SakeTami
錫(あおがね)
錫(あおがね)

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Special 2nd イラスト連動SS

気が付くと優美は、青い壁紙と天井の、ドライアイスで充たされた部屋で立たされていた。 両腕は縄で縛られており、自由に動くことが出来ない。 着ていたハズの衣服はすべて剥がされており、生まれたままの姿を晒している。 何が起こったのか分からない優美は、とにかくこの部屋から脱出しようと、 身体をゆさぶったり腕を思い切り振ったりして縄を解こうとするが、解ける気配はまったくない。 疲れ果てた優美は、身体の力を抜いて一旦休憩をしはじめた。 すると優美は、背後から何かが近づいてくる気配を感じ取った。 足音と思われる音が聞こえてくるのだが、その音は人・・・いや、生物のものとは 到底思えないような音だった。 ゴツ・・・ゴツ・・・ゴツ・・・硬い何かが当たる音だ。 優美は身体をじたばたと動かし、逃げようとするが、縄が解けないことには逃げることは出来ない。 ゴツ・・・ゴツ・・・ゴツ・・・硬い音が近づいてくる。 優美は必死に暴れるが、やはり縄は解けない。 ・・・・・・ 硬い音が聞こえなくなった。 優美は不審に思い、後ろを振り向いた。 ・・・そこには、全身銀色で、頭にバケツのようなものを被った、筋肉モリモリマッチョマンがいた。 優美はその異様な姿を見て恐怖の感情を消してしまい、考えることもやめてしまった。 なにこれ 優美の脳裏にはただひたすらこの言葉が浮かんでくる。 全裸で性器丸出しで、そればかりか全身銀色で染まった大男。 それが優美の背後でヘンなポーズを取っている。 (・・・とくに危害を加えてくるわけではなさそう?) 優美はほっと安堵し、抜け出すために消耗した体力を回復させはじめた。 しかし、それはとんだ勘違いだった! 安堵した優美の表情を見るや否や、銀色の大男は、銀色の両手を優美の身体にいきなり触れてきたのだ。 「ひゃんっ!!」 冷たい感覚が優美の身体に伝わる。 銀色の大男の両手は、金属のように冷たかったようだ。 一瞬の接触だったはずだが、その冷たい感覚がいまだに終わらない。 そればかりか、全身に謎のこわばりと、股間に異様で重い刺激を感じる・・・。 不審に思った優美は自身の身体を見た。 「うそ・・・身体が銀色に・・・えっ・・・えぇっ・・・えええっ!!?」 優美の身体は、銀色の大男と同じく銀色に染まっていたのだ。 それだけではない。 優美は女の子。女の子だから股間には何もないはずなのだ。 しかし、今の優美の身体はどうだ。 なんと女の子であるはずの優美の身体に、イチモツが生えているのだ!! 大男のように立派ではないものの、それでもはっきりと目立つように、男性器が生えていたのだ! 「やだ・・・私・・・こんなのを生やされるなんて・・・。  ダメ・・・こんな姿・・・いくら彫刻になったとしても他人には見せられない!  こんなのを見せたら・・・私・・・。」 数年ぶりに恥の感情を示す優美。 自分の全裸姿を見せても恥じない優美でさえ、イチモツを生やされた姿は見せたくなかった。 「あれ・・・おかしい・・・変なの・・・、  生やされて恥ずかしいのに・・・とても気持ちいい・・・。」 優美の身体に映えたイチモツは、ただの棒ではなく、性的刺激を受ける器官にちゃんと進化していた。 「だめ・・・こんなので快感を感じてたら・・・戻れなくなっちゃう・・・、  お願い優美・・・正気に戻って・・・、こんなの・・・気持ちよくなんかないんだ・・・、  ちゃんと女の身体で快感を・・・味わえるんだよ・・・。  だから、こんなもので・・・ダメ・・・お願い・・・。」 優美の拒絶する感情をよそに、イチモツから伝わる快感に耐えることが出来ない優美。 すると大男が何かをつぶやき始めた。 「・・・ヨ・・・ソヨ・・・ゲ・・・ソヨ・・・」 「え・・・?何・・・?」 「・・・ソヨ・・・ゲッソ・・・・・・ゲッソヨ・・・」 「何・・・ゲッソヨ?・・・だめ・・・何を言ってるのか・・・わからない・・・」 イチモツに伝わる快感でダメにされている優美に、大男の言葉を聞き取るのは難しい。 「・・・モルゲッソヨ。」 「モル・・・・・・!!まさか貴方は・・・」 そう、その大男の名は「モルゲッソヨ」。 韓国のアーティストが作り出したオブジェに、魂が宿って誕生した魔物である。 「モルゲッソヨ」という鳴き声(?)からその名が付けられたらしい。 ちなみに「モルゲッソヨ」は韓国語で「知らないです」という意味らしい。 モルゲッソヨに捕らえられたものは、全身を銀色の金属に変えられてしまい、 頭になにかを被せ、洗脳させられてしまうという。 「てことは・・・」 優美の予感は的中した。 モルゲッソヨはどこからかバケツ状の何かを取り出し、それを優美の頭に強引に被せたのだ。 「んん!?ん”ん”ん”!!ん”ーー!!」 必死に外そうとするが、ガッチリと入ってしまって外れない。 (やだ・・・怖い・・・怖いよ・・・何も見えないよ・・・!嫌・・・怖い・・・助けて!) 恐怖に駆られる優美だが、その恐怖の感情も・・・ (あれ・・・変なの・・・暗くて怖いはずなのに・・・どんどん心が・・・落ち着いていく・・・) (股間が・・・気持ちいい・・・でも・・・こんな格好・・・見せるわけには・・・でも・・・) (でも・・・そうだ・・・こんな身体になった私を・・・私と認識できる人は・・・きっといないよね?) (頭にこれを被せてるし、誰も私のことを認識できない・・・) (なら・・・このままでも・・・いいかな・・・) (・・・あれ・・・なんだっけ・・・、わたし・・・どうしてたんだっけ・・・) (ええと・・・あれ・・・なんか・・・おもいだせない・・・) (そういえば・・・わたしって・・・わたしのなまえって・・・) (あれ・・・?あれ・・・?なんだったっけ・・・、わからない・・・) (わから・・・ないヨ・・・わから・・ナソヨ・・・、あれ・・・わか・・・ソヨ・・・) (ソヨ・・・・・・ッソヨ・・・・・・モル・・・・・・モルゲ・・・・・・) (・・・・・・モルゲ・・・・・・ソヨ・・・・・・・・・・・・・) 「・・・モルゲッソヨ。」 ・・・優美はついにモルゲッソヨと化した。 いつのまにか腕にかかってた縄は解けていて、いつでも自由に逃げ出すことが出来る。 しかし、もはや優美の頭には逃げることなどまったく思い浮かべていない。 動いた拍子に頭の被り物が外れてしまい、素顔が露呈してしまった優美。 だが、もはや彼女には恥はおろか、あらゆる感情や記憶が書き換えられてしまい、 もはや自分が誰なのかも認識できなくなっている。 映えたイチモツを露呈させ、銀色の液体をどろどろとだらしなく垂らしながら、 優美はモルゲッソヨたちと共に街を練り歩き始めたのであった。 ・・・数か月後、優美はモルゲッソヨの洗脳を解かれ、元に戻ることが出来た。 しかし、イチモツが生えていた頃に味わったあの快楽を、 優美は二度と忘れることが出来なかったのであった。


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