大きなお屋敷の玄関扉の取っ手を、手で掴む。
細長い金属の棒で出来た取っ手は、掴んだ途端、カチリと音を鳴らして、那月を中へと招き入れる。
シューズインクローゼットを携えた、白い大理石の玄関に入り、那月は、自身のパンプスを脱ぎ、しっかりした布地のスリッパへと履き替える。くるりと、玄関に振り返り、しゃがみ込んで、履いていた桃色のパンプスを揃えて並べる。豪華な玄関で、いたって平均的な靴を並べるのは、なんだか、ためらってしまう。
相変わらず、遠い親戚にも関わらず、凛の住まう家は、リッチの一言に限る。
品の良い白い床を進み、高級ホテルのロビーで見かけるような、豪華な手すりがついた螺旋階段を、ゆっくりと登る。
足音を吸い込むような厚い絨毯の階段が終わると、凛の子供部屋があるフロアへと辿り着く。
スリッパを、ぺたぺたと鳴らし、凛の子供部屋に向かう途中、那月は思わず足を止める。
長い廊下の真向かいから、那月に向かって、カタコトと、微音の振動を伴い、黒のロボット掃除機が走って来たからだ。
以前、凛の家に泊まった時に、身体を縮ませた那月を、ゴミだと認識して、那月を追いかけ回したうえに、吸い込もうとしたロボット掃除機に違いなかった。
こくん、と息を呑み込み、那月は、疼きだした下腹部を隠すように、フレアスカート越しの膝へ手を当てる。
軽く死にかける程の経験ではあったが、那月の身体には、それを上回る快楽の方が刻み込まれていた。
無数のモップに、小さな身体を撫で上げられ、絨毯とモップの間を、高速で何度も揺さぶられた時のことを思い出す。
とろん、と那月は、ロボット掃除機に、情欲に満ちた目を向けて立ち尽くすが、ロボット掃除機は、立ち止まる那月に見向きもせず、器用に那月を避けた後、廊下の奥へと進んでいく。
行っちゃった……。
那月は、どこかの部屋に入り込んだロボット掃除機を、ぼんやりと見つめながら、ふう、とため息をつく。
あんな掃除機の下に入り込んでしまっていたなんて、本当に小さくなっていたんだな、と、廊下に立ったまま、ぼんやりしていると、那月の背中に声が降る。
「――那月お姉ちゃん、遅い~! そんなところで何やってるの?」
「ひゃっ!」
那月が驚いて振り返れば、遠い親戚の幼稚園児、凛が、那月を見上げて、頬を膨らませている。
「あ、えっと……、ごめんね。ぼーっとしちゃってた」
通り過ぎた家電を見て、過ぎた日の快楽を思い出していた、なんて言えるわけもなく、そう言い訳すれば、凛が、眉を下げて、心配そうな声を上げる。
「大丈夫? 那月お姉ちゃん、風邪? 今日、凛と遊ばない方がよかった?」
「そんなことないよ! 全然大したことないから!」
那月が慌てて否定すれば、凛は、すぐに、にこりと笑う。
「よかった~! じゃあ、いっぱい、遊ぼうね。那月お姉ちゃん!」
小さな丸みを帯びた、幼い手が、那月へと伸ばされ、小さく握られる。
子供の、わずかな力で掴まれた手で、那月は、全身が、ドクンと熱を上げるのが分かった。
早く、小さくなりたい。いっぱい、縮めてほしい……。
身体を火照らせながら、那月が、凛と共に、子供部屋へと足を踏み入れた。
*
幼稚園児がひとりで過ごすには、ずいぶんと広い子供部屋に通される。
凛に促されるまま、那月は、大きなテレビの前に並ぶ、ローテーブルとソファーへと連れられる。
革張りの、質の高いソファーに腰かけて、那月は、ぼんやりとこれまでのことを思い出す。
このソファーで小さくされるのは、何度か体験済みだった。そして、前回、小さくしてもらった時は、このテーブルの上で、マウスが三匹も入ったケージに入れられ、何度も何度も、那月は激しくマウスに抱かれたのだった。
もはや、凛の豪邸や、広い子供部屋を見ても、情事の記憶が先に呼び起されてしまう。
那月は、再び、意識が性欲に染まりそうになるのを、寸前で我に返る。
ローテーブルの上に、画用紙や折り紙、セロハンテープにハサミ、と図工で使うようなグッズが並んでいることに気付き、那月は、考えを紛らわすように、口を開く。
「凛ちゃん、何か作ってたの?」
「うん。お馬さん。凛ねえ、今度、幼稚園のおともだちと、お馬さん見に行くんだよ」
「へえ~」
凛が、ガサガサと、薄い緑色の画用紙を取り出し、那月に渡す。そこには那月が来る前に描いたという馬の絵が描かれていた。茶色い毛並みの馬と、白馬が描かれている。
「わあ、かわいいね」
「えへへ」
得意げに笑う凛に、那月は微笑む。
「お馬さんって、どこに見に行くの?」
近くの動物園には、那月も幼い頃に訪れたことがあるが、馬はいただろうか、と思っていると、凛に地名を告げられる。あまりピンと来ず、首をかしげていると、凛のお友達の別荘がある場所らしく、そこでポニーに乗せてもらうとのことだった。
「凛、お馬さんに乗るの、これが初めてなの!」
「そっかあ。楽しみだね~」
お金持ちって本当に乗馬するんだ……、と庶民の那月は、庶民らしい感想を浮かべていると、凛が身を乗り出す。
「だから、今日は、お馬さんごっこしようと思いまーす!」
「お馬さんごっこ?!」
那月が、ドキンっとして、背筋を伸ばし、皮張りのソファーが、ぎしりと音を立てた。
那月は、ちらりと、部屋の奥にある、凛のオモチャコーナーに、目を向ける。
「それって……、木馬さんに乗るってこと?」
那月は、初めて、身体を小さくされた時に、ゆらゆらと、前後に揺れる木馬のオモチャに、突き刺され、かつてない程の快楽を味わった日のことを思い出す。思えば、あの日から、那月の身体は、すっかり、縮められて遊ばれることの悦びを覚えてしまったのだが、今の那月には、うずうずと、期待で熱を高めるのみで、後悔する様子は見られない。
たまには、また、あの木馬に乗ってもいいなあ。すごく気持ち良かったし……。
那月は、頬を紅潮させながら、そんなことを考えていると、凛の声が降る。
「ちがうよ~! 木馬さんは、小さくて乗れないでしょ。お馬さんには、凛が乗るの。凛が乗るお馬さん、作るの!」
「えっ、あ、……そっか、そうなんだ」
内心、しょんぼりしながら、那月は、凛を見つめる。
「じゃあ、凛ちゃんのお馬さんつくろっか。段ボールとか、あるの?」
那月が、ローテーブルに広がる図画工作グッズを眺めていると、凛が、ぷう、と口を膨らませる。
「段ボールはいらないよお。お馬さんは、那月お姉ちゃんがなるの」
「私?」
凛が、うんうん、と満面の笑みで、大きく何度もうなずく。
バサバサと画用紙の束をのけた後、凛が、カチューシャに、茶色の馬の耳をつけたアイテムを取り出す。
凛の私物と思われる黒のカチューシャに、茶色の画用紙を切り抜いたものが貼り付けられている。耳の部分には、花のシールが貼られていた。
そのカチューシャを、凛が、那月の頭に、そっと取り付ける。
お馬の耳……、と那月が思っていると、凛が、握りこぶしを作って、目を輝かせる。
「わあ、那月お姉ちゃん、可愛い! はい、次はしっぽつけるから、那月お姉ちゃん、お馬さんのポーズして」
手には、茶色い画用紙を、細長く切った紙が、何本も束ねられた、馬の尻尾が握られている。
そっか、私がお馬さんになって、凛ちゃんを上に乗せるってことか。
凛が意図することにようやく気付き、那月は、ソファーから立ち上がり、ローテーブルの横で四つん這いになる。
凛はクスクスと笑いながら、那月の腰に手を置き、ぺらり、と那月のフレアスカートをまくり上げる。
「きゃッ! 何するの、凛ちゃん」
「しっぽつけるって、言ったでしょ」
下着に包まれた尻と、素足が、露わになり、空気に触れる。
この部屋で、身体を縮まされ、全裸になったことは何度もある那月だが、通常の大きさのまま、恥ずかしい格好をしたことはほとんどない。あっても、散々、身体を縮めて、脳を快楽で浸しきった後に、元の大きさに戻り、着替えをする時ぐらいだ。
那月は、所在なさげに、視線を泳がせていると、するりと、凛の小さな丸い手が、那月の尻を、ショーツ越しに撫でる。小さな暖かい手が、じりじりと那月の臀部を動き、那月は、思わず小さく震える。
「ひぅ……っ」
「しっぽ、しっぽ~。那月お姉ちゃんはお馬さ~ん」
凛が歌いながら、那月の背筋とショーツの隙間に、指を入れ込み、ぐい、とショーツをずらす。
「わあっ! 凛ちゃん、何してるの。引っ張ったらだめでしょ」
那月が、真っ赤になって、四つん這いのまま、顔を後ろへ反らすも、凛は、手を止めない。
「しっぽ、パンツにつけるんだよ!」
ショーツと尻の隙間に、ねじ込むように、凛が、自作の馬のしっぽの先を、器用にショーツの中に入れ、折りこむ。
そして、セロハンテープを、すこし切り取り、尻尾をショーツの上へと張り付ける。
遊びとはいえ、私、なんて格好してるんだろう、と那月が、恥ずかしく思いながら、視線を前に戻し、凛のセッティング終了を待っていると、凛の両手が、那月の尻へと伸びる。
「きゃははは。那月お姉ちゃんのお尻、ぷるぷるだね~。やわらかくて気持ちい~!」
「ひゃんっ! ちょっと、こらっ! どこ触ってるのっ」
小さな両手が、那月の尻を、ショーツ越しに、むにむにと撫で上げるので、那月はビクンッと身体を震わせた後、慌てて、上体を起こす。正座を崩すように座り込み、凛にしかめ顔を見せる。
凛は、笑ったまま、ごめんなさーい、と楽しそうに謝る。反省してない。
那月は、凛にお尻を触られた感触がなかなか取れず、フレアスカートの下で、こっそりと、お尻を動かす。
かさり、と音を立てて、凛につけられた尻尾が、那月の尻を、いたずらに撫で上げ、那月は、ぴくんっと身体が反応を返す。
やだ……、お尻がむずむずしちゃう……。今日はまだ、小さくなってないのに。私の身体、すっかり、えっちになっちゃった……。
恥ずかし気に、那月はもじもじするも、凛は、気にすることなく、那月に近づく。
「那月お姉ちゃん、はやくお馬さんごっこやろうよ~! お馬さんになって」
「う、……うん、わかった」
那月は、ふたたび、四つん這いになる。
凛が上に乗るなら、落ちないようにしなくちゃ。
背中に、ぐっと力を入れ、真っすぐ伸ばす。意図せず、お尻が引き締まり、凛に貼り付けられた尻尾が、那月の尻と脚に挟み込まれていく。思わず、吐息を漏らしそうになるのを、必死でこらえていると、凛が、不服そうな声をあげる。
「凛がせっかく作ったしっぽ、那月お姉ちゃんのスカートで隠れちゃう。しっぽ、見せなきゃだめ!」
言いながら、凛は、那月のフレアスカートを、再びたくし上げ、那月の腰にぐるぐると巻き付け、縛り上げる。
「ちょっと、凛ちゃんっ、だめでしょ、こんなことしたら」
再び、ショーツを露わにされ、那月が焦って声を上げるも、凛は厳しい顔を向ける。
「那月お姉ちゃんは、今、お馬さんでしょ! 凛の言うこと聞かなきゃだめ」
ぺちん、と凛が小さな手で、那月のお尻を叩き上げる。
「ふひゃッ」
那月が嬌声に似た甲高い声を上げている合間に、凛は、ローテーブルから、細長い棒を取り出す。その棒には、釣り竿のように紐がくくり付けられており、紐の先には、オレンジ色の折り紙で作られた人参が取り付けられていた。
「よーし! 那月お姉ちゃん馬に、乗車~!」
凛が、ぴょこん、と那月の上に飛び乗る。
そして、那月の目の前に、折り紙の人参を、ぺらぺらと見せつける。
「はい、那月お姉ちゃん。しゅっぱーつ!」
絶対、乗馬って、こんなんじゃない……。
那月は、恥ずかしさと情けなさで、泣きそうになりながら、小さく「はい……」と答えた後、一歩ずつ、歩き始めた。
右手と左足、左手と右足、交互に動かしながら、凛の大きな部屋を、よちよちと動く。
「きゃー、あははっ! 那月お姉ちゃん号、楽しい~!」
「はいはい……。どこ行きたいの? 凛ちゃん」
「オモチャ置き場まで、すすめー!」
ペシンッと、凛が、那月の尻を、折り紙の人参がついた棒で、はたく。
「ひぅッ、痛いよ、凛ちゃん~」
「ちゃんとお馬さんっぽく言わなきゃだめ!」
「えっ?! え、っと、あの……」
「那月お姉ちゃんは、今、お馬さんでしょ。お馬さんは、なんて鳴くの?」
「……ッ、ひ、……ヒヒン……」
凛の勢いに圧され、那月は、小さく口を開き、なんとか声を上げる。
きゅんっ、と下腹部が疼き、潤いを増していく。
「いい子、いい子~! よーし、どんどん進めー! オモチャ置き場は、まだ先だー!」
ぺしんっ
「ふぇっ……、ひ、ヒヒーン……」
那月が、ゆっくりと進む。凛は、ますます喜び、ぺしぺしと、那月の尻を叩き、鳴き声を促すので、那月は声を上げ続ける。進む度に、尻につけられた尻尾が、那月の臀部と脚を、いたずらに撫でつけ、むず痒い。
「ひ、ヒヒンッ、ひ……、ひぅっ、ヒヒーンッ」
これはお馬さんごっこ、お馬さんごっこ、お馬さんごっこ……!
那月は、必死で自分に言い聞かせながら、ようやく、オモチャ置き場に辿り着く。
「つ、着いたよ、凛ちゃん……」
すっかり、頬を火照らせ、ショーツの下を濡らした那月が、到着を知らせば、凛が、きゃっきゃと笑いながら、那月の上に乗ったまま、那月に抱き着く。
「楽しい~! 那月お姉ちゃんのお馬さん、だいすき~!」
むにゅう、と凛の小さな手が、那月の胸元に伸び、那月は、ビクンッと身体を震わせる。
「凛っちゃん、危ないから、上で暴れちゃだめえっ」
「凛は、ちゃんとお馬さんに乗れるから大丈夫だもん~!」
ぴょん、と那月から飛び降り、凛が那月の前にしゃがみ込む。
「はい、那月お姉ちゃん。ご褒美だよ」
「えっ?」
那月が、どきりとして、凛を見れば、凛は、小さな手に折り紙で作った人参を握っている。
なんだ……。身体を小さくするチョコレート、くれるのかと思った……。
那月が、しょんぼりしていると、凛が、むう、と不満げな顔をしながら、人参で、那月の口元をつつく。
「お馬さんなんだから、人参食べなきゃだめでしょ。人参嫌いなの?」
「ごめんない……」
那月は、口を小さく開けて、人参を食べるふりをする。
そして、ちらりと、凛のオモチャ置き場へと目をやる。
大量のオモチャが、ごちゃごちゃと置かれたその中に、小さな宝石箱を象った箱が見えた。
あの中に、きっと、那月を縮めるいつものチョコレートが入っているはずだ。
こくん、と息を呑み、那月は、熱を帯びた目を浮かべる。
小さくなりたいよお……。凛ちゃん、今日はこのまま、大きい私とだけ遊ぶつもりなのかな。
いっぱい、いっぱい、縮めて欲しいのに。もうがまんできないよお……。
何か、いい方法はないかな……、そうだ。
那月は、四つん這いになったまま、そっと、口を開く。
「……ねえ、凛ちゃん。……今度は、もう少し、小さなお馬さんに乗ってみない?」
「小さなお馬さん?」
「うん。もしかしたら、ポニーにも乗るかもしれないでしょ……。私のこと、もっと小さなお馬さんに、してみない?」
ドキドキと、鼓動を上げ、興奮で息が上がりそうなのを耐えつつ、なんとかそう言えば、凛が、ぱあああと、顔を明るくさせる。
「わー! 楽しそう! やるやる! じゃあ、ちょっと小さな那月ちゃんにしなくちゃだね!」
凛が、オモチャ置き場に置かれた宝石箱を、乱暴に掴み、中から、チョコレートを取り出す。
ぺきし、とチョコレートを少し砕くのを見て、那月は、残りも全部食べたい……、と思いながら、口を開く。
早く、早く、小さくして……!
お預けされていたエサを待つメス犬のような顔を浮かべ、口を開けたまま待つ那月に、凛は微笑む。
とろりと糸を引く、那月の口に、そっと、小さなチョコレートを乗せた。
*
「ふひゃあああっ! あぁあぁあ……っ、身体が……、縮むっ!」
那月は、四つん這いになったまま、しゅるしゅると、身体を縮めていく。
七分丈のカットソーが、那月の手の甲を包み、襟元はずり落ち、肩を露わにする。
凛に巻き付けられていたフレアスカートとショーツは、オーバーサイズと化し、ストンと、床に落ちてしまう。
成人女性の平均身長よりも少し高いくらいの那月の背丈が、凛よりも少しだけ背の高い、小学生ほどの背丈になったところで、那月は自身の縮小を終えた。
「あぁん……、少しだけ、小さくなっちゃったよぉ……」
那月が、快楽の虜となった顔を浮かべながら、うっとりとする。
凛は、ずり落ちた那月の服を、ごそごそと漁り、ショーツと共に、床に埋もれていた、馬のしっぽを取り出す。
「んもー! 那月ちゃん、お馬さんのしっぽ、取れちゃったじゃない。ダメでしょ!」
「ふぁ……っ、ごめんなさい……」
「ほら、もういっかい、しっぽ生やすから、おしり出して!」
「はい……」
那月は、とろん、とした顔をしたまま、顔を床につけ、お尻を突き出す。
重力に従い、那月のカットソーが、ずるずると、床についた顔へと滑りおち、那月の下半身をあらわにしていく。
「那月ちゃんのパンツ、脱げちゃったから、貼れない~!」
凛の不服そうな声を聴き、那月は、ぐい、と自身の脚を、大きく拡げる。そして、切ない声を上げる。
「凛、ちゃん……っ! しっぽ、那月の、お股の中に、挿れてぇ……!」
きらきらと、濡れた秘部を見せつけるように、那月はお尻を左右に揺らす。
凛は、きょとんと不思議そうな顔をして、口を開く。
「お股の穴に入れちゃうの? 痛くない?」
「いいから……っ、はやく、挿れてぇっ! お願いっ」
ふりふりと、尻をふり、那月は泣きそうな顔をする。
凛は、わかったー、と声を出し、おもちゃ箱から、棒を取り出し、しっぽの画用紙の束を、貼り付ける。
那月が、興奮し期待に満ちた顔で、その様子を見守る。
「できた~! それー!」
どちゅんっ! と凛が、しっぽの棒を、那月の中に挿入する。
「あぁああぁあああんっ!!」
待ちわびた快感が訪れ、那月は大きく声を上げる。
かくかくと、突き出した尻と両脚を震わせ、突き刺さったしっぽが揺れる。
へにゃりと、顔を緩ませ卑猥な笑みを浮かべた那月は、下腹部をきゅるりとうならせ、棒をより奥へと引き込むように、吸い付かせる。
きもちいいよぉ……。
ぴくぴくと、しっぽを震わせていると、凛が、ぺちん、と那月の尻を叩く。
「うひゃあんっ」
「ほら、那月ちゃん。早く身体起こして。凛、上に乗れないでしょ」
「はひ……、ごめんなひゃい……」
なんとか、上体を起こし、那月は、四つん這いに戻る。
凛が、軽々と、那月にまたがる。
「あははっ、那月ちゃん、小さい~! ちっちゃいお馬さんになっちゃったね~」
那月の背の上で、凛が、はしゃいで足をばたつかせる。
反動で少し揺れる那月の身体が、中に突き刺されたしっぽを、いたずらに刺激する。
「ん、んひぃッ、ぁあぁ……」
「じゃあ、那月ちゃん、しゅっぱーつ! 今度は、凛のベッドまで、進めー!」
「は、はひ……っ」
とろけた顔をして、那月は、よろよろと、四つん這いで、凛のベッドへと向かう。
動くと、せっかく、中に挿れてもらったしっぽを、落としてしまいそうで、那月は、きゅっと、膣に力を入れて、しっぽの棒をくわえ込む。
「んひぃ……ッ」
気持ちいいよお……。うっとりとした表情を浮かべながら、那月は、ゆっくりと進む。そして、ペシンッと尻を叩かれる。
「ふきゃんっ!」
「那月ちゃん、もっと早く進まないとだめー!」
「ら、らって……、しっぽ、落としちゃうから……」
「そうなの?」
凛が、那月の背にまたがったまま、ちらりと後ろを振り返り、しっぽの棒を手で掴む。そして、勢いよく、中へと押し込んだ。
「んきゃあああああっ!!」
那月は、悲鳴に近い声を上げて、背を反らすが、凛は、那月のカットソーに掴まったまま、けろりと声を上げる。
「大丈夫だよ、ちゃんと挿さってるよ?」
「ひ、ひぐ……ッ」
「ほら、ちゃんと、お馬さんの声出して!」
「ひ、ヒヒン……っ」
「よし、いけー! 那月ちゃーん!」
ぐりゅうう、と、凛が、更に、しっぽを中へと押し込む。
「はひぃんっ!!」
那月が再び、身体を震わせて、はしたなく鳴き声を上げる。
進まなくちゃ……っ! と、那月は、溶けきった顔をして、前足の手と後ろ足を動かす。荒く息をして開けた口からは、とろりと、唾液が零れ落ちている。
凛はすっかり、那月のしっぽを掴むことを気に入ったらしい。那月のカットソーとしっぽを掴んだまま、那月の歩行に合わせて、ぐりぐりと、しっぽを中へと押し込む。
「ぱからっぱからっ! お馬さん進め~!」
「ひぐぅっ、ひきゃんっ、り、凛ひゃん……っ、しっぽ、掴んじゃらめえ……っ!」
「しっぽ、落ちちゃうの嫌なんでしょ? ほら、あとちょっとだよ! 那月ちゃん、いけー!」
ぐちゅううんッ!
「きひぃんッ!」
がくがくと、身体を震わせながら、那月は、ようやく凛のベッドの傍まで、辿り着く。
大人の大きさで見ても、大きなベッドだったが、今のサイズの那月から見れば、四人くらい寝れそうなサイズのベッドだ。ベッドの側面に手を乗せ、那月は、肩を揺らし、息をする。
だぼだぼサイズのカットソーからのぞく、素足には、とろとろと、那月の愛液が伝い落ちていた。
「つ、着いたよ、凛ひゃん……」
「わー! 到着だ~! 那月ちゃん、えらかったね~!」
凛が、背中で暴れながら、歓声を上げる。
「待ってね~、がんばった那月ちゃんには、ご褒美あげるからね」
那月の小さな背中の上で、凛がごそごそと動いた後、ぷらん、と那月の前に、馬のエサがぶら下げられる。
そこには、先程の折り紙の人参とは異なり、那月を縮めるチョコレートが、くくり付けられていた。
「ぁ……ッ」
那月が、小さく声を上げて、目の前のチョコレートに釘付けになっていると、凛の声が響く。
「ふふふ。那月ちゃん、チョコレート、大好きでしょ? 凛もねえ、人参よりは、お菓子の方が好きだから、今回は特別にチョコレート、あげちゃうよ!」
「チョコ、レート……、うれひい……」
那月は、だらしなく口を開き、目の前で揺れるチョコレートへと、首を前へ伸ばす。
舌を伸ばし、チョコレートの先に触れ、獲物を捕まえる。
小さな口で、ばくん、とチョコレートを飲み込み、チョコをくくり付けたヒモから救出すべく、ちゅくちゅくと、チョコレートを口で転がす。
「うふふ。おいしい? 那月ちゃん」
「おいひい、れ、しゅ……」
どろどろと、咥内でチョコが溶け始め、それと共に、那月の身体も縮小を始めた。
*
「あひぃんっ!! 身体がっ! 小さくなっひゃうううっ! いいよおお! きもちいいのおおお!! あぁああぁあああんっ!」
背中に凛を乗せ、膣にしっぽを突っ込まれたまま、那月は四つん這いのポーズで、身体を縮めていく。
縮めば縮む程、しっぽは、那月の中を圧迫し、那月を追い立てていく。
カットソーが、だぼだぼになり、襟首から、那月の胸があらわになっていく。
ロングスカートに近い丈となった裾は、那月の膣に刺さったしっぽにより支えられ、相変わらず、那月の尻と脚を露わにしたままだった。
「ひぐぅうっ! 中がっ! きもひいいのおおお!! ひぐうう! ひぐううう!!! ひぎいいい!!」
「ひゃはははっ! 那月ちゃん、本当にお馬さんみたいに鳴いてる~!」
那月が、震えながら縮んでいく様を、凛は、ロデオのように乗りこなし遊ぶ。
「あひんっ! あひぃいいぃ! 揺れてるのきもちいいいい!!」
やがて那月は、いつものドールサイズとまではいかないものの、凛よりも、背丈が少し小さくなった。那月の上に乗っていた凛の足が、床についてしまう。
「凛の足ついちゃった~。那月ちゃん、小さくしすぎちゃったなあ。お馬さんなら、那月お姉ちゃんの方が良かったかなあ」
凛が残念がる声に、那月は、どろどろになりながら、必死で声を出す。
「凛ひゃんっ! おねがい、もっと、わらひ、小さくしてええ!」
チョコレートひとつ分の小ささにも満たしていない那月には、物足りなさが勝ってしまう。焦らされているようにすら感じ、もはや、大人の理屈をつけることなく、凛に縮小を懇願してしまう。
「那月ちゃんがこれ以上、小さくなったら、凛、那月ちゃんに乗れないでしょ」
凛が、つまらなさそうに言うも、那月は、諦めない。
「お願い、乗っかってぇええ! わらひ、ちゃんと、動くからああ! いっぱい小さくしてええ」
身体を左右に揺らし、那月が泣き叫ぶ。
凛は、うーん、と少し考えるような声を出した後、那月に尋ねる。
「いいの? 那月ちゃん、つぶれちゃわない?」
「大丈夫だからっ! お願い、縮めてぇ!」
もはや、上に乗られる圧迫すら、快楽に変わっている那月は、懇願する。
「しょうがないなあ。じゃあ、ちょっとだけだからね」
凛が、ごそごそと、那月の背の上で、身体を動かし、那月の前に、再びぷらりとチョコレートを垂らす。
那月は、飢えた犬のように、褒美にかぶりつく。
「んひゅう、ふひゃぁあっ、チョコレート、おいひいよおお!」
舌でチョコを溶かし、それと同時に、那月は、更に身体を縮め、いつもの、十数センチ程のドールサイズの身体へと変化していく。
「あぁあぁんっ! 縮んでくううう! きもちいよおお!!」
通常サイズの那月が着るカットソーは、大きすぎて、ばさばさと、脱げ落ちる。那月の頭に乗せられていた馬耳カチューシャも、カラカラと音を立てて、床に落下する。そして、膣に挿れられていた那月のしっぽも、大きなカットソーに引っ張られ、カタリと抜け落ちてしまった。
そして、小さな身体で、凛を支えられるわけもなく、ぺしゃりと、那月は、床に圧しつけられるようにして、凛の下敷になる。
凛の下着の真下で、太ももに挟まれながら、那月は、じたばたともがくが、まるで敵わない。
「那月ちゃん、にじにじ動いて、おもしろーい! ペットみたーい!」
「んひぃい……っ! 苦しいよぉ、きもちいい……っ」
那月が、苦しみながら、悶えていると、凛が、那月の小さな頭に、指を乗せる。
「でも、お馬さんのお耳、取れちゃったね。凛のカチューシャだと大きすぎるから、お人形さんのカチューシャにしなくちゃだね」
凛が那月の上から立ち上がり、おもちゃ箱から、ドール用のカチューシャを取り出す。ちょきちょきと、画用紙を切り抜き、新しい馬耳カチューシャを作り上げる。
カットソーが脱ぎ散らかった床に倒れ込んだまま、荒く息をする那月の頭に、凛が、ちょこんと新たな馬耳を取り付ける。
「うふふ、できた~! かわいい~、那月ちゃん。お馬さんだね~」
那月は、うつ伏せに床に小さな身体を圧しつけたまま、顔を上げ、凛の作った馬耳を、ぴょこりと揺らす。
「凛……ひゃん……、しっぽ……、那月に、しっぽも、つけ、てぇ……!」
息も絶え絶え、那月が頼めば、凛が、那月のカットソーに埋もれていた、しっぽを取り出す。
「うーん。しっぽ、ちょっと大きくない? まだ、はいるかなあ、これ」
凛が、ぴらぴらと、棒に取り付けられたしっぽを振り、那月へと近づける。
那月は、へらりと、顔を緩ませ、上半身は床につけたまま、ゆっくりと、尻を持ち上げる。
小さな手で、那月は臀部を支え、中を見せつけるように、ぐいと広げる。
「入るよぉ……っ! しっぽ、早くつけてえ! 早く、早くぅ!」
誘惑でもするかのように、那月が尻をゆっくりと振る。
「分かったよぉ、じゃあ、しっぽ、つけるね」
急かされた凛が、那月の小さな尻を、腰ごとがしりと掴む。そして、勢いよく、しっぽを、アナルへと挿し込んだ。
「ふきゃあああああああっ!」
那月は、しっぽごと身体の芯を突かれたかのように、上半身を床へと押し付ける。
びりびりと、身体は小刻みに震え、衝撃で、しばらく声が出せなかった。
「あ、意外と入っちゃったね。さすが那月ちゃん! すごーい」
凛が、はしゃぎながら、那月に突き刺したしっぽの先を、指先で、トントンと軽くたたいて遊ぶ。
那月は、白む視界を必死でこじ開け、小さな手を床につき、声を上げる。
「凛ちゃ……! そこ、挿れちゃ、らめぇ……っ。そこ、ちがうよぉっ」
「? ちゃんと、しっぽ、生やせたよ!」
凛は、ぎゅ、としっぽを掴み、締めつけ具合を確認するように、ぐりぐりと、しっぽを回す。
「ふひゃぁんっ! あぁあぁひぃいんっ!」
ぐにゅぐにゅと、臀部をかき混ぜられる違和感に加え、肉壁越しに、膣を刺激される感覚に、那月は、かつてない快楽を覚える。下腹部が、こちらも刺激が欲しいと言わないばかりに、ぎゅんぎゅんと疼きを上げる。
「はぁ……っ、はぁん……っ、はぁ……っ!」
挿れたい……! 何か、挿れなくちゃ……! こんなのガマンできない!
那月は、焦りにも似た欲に蝕まれていく。
震える手足に力を入れ、上体を起こし、馬のように、四つん這いになる。
その様子に、凛が不思議そうな声を上げる。
「どうしたの? 那月ちゃん」
那月は、切羽の詰まった顔をして、凛を見上げる。
「凛ちゃん……っ! 那月……ッ、那月に……」
とろとろと、愛液が次々と溢れ、脚を伝って落ちていく。
上体を起こしたことで、中の刺激が変わり、更に那月を追い詰めていく。
今にも泣きださん勢いの那月を、凛は、じっと見つめる。
「もしかして、お馬さんの那月ちゃんは、もっとご褒美がほしいの?」
面白い遊びを思いついた時の笑顔を浮かべながら、凛は問いかけ、那月は、必死で、うなずき返す。
「じゃあねえ、凛のおもちゃ箱まで、走れたら、ご褒美あげるよ! 行くよ~! よーい、どん!」
ほとんど、突き飛ばすように、凛が、那月の尻を勢いよく、叩く。
「きゃあああああんっ!!」
那月は、叫びながら、上体を倒し、弾かれたように、床を滑り進む。尻に突き刺さったしっぽが、風圧で、ひらひらと動き、凛は、きゃっきゃとうれしそうに声を上げる。
眼前に迫る、凛の巨大なおもちゃの山々。那月は、自らのスピードを止めることも叶わず、おもちゃの山へと正面衝突する。
「ひあぁああぁああっ!!」
くるりと一回転をした後、那月は、ぽすん、とおもちゃの山の一部に、抱き留められた。
目を開ければ、那月よりも大きなうさぎのぬいぐるみに、抱き着くように不時着していることに気付く。
凛が大はしゃぎで笑いながら、大きな足音と共に、那月へと駆け寄る。
「那月ちゃんすごーい! うさちゃんのところに、ちゃんとゴールできたね! いちばん~! ご褒美は、うさちゃんのにんじんだよ~!」
「にんじん……」
凛に言われて、あらためてうさぎのぬいぐるみを見れば、うさぎが、両手で、布製のにんじんを抱えていることに気付く。そして、うさぎのぬいぐるみの下には、凛のおままごとセットが、乱雑に積まれていて、うさぎの足の間から、プラスチックの人参が飛び出していることにも気付く。
「ほら、那月ちゃん、お馬さんなんだから、早く、食べて! にんじん、残しちゃダメでしょ!」
凛の言葉が背中に降る。
凛の差すにんじんは、きっと、目の前のうさぎが抱える、布製のにんじんなのだろう。
しかし、那月は、うさぎの間に置かれたプラスチック製の人参から目が離せなかった。
ごくり、と唾を飲み込む。
快楽に毒された那月には、それが、まるで、うさぎの陰茎のように見えたのだ。
以前、凛の家に来た際に、生きたマウスに、激しく抱かれた時のことが、頭をよぎる。
「那月ちゃん! ちゃんとにんじん食べなきゃだめだよ!」
「はい……、い……、いただき、ます……」
那月は、そっと、腰を浮かし、うさぎの股間に飛び出た人参に、自身の濡れそぼった秘部を突き刺した。
ぐちゅううんっ! と大きな水音を響かせ、那月は、嬌声を上げる。
「おぉほはあぁぁああああっ!」
那月は、うさぎのぬいぐるみに抱き着き、うさぎが抱える布製のにんじんを、咥えこむ。
「んふぅうっ! んんんぅうっ!! んーーーっ!!!」
小さな口で、にんじんを咥え、じわりと、唾液で布を濡らす。
うさぎのぬいぐるみに、両脚を巻き付け、腰を激しく動かし、反動で、尻の穴に挿れられたしっぽが、ゆらゆらと動く。
那月の発情しきった様を、見下ろしながら、凛が、くすくすと笑う。
「にんじん、美味しい? 那月ちゃん」
「おいひい! おいひいよぉお! んふうう! しゅきいい!! 那月、にんじん、らいしゅきいい!! あぁあんっ! んふうう! しっぽも、お股も、きもちよくて、イっちゃうよおお! うさぎさんっ、うさぎさんっ!! 那月に、いっぱい、にんじん、ちょうだいっ! はぁぅぅうぅん! ひひぃんっ!! ヒグゥウ!! イっひゃううう!! もうらめえええっ!! ひぎぃあぁああぁああああああああああっ!!!」
うさぎのぬいぐるみに抱き着いたまま、那月は、かくかくと、小さな身体を揺らす。
ぷしいい、と、那月は潮を吹き、とろとろと、人参を濡らしながら、大きな絶頂と共に、意識を手放した。
*
フレアスカートのシワを伸ばすように、手を動かし、那月は服装を整える。
元の大きさに戻してもらった後に行う、身なりの整えほど、罪悪感と羞恥を伴うものはない。
しかし、それも、日に日に薄れ、最近では、快楽の余韻の方が、勝ってしまっている。
那月は、激しく異物を挿れていた下腹部をなだめながら、ぼんやりと、していると、凛が那月に声をかける。
「ねえ、那月お姉ちゃん。これ、あげる」
「え? なあに」
凛に振り返り、そして、声を失う。
凛の手には、今日、散々、那月を淫らに慰めたお馬の耳と尻尾、そしてにんじんのオモチャが握られていた。
「えっと……、……それ、もういらないの?」
いちよう、洗ったから綺麗なはずだけど、と那月は、顔を赤らめながら思っていると、凛は、えへへ、と笑顔を浮かべる。
「那月お姉ちゃん、気に入ってたみたいだから、あげる」
「そ、そっか……」
断る理由もない那月は、そっと、受け取る。
「那月ちゃんのご褒美だもんね」
「……うん……」
ただの凛の言葉に、貪欲な身体が、熱をあげる。
どうせなら、チョコレートも一緒にほしいな。そしたら、家でひとりで小さくなって、凛のご褒美で遊べるのに。
そんなことを呟きそうになるのを、必死でこらえ、那月は、ご褒美を、カバンの中にしまい込んだ。