SakeTami
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スタチュー百合のアナザーストーリー3

 マネキンドッキリの撮影も最後の一人になった。  その一人とは"あの女優さん"であった。  一気に緊張度が高まる。  憧れの人に一番近い人である。  私はなるべく平常心を保とうとしていた。  だけど、どうにもシナリオ通りに行かない。  スタッフを思いっきり叱りつけて、だらだらと説教をする。  あぁ、本当は怖い人なのか……一気に醒めていく。  ガッカリしながらもカメラは回っている。  叱る以外に、「ここがダメなら他で撮らないと」と言って、隣のお店にちょっかいを掛けたり、兎に角時間が掛かっていく。  何度か脅かすチャンスがあったけど、その瞬間瞬間目線が合ってしまう。  そうなるとすくんでしまい、何も出来ない。  そしてある所で、私の前に立ち、じっと見つめる。  その時間は本当に長かったように思える。  呼吸が荒くなってくるのを感じる。 「もうだめだ!」  そう思ったところで、彼女の手が伸びる。 「もうちょっと平常心を保たないとね。もっと呼吸を浅くして、緊張しないようにして……」  彼女は聖母のような優しい言葉を投げかける。  そして、そのまま抱きついてきた。 「可愛いマネキンさん」  そう囁いて笑うと、スタッフに呼びかける。 「この子、少し借りてもよろしいかしら?」  どうやら私を一目見た時からドッキリがバレてたようだ。  どうせなら逆ドッキリをしてやれと、叱ったり進行を妨害したりして遊んでいたそうだ。 「こう見えても、私は優しい人で通ってるのよ」  あの女優さんは私から離れずに映像は流れ続けた。  「ドッキリ失敗」の映像を仲良く撮影したら、私はそのまま拉致られる事になった。 「特殊メイクを外すのは私も得意なのよ」  そう言って、私は高級ホテルに「モノ」として運び込まれた。  私は何をさせられるのだろう?  心配で仕方がない。  彼女は「安心して演技できたらどこまで出来るか見せて」と言うので、私は必死でマネキンを演じた。  私をじっと見つめる彼女は、五分ほど私と同じく静止した。  彼女もスタチューをやっているのである。  この"試験"は長く続いた。  最初は本当に緊張していたが、彼女の優しい笑顔が全く崩れないのを見て、少しずつ安心してくる。  彼女も同類なんだと。  一時間ぐらい経っただろうか。  彼女は演技を止めて語りかける。 「緊張が取れてくると一流ね」  そう褒めると抱きしめてくれた。  お面越しにキスをしてきて、そして手は胸や股間に触れる。  私は再び緊張した。そして、スタチューの時間が終わったというのに全く動けなくなってしまった。 「あら、こう言うのお好みじゃない?」  色っぽく訊ねられる。 「むしろ、夢のようです」  私は言葉を絞り出すと、「ならいいじゃない」と彼女は笑った。 「でも、"彼女"さんがいるんじゃないんですか?」  うっかりと変な質問をしてしまう。 「あら、私とあの子がデキてるって誰から聞いたの?」  やってしまったなと思った。 「だって、メイキングとか見ると、凄く仲よさそうですし……何というか艶っぽいって言うか……」  私が詰まりながら答えると、「あら、Blu-ray持ってるの?」と少し明るい声色になった。  私は彼女に抱きつかれたまま、"彼女"とこの女優さんに纏わる映像を片っ端から集めているのだと告白した。 「なるほど、私達のファンなのね?」 「そうなんです……だから夢のようで」  私が緊張している状態でも乳を揉む手は止まらない。 「こういうのも?」  私の股間をぎゅっとやられて声が出てしまう。 「可愛いのね」  彼女にいじめられながら息が荒くなっていく。 「あの子なら、こんなことに一々腹を立てないわ。それに、仕事であと半年は日本に帰ってこないわ。それまで女旱でいるなんて、あの子も怒っちゃう。  いい相手が見つかったわ」  それから一晩、じっくり私は身体を弄ばれた。  スタチューをしながらいじめられ、「声を出さないの」と優しく言われたり、彼女のスタチューを私がいじったりもした。  流石、一流の女優さんは違う。身じろぎもしない。  でも、演技が終わると「貴方の手の使い方いいわよ」と褒めてくれるのだ。


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