間を娘と過ごしている、私が彼の一番ではなくなってしまったのが辛い。娘に嫉妬するなんて我ながら愚かで馬鹿みたいな話だと思う。でも、娘は大好きなパパに近付く、母親を排斥しようとしている。今までは、彼に近付こうとする女は私が排除してきた。でもそれが、実の娘に対してできるわけがない。彼女と適切な関係を築けなかった私が悪い。  正直に言うと、彼ともっとセックスがしたい。もう半年以上、彼とはしていない。いわゆるレスというやつである。私がよく出張に出るから、時間がないのもあるけれど、優香が生まれてからはもっと減った。もう、彼は女としての私には興味がないのだろうか。今の私には魅力がないだろうか。自信がなくなってくる。もう、そういう目で私を見ていないのだろうか。私は、彼を組み伏せて獣のようなセックスがしたい。彼と、お互いに愛を確かめ合いながら交わりたい。私は部屋着のままリビングに出る。すごく静かだ。結婚する前は、これが当たり前だったのに。今はこの静かさがとても寂しい。彼にそばにいてほしい。 すると、鍵が開く音がした。彼だった。ただいまという声が聞こえてくる。私はおかえりとその場で答える。 「あれ、雫ちゃん。今日仕事は?」 「出張の次の日だからオフ」 自然と声が弾んでしまう。あんなにも落ち込んでいたのに、彼を見ただけで、こんなにも嬉しくなるなんて、私はなんて単純な女なんだろう。 「そっか。じゃあ、今日久しぶりにどこか行く?せっかく二人だけだし……あ、でも、優香のお迎えが5時だからそれまでには戻らないとね……」 このとき、私の中で何かが切れた。決定的な何かが切れた。そして、今までの妬み、不安、欲望が一斉に噴きあがってきた。もう気づいた時には、彼に対して手が伸びていた。彼の首元と、腰元に手を当てて、彼を持ち上げた。そして、寝室へと急いだ。私の手の中で、彼が抵抗するけれど、まったくびくともしない。二人の力関係は付き合い始めたころから全く変わっていないのだ。私は、彼をベッドに寝かせた。私は、その上から彼に覆いかぶさった。そして耳元でこう囁いた。 「優里はね本当にいいお父さんだと思うよ。でもね、夫としては最低だよ♡いっつも、娘のことばっかり優先して。ご飯の味付けだって娘の好みにしてるよね。前は、私に合わせてくれていたのに。本当にひどいなぁ♡あれは、傷ついたよ。それに、お風呂にだって娘と入るし。実を言うと、私も君と入りたかったな。しかも、最近全然セックスの相手をしてくれないよね、妻を欲求不満にさせるなんて、夫として最悪じゃないかな♡優里がそんなにひどい男とは思わなかったなぁ♡専業主夫のお仕事は、妻に安らぎの空間と快適なセックスを提供することだよね。それとも、そんなに私に魅力がないかい?君にとっては、もう27歳の経産夫なんかに興味はないのかな。もっと、若い子の方がいいのかい?ひどいなぁ、別におっぱいだって大きいけど垂れてないよ、お尻だって、男性の情欲を煽るくらいの魅力はあると自負してるんだけど♡ねぇ、答えて優里♡」 もっと彼に触れたい、もっと彼を犯したい、そういった劣情だけがどんどんと膨張する。結婚してからは、二人の合意の下で行為を行っていたけど、その程度じゃもう足りない。付き合う前のあの夜みたいに、彼を思いっきりぐちゃぐちゃに犯したい。舌先で、首筋の静脈を、たどり耳元を軽く舐める。そこを軽く噛んだり、息をそっと吹きかけたりするだけで、彼は面白いくらい反応してくれる。 「あ‘ぁ……!、アッ、ぃやだ、ん、……ンン!?、やめっ、……やめてぇ……っ、!」 「優里、奥さんにごめんなさいしよう?奥さんをほったらかしにしてごめんなさいは?」 「ご、ごめんなさいぃ……!んんん、……!?あっ……んっ、さ、さみしくさせてええぇ……、ほんとうに、んひぃ、ごめん……」 彼とイチャイチャセックスするのもいいけど、彼を支配するのはやはり得難い快感がある。私が舌を転がすだけで、こんなにも、彼が悶えてくれるのである。劣情が煽られて仕方がない。前戯ばかりしていると、私も興奮が抑えられなくなってきた。私は、彼のズボンを脱がせる。彼の下着が露わになる。先ほどの舌の動きで感じてしまったのか、そこには不自然なふくらみがある。私は舌なめずりをして、パンツに手をかける。 「優里はさ、奥さんを、欲求不満にした責任もあるよね?本当に酷い夫だよ。毎日家族のために一生懸命働いている妻に、セックスの一つや二つもしてくれないんだ。もう性欲は溜まっていくばかりだよね。君以外で発散しようとは思わないし。これはもう体で払ってもらうしかないよね」 彼のパンツを下ろすと、半年ぶりに見る彼の男性器がそこにはあった。なんだか恋しような懐かしかったような心地がする。先端からはえっちな汁がにじみ出ていて、次の行為を今か今かと待っている。 「口でしてあげるね」 「ひぃ……?!」 彼を誘うように上目遣いで見上げ、愛しい人の男根を口いっぱいに頬張る。口の中に温かい彼の体温がじんわりと広がってくる。舌を器用に動かして、表面を撫でるように舐め、しゃぶり上げる。彼の左手に、私の右手を絡める。彼の指先の動きから、彼が耐えがたい快感に苛まれているのが容易に分かる。彼は右手で、シーツを強く握りしめ、身体を大きく逸らして、下半身を襲う快感を何とか紛らわせようとする。無駄な抵抗を一生懸命しているのが愛らしくて仕方がない。 「あ‘‘ぁ……♡!、アッ、ぃやだ、ん、……ンン!?、やめっ、……やめてぇ……っ、ううぅ♡」 彼の喘ぎ声は、私を満足させた。私に飽きたから性行為を行わなくなったわけではないことがわかるからだ。それはそれとして、ずっとしてくれなかったことは許されないと思うけど。そんなことを考えながら、私はさらに、舌の動きをより早く、より激しくしていく。 「あ‘‘ぁ……♡!、アッ、ぃやだ、ん、ン!?、で、……でちゃうぅ……ッ、ううぅ♡」 彼は断末魔のような声を上げる。そろそろ仕上げだ。意地悪な旦那さんには、罰を与えないと。私は、口を窄めて、彼の性器を強く吸い上げる。そして、舌で裏筋を刺激する。 「あぁ……でるっ!でちゃうぅ……!!」 私の口の中に生暖かい彼の性が溢れてくる。思ったよりも量が多くてこちらも驚いた。これは、彼が、私以外で抜いていなかったことの証明になる。彼は、私に飽きてほかの女で抜いていたわけではなかったのだ。その事実は私を満足させた。口の中に、うっすらとした苦みと甘みが広がる。彼は果物が好きだから一般的な男性よりも、少しばかり精液が甘いのかもしれない。私は、彼の性を飲み込む。そして満足げな表情を浮かべる 「ねぇ、優里♡私の口を妊娠させる気なの?こんなに私の口をどろどろにして♡」 彼は、息も絶え絶えで、震えていた。口を利くこともできないくらい、気持ちよくて仕方がないみたいだった。 彼は何とか、呼吸を整えた。そして、少し恥ずかしそうに、パンツとズボンを履きなおしてから口を開いた。 「ごめんね。家族のために頑張ってくれているのに蔑ろにして。最近はどうしても優香のことばかりになってしまって、雫ちゃんは後回しになってたよね。そうだよね。僕は、一人の父親である以前に、雫ちゃんの夫だよね。雫ちゃんは大人だから、我慢できると思っていたのだけれど、こんなに寂しい思いをさせているとは思わなかった。本当にごめんなさい。僕にできることなら何でもするから」 彼はそう言って私をぎゅっと抱きしめた。彼は、謝るときに私を抱きしめる癖がある。久しぶりに近くで嗅いだ彼の香りが私を安心させる。そういえば昔もこういうことがあった。あの時と一緒だ。私が我慢できなくて、彼を襲ったのに、それを優しく許してくれる。本当に器が広いというかなんというか。私よりもか弱くて、小さいその体から包容力を感じる。私は、彼と出会えたこと、また、彼と分かり合えたことに感謝をしながら言葉を紡いだ。 「優里とエッチしたいな……」 私は少し恥ずかしくなった。こんな風にしおらしく彼に求めることはあまりなかった。いつも行動で示していたから。言葉にするのは少し恥ずかしい。すると彼は、そのまま、私をベッドに押し倒した。私は不意を突かれたので、抵抗できなかった。いや、する必要もなかった。彼が息を荒くして私を見つめていた。 「さっきね、自分に魅力がないとか言ってたけど、そんなわけないでしょ。雫ちゃんはとっても綺麗だよ。昔よりもずっと綺麗。あと、その言いづらいけど……雫ちゃんのことを、いやらしい目で見てしまうことは、正直ある……。オフショルダーの服とか着てると肌の露出がやっぱり気になるし、お風呂上がりでちょっと薄着な時は、思わず、胸元に目が行ってしまうこともある……。ちょっと恥ずかしいけど。だから、雫ちゃんに魅力がないなんてことはない!僕が雫ちゃんに飽きるなんてそんなこともあり得ない!雫ちゃんより綺麗で可愛い女性はいない。それに、僕雫ちゃんのこと愛してるし……」 彼は赤面して、目をそらしながら言う。私の心にじんわりと幸福感が広がる。正直、彼が私を愛してくれていることに、また懐疑的になっていた。でも、彼は、私をこんなにも真剣に愛してくれている。私は少しでも彼を疑った自分を恥じた。彼はいまだに、私を一人の女性として見てくれている。母親ではなく、一人の女性として関心を寄せてくれている。全然、夜の相手をしてくれなくなったから愛想をつかされたのかと思ったけど、そうじゃなかった。本当に良かった。私はなんだか安堵と幸福感で泣きそうになってしまった。泣くのはいつ以来だろう。結婚式の時以来かもしれない。 「今後は、一人の父親として、一人の夫として一生懸命頑張ります。だから、もし寂しくなったらちゃんと言ってね。約束だよ」 彼は、小さな小指をそっと立てた。私は彼のその指に指を絡めた。彼の小指から、彼の体温が伝わってきて、彼がそばにいること、私と一緒にいてくれることが強く感じられた。 「指切りげんまん、嘘ついたら、針千本のます」 彼は、自分の子どもに対してのような優しい口調でそう言った。すると、彼の唇が私の唇にそっと触れた。優しいキスだった。彼の唇は本当に柔らかった。あまりにも突然の出来事に私はすっかり動揺してしまった。 「仲直りのキス。約束だよ」 彼はいたずらっぽく笑った。自分から彼にアプローチすることはあっても、彼から私に、こういうことをしてくることは今までなかった。あまりにも突然のことに顔が真っ赤になってしまった。恥ずかしくて、彼の顔を見ていられない。彼はそんな私を、不思議そうな目見ていた。当然だ。ついさっき、キスより過激な行為を平気でしている。でも、自分からするのと、相手からされるのではまったく別の話である。 「その、エッチ、しないの?」 彼はちょっと恥ずかしげに言った。私はもう堪らなくなって、彼を押し倒した。そこからは、お互いの愛を確かめ合うように、お互いの体に触れあった。娘にはとても教えられない、夫婦だけの秘密だった。


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