「今月を超えればちょっと楽になる!」と言い続けて幾星霜、敗北英雄の連載が終わってもなんやかんやで一向に余裕ができない生活を送っております。
巨人族は何とかひと月~ひと月半納品ペースでやれているのですがいかんせんストックがないので実際の更新速度が速まるのはもうしばらくしてからになりそうだし、
敗北英雄はまだまだ修正作業中で年内に出せるとしたら11月~12月ごろになりそうだしと表に出るのにラグがある作業ばかりをやっております。
そんな中ですが一昨日位からJ庭用の新刊「番長★物語2」の原稿を再開しました。
改めてネーム読みなおしてみてだいぶどうかしてるなって思ったのですがやっぱりギャグマンガが一番性に合っているな~としみじみしたりしました。
シリアスもイチャイチャもどれも好きではあるんですが気を抜いて「楽しい」に全振りできるのがギャグマンガのいいところですね。
一番得意なメタネタも誰に何の配慮もせず入れられることができるし……。
メタネタめちゃくちゃ好きなので普通の漫画でも積極的に出していきたい気持ちはあるんですが編集部側に「ちょっと…」と言われてしまう事が多く、仕事だと今のところ1巻の書店特典とカバー下漫画以外では完全封印せざるを得ない感じだったりします。
進捗はこんな感じ。
どうかしてんな。
これをやっている時、ページに対するコマの量が結構多くてもうちょい分割して見やすくかつページ数増やした方がお得だなあという考えがよぎったのものの
(この見開きだと「地獄絵図」のコマまでを収めればもうちょい余裕のある画面にできる)ただでさえ冗長になりがちな作風なのとスピードを感じを出したい、1Pあたりのコマ数が多い古い漫画が好きなどの理由であえてこのままいくことにしてます。
最近はスマホで漫画を見る方も多く私の読者さんもおそらく紙よりも電子派の肩が圧倒的に多いためそのあたりの視認性を考えると1P多くて5コマ程度で納めるのがよいとは思うのでこの辺はいつも地味に悩んだりしてます。
商業はともかく同人はページ数多い方がウケはよかったりしますしね
漫画の作業、得意な事ほとんどないけど中でもコマ割りを含めた構図を考える作業が一番不得意なので何とかもうちょいスタイリッシュになれんもんかなと星に願う日々です。
二番目に苦手なのが作画。
あとこの画像見るとわかると思うのですが私はほぼほぼ3Dモデリングに下地を頼りまくるタイプです。
3Dモデルだとここの比率が、ここの大きさが、ここの稼働の硬さが、とか気になる部分が多いのでできるだけ自力デッサンで形を取れるようになりたいなーとは思っているのですがそれをやると作画時間が三倍くらいに伸びるので……
道具のアシストで難しい構図や面倒な背景などが描けるようになったのはめちゃくちゃありがたい時代だなあとクリスタさんには感謝の日々です。
とはいえ3Dモデルを調整するのにもこれはこれでそれなりに時間がかかるのでやはり時短を考えたらあらゆる面で「うまくなる」って言うのが最適解なんだろうなとはいっつも思っています。
描きたいと思った漫画を、わかりやすい画像とネタが温かいうちに出力できるように画力は何とかしてあげていきたいものですね。
それではまた
2022-08-10 01:32:33 +0000 UTC
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こんにちは、もう7月も折り返し地点ですね恐ろしい…月日が経つのが早すぎる……。
ここ数日は敗北英雄の合本版発売に向けた地獄の修正作業を連日やっております。
連載中はその場その場で出せるだけの力を振り絞って描いているものの改めて見直すと雑じゃね???と思う箇所がかなり多くてこのまままとめるのはやだな…といういつもの病気です。
あと連載中から気になっていたのですが1~4話は画面が全体的に暗くて重いので視認性がすさまじく悪いんですよね…。
これはかねてからの悩みでもあったので巨人族3話当たりからずっとアシスタントをお願いしている神絵師の大門さんに視認性を上げるためのトーンやベタ構成についてなどを相談し、描き方を5話から全面的に改訂したんですよ。
なんで今は1~4話を5話以降の画面と同じ見やすさにする為にひたすら修正作業をしている・・・と言った次第です。
トーン貼り換えと背景調整は作画スタッフさんに丸投げしているので私自身はかなり楽をできると考えてたんですけど改めて見直すと線画とかめちゃくちゃ雑だったりするのが気になっちゃって……結局ページによっては線画を全部書き直したりしてるのでなかなか作業が大変です。
修正前後の比較はこんな感じ
読者さん的にはそんなに気にならないかもしれないんですけど、まとめるときにやっぱり少しでもいいものにしてお届けしたいな~と思うので地道に頑張ります。
このトーン調整やハイライト入れなどをはじめ現在線画以降の仕上げと背景、実は「アシスタントレギュレーション」という共通の資料を大門さんに作成してもらってそちらを基準にほぼ全てを作画スタッフさんに作業していただいてます。
というのも去年までは2~3人のスタッフに仕上げや背景を発注してそれを私が確認して、修正指示を出して資料を探して…という形で作業をしてたんですが
担当者によって仕上げにばらつきがあったり、チェックや修正指示にかなり時間を取られてしまい結果死ぬほど忙しかったんですよね……
あんまり大きな声では言えないんですけど敗北英雄も巨人族も二か月一回くらいの提出ペースにしていただいてたにも拘らず毎回納期に全く間に合わないみたいなのが常態化、時間がないので絵にも集中できずに乱れちゃう…みたいなことになってました。
んで、さすがにこのままでは何もかもがやべえなと思いたち問題を是正するため
今年に入ってから大門さんにチーフアシスタントに立っていただいた上で私の要望を組んでいただきレギュレーション資料を作成&チェック業務を担当してもらう形に現場の作業形態を変えた…という次第です。
(これによって作画スタッフの仕事の比重が増えたので、背景デザインを外注に回しデザイン業務を減らしたりとかしました)
レギュレーションをちらみせするとこんな感じ
これが効果てき面で私の担当業務が激減して結果線画&ベタ入れまでに集中できるようになり絵のクオリティも昨年に比較してだいぶあげられるようになり納期もばっちり間に合うようになりました。
仕上げを自分より絵の上手い作画スタッフさん達に全部お任せすることで画面の映えも圧倒的に良くなったのであらゆる意味で改定してよかったなあとしみじみ感じております。
そんなわけでこないだちょろっといった一部作業をアナログに戻したことも相まって原稿製作速度がかなり上がり、かつ敗北英雄の連載も終了してやっと「連載と単行本作業以外何もする暇がない」みたいな状態からようやく脱却いたしました。
そんなわけで夏からは巨人族をだいたい月1納品で進めつつ同人活動も復活していく予定です。
いろんな活動が遅くなったり停滞していた期間が長かったのですがこれからモリモリ作品出せるように頑張るので楽しみにしてもらえたらとっても嬉しいです~
相変わらず絵の更新とかない話で申し訳ないんですがそういうファンボックスなのでご容赦いただきたく……
こんなもんブログにでも\かいてればいいじゃんという話ではあるんですが昨今のインターネットをみてると「自分の文章を誰でも見られる場所に置いておくのが嫌だな」と思うことが多いので…ネ……。(遠い目)
それではまた。
2022-07-15 12:03:43 +0000 UTC
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ぼちぼちですわよ。
5月6月ととにかく忙しかったものの、敗北英雄を最終話まで脱稿したのでほっと一安心・・・と思いきやなんやかんややることが多い日が続いています。
新規絵出すほどの余裕もないのでとりあえず最近やってるskebの進捗でも置きに来ました。
こういうエロを含みつつ力の抜けたやつは楽しく描けるからいいですね。
skebは閉じてる期間の方が多くて申し訳ないんですけど今後も時々開けるのでなんか描かせたい絵があったらそちらでリクエストしてもらえると嬉しいです。
受注優先度は「描いたら面白そうなやつ≧金額>それ以外」って感じです。
一枚絵・立ち絵・カラーとかのイラスト系は軒並み苦手なので、同じ料金払うなら別のイラストレータさんに頼んだ方が満足度は高いと思います。
↑みたいな漫画っぽく描けそうなお題の方が受注率も高いし多分満足していただけるんじゃないかな~と
それではまた
2022-07-01 14:06:28 +0000 UTC
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こんなに忙しいのは今月までと念仏のように唱えながら原稿をしていますほひー
カイウス本当はもうちょっと顔とかがっしりさせたいんですけど画力がなくて細めになってしまう…
勉強してもうちょい顔も体もずっしりがっしりとした感じにしたいですね
晃一は割と最近顔が幼くなってきてるのでもう少しきりっとした青年に戻したい気もするんですけど、愛されて丸い感じになってるって思えばまあ今のままでもいいような気がしてきます。
2022-05-22 17:46:23 +0000 UTC
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先日落書きでも持ってくるみたいな話してたんですけど今月のスケジュールがやばやばのやばすぎて身動きが取れないので昔同人イベントで出したコピー本の再録でものっけておきますわね。
WEB再録が多いのでどこかで見た画像も多いです。
コピー本でいいからまた出したいねえ……
2022-05-16 08:16:43 +0000 UTC
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四月ももうあとちょっとですね……今月も今月とて巨人と敗北の作業してたらなんか終わっちゃいました。なにも…春らしいことを何もしていない(震)
敗北英雄は実際の原稿作業を始めてそろそろ一年くらいたつかな?という感じなんですが(連載のお話をいただいたのは一昨年前だったと思うので細かい作業いれるとまたちょっと変わるんですが)
現在は最終回のネームをやっているところです。
最後なのでとにかくきれいに話をまとめつつ、入れなきゃいけない情報を入れつつとやってたら大混線してしまってアップアップしてます……。おぎゃ……
担当さんの力を借りて何とかきれいにまとめて終われるようにいったん作ったものを再構築中している最中なのですが、その結果ほぼ確定でオミットすることになったエピソードがあり
その為に作った絵が余ってしまったのでせっかくだからここに貼っておこうと思います。
シュヴェニアは触手の親玉みたいなもので本来はこういううねうねとか甲殻で構成された天魔なんですよね。
あの人間部分は人間の作った都市で活動する場合人間の形をとっていた方がいいということで使用しているって感じです。(どうでもええ)
ファンボックスで敗北英雄は比較的画像貼ってるのに巨人族の画像が少ないのは、出版社の方で事前に進行中の画像を出しNGや作業配信NG最新話の告知も3コマ分しか絵の使用が許されていないとかそういう取り決めがあるのが原因です。
絵を描くのが遅すぎて落書きをしている暇がないのでプライベートで描いた絵とかあまりないんですよね
こんなんくらいしかないですわね……。
新しい絵や漫画は5月18日発売の巨人族の花嫁4巻及びその特典周りでめちゃめちゃ描いてるのでそっちを見てもらえると嬉しいです、よろしくお願いします!!!!(ダイレクトマーケティング)
いつものアイキャッチ部分にある用語解説ページを除いても全部で合計23P書き下ろしたので連載1話分くらいの仕事をしました。
あと4巻に収録されている部分のお話描いてるころ絵の描き方を完全に見失っておりかなり作画が乱れていたのでほぼ全頁修正を行いました。
ぱっと見ではわからないと思うんですが全体的に丁寧に整えてあるので連載版より見やすくなっていると思います。
あとは最近一部作業をアナログに戻したことで速度がブワッと上がったりしたんですが1つの記事にあれもこれもまとめても読みづらいのでその辺の話はまた後日しにこようとおもいます。
絵を描くことに対するハードルががくっとさがったので落書きの一つも添えたいとこですね
それではまた!
2022-04-24 08:10:36 +0000 UTC
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2017年に発行したオリジナルの成人向けBL同人誌の再録です。
自分の創作漫画は常にどこかで閲覧か購入できる状態にしておきたいなと思っているのですが、これはとても短い上に絵も古いので再販もDL販売もためらっていて宙にういていたものです。
いい機会なのでファンボックスに置いておくことにしました。
2022-03-29 06:27:12 +0000 UTC
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巨人族の花嫁連載初期と現在でカイウスの表情が若干変わっていることについての短い話。
作画上の話であり作中人物の誰かがこれについて指摘することもなければ何か重大な伏線があるとかでもなく
何なら理由も作中に出ているんですが言わなきゃ誰も気づかないだろうしということでここに書いておくことにしました。
15話以降カイウスの顔(特に目つき)は意図的に少し柔らかくしております。
これは14話でカイウスが「惚れた相手の前でくらい恰好をつけていたかったのだ」というセリフの通り、カイウスは晃一にかっこいい男だな~って思ってほしくてキリっとしたかっこいい自分であろうと意図的に気を付けていたからなんですよね。
でも14話で晃一とのやりとりがあって最終的にそういう力みはとれて「もう恰好つけるとか肩ひじ張るのやめよう」と。
そんな理由があって15話以降はデレデレになったりあからさまに狼狽した姿を見せるシーンを入れるようにしてありますし、顔つきも少し穏やかになってます。
なんとなくですが読者さんからは初期のキリっとした顔の方が好まれているような気はしているのですが、命の危険も去ったし愛した人と両想いになって気を許しているんだな~と思って見てもらえたら嬉しいなと思います。
でももうそろそろまたキリっとした顔もさせたいところですね。
2022-03-27 12:32:21 +0000 UTC
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そういやツイッターとかにも置いてなかったなと思ったのでこの機会にここにおいときますわね。
同人版だともっと簡単なデザインだったんですけど
「多少面倒でもかっこいいデザインにしたろ!どうせすぐ全裸になるしなガハハ!」って思ったんですが回想シーンとかで意外と描く機会があって頭を抱えています。
蒼威はちょっとした理由があって初期デザインから脚部アーマーの形状が変わってます。
久我丸がサイバー忍者枠で蒼威はサイキッカー枠です。
全員の髪型がつんつんしているので「違いを出すためにも蒼威はウェーブヘアとかになりませんか?」と編集さんに言われたんですが
「サイキッカーは超人ロックとかサイキックフォースのキースとか伝統的にこういう髪型なので髪質を柔らかくナーフする程度で許してください」といってこの髪型で許してもらいました。
今思うと伝統的なサイキッカーの髪型とかいう謎なことを言い出す新人作家とかどうかしてると思うんですけど編集さんが優しかったのか「よくわからないけどこれはつつかないほうがよさそう」と面倒を察知したのかはよくわかってないです。
アンケルはミリタリー枠。
蒼威が他人を下の名前で呼ぶけどほかの人は全員名字で呼び合うのでアンケルなのかブライネンなのか若干わかりにくくてすまないなあ~と本編を読んでて思いました。
アンケル・ブライネンが本名です。
作中蒼威だけ頑なに全員を下の名前で呼んでるのは、姓は個人を指すものではなくその血筋を指すものであって蒼威は人を個人ではなくそういうカテゴリで見るのが嫌だからという理由によるものです。
連載終了までにこの辺について言及するシーンはないのでここに書いておこう。
こういう細かい呼称に関する設定とか考えるの好きなんですけどその割に1人称の表記(俺・オレ・おれ)とかぱっとみてわかりやすいキャラ設定にぶれが多いのはなんでなんだろうな……性格が雑だからですかね。わからん
何も言うことはないいつものデザイン。
この手のデザインが好きなのでどの漫画にも一人はいます。
好きなものしか描きたくないし好きなものは何万回でも描きたい。
シュヴェニアの顔の色は適当に青色に塗ったのですが実際塗るとしたら緑かも知らん
普通の褐色かも知らん。カラーで原稿描く日が来るまで未定のままです(雑)
5話(よもんがだとチャプター9~11にあたります)の連載中あわてて作ったのであっさりしてます
もうちょいかっこよくしたかったけどまあ所詮回想にしか出てこないしいいか
教官たちの腰部についてる物体は引っ張ると中央部分が取れて簡易レーザーソード的なものになるぞ(どうでもいい)
___________________
当時は「結構ええな!」と思ってデザインしたんですけど今見ると蒼威のバイザー中心にもうちょっとかっこよくなったやろ…と思うところがあるので連載終わって合本版出す時にはデザイン変えて作画修正したいですわね…。
おまけのらくがき
2022-03-27 11:45:54 +0000 UTC
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インターネットに書き残しておきたいことはいっぱいあるんですがいざ記事を作ろうとなると何の話をしたらいいかが全然わかんないのでとりあえず雑談の形で漫画制作に関する最近の悩みの話を適当に……
ツイッターなどでもよくこぼしている話題なんですが、商業漫画で24P内に毎回Hシーンを入れながらシナリオを進めるというのがめちゃくちゃ難しいなーというのを最近特に実感しています。
これは敗北英雄というよりは巨人族の話なのですが、お察しの通りこちらの作品基本的には1話1エロがお約束の作品です(13話.24話などシナリオ的にどうしても必要な回はご相談の上で免除をさせてもらいました)
私もBL漫画のエロはあればあるだけいいし、なんならそれを目当てにする方の割合は結構多いんじゃないかな?と思っていますし
私自身イチャイチャやすけべを描くのは好きなので極力1話に1サービスシーンを守り通していきたいな~とは思っているのですが
いかんせん話が進めば進むほど、その①サービスシーンの縛りがシナリオ展開を阻んでくる側面があるなという苦しみで悶絶しております……。
何がそんなに難しいかというと、Hシーンを4Pくらい書くだけならいいんですが
二人にその環境を用意するための前振りとしてもページ数が必要な上に、どんだけ大事なシーンでもその前のシーンを強制的に10数ページで終わらせなくてはならないんですよね……
これまでは登場人物も少なく二人の間の問題にフォーカスを当てていればよかったのでそれでも何とかなったんですが
一国のトップになるならないという話になってくるともう二人が二人を見つめ合っているわけにもいかず、それぞれがいろんな問題解決の為に動き出す必要が出てくる。
でもどうあっても1話で1晩迎えさせなくてはならない、
そうなると1度のシーンで終わらせたかった話が途中で不自然に分断されてしまう事態に陥ってしまう……というデスループに陥ってしまうんですよね
「それをうまくやるのが商業作家やろがい!!」と言われてしまえばまあそうなんでこれは完全に自分の能力不足に関する愚痴なんですけども。
先の展開自体はもう結構先まで決まっているし、その組み立て自体はできているけれど24P中にエロを挟みつつ話をすすめるというバランスの調整に難航してるというのが最近の状況ですね。
これノルマ解除されれば連載スピードもう少し上げられそうでもあるので現在は編集さんに相談して何とかうまくシナリオとサービスシーンのバランス調整ができないものかと思案しているところです。
後程敗北英雄の規制関係の話も別記事でしようと思っており、そちらとも重複しそうではあるんですが
商業で漫画を描くということは人が見ることを前提にした仕事であり、規定ページ内に作品を納めることの重要さ、求められる内容、その中で自分が書きたいものを表現することのバランスみたいなのを取っていかねばならず
本当に大変な仕事なんだなあとしみじみ……。
野放図にやれる同人誌は楽ではあるけれど、それと同時にある程度縛りのある商業で作品を描き続けることはかなり勉強になるのでうまく両立していければいいなあと考える今日この頃でした。
こういう話してると「商業連載嫌だからやめて同人に戻りたい…ってコト?」って言われてしまいそうなんですけどとにそんなことはなく、
めちゃくちゃ楽しんで書いておりますしキャラやシナリオに愛着もあるので許される限りは続けたいなあ~と思っております。
(敗北は最初から短期連載の予定で終わる話数まで決めてのスタートだったのでもうすぐ終わりますけれども)
こうやって自分の中の考えをある程度まとめて形にすると少しスッキリしていいですね。
そして話のオチとか特に決めてないのでこの話はここで唐突に終わるのでした。
2022-03-27 11:12:02 +0000 UTC
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一旦停止したファンボックスでの活動を今年から再開することにしました。
特に何かあったというわけでもないのですが、自分の漫画の話をしたくなった時にのびのびやれる場所が欲しいというのがひとつ、
ツイッターやブログとは違うオープンではない場所に活動拠点を置いておきたいなと思ったのがひとつです。
以前活動していた時同様毎月更新するみたいなお約束はなく、何か月も更新されないことがザラだと思います。
投稿内容はおまけ程度みたいなものなので「懐に余裕があるのでちょっと応援してやってもいいか」と思った時にサポートしていただければ嬉しいです。
2022-03-27 10:11:42 +0000 UTC
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ご無沙汰しておりますITKZです
前々からほぼほぼ更新できない状態がつづいてしまっていたので思い切って有料プランの方を一旦全て停止させていただきました。
本来は去年から「同人活動をメインにしてやっていくためにファンボックスも本格的に動かしていこう」と思っていたのですがありがたいことに商業漫画のお仕事を頂けるようになった結果ここはおろか同人活動もほとんど満足に回せない状態になってしまっており
今年は恐らく更に時間の猶予がなくなってしまうこと、また商業や同人誌をご購入いただいたみなさんのおかげで生活の方も随分安定してきたためいい機会かもしれないと思って有料プランを停止することにしました。
元々ほとんど更新しないかもしれないとはいっていたのですが、そんな状況でも時々支援をしてくださった方、何もないのに開始からずっと支援をしてくださった方本当にありがとうございました。
一番しんどかった時期に支援を頂けていたのは本当に支えになりましたし、現在のようにいろんなものを描ける安定した状況になれたのもひとえに支援者さんのおかげであると考えております
御恩はずっと忘れません、ほんとうにありがとうございました。
ここは当面ピクシブ併設のブログ的な使い方を続けていこうと思います。(PFLSの時みたいに解説が必要になった時とかに使います)
それでは~
2020-03-03 14:38:36 +0000 UTC
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最終話についての解説と関連作品、お借りしましたリンクです。
(キャプションの3000文字にとてもではないけど全部入らなかったためこちらに貼らせていただいております。全ての記事が完成次第本編作品からもここへのリンクを貼っておきます)
最終回ですが、表題とは違って最終話解説というより私の今回のPFLS作品全体についての与太話という趣に近いのでタイトルに偽り有りなのですが最後だし笑って許して…
尚この記事は基本全部屑竜コルヌゥ君ちゃんに関する話なので、まず八房さんのpixivページに飛んで屑竜コルヌゥ君ちゃんの一連の投稿をすべて読んできてください、以降全部読んだものとして話を進めます。
___________________________
■そもそも最終章以前にコルヌゥ君というのが今回の私の投稿したPFLS作品にとってどういう存在なのか?というところなんですが
ハバカリのキャラ設定は「竜に親しいものを喰われた被害者」であり「自分という存在が誰にも知られずなかったものになって消えてしまう事を恐れていた」など妙にコルヌゥ君の話とリンクしてるな~と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
実際の所これは偶然でも何でもなく八房さんの漫画『竜の屑』を見たあとで私がコルヌゥ君の話に寄せるために一方的にハバカリの設定を調整しただけです。
(※八房さんに許可もとらんと勝手にやったことです。ご本人には期間終了後にこの辺の事情をお伝えしました)
元々第一話を投稿した段階で決まっていたハバカリの設定は
「本命武器として刀を隠し持つ竜殺し」
「東の亡国から流れてきた夫婦の子供」
「幼くして孤児となり他人から何かを盗み奪いながら生きてきた」
「何も持っていないからこそ全てを手に入れたいという渇望を持っている」
というくらいのさっぱりしたものでした。
その状態で八房さんの漫画『竜の屑』を拝見して色々と衝撃を受けまして。
……まあほんとに色々受けまして……本人にもお伝えしたんですけどちょっと泣きが入るくらい無茶苦茶作品に嫉妬しまして……。
そういったわけで「初期設定的にも食い合わせ悪くなさそうだし、何がどうあっても今回のPFは八房さんと正面から戦いたい(複数の意味で)」と考えました。
コルヌゥ君が「人喰いの竜」だったから
ハバカリは「竜に家族を喰われた人」に
コルヌゥ君が「自分が食べた人間をなくならないようにすることを望んだ」から
ハバカリは「自分という存在が誰にも知られず消えていくことを恐れる」ようになりました。
罪を悔い人の為に生きるある種聖人のような竜の生きざまを八房さんが描くのなら
どのような罪を抱えても欲深く己の為に生きる人間を私は描いてみよう、
ハバカリ・スティールというのはそうした経緯で動かすことになったキャラでした。
(期間中ツイッターなどで終始「何がどうなってもラスト2章は赤い国に行く」と言っていたのは
そういった理由で最初からコルヌゥ君と戦うことを目標として定めていたためです。)
■とはいえ企画遊びというものは当初の予定とは思わぬ方向に転がっていくのが常でして……
ハバカリも1・2章は領地の場所問題で対緑戦線に参加しなくてはキャラクターとして不自然であったことに加え、二連敗からの領地消滅&予定していなかった領民募集を急遽行ったこと
更には青緑周辺にいた方との交流めっちゃ楽しい~とか諸事情で時間が予定より作業時間が取れなかった~とか複数の要素が絡み合い蓋を開ければ当初想定していたものと全然違う方向に話が走り出していきました。
結果として三章終了時点でも「設定ガン詰みして絶対戦うと定めたコルヌゥ君にまともにぶつかる事ができてない」という事態に陥ってしまい
最終日は最早一周回って愛のFANTASYを歌うしかありませんでした。
(参照:『盗人卿とテイル島の戦い』)
最終章は最終章で「人を集めた以上バランス領の総まとめになるような作品を出す必要がある」と考えていたため、もはや開始直前段階で私はコルヌゥ君と戦って物語を描くという事を8割諦めていました。
ただ特に後悔とかはしておらず「設定は十全に活かせなかったけど、その時々で一番面白いと思うこととやりたい交流を選択した結果だし領主ファンタジアめちゃくちゃ楽しいしいいか!」という風には思っていたわけですが。
そんな諦めモードにいたところ八房さんが最終章最初に投稿してくださったのがコルヌゥ君とハバカリが出会い正面から殴り合う『開幕殴打』という作品でした。
冗談で「開幕から意味もなく殴り合ってたら面白いかもしれないね」という会話をしていたのは確かでしたが、まさか本当にやるとは思わずありがたいやらなにやらで大変笑った記憶があります。
しかし同時に色々気を遣ってもらったのだろうかと申し訳なく思ってもいたのですが、八房さんは「やりたいからやったんだよ」という暖かいお言葉をくれました。
千載一遇のチャンスを頂いた以上、私も最後の一作品は最初からやりたいと思っていたコルヌゥ君とハバカリを戦わせる作品を描いて終わりにしたいなと考えました。
■しかしながら設定盛るだけ盛ってた割に「ヌゥ君と直接会ってやりたい話が何かあったのか?」というと実はノープランで、普通に戦って「PFLS完!」みたいなざっくりとした終わりだけ想定しながらとりあえずはバランス領の締めにあたる『第10話:盗人卿と新たな約束』を描いていたおりました。
その最中コルヌゥ君はその後テイル島での己の罪を知るケイヴァンさんと出会い(参照『ケイヴァン廻流』)、二人は戦場を離れお互いにとって絶対に必要であったテイル島の事件(参照:ギ県さん作『伝記抄録・悪竜退治(1)』・八房さん作『罪の痕』)に関する対話を行いました。(参照『人竜拿捕』)
最終章に至るまでの沢山の交流、文字をおしえてというイベント、ワハシュ先生との別れやゐゝさんとの会話(参照:『名前のない怪物の名前』『師と友と』)、そしてケイヴァンさんとの対話を経て最後にコルヌゥ君はケイヴァンさんの恩人であり友人であるバーロック卿に託されました。(参照:ギ県さん作『伝記抄録・紅都活劇』八房さん作『バーロック外伝~鋼の信念~』)
そうして大戦の最後にコルヌゥ君がハバカリとの再戦前にたどり着いた結論が「本を書きたい」というものでした。
第一話『竜の屑』において「死んだら自分ごと自分に喰われた人間達の存在がなくなってしまうことをあんまりだ、彼女たちをなくならないようにしたい」と考え人になった竜は
最終話『『竜の屑』』で「自分が何者で何をして何になったかその全て書き残し、それを誰かが読み覚えていてもらうことで自分が食べた人たちをなくならないようにする」という道を見つけました
ここまで来て私はようやくコルヌゥ君の逆の存在として設定したハバカリの話をどういうところに落とすのか、二人の関係をどう描きたいのかという明確な形を得る事が出来ました。
■そんな感じで紡ぐことのできたハバカリとコルヌゥ君の関係性やお互いに対する感情ですが
第11話第12話ともに基本的にはすべて八房さんが最初に出してくださった『開幕殴打』のキャプションに沿ったものをベースにしてあります。
あれは「一応どちらの文章がどちらの内心だとしても当てはまるように作った」と八房さんは仰っておりました。
そこでこちらも作品を描くにあたりあの内容についてもう少し詳しく聞かせて欲しいと尋ね、ざっくり以下のような内容を教えていただきました。
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最初に出会った時に顔を見て、お互いに相手が自分の同族(人・竜)を沢山殺して食べてきただろうという事に気付いた。
コルヌゥはそれを恥じておりそれを罪であり責められるべきものだと思っている。
ハバカリがどうかはわからないけれど、少なくともその過去を後ろ暗く感じている側面があるのではないかと思った。
お互いに相手が罪を持っているような顔をしているようにみえた
「ああ竜(人)か……またおれの罪がやってきた・罪を増やさなくちゃならない」と思っているようと感じた瞬間に「そうじゃねえんだよ」と思ってしまった。
「お前に比べたら俺の方がお前の仲間にもっとひどいことをしてきてしまった」
「お前が悪いことをしたと俺に対して引け目を感じるのは違うだろう」
「お前に比べたら俺の方がもっと酷い事をしてきた、俺の方が悪いやつなんだ」
「だから世界中の竜(人)に対してお前が引け目を感じる必要があるとしても、自分にだけはそんな必要はないんだ、というかそんなことを許さない」
「罪の度合いで言えば俺の方が上、お前の方が下なんだ」
「だからお前の事なんか俺は少しも嫌いじゃない、憎んじゃいない」
「なのにお前は自分の方が罪があると思っているんだろう」
「そして俺が負けてお前に殺されたらお前の罪が一つ増えるんだろう?」
「そんなことは許さない、屈服させてわからせてやる」
「お前なんて俺に比べたら少しも悪なんかじゃないんだ」
そういった意識がないまぜになり最終的に
「野郎!!!わからせてやる!!!」というところに帰結してやたら喧嘩腰になってしまう
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概ねこのような感じです。
またこのブログを書くにあたって確認の為もう一度この内容について尋ねたところ
「少なくともコルヌゥは自分は人間を沢山殺してきているのでそれを裁かれるべき罪だと考えている、
でもそれはやっぱり辛い事だから同時にどこかで救いを求めてもいる。
誰かに許してほしいと思っているから、もし自分が許す立場にあるのなら許してやりたいと考えている。
そういう言う意味で二人はお互いがお互いを許すことのできる立場にいると思う。
自分は被害者ではないから種族的な憎しみというのをここには持ち込まなくていいんだ
野郎!許してるっつってんだろ!わからせてやる!(以下喧嘩)というイメージだったんだ」
とも教えていただきました。
ハバカリ側として考えてもその心情はとても自然なものだなあと私は思いました。
ハバカリはスタート地点は被害者であり事情があったとはいえ、竜招きの呪いを作るために罪のない竜の親子をむごい殺し方をした事に始まり何の罪もない竜を殺して食べ続けました。(参照『呪物の竜狩り布都羽々斬』)
そのことについて恐らく当初は何も考えなかったはずですが、他ならぬ竜であるミルカーラスと出会い救われる中で少しはそのことについて考えたはずです。
そして竜を喰い殺してきたツケとして身にまとう呪いでミルカーラスの髪や体の色が黒く染まり体が弱っていくのに気づいた瞬間に激しい絶望と後悔を覚えたはずです。
わからず犯してきた自分の罪が自分を救った竜を殺すと気づいてしまった
だから竜を食べる事も竜殺しも完全にやめてしまった……そう考えられるなあと。
コルヌゥ君とハバカリはその人生を贖罪に使うか己の欲望のままに突き進むかという点で向かう方向は真逆でした。
それでも竜を殺して人を殺してそれとしらずに罪を犯し、訪れた結果や運命を嘆いて後悔して、そして変わろうと決めたという点ではとても似ていた
似てる二人は喧嘩する、全ての竜(人)の中でお互いにだけは引け目を感じる事を許さないから……
これが二人の関係のスタート地点でした。
(参照:『第11話:盗人卿と屑竜コルヌゥ』)
その後ケイヴァンさんによりコルヌゥ君が連れ去られたことでハバカリは一旦クールダウンすることになりました。
そうして平静を取り戻したハバカリは巨影殺しであるコルヌゥ君を討ちとる事を決めました。
竜を殺してきた呪わしい過去もその力も消すことができない、ならば呪いを願を叶える為の力と捉える
竜殺しである自分の過去を肯定することにも繋がるその選択は解説7のミヤマさんの項目で述べたように
ミヤマさんの言葉を聞いた上で、相手が巨影殺しとして名をはせた屑竜コルヌゥ君だったからこそ選ぶことができたものでした。
その相手がこの世にたった一人自分と同じ場所に立ってお互いを理解できる者だと意識の奥で気づいていても、躊躇はありませんでした
ハバカリはもはや一個人ではなくバランス領の領主であり、自分を領主たらしめる領民に富をもたらすと約束したからです。
誰にも人生を譲らず欲しいものを掴むとるために立ちふさがる者すべてに挑み、戦い、奪い、勝ち取る……
それがバランス領の領主ハバカリ・スティール男爵の出した答えでした。
そしてハバカリは戻ってきたコルヌゥ君に何者であるかを問い、コルヌゥ君は自分の夢と共にその名を告げ
ハバカリも自分が何者であるかを彼女(彼)に告げて戦争は終了しました。
最後にハバカリが名乗ったのは『”盗人卿”ハバカリ・スティール男爵』という名前です。
それは生まれた時に与えられた布都刃斬でも、呪いと共に与えられた布都羽々斬でもなく、
自分の意志で選んだ新しい人生そのものを体現した、呪いを願いに転じた証ともなる名前でした。
■でここからよーーーーやく最終章のコルヌゥ君の項目の解説に入るのですが
前項で述べたように二人のお互いに対する感情は『開幕殴打』のキャプションのままとしてあります。
もう戦争は終わっているから争いあう必要はないけれど相変わらずお互いに引け目や遠慮を感じる事を許さないし対等であると示そうという複雑な感情がわかりやすい喧嘩という形になって表出してばかり。
また似てる二人は喧嘩するというのもあって他人のように思えないからなにかとつっかかってしまうのがデフォルトです。
【最終話:17P目】
■戦後のコルヌゥ君の行動に関しては八房さんから
「大陸中あちこちに行くと思うけどグラーツ領にはミッカラさんもサナーレさんもいるし、ハバカリちゃんもいるかちょくちょく顔を出すと思うよ」と教えていただき
実際『コルヌゥの旅』(最終話制作当時はツイッターにアップされていました)でミッカラを訪ねてきていただいたのもあって戦後また文字を習ったりしているんだろうと思いまして
17Pで普通にグラーツ領にコルヌゥ君がいたのはそういう理由です。
【最終話:23P上段~下段右】
最後のまとめとなる一連のシーンは終戦から約35~40年くらいでハバカリが死亡して数年後を想定しております。
■ハバカリは17Pでコルヌゥ君の字をヘタクソとダメだししていましす
そして時間が経過したこのシーンの「30年間ダメだし9割」というセリフですが
これはハバカリが60歳前後で死ぬまでまで表面的に二人の関係は変わらなかった事を意味しています。
元々竜という上位種であり目的意識も強く学問に熱心なコルヌゥちゃんのことなので
すぐに文章も文字もマスターしたことだと思います。
ですがコルヌゥちゃんがどれだけ美しい文字を書けるようになり本を何冊も出すような立派な物書きになっても
出会った時のまま幼くかわいらしく・若く美しいままのコルヌゥ君ちゃんの前で
皴の増えた白髪の老人になったハバカリは昔と変わらず悪態をつき
その出来栄えを素直には褒めることはしなかった(できなかった)
代わりにその事をミヤマさんや、知己で気心の知れたゼルフォルト卿のような人(参照:『コルヌゥの旅』)達に本音としてもらしていたことでしょう。
しかしながら「9割ダメだし」という言葉にあるように実の所1割は直接褒めるようになっています。
会えば煽りまくって喧嘩ばかりしていた終戦当時から30年たった後の二人の関係性の内面には確かに変化があったことを、この1割という数字はそっと表しています。
【最終話:23P下段左~24P】
まずこのコルヌゥちゃんの前髪の黒化と数十年後の姿について。
■布都羽々斬の竜を侵食するという性質ですが、実は刀を握っていなくてハバカリ自身の身体が半ば妖刀に近い存在となっているため長く一緒にいたり喧嘩などでスキンシップをとっていると10~20年たつ頃には影響を及ぼすレベルになる……という風に設定してあります。(ハバカリもミッカラもそれを知らない)
刀を持っていないのに怒りや殺気が高まると竜殺しの呪いと同じ炎が噴き出すのもそこら辺が影響しています。
なんでかというと布都羽々斬とハバカリは呪術によって「魂」レベルで結びつけられてるからです。(参照:『”呪物の竜狩り” 布都 羽々斬』)
そして布都羽々斬の呪いは破壊するまでその呪いが消える事はありません
(参照:『第9話:盗人卿と晶殻の騎士』)
もう少し言うと既に肉体に及ぼされた影響は刀が破壊されても浸食が止まるだけで治癒はできません。
その上でちょっとした理由があってハバカリは死ぬまであの刀を破壊する事ができません。
ですので戦後もコルヌゥちゃんがしょっちゅうグラーツ領に来てハバカリにちょっかい出してると八房さんに教えていただいた際に
「そうするとコルヌゥちゃん最終的に髪の毛一部黒くなると思うし、ハバカリはミッカラの件がトラウマなのでその時点でコルヌゥちゃんを徹底的に避けるし出禁もありえる」と伝えたところ
「コルヌゥは多分『一緒にいた証だな』って前髪つまんで笑うし今まで通り変わらないと思うよ」とお答えいただいた経緯があります。
[※あくまで接触や至近距離にいる事が10年以上あって初めて影響があるレベルなので
サナーレさんの使役竜であるネレイダさんやコウメさんには多分浸食は起こらないと思います
(2竜がハバカリに接触するタイプのスキンシップをとってくれるほどフレンドリーになる場合は別)]
そういった呪いの件を事前にお伝えした上で30年後のコルヌゥちゃんはどういう姿や性格になっているのかと八房さんにお尋ねしたところ
「コルヌゥは生殖や成長という要素を持っていないと思うから見た目は基本的に変わらない、かわりに呪いの影響で髪の一部が黒くなっている。
呪いに関しては変わる事を許されない身体が一緒にいたことで少しだけ変わることを許されたんだと捉えると思う」
というお答えをいただきました。
これが最後のシーンのコルヌゥちゃんの髪が一部黒くなっている理由です。
■最後にコルヌゥちゃんが書いた本について。
最後にキャラシを貼っておいたので伝わったと思いたいんですがコルヌゥちゃんが書いた本の名前は
「盗人卿と山賊騎士団-Lord"Steal"and Bandit knights-」です。
(どうでもいいんですけどこのシーンは11話ラストがハバカリが自分の名前言いかけてキャラシ出して終わったのとかけてあってコルヌゥちゃんが本の名前を言いかけて最初のキャラシ出して終わりっていうおんなじ演出です。)
コルヌゥちゃんがPFLS最終章最後の投稿『『竜の屑』』において
「自分が何者で何をして何になったかその全て書き残し、それを誰かが読み覚えていてもらうことで自分が食べた人たちをなくならないようにする」
という結論にたどり着いたことで八房さんの一連の作品は
「実はコルヌゥちゃんの書いた本の内容そのものであった!」という風なメタ演出ととれるようになっていました。
ハバカリは記事の最初に述べたようにコルヌゥちゃんと相対させるために今の設定になり、その願いが
「自分が存在した証拠をこの世に遺す」
であるのなら最後その物語を後世に遺すという役割の一部と(残りについては解説1参照)物語の締めはコルヌゥちゃんにお願いしたいと思いこのような形になりました。
(ちなみに「この存在した証拠をこの世に遺す」に「歴史書に自分の名前を刻み込む」というより明確な形を与えたのは歪斗さん『第1巻第4章「ボールランの戦い・その一」』に名前が記載されているのを見たのがきっかけです)
コルヌゥちゃんはグラーツ領にずっといたのならハバカリが物書きを厚遇し、グリードさんの博物誌の編纂に協力していたその姿を見ていたはずですし、恐らくその目的について話す機会もあったと思います。
であれば「なくならないように」物書きとなった彼女(彼は)「なくなる」ことを恐れていたハバカリに
「おれが全部かいて残す」と言うのは自然な事なのではないかと思いました。
ハバカリはきっと「ちゃんと売れるように書けよ、まーでも無理だろうな」と悪態でも付きながら、けれど心から安心して死んだのではないかなと思っています。
■最後に割とどうでもいい設定を置いていくのですが
「ハバカリの住んでいた村を襲ったのは屑竜だったころのコルヌゥ君である」という風に私は設定しておりました。(これは八房さんにも言ってないです)
八房さんはよく「コルヌゥにとって自分が襲った村か食べた人かということは関係なく、無残に食べられたり殺されたりした人に対しては全て自分がやったのと同じことだと自らの罪だと捉えて接するだろう」といっておられました。
それはハバカリも同じであり、罪のない数多くの竜を殺して喰ってきている上にしかもそれは狂った父親に強制された復讐…ましてや自分が竜にとってだけでなく人にとっても「悪しき竜」となってしまった今となっては自分の仇である『悪しき竜』がどの個体であったかという事はどうでもいいことです。
もし万が一お互いにその事実を知ることがあったとしてもあの二人の関係は何ひとつ変わらないんだろうなと思います。
今日も明日もハバカリが死んだその日もその先も、コルヌゥ君が死ぬその瞬間まであの二人の関係の本質はずっと変わらない
もっとも反対側にあってもっとも似た者同士なんだろうなと、そうであってほしいなと思うのでした。
■途中どうなる事かと思ったけれど色んな方との交流と、八房さんが最終章殴りかかってくれたおかげで
コルヌゥ君の逆位置に存在するように製作したハバカリの話が当初の目的を達成して綺麗に終わり方を迎える事が出来ました。
今回のPFLS作品の根底にいつでも屑竜コルヌゥと八房さんの作品がありました。
八房さん、素晴らしい作品を見せていただいて、素敵な交流とご縁を紡がせていただいて、そして勝手に設定寄せたりやりたい放題したこと広い心で許し喜んでくださり本当にありがとうござました!!
________________________________________
最終話に関する解説はこれで終了です。
■PFに限らず企画交流というものはあくまでも遊びであり他の人の交流に対して必ず返さなくてはならいという決まりはありません。
少なくとも私は交流を返す事や反応を示すことが義務になるのであれば企画という遊びは一切やりたくないと常に考えています。
ですが同時に自分のキャラクターや作品に関わってくださったものはやっぱりありがたく嬉しく、できればすべてに交流や反応を返したいとも思ってしまいます
「拾える範囲は全て拾いたい」と思いつつも結局取りこぼしや扱いの差異が発生してしまうのをいつも申し訳なく思ってしまいます。
最終話に出すことができず解説をすることができなかった方、解説には出たけど少ししか触れられなかった方、もっと言えば交流を返したりいまだに反応を返したりすることができていない方……
だいぶ不平等な扱いになってしまって申し訳ありませんでした。
いただいたものを十全にお返しすることはできませんでしたが、沢山いるキャラクターや作品の中から私のそれを選んで、描いたり書いたりしていただいたこと本当に嬉しかったです
最後にまとめてになってしまい恐縮ですがPFLSでいずれかの形で私の作品に関わったり触れたりしてくださった皆さん全てにお礼をさせていただければと思います。
PFLSというお祭りで一緒に遊んでいただいてありがとうございました、とても楽しかったです!
■次どこでどういう遊びに参加するかは完全に未定で、しばらくはのんびりPFLSアフターと同人活動やっていたい気持ちが強いのですが、またどこかでご一緒に遊ぶ機会がに恵まれるとうれしいなあ~と思いながら終了させていただきたいと思います。
ここまではちゃめちゃに長い話にお付き合いいただきありがとうございました!
2019-06-08 16:49:29 +0000 UTC
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最終話についての解説と関連作品、お借りしましたリンクです。
(キャプションの3000文字にとてもではないけど全部入らなかったためこちらに貼らせていただいております。全ての記事が完成次第本編作品からもここへのリンクを貼っておきます)
今回はコルヌゥ君以外のラストまでの解説です。
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【19P目】
書く側としてはここに領民の皆さんや交流を頂いたキャラクターさん全ての画像を貼っておきたかった気持ちもあるのですが、お話の流れとして「ハバカリという個人に影響や転機を与えるというエピソードのあった方」に絞った方が綺麗かなと思ってそういった方々をそっと再掲させていただきました
(ほんとはちゃんとあたらしく描きたかったんですけど体力なくて断念しましたすいません……)
■ゼルフォルト卿:解説2参照。
■サナーレさん:解説3参照。
■ヨークトャル船団の頭目シグトルさんと獅子ねずみ族の黒獅子ジャルヴァルさん:
海という世界に興味を抱かせたという点を含めて大部分は解説5の項目参照。
最終キャラシのキャプションにも記載していた通りハバカリは獅子ねずみさんと取引を行ったのと同じように戦後もシグトルさんやヨークトャル船団と同盟とはいかずともゆるい協力関係など取り付けようと画策したと思います。
またハバカリも交えた三勢力は全て「賊」という同じ存在でありながら
かたや冥界の魔物との勝負を経てその傘下に入りそのままの形を保ち続けることになったヨークトャル
かたやどこまでも賊として戦い続け最後は討伐されることになった獅子ねずみ
かたや賊であったことを隠蔽し表舞台に上がろうとした山賊騎士団とそれぞれに全く異なる選択を取っています。
おそらくテイル島での出会いはハバカリ一行に賊であった自分たちが今後どうしていくべきなのかと考えさせる機会にもなったのではないかな~と思います。(妄想です)
■平らげるグリードさん:
kbryさん作の『行こう行こう火の島へ』において博物誌という概念と解説1で少し説明したように戦の勝敗によって記録というものは抹消されるものであるという事を提示してくださった件は、ハバカリにとって大きな出来事だったと思います。
自分自身の名がありとあらゆる形で残る事を願うハバカリならば博物誌のパトロンとして協力することでその作成に携わったという事実を後世に残そうとするのではないかなと思い最終キャラシのキャプションにてその旨を記載させていただきました。
こちら側からそういった内容の投稿を描くことができなかったのが大変悔やまれるエピソードだったのですが、偶然にも「後世に遺す」という方向でグリードさんと同盟関係を結ぶ事が出来たというのはとてもうれしくありました、kbryさん本当にありがとうございました!!
■ミヤマさん:詳細はこの記事の最後にて。
■ユニコボルド族エリーさん:解説3参照。
■ケイヴァンさん:解説6参照。
■バーロック卿:
OPテーマ曲『愛のFANTASY』をハバカリ一行に歌わせることで新しい可能性を見出してくれたバーロックP。
メタ的な方向性でもハバカリ一行はあの愛FANを契機としていろんな方に知っていただくことができ、またそこをとっかかりとして交流していただけることも多かったのでもうナガスさんに足を向けて寝られないなって感じでした…。拝むしか……。
またケイヴァンさんよりコルヌゥ君を託され、もう一度ハバカリのもとに送り届けていただいたバーロック卿という一連の流れがあった結果、私自身も期間中の〆の話となった『第11話:盗人卿と屑竜コルヌゥ』を作成することができました。(これ個人的には凄まじく助かったのですがその辺りは次回の解説で触れます)
ハバカリとバーロックさんが実際に顔を合わせる投稿自体は最後の一作だけでしたが、どうしても愛のFANTASYを歌わせてもらったという事実を正史として反映したかったので「知己である・Pである」というゴリ押しをしてしまいました。
ですがナガスさんにはそのことを喜んでいただけて、本当にありがたかったです。
そしてその縁が回りまわって八房さんのアフター漫画『ノースリムへ 第一話』で生かしていただいてるのを見てだいぶ感動してしまいました…。
ワイのキャラあの書籍がバンバン出てる探偵騎士バーロックと繋ぎが取れる仲なんやで!!!!!(交流お自慢ディアス)
ナガスさん、素敵な出会いと素晴らしい名曲をありがとうございました!!!
■コルヌゥ君ちゃん:彼(彼女)については最終記事で解説します。
【20P~21P上段】
●ハバカリは学問や知識をミッカラに学び剣術をケイヴァンさんに学び指導者としてのいろはをベックスに学んだ結果現在の地位を手に入れた
●ハバカリは3歳くらいで母親や住んでいた村の住人のほぼすべてを「悪しき竜」に喰われて失い、その結果父親が狂い7歳からは竜と永遠に殺しあう運命を課せられ人としての人生を捨てさせられた。
●全ての原因を作ったのは人食いの「悪しき竜」だが、復讐のゴールである討伐対象「悪しき竜」を「全ての竜」に設定された呪いをかけられてしまった
●ミーミスは9歳にして戦争と親族の事情に巻き込まれ領地と領主一族という地位を失った。
更にハバカリの手で残った親族を皆殺しにされ人生を狂わされた。
●古の昔、力を欲しがりその欲にとらわれてしまった人間は竜になると言われていた。
また物語において「悪い竜」は倒されて終わる存在であった。(参照:矢木坂せとさん作『竜の話』)
要点としてはこんな感じです。
これ以上は若干野暮な気がするのですが一応詳細な解説もしておきます。
■そもそもハバカリがミーミスを殺さなかったのはその言葉に一理あると思ったことに加えて、ミーミスが9歳という幼さで親類の事情に巻き込まれその運命を狂わせられてしまった部分にあります。
ハバカリは幼少期に竜に母親を喰われ、父親が狂い、その結果全ての竜を殺して喰いつづけるという永遠に終わらない業を押し付けられてしまいました。
ある日突然やってきた「悪しき竜」に幸せだった家庭は打ち壊され人生を狂われたのです。
ハバカリは狂ってしまった人生の埋め合わせを己の力で行うべく、ありとあらゆる手を使って人の世を駆け上がってきました。
その結果、最後の最後に自分自身が「悪しき竜」となり、ミーミスの人生を踏みつぶしてしまったことに気付きました。ちょうど幼いころの自分がそうされたのと同じように。
■そもそも「悪しき竜」とはなんぞや?というと、このフレーズや意味合いは矢木坂せとさんの作品『竜の話』から引用させていただいたものです。
「力を求めすぎた人はいつか悪い竜になるという」
ハバカリは自分の幸せを追い求めた結果、振り返ってみれば己の仇と同じ「悪しき竜」になってしまいました。それに対して何も思いを巡らせなかったわけではありません。
それでも『第10話盗人卿と新しい約束』でバランス領民に語り掛けたように
人は誰も皆幸せな人生を送ることを望むものである。たとえ他人の望みを踏みつけ奪い取ることになっても自分の望む幸せがあるのならその手で奪い掴み取るべきものだという考え方をしており自分の歩んできた道を間違いだったとは思うことはありませんでした。
そうした中でハバカリが最後に出した結論が
「己の罪を認めそれと正面から向き合うものの己の道は決して譲らず最後まで戦い続ける」というものでした。
己を仇と同じ「悪しき竜」と呼ぶことは自分が同じ罪人であると認める事を
「負けてやる気は少しもない」という言葉はそれでも道を譲らないという決意を
「逃げも隠れもせず待っている」という言葉は正面から向き合い戦う意思があるという事を
それぞれ表しています。
これはミーミス以外の全ての敵対者及びその関係者に対しても全く同じスタンスであり
ハバカリはこの先も選挙で追い落とされるか死ぬその日まで「悪しき竜」としてグラーツ領に君臨し、挑むものすべてと正面から戦い続けるという意思の表明でもあります。
■またその一方でミーミスに救いの手と選択肢を与えるという行為はハバカリ自身を救済する行為でもありました。
望む未来があればそれを選び取る為の知識を得る道を用意し
仇を望むのであれば討って終わりにすべきもの存在を明確に示す。
それはかつて未来を奪われ無間地獄に陥ってしまった幼少期の自分を救うのと同義なのです。
それが自己満足にすぎなくても、ミーミスと自分は違うと知っていてもそうせずにはいられなかった、
『第10話盗人卿と新しい約束』において暗い表情をするサナーレさんを戦後解き放とうと決めたように。
それが領主ハバカリ・スティールでも竜狩り布都羽々斬でもなく東の国からやってきた鍛冶師夫婦の子・布都刃斬(ふつのはぎり)という男のもつ本来の性格です。
■解説2でもふれたように恐らく一章の時点でのハバカリであればこういった行動や言動をとることはなかったと思います。
この結末の全てが出会いと別れによってハバカリというキャラクターが変化していった結果によるもので、それこそが「出会いはいつでも人に新たな世界の扉を開く」という言葉の示すところであったように思います。
【22P上段】
■ハバカリが大公となったとしておりますが、これはウォーロンド家によって与えられた地位ではなくあくまで自称です。
本来なら独立したのだから王を名乗り「グラーツ王国」になる方がよっぽど自然なのですが、ハバカリはあえて大公を自称することを選びました。
それは「自分を王と呼ぶものは生涯騎士竜ミルカーラスただ一人だけでよい」という意思表示によるものです。
詳細をまとめて作品で描くことができず一部をキャプションや断片情報として出すことしかできなかったので物凄くわかりづらいのですが騎士竜ミルカーラスはハバカリに対し
「竜殺しの呪いの封じ方を教えた(=名鍛冶グレントンの元へ導いた)・読み書きや人間社会での生き方をはじめありとあらゆる知識を教えた・護衛・領地に人を集める・竜としての戦力」等々ありとあらゆる形で尽くしその覇道を支えてきました。
その一方ハバカリがミルカーラスに与えたものと言えばおぞましい呪いだけ。(解説6参照)
騎士竜にとっては自らが「王」と定めた人物に仕える事が至上の喜びであり、例え呪いで醜くなろうとも寿命が縮もうともそれは自分が立派に王に仕えたという誇り他ならないと知っている、
それでも何か一つだけでもいいからミルカーラスに与えてやりたいと考えた
その結果が選んだのが王ではなく大公となることでした。
なお大公なのになんで「グラーツ大公国じゃないの?」という件に関してですが
色々調べたら「公国」なのに大公が収めてる国とかもあるみたいで、どっちでもいいなら「公国」でいいやっていうくらいの軽い理由です。
そもそも10年ごとの選挙で大公の地位がポンポン変わるっていうのが通常ありえないのでハバカリも名前に関してはあまり頓着していないみたいなイメージです。
■公国で最初に制定された法である『10年毎に領地を治めるにふさわしい大公を国民が選出する』についてですが
そもそも戦時中ハバカリが貴族ゆかりの者でも何でもないということは誰もが知っていました。
ですがそんなハバカリが貴族として領主として振る舞う事が出来たのは他ならぬ領民が「前の領主や騎士団よりも山賊の方がまし」と判断し、それを望んだからです。
(参照:『第8話盗人卿と竜使い』)
血や権力の恩恵にあずかる事が出来ず「この世は残酷で不平等だ」と考えてきたハバカリにとって
「どこの馬の骨であっても、民の支持得る事ができれば政治的地位や権力を手にすることができる」という経験は衝撃的であったはずです。
であれば自分の国を手に入れた時に
「血や爵位ではなく能力次第で誰もが国のトップを目指すことができる場所にする」
という願いを抱いてもおかしくないと考えグラーツ公国の支配体系をこのような形にしました。
しかしこれは誰もが権力を手にするというチャンスを得る一方で、ハバカリにとっては一度得た地位や権力を失う可能性が発生するリスクの高い選択でもあります。
ですが前項で述べた「己の道を譲ることなく正面から戦い続ける」という意思もあり、やはり生涯誰の挑戦でも受けるという制度を作るだろうなと考えました。
また同時に「領民の支持によって領主となり力を得た自分は、一度手にした地位に甘えることなく生涯その生き方を通し続けるべきである」と考えるだろうと思ったのも理由の一つです。
ハバカリが何期領主を務めたのか、その血筋を後世に残したかどうかは曖昧にしておこうと思いますが
ごく個人的にはハバカリの後に領主の地位を得たのはハバカリの子供ではないんじゃないかな~となんとなく思うのでした。
【22P下段~23P】
コルヌゥ君は別途最終記事で解説する為空事師ミヤマさんについて。
■ミヤマさんに最終章で果たしていただいた役割は
「ハバカリと山賊騎士団の事を本にしようとしたコルヌゥちゃんに当時の一行とバランス領・グラーツ領に関して書き留めた情報を資料として提供した」というものです。
コルヌゥちゃんは大戦時ファイアランド所属の兵士でありハバカリと正面から相対したのもレッドヴァルの戦いのみ、ミヤマさんの情報がなければ戦時中のバランス領の状況を詳しく知ることはできず「盗人卿と山賊騎士団」という物語を書き綴ることはできなかった...そういう意味で彼女は物語を完結させるために欠くことのできない人物でした。
■ミヤマさんというキャラクターは「自分の物語」を作るための取材として各地び面白い事象を書き留める旅をしているお方で(参照:『空事師ミヤマ』キャプション)
第二章において所属ギルド・白羽図書館イストワールの「平等に歴史を残す」という信条に基づき
敵国の将と会いその人となりをこの目で見定めるという意図と物事はあらゆる角度から見る方が面白いという考えからバランス領へと取材に来ていただいたという経緯があります(参照:『盗人卿と空事師』)
その後バランス領に興味を抱きその行く末を見届けようと決めたミヤマさんはエルダーグランの所属でありながら常に一行と寄り添い、最終章では守護を目的とした名もなき神獣「猫殿」を召喚し関係者の守護をして文字通り最後まで行く末を見守り続けてくださったという存在です。(参照・『名もなき神獣』)
■そんなミヤマさんの正体は、かつて高度な術に守られ常世を目指した亡国で父祖の罪によって幽閉され生涯を閉じた御山紫園という女性が空事で生み出した彼女の分身であるというものでした。
(参照:『御山紫園(みやま・しおん)の帖』&『ミヤマの呪い解説Q&A』)
御山一族は自らの術によって作り上げた歪な社会構造によって発生した呪詛によって最終的にことごとく死罪となり、まだ幼く術にかかわりのなかった末娘の御山紫園は死罪を免れる代わりに生涯幽閉されることとなりました。
過酷な幽閉生活の中で彼女は
「この状況を招いたのは一族の術から生まれた呪詛によるものである」
「術そのものが悪なのではないく本来『希望』であったものが使い方を誤った結果『呪い』となり『過ち』となってしまった」
「犯してもいない罪を課されるならば何かをなして過ちだったと断罪されたい」
「何が正しく何が過ちかを知る為にはこの世を知りこの世に触れなくてはわからない」
といった結論に達し空事にて分身を作成しました。これがミヤマさんです。
■ハバカリにとってミヤマさんがどういう人物かという事を期間中に書くことができなかったのでできればアフターでその辺りを描きたいと思っているのですが確実にやる自信がないので一旦ここに書きのこしておきます。(すいません…)
まず彼女が分身を作り続け術を使うための制約を破らない限りは不死の存在であること、その上で自分に興味を持ちそれを取材として帳面に残そうとしていることについて、さんざっぱら解説で述べてきた通り「自分の死後も世に自分の記録を残し続けるものがいる」と判断して、かなり歓迎しそれなりの待遇で迎え入れたと考えています。
それは戦争が終わりグラーツ領を得た後もきっと同じで、最終キャラシのキャプションで
「物書きを厚くもてなしその保護にあたったとされている。」
と書いた通り、各地を旅するミヤマさんがいつグラーツを訪れても彼女を歓迎しノーザリアにおける彼女の活動拠点となるよう部屋を用意するなど色々と便宜を図ったのではないかなと。
またマセさんは以前『御山紫園(みやま・しおん)の帖』のキャプションはハバカリに対して語り掛けているものだと仰っておりました。
ハバカリにとって彼女の話、特に「呪い」とは切なる「願い」が始まりとして生まれた事や
「自分の人生を自由と取るか不自由と取るか、自身を縛る帳面を「呪い」ととるか「願い」と取るかそしては全て自分の心ひとつである」と告げたことに大きく心を動かされたと設定しております。
戦争において竜殺しの呪いは解説2のルドヴィーグさんの項目や竜を食べたことによる身体や頭脳のブーストなどの面で圧倒的な力としてハバカリの覇道の支柱になっていました。
そんな中でハバカリに語られた「自分を縛る呪いは心ひとつで願いに転化する」というミヤマさんの示した言葉は
「呪いの力を願いの為に振るう事でそれを肯定することができる」という考えをハバカリにもたらし
最終的に『第11話:盗人卿と屑竜コルヌゥ』において竜殺しという忌まわしい過去を望む未来を掴み取る為の力であるとして肯定する……という結果につながったのです。
ハバカリが最終的に自分の過去を肯定することができたのは、相対した強敵である屑竜コルヌゥ君の存在とハバカリの背中を確かに押したミヤマさんの言葉の二つであった……という風に私は設定しています。
そういった経緯もありハバカリは個人的に恐らくミヤマさんの事をとても信頼していたと思います。
ラストの
このコマも、ハバカリは彼女の帳面に残してほしい事そうでないことも含めてきっと生涯彼女とたくさんの話をしたんだろうなという思いで描写させていただきました。
本人に面と向かって言えない心情も彼女にはそっと託して、たとえ帳面に残らなくても自分が死んでも歴史の中に埋もれても、ミヤマさんという存在が生き続ける限りその記憶の中に生き続ける……
ミヤマさんとはハバカリにとってそういう存在だったと私は考えています。
■ミヤマさんの作者さんであるマセさんはサナーレさんと同じくエルダーグランの方でありながら最後までハバカリやバランス領を見守り続け沢山作品を描いてくださいました。
私が期間中まともに交流を返すこともできない状況でも、一度もそれを責める事もなく最後までバランス領をずっと見守りよりそい投稿を続けてくださいました。
こちらからは結局期間終了後の最終章の最後に「全てを見守り、それを記していてくれたのだ」という描写を入れる事くらいしかできなかったのですが、本当に期間中ずっと頼もしく嬉しい気持ちでいっぱいでした。
マセさん本当にお世話になりました&ありがとうございました!
_____________________________________
次回コルヌゥ君回で解説ようやく終了です。
長すぎィ!!!!!!
2019-06-07 15:37:48 +0000 UTC
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最終話についての解説と関連作品、お借りしましたリンクです。
(キャプションの3000文字にとてもではないけど全部入らなかったためこちらに貼らせていただいております。全ての記事が完成次第本編作品からもここへのリンクを貼っておきます)
今回は経済関連の云々とケイヴァンさんの遺品魔剣「ムルドサマク」とフロルさんについてです。
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【17P中段~18P上段】
コルヌゥ君をお借りしました。
コルヌゥ君に関してはちょっとまた別の記事で語るのでここでは割愛させていただくのですが
彼(彼女)は主に『文字をおしえて』というイベントを通じファイアランドはおろかラスト大陸各地に様々な縁を持っています。
本人にそのつもりはなくても見る人が見ればそれはよだれが出るほど欲しい伝手ではないかと思います。
ヌゥ君は悪意なく仲介を請われれば国家同士のどうこうとかはあんまり気にしないで普通に引き受けてくれるだろうなと思いまして……。
またジェルドとテイル島の名産品に関しては悩んでいたところテイル島の英雄ロズニエルさんの作者真砂さんにアドバイスを頂きました。
ちなみにキーバイが抱えているのはパナシー(だと本人は思い込んでいるが実際はファイアハーブ)です。
その後ろにいるのは第2話盗人卿とボールランの戦いでハバカリ一行の輸送を依頼をしたドラゴン空運さんです。(ギルドシートなどが現在消去されている為リンクなしで失礼いたします。)
多分あの後も色々付き合いがあって何かとお世話になっているのではないかな~と思います。
八房さん、真砂さん、弁柄丸さん、ドラゴン空運の発案者さん、ありがとうございました!!
【18P右下】
ハバカリが腰に差している剣は常夜の氷壁ケイヴァンさんの遺品、魔剣「ムルドサマク」です。
(遺品としてハバカリの届けられた経緯は『伝記抄録・終着起点/エピローグ』をご覧ください。)
このシーンはミーミスが「賑やかになったものだ」というセリフとあわせて領地に目に見えた変化が起きる程度の時間が経過しており、この時点でケイヴァンさんは死亡しているという事も指しています。
(ケイヴァンさんが春死亡なので多分秋か冬くらいかなあとぼんやり)
ハバカリがムルドサマクを携えるようになった一番の理由はキャプションでも説明した通り
竜殺しの呪いの発動を最低限に抑える為です。
呪われた刀である布都羽々斬は黒鋼の大剣の中に封じてもなお周囲の竜に竜殺しの呪いと浸食の影響を与え不快な叫び声をあげます。(参照:第10話盗人卿と晶殻の騎士)
ミッカラはハバカリに仕えるようになって以降戦闘中は常にその傍で戦い続け、呪いの影響で肉体能力が大幅に落ち魔術師としてしか活動できなくなって以降も
こんな感じで常に周囲に控えていたため、自分に向けたものでなくても竜殺しの呪いの余波を食らい続けていました。
山賊時代はいつ誰に寝首をかかれるかもわからず、領主となってからは戦功をあげる為常に戦場に立っていたためやはり片時も剣を手放すことはできなかったという事情があり
結果としてミッカラは黒鋼の大剣ごしとはいえ呪いの影響を常にびっしゃびしゃに浴び続け、余裕1000年を生きるファイヤーレインボーホワイトドラゴンが
(※しんせきの姿)
余命間もなくで御覧のありさまだよ!!
……という感じになってしまいました。
しかし大戦が終り、グラーツという大きな領地とたくさんの臣下を手に入れ、ようやくハバカリは黒鋼の大剣(布都羽々斬)を片時も手放せないような不安定な生活から脱却することができました。
そうなると竜の浸食を引き起こすこの剣を携帯することはメリットよりもデメリットの方が多くなる……
ミッカラ、ネレイダさんやコウメさんをはじめとしたサナーレさんの周りに集う竜、コルヌゥ君などなど自分にかかわりのある竜やその関係者に及ぼす害を最小限にとどめる為に布都羽々斬を黒鋼の大剣に封じた上でリバーシー城の地下に安置、代わりに黒鋼の大剣とは兄弟剣でもある魔剣「ムルドサマク」を携えるようになった……という感じです。
ムルドサマクの持ち主であるケイヴァンさんはゼラ皇帝に仕える騎士であり、10~7年程前に騎士となるため身分を隠し武者修行の旅を行っていたという経歴があり(参照:常夜の氷壁ケイヴァン)、二人はその修業時代に偶然出会いました。(参照:伝記抄録・鋼鉄工房(2))
その時期ハバカリ(ハバキリと名乗っていた)の年齢は19歳~21歳くらい、ちょうど竜殺しをやめて字をはじめさまざまな勉強をしながら人間社会の事をミッカラから学んでいる最中でした。
2人は偶然の出会いの後、西洋剣術と東洋剣術の技を互いに盗みあう修行仲間となったのですが(参照:第9話盗人卿と晶殻の騎士→剣術狂時代)、同時にケイヴァンさんというのはハバカリが物心ついた後にはじめてできた友達でした。
3歳ごろに村の子供全てを竜に喰い殺されその後竜殺しとなったため、ほとんどまともな対人経験をしてこなかったハバカリにとって最初の友達が
先帝直属の騎士であったデイゲン卿の養子となり正当な教育を受け(参照:常夜の氷壁ケイヴァン)
修行として諸国を旅をし、テイル島で遭遇した竜の惨劇を経て(参照:伝記抄録・悪竜退治(1))
そこから探偵騎士バーロックと行動を共にすることで再び立ち上がり(参照:伝記抄録・紅都活劇)
様々な経験をへて研鑽を積みつつある騎士であると同時に、のちに茶目っ気をたっぷり含んだ人物へと成長する「ケヴィン君」であった事は本当に幸運な出会いだったのではないかと思います。
その後ハバキリはハバカリと名を変え山賊として牙を研ぎ、領主の地位を奪い取った後は栄達を目指してひた走り続けることになったため『呪物の竜狩り・布都羽々斬』でも『コボルド山の山賊ハバカリ』でも『盗人卿ハバカリ・スティール』なく、ただの青年ハバキリであった束の間の剣術修業時代というのはあらゆる束縛や役割から解放された唯一自由な青年としての時間だったはずです。
戦後とはいえ長年命を預けてきた布都羽々斬と黒鋼の大剣を手放すのはハバカリにとって間違いなく不安だった。でも朋友であるケヴィン君の、皇帝ゼラ直属の騎士・常夜の氷壁ケイヴァンの振るったムルドサマクならば己の命を預ける剣として安心できると考え腰に携えるようになったのだろう……というイメージでした。
それから、ケイヴァンさんは以前ハバカリの後ろ暗い噂話に花を咲かせようと近づいてきた人間に対し
「私はイケメンで最強なので万一彼が謀反など起こしたら帝国騎士としてちゃんと潰すから心配するな」
とばっさり言って下さった事があります。(参照:ユキちゃんに指一本触れてみろそのほか)
前後のお話も併せて、あそこまで面と向かって啖呵を切ったとあればあの件はそれなりの噂となってハバカリの耳に届いていてもおかしくはなかったと思います。
そして多分それをきいてハバカリはだいぶ笑ったと思うんですよ「あいつならまあマジでやるだろうな」と。
けれどこの先、自分が民や連邦の支持を失うような醜態をさらすことがあっても自分を切り捨てに来てくれるイケメンで最強で脚が綺麗な友達はもうこの世にはいない。
でもイケメンで最強で脚が綺麗でカニ身のおいしい友達の剣が自分の腰にある限り、
それは「これあいつが殺しに来る奴ちゃうか?」と己の行動をみつめる鏡となるのではないかな という思いがそこにはあるんじゃないかと思いました。
大変私事ですがケイヴァンさんの作者であるギ県さんはペ〇ソ〇2時代からのファンで一方的に存じ上げておりまして、今回企画でご一緒に遊ばせていただくことができて本当にフワッフワの夢心地な気分でした……。ず、ずっと好きでした……!!!!!!!!(突然の告白)
ケイヴァンさんとの素敵なご縁を頂き、また朋友として遺品の剣を託していただいたギ県さんほんとうにありがとうございました!
【18P左下2コマ】
書きおろしではないので借りたというのはちょっと語弊があるのですが解説が必要なので……
こちらは歪斗さんの小説『バランス領へと至る三つの道筋』にてバランス領にやってきたフロルさんです。(デザインは私が第10話にて歪斗さんの許可を頂いてやらせていただきました)
ハバカリ自身は恐らくフロルさんの事は全く知らないと思いますが(※領地獲得までの間に接触があったと歪斗さんがおっしゃれば知ってることになります)
このコマはメタ的な意味でハバカリがバランス領の騎士虐殺という罪を抱えており、その証拠にフロルさんという仇をバランス領に迎え入れている……という意味を指しています。
(そして誰が自分にとっての仇であるかと理解していなくても自分が山程罪を抱えている事を自覚しているという意味でもあります)
広く領民や協力者の募集を行った場合に自分を愛してくれる有能な人材だけが集まるなどという事は絶対になく、利用しようとするものや害を与えようとするものなどそこには様々な種類の人々が集まって当然です。
ハバカリがどれだけ善行(に見えること)を行い、ノーザリア貴族として功績重ねようともハバカリが虐殺や略奪を行ったことは事実であり
布都羽々斬や山賊時代まで遡れば罪なく殺された竜たちや強盗や略奪を働いた一般人などその犠牲者の量は数えきれない量になります。
当然その親族や関係者たちがハバカリを恨まないはずはありません。
フロルさんはバランス領で唯一そういったハバカリの罪の側面をまっすぐに見つめていただいたキャラクターだったと思います。
本編中彼女と相対するシーンはついぞ描くことができずそれは心残りの一つではありましたが、フロルさんをバランス領に生み出してくださった歪斗さん本当にありがとうございました!
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次回は多分5/24・無理だったら6/1頃になると思います。
後二回くらいで終われると思う(多分)
2019-05-17 14:09:49 +0000 UTC
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S最終話についての解説と関連作品、お借りしましたリンクです。
(キャプションの3000文字にとてもではないけど全部入らなかったためこちらに貼らせていただいております。全ての記事が完成次第本編作品からもここへのリンクを貼っておきます)
今回はねずみ族さんについて+α
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【15P】
ヴェルトナー(トナン)さん・リットラ(スリ)さんをお借りしました。
お二人は海賊「獅子ねずみ」の現頭領・黒獅子ジャルヴァルさんの兄弟で(参照:ねずみ兄弟キャラシートアンケート)大陸にねずみたちの住む足掛かりとなるために領民を募集していたバランス領(グラーツ領)に士官をしてくださったという経緯があります。(参照:冬の屍春の萌芽)
ねずみ族は元々は大陸に暮らしていた亜人族の一種だったのですが迫害を受け、地図にも乗らない小さな島へと逃げ伸びました。
そんな島に豊富な資源があるわけもなく、結局ねずみ族は種の生存の為に略奪とその為の力こそだけを貴ぶ海賊獅子ねずみとなり近海に悪名を轟かせるようになりました。(参照:私たちの小さな世界)
ねずみ族の置かれた過酷な環境とその生き残りの為に行われていること、そこで生きる海賊たちの姿やその中から唯一の光として育てられた末の娘パレッタさんの生きざまというのはここで文字にして省略してしまっても壊れるほど愛しても1/3どころか1/10の伝わらないのであれくさんのpixivページに飛んで全部読んでいただくことを強くお勧めします。お願い全人類!!!
そのようなわけで海賊稼業を辞める訳にもいかず、かといってこのままでは待つのは滅びの未来のみ。
そのような中で頭領ジャルヴァルさんと兄弟で最も学のあるトナンさんは大陸にねずみたちを根付かせるためにある決定を行いました。
それがトナンさん・スリさんの二人がハバカリの下で信頼を得て足掛かりを作り、次いでそこに次世代のねずみたちを送り込み「海賊獅子ねずみ」ではなくただのねずみ族として種族をつなぎつつ、そして残った島民へ外から物資の輸送を行う…というものでした。(参照:冬の屍春の萌芽)
ハバカリがヴェルトナーさんにいきなり書記官長の副官というポストを与えた理由は作中にて説明した通り一つは能力のある者たちへの奮起を促す為です。
そしてもう少し言うと以下のような意図もありました。
①ヴェルトナーさんは族の出身である上ねずみ族受け入れの事を考えると基本的には自分の味方として振る舞ってくれる貴重な文官である。
②次世代のねずみ族を領地に迎え入れる事はグラーツにおける労働者だけでなく自分の支持者を増やすことになる。(生き残りの為多産が求められていることを除いてもねずみ族はおそらく人間より多産型と推測できる)それは10年後の領民投票でかなりのアドバンテージとなる。
③選択肢を持たないねずみ族の次世代に教育を促しまっとうに育てる事を選んだ方針に思うところがあった
④海賊獅子ねずみとのパイプはもとより二人の持つ海賊や船・海に関する知識を取り込みたかった
①ハバカリ達が山賊出身である為そういう感覚を共有している人間であるというのは何事につけても話をしやすいところがあります。
更に旧バランス領には目立った文官と言えばホイスとリナリーさんくらい(分類上戦士だったけどキーバイもどっちかというと文官より)で、大部分をグラーツの旧臣に任せてしまっている状況です。ハバカリに対する評価が未知数な書記官の下に常に目を光らせられる部下としてヴェルトナーさんを配置しておきたかったという思惑もあります。
道化として獅子ねずみの船でふるまってきたヴェルトナーさんであれば旧臣と正面衝突することもなくうまくやってくれるだろうとそういう期待を込めての任命でした。
②はそのままの理由。
③については、そもそもジャルヴァルさんは『私たちの小さな世界』においてポポマリアおばあちゃんの「物心つく頃には人を殺し奪うことしかできない世界」「何かを新しく学ぶ機会も時間さえもない そもそも他に何があるかなんて私たちには知る由もない」という言葉の後ろに映されているように育ちもその行動方針もねずみ族そのものを体現しているようなキャラクターさんでした。
ハバカリ自身もまた父親によってそれに近い状況を押し付けられていた人生をミッカラに救われた経緯があります。
しかしジャルヴァルさんとトナンさんは学ぶ余地さえもないその中で未来を見据え、誰かに救われるでもなく自ら手を伸ばし、汚し、一部を非情に切り捨てることになっても新しいねずみ族の未来を切り開こうとしています。我ら火を絶やさずという言葉のもとに……。(参照:獅子侵攻)
その姿に思うところがあり、ヴェルトナーさんは充分な能力も持っておられるので可能な限り早く活躍の場を与え計画を前倒しさせたいと考えた……という感じです。
③については、ハバカリ一行は基本山賊であり海の事は詳しくありません。
バランス領にもアンカーランドへ鉱石を輸送する船はあったのですがハバカリ達は領地を手に入れて間もなく戦争に出かけていたため結局そのあたり事業に着手する機会を得られないままバランス領を失っています。
3章テイル島の戦いにおいてヨークトャル船団に乗船しヨークトャルの戦士や海賊獅子ねずみと肩を並べて戦った際に海の常識やそこでの生き方などを目の当たりにして衝撃を受ける事は多かったと考えています。
そして新領地グラーツは領地の一部にオルキヌス湾を抱えています。
貿易や移動を含め今後の事を考えれば海について詳しいものをグラーツに抱えておくことと、海賊獅子ねずみの略奪から自分たちだけは逃れる事ができるというのは大変魅力的な事であったと思います。
最終話を投稿した後にダークトヨタ・ライジングさんに書いていただ『盗人戦記』という作品の中でも海路権益にについて言及し更には他大陸に向けての展望ものぞかせていました。
なのでやはり海、船についての知識を持つものを厚遇で抱き込んでおきたい……というのはあるんじゃないかなあと。
任命の理由はおおむねそんな感じです。リットラさんに関する処遇は現段階では触れられなかったのですが恐らくもう少ししてねずみの受け入れが始まってからが本領の発揮なのだろうなあと考えております。
余談ですが『冬の屍春の萌芽』にてスティールボールランズのCDを「通行証みたいなものだろう」「中に反射板があるから城門とかで掲げるんだろ」という会話があるんですけど、城門前で真面目な顔してお2人がCD振ってたのみて門番は
「え???なにこれ????えっ????」ってなってたのかなあ……って思うとだいぶ面白いです。
あれくさん、ねずみ族の未来を預ける先としてグラーツ領を選んでいただいて本当にありがとうございました!
【15P:最終コマ+16P:2コマ目のホイスの後ろのオッサン】
Q:こいつ誰?
A:山賊騎士バイルです。
こいつです。
こいつです。
こいつです。
ずっといた。
【15P:最終コマ~16P】
このくだりについてですが、バランス領の中にはエルダーグランの支配下になってもあそこに残る事を選ばれた方が何名もおられます。
その方々が普通に日常生活を送れているという設定になればいいなと思ってこのように描写させていただきました。
エルダーグランはそもそも「敵とか全員殺せーーー!」みたいな国では全くなかったですし、白旗上げたら普通に危害くわえないし住民には優しくしてくれるだろうな~と思いました。
「バランス領」としては消滅してエルダーグランという新しい国の枠組みの中にうまいこと組み込まれていったみたいなイメージです。
ホイスに関してはなんかまた別の機会があって気分が向くようなら他の自キャラと一緒に説明するページでも作ろうと思うのでここでは省こうと思います。もういい加減この解説も長いし。
ビフォー↑アフター↓
変わり過ぎィ!!!
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ちょっと今忙しいので次回解説はちょっと間が開いて5/15とかの投稿になると思います。
2019-05-09 12:59:42 +0000 UTC
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PFLS最終話についての解説と関連作品、お借りしましたリンクです。
(キャプションの3000文字にとてもではないけど全部入らなかったためこちらに貼らせていただいております。全ての記事が完成次第本編作品からもここへのリンクを貼っておきます)
今回はリナリーさんについてです。
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【13P中段~14P】
リナリー・グレイベアさんをお借りしました。
リナリーさんに関してはキャプションの方にもかなり説明をしたのであそこに記載することのできなかったことメインで解説します。該当ページの内容をまとめると
①リナリーさんは書記官ではなく外交官になり外交の権限1/3を与えられた(ノーザリア担当)、これは出世人事の部類。でも本来は最高責任者の地位を与えられてもおかしくない功績を残していた。
②それを阻んだのは内偵であったという事実、ハバカリが周囲に対して筋を通すなら処刑は必須。だが叱責しつつも生存&出世させた。
③彼女のグラーツでの最初の仕事はユニコボルド族への財産の謙譲と居住地交渉の補佐
このようになっています。
リナリーさんは書記官ですがPFLS期間中バランス領における彼女の最大の功績がなんであったかといえば、ハバカリが命じた「住む場所を失うバランス領と協力者の一時的な生活基盤を確保せよ」
(参照:第7話盗人卿と灰色熊の敗戦)
という命令を成し遂げた事にあると思います。(『夜明け前』にて早々に済ませ合流したとの記載アリ。)
ハバカリが本物の貴族ではないと誰もが知りながらその地位を維持できていたのは、他ならぬ領民が「山賊らしいけどこれまでの領主や騎士よりこっちの方がまし」と支持し、スティール家のオルゲンがハバカリを息子と認め領地と爵位を譲り、
その上でレイオン将軍が「証明できない血の繋がりより戦争中の行動によってその今後の判断を行う」と決めたからです。
(参照:第一話盗人卿とその噂)
灰色熊の戦いで領地を失い、ハバカリの「バランス領領主」という地位を支えるのは爵位と領民だけになりました。
戦功をあげ戦後新たな領地を手に入れるまで領民の生活を保障し不満を最小限にとどめる事は生死にかかわる問題で、それを解決できるのは灰色熊の戦いの主戦場となった重要な拠点を支配するグレイベア城主の姪であり文官としてのスキルを所持する貴族・リナリーさんだけでした。
(矢吹さん自身はリナリーさんの両親の地位はそこまで高くないと仰っていましたが、彼女が城主の姪という近親者かつグレイベアの家名をもっている以上彼女はまぎれもない大貴族の一員でありそのランクはスティール家よりはるかに上、帝国や帝国貴族には決して軽んじる事の出来ないものだと考えられます)
領民に避難先を用意しある程度安心した生活を送れるよう交渉を成功させたという手腕、地位と人脈こそがリナリーさんが書記官ではなくノーザリア担当の外交官に任命された理由です。
功績だけでいえば本来グラーツの旧臣やバランス領の全員を差し置いて外交最高責任者に据えても誰も文句を言えないレベルのものです。
しかしながら彼女は内偵であり実質的な背任行為を行っておりそれを自らハバカリに告げました。(参照:超克の盾1)
旗揚げから付き合ってきた山賊仲間ですら領民に狼藉を働けば処断させてきた経緯があり、
(参照:第2話盗人卿とボールランの戦い・第5話盗人卿とある約束)味方の暴走を恐怖で締め付けてきた側面がある以上
「何も被害がなかったから」「自分で正体を告げたから」という理由でリナリーさんを許すことは組織の瓦解を招く可能性すらある為不可能だった、というあたりはキャプションで説明した通りです。
そんな中でもリナリーさんが処刑を免れたのは対外的には最終話の説明通りですが
(参照:最終話14P)
これにあわせてハバカリ側の内情
「領民の生活を救う仕事を成功させたリナリーさんを処刑すれば旧バランス領民から反発を食らう」
「ハバカリは彼女を懐に入れた所有物の一つと認識していた」という理由によるものです。
ハバカリは全12話で3回「自分の所有物には優しいが敵には容赦がない」というセリフを発していた通り一度懐に入れてしまったものに対して他人が思っている以上に愛情を注いでいます。
これは作中別に説明はいらんやろと思って描写しなかったんですが、ハバカリは7歳から大陸中放浪しながら竜を狩りつつ野盗という生活を送っており家もなく衣服も食事も道具も全て他人から奪ったものばかり、自分のものだと明確に言えるのはその体と名前と刀だけでした。
その反動もあってミッカラと出会った後はこの世の全てを手に入れたいと願うようになり
(参照:第8話盗人卿と竜使い)
金も領地も仲間も領民も臣下も自分の懐に入れたものは「ようやく手に入れた自分のもの」ということで余人にはそうみえなくてもとても大事に思っていました。
(参照:”盗人卿”ハバカリ・スティール男爵)
リナリーさんに対して刀を所持していないにもかかわらず竜殺しの呪いが視認できる程の怒りを感じていたのも、信頼し懐に入れていたものが自分を裏切ったことが許せなかったのが原因です。
そしてそれと同時に懐に入れたもの、有能な臣下を失うのが惜しいという気持ちが確かにありました。
山賊騎士には処刑を見逃すだけの功績も領民からの信頼もなかったが、リナリーさんにはそれがある。
ならば彼女の二心ないという言葉が本物かどうか全てをなくした状況から証明して欲しいというのがあの言葉の示す意味です。
そういったリナリーさんに対する信頼と期待を表していたのが彼女に依頼した「ユニコボルド族への財産の謙譲と居住地交渉の補佐」という仕事です。
(参照:最終話13P)
まずハバカリは戦時中シルバーディッシュ家より贈られた財産を保持しています。
この財産は公式キャラエイデン・シルバーの臣として銀流通事業を取り仕切るシルバーディッシュ家の若頭ナハト・シルバーディッシュ氏がノーザリアの有力者達に贈ったものです。(参照:五十嵐さん作『銀の皿』)
この財産には土地権利書も含まれているとのことでしたがそれなりの人数に分割して贈っている以上、シルバーディッシュ家の規模がどれだけ大きくともバランス領民全てが暮らす新領地として使うに足りるような土地ではなかったと思います。
また戦中に処理して軍費にあてるにしてもバランス領のトップ連中がリナリーさんも含めて全員レッドヴァルで戦っていたためその余裕はなかったのではないか……というのが戦後もハバカリが贈り物を保持していたことにした理由です。
次にユニコボルド族は現在居住地の交渉をレイオン将軍と行っています(参照:fkuさん作『両親からの贈り物』)。
解説2のレイオン将軍の項目で説明した通りハバカリが将軍に便宜を図ってもらえた理由のひとつがユニコボルド族が供出した功績をバランス領の名目で帝国に引き渡したことに起因します。
(参照:最終話4P)
だからグラーツ領を得られた理由の半分くらいはユニコボルド族の尽力のおかげということになります。
加えてハバカリは戦争中同盟の条件としてユニコボルド族の青年たちを戦場に駆り出し
(参照:第5話盗人卿とある約束)
敗戦の結果彼らのほとんどを死なせることになりました(fkuさん作『ユニコボルド(哨戒要因)』追記キャプションに記載アリ)
そういった理由からハバカリが政治的に最も借りがあり負い目を感じているのがユニコボルド族です。
廃鉱山とは言え山一つ、ユニコボルド族の持つ鉱物資源は自分が利用してしまった為ユニコボルド族が山を買えるだけの財産を所持しているかは微妙な所…。
だからこそ「貰った財産を全部ユニコボルド族にあげてその他の交渉を手伝ってきなさい」という命令をしたわけです
ユニコボルド族への恩を考えればこの交渉は絶対に失敗することが許されないものです。
やり遂げる力があると知っているから、もう一度信頼したいという気持ちがあるから一番大事なこの仕事をあえて任せた……というような感じでした。
_____________________________________
他の方のキャラに対してこういった厳しい対応を行う事に対して迷いはあったのですが、これ以外の対応をとるとここまでの全てが意味を失ってしまう、それだけはどうしても選択することができず結果としてリナリーさんにはこういった一方的な描写をせざるを得ませんでした。
そのわがままを広い心でお許しいただいた矢吹さん、本当にありがとうございました!
2019-05-08 16:16:37 +0000 UTC
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PFLS最終話についての解説と関連作品、お借りしましたリンクです。
(キャプションの3000文字にとてもではないけど全部入らなかったためこちらに貼らせていただいております。全ての記事が完成次第本編作品からもここへのリンクを貼っておきます)
今回は後半の11P目以降についてです
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【11P:上段】
バランス領に協力いただいた方に「ゲームクリア報酬」的なものがあればよいなと考えこのようにさせていただきました。
レッドヴァル敗戦で脱落者も多かったという設定なので
(参照:最終話5P目)
恐らくハバカリは最後の最後まであきらめずついてきてくれた人たちめちゃくちゃ感謝して大盤振る舞いしたのではないかと思います。
しかしながらそういった古参の人々をあからさまにグラーツで厚遇し続けると現地の領民から反発を招きかねないのであくまでもお金でお支払い、以降は全く同じ扱いをしていくよ~という感じだと思っていただければ幸いです。
【11P:中段右コマ】
奪炎のエリオットさん とのりもの をお借りしました。
エリオットさんはのりものに魅了されており遭遇するとキャラが変わるレベルで大好き(参照:雄姿、照覧せよ。ツイン・のりもの・キャノン!!)という設定であり、
竹流さんの描かれた『さらば護国の大盾よ』 の二枚目においてエリオットさんがちゃっかりのりものを拉致していたので「もうこれこのまましれっとファーナル領に持って帰ったらいいんじゃないかな???」と思いそっと抱えていただきました。ふるえるのりもの……
エリオットさんはゼルフォルト卿に「お世話になったんだからバランス領の人達の助けになって来なさい」とお手紙を頂いてバランス領に力を貸していただいている強力な客将 というポジションでした。
敗戦後もバランス領の人間の身の置き場が安定しない以上そのまま放置することをよしとはせず、状況が落ち着くまで一緒に戦って、そしてすべてが終わった後故郷のファーナル領に帰って行ったのではないかなあ~と思ってこのように描写をさせていただきました。
爆乳のりりしき紅き鋼・エリオットさんをバランス領に派遣してくださったさせぼのまりさん、ミルカーラスを忠義の騎士として正面から戦っていただいて最後にほっこり素敵なエピソードを書いていただいた竹流さん、ありがとうございました!
【11P:中段左コマ】
領民代表としてシェリィ・ランカートさんをお借りしました。
シェリィさんは家族と離れ離れになり一人でハバカリ一行とともに避難を行った宿屋「陽気な穴熊亭」の看板娘件厨房担当…という設定のキャラクターさんでした。
ひとり家族と離れた一般市民の少女かと思いきやすさまじいバイタリテイと鉄メンタルで戦地において戦士や避難民に炊きだしを行ったりその稼ぎで2号店を出す気満々だったり(参照:理由)というノーザリアンの不屈さを持ち合わせたような人物でそこがとても好きでした
領民として日常生活を送っている姿がとても想像しやすくどうしてもこのコマで描きたいと考えたのですが「戦後は家族一緒にまた暮らしたい」と願っているキャラクターさんでしたのでグラーツに残っているのかは未知数な部分があり、思い切ってよしずさんにお問い合わせをさせていただきました。
よしずさんからは「家族と手紙のやりとりをしていずれみんなでグラーツに住むことになる」とご解答を頂けたためこうして書かせていただくことができました。
私信にはなりますが作者のよしずさんはバランス領をとても愛して応援して下さり、「ROMだったんだけど応援したいから」とペンをとりキャラシを出していただいた経緯をツイッターにて当時より一方的に拝見しておりました。
その後もバランス領だけではなくノーザリアを支援したいとピクファン食糧タグを賑わせていただいたり最後まで一緒にノーザリア側で楽しんで参加していただいた姿、拙作に対する応援のメッセージなど本当にその全てに最後まで作品を描き続ける力をいただいておりました。
この場にてお礼をさせていただきます、ありがとう、そしてありがとう!!!!
【11P:ラストのコマ】
黒猫のノクスさんとエリー・ブラントさん(レッドヴァルのすがた)をお借りしました。
ノクスさんは間宮さん作の『その手に掴むもの』 にてハバカリを庇って負傷、
fkuさん作の『小さな恩返し』 にてエリーさんが救出し一命を取り留めたという経緯がありましてご一緒に書かせていただきました。
ノクスさんは壮絶な半生を送ってこられ主によって殺されそうになったところを「行き場のない人間でも」という言葉とレインボー創英角ポップドラゴンミッカラに推しの概念を感じてバランス領にやってきたというキャラクターさんでした。(参照:最終章だけど描きたかった話)
各地の戦場で精力的に活動していただいた事からミッカラはレッドヴァルの決戦において自分の代わりにノクスさんとオディロンさんにハバカリを託し
(参照:第10話盗人卿と新たな約束)
それを受けてノクスさんは自分の意志で、その身体を張って成し遂げてくださいました。
エリーさんは初期は山奥から出てきた普通のケモ青年(かわいいオブかわいい)だったのにボールランの敗北によるユニコボルド族の危機(参照:絶望的な現実)と
(参照:第4話山賊騎士とユニコボルド)
上記のベックスの言によってめちゃくちゃガラの悪いバランス領と同盟を組み行動を共にすることになりました。(参照:第5話盗人卿とある約束)
交流のあったベックスとの死別、敗戦、故郷・同族の仲間の喪失・親友との離別(参照:負を抱えながら)
そういった経緯を経て次第にその戦い方は卑劣に、表情には暗い影を落とすようになりました。(参照:けがれた鏡・守り神なんて)
そして今にもどん底に落ちていきそうなエリーさんにノクスさんは声かけ(参照:美しき獣)エリー君はそれをきっかけにもう一度立ち上がる事が出来たという経緯があります(参照:黒猫と白犬)
そういったエリーさんが最後に今度はノクスさんを助けてたというのは本当に美しかったなあと思い、戦後も二人は仲よくしていてくれたらよいなあと思い一緒に描かせていただきました。
エリー君が大変な時もノクスさんが大変な時も当のハバカリ一行(というか私)が手いっぱい過ぎて一切そちらに行くことができず期間中とても申し訳ない思いが強かったのですが
同時に領主一行がそこに行かなくても「バランス領」という共通の背景を背負ってキャラクターさん同士が関係性をもち美しいストーリーがいくつも紡がれ広がり続けている……という事をこの上なくありがたくうれしく感じました。
まみやさん・fkuさん・そして最終作には描けなかったのですがこの項目で紹介させていただいたオディロンさんの作者一(itsu)さん、ありがとうございました!
【12P目:1~3コマ目】
盗人卿一派が山賊でありながら名無しのモブも含めて無法を働くことなく一応騎士団として機能していたのはこういう理由でした……という解説です。
ハバカリ自身は騎士竜ミルカーラスから貴族・騎士としての振る舞いを学んでいますので最初から貴族として振る舞う事が出来ました。
ただ山賊団においてはミルカーラスは「魔族ミッカラ」として正体を隠していました。
理由はどう考えても目立つし警戒されるからで、竜であることに加えハバカリとの主従関係そのものも伏せられていました。
ミッカラが5話でハバカリに対して敬語を使用していないのは「山賊仲間ミッカラ」として会話をしているからです。
(参照:5話盗人卿とある約束)
その後ほとんど敬語を使う「騎士竜ミルカーラス」としてのセリフしかなくなってしまったのでキャラがブレて見えてたらすんません……。
まあそういう訳でミッカラではなく元騎士であるマイガンとデミオラが陣頭に立って山賊たちを鍛えました……というお話です。
ハバカリは山賊団を乗っ取った後頃合いを見て全員に「山奥の山賊を脱出してお前らを表舞台に連れて行っていい目を見せてやる」と山賊たちに約束をし、その後マイガンたちの教育とバランス領を獲得するための工作が同時に始まった……みたいな感じです。
バランス領乗っ取りの為に騎士と領主の離間策をしかけたりとか色々考えてはいたんですけどそんな過去話を描いてる時間は1ミリもなかったのでなんかいい感じに妄想して補っておいてくださると助かります。
【12P:下段左】
ミッカラの後任である顧問魔術師の指名者にサナーレ・ユーゲンジッコーさんをお借りしました。
サナーレさんには一章一番最初に『御遠慮御無用』にてエンカを頂き、当初は閉じたシナリオ展開の予定で他の方との交流は到底望めないだ取ろうと考えていたところだったのでとても嬉しく思ってしまったんです。
……だからといって初遭遇いきなり二人タッグで非戦闘系のサナさん囲んでこの勧誘はないやろ!
(参照:第2話盗人卿とボールランの戦い)
というところから始まり弱って倒れたところを鹵獲するわ(参照:極点の先・拿捕)首落とすとか言って忠誠を誓わせるわ
(参照:第8話盗人卿と竜使い)
しかもこの漫画が遅れに遅れて最終決戦前々日とかの投稿になってしまった結果サナーレさんは三章全く動くことのできない状態にさせてしまうわ
最終的にはそれにお付き合いいただきノーザリアに来ていただくことになるわ(参照:サナーレ・ユーゲンジッコー)わで今思い返しても本当によく矢木坂せとさんはお許し下さったなあと感謝してもしきれない想いでいっぱいです。というかごめんなさい、本当にごめんなさい……。
またサナさんは『竜を従えし者』という投稿でその正体が自覚のないドランゴンテイマーであると勧誘漫画を描いている最中に発覚し、お互い偶然のままに物凄い設定のかち合い方をしてしまったことにプルプルしていたりしました。
『第8話盗人卿と竜使い』以降私自身は明確な描写をすることが叶わなかったのですが八房さんが『赤い瞳』にて描いていただいたように恐らくハバカリはサナーレさんと共にずっと戦場を駆けていたのだと思います。
呪いの力を解放して全力を出さなければもう後がないところまで来てしまっていたハバカリにとって、竜招きの呪いというデメリットを打ち消しともすれば味方の力に変えてくれる竜使いの力
(参照:第8話盗人卿と竜使い)
そして第一章でほしいと願ったバランス領に不足している魔法使い
それもミッカラの持たない回復や防御に長けた力によってバランス領の戦線を支え続けてくださったのだろうではないかと考えました。
そうした姿とあわせて何よりもまずエルダーグランの魔法院の出という正統派魔法使いであること、
ハバカリの過去の断片とその渇望を知っていること、
(参照:第8話盗人卿と竜使い)
そして竜使いという能力から自分の死後自分の代わりの役目を果たすことのできるのはサナーレさんであると考えるだろうと思いあのようなお願いをしました。
サナさん自身は実は狂竜山脈に住まう楔の乙女によってハバカリを殺すよう命じられており(参照:楔の泉)ある意味では天敵ともなりかねない存在なのですが、ミッカラもハバカリもその事を知りません。
ただ知っていたとしてもいつでも「色んなものを守りたい」と信じて行動し続ける強い彼女(参照:楔)の姿を見てきているだろうと思うので最終的にはやはり託したんじゃないかなあ~と思うのでした。
ハバカリが今のような動きをすることができたのも竜殺しという設定を十全に使って作品を描くことができたのも、全ては一章のあの出会いがあったからだと思っております。
矢木坂せとさん、企画の一番最初から最後まで本当にお世話になりました、ありがとうございました!
2019-05-07 14:20:53 +0000 UTC
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引き続きPFLS最終話についての解説と関連作品、お借りしましたリンクです。
(キャプションの3000文字にとてもではないけど全部入らなかったためこちらに貼らせていただいております。全ての記事が完成次第本編作品からもここへのリンクを貼っておきますすみません)
今回は前半のお話が終了する10P目までの解説をしております。
___________________
【2P:グラーツ領の場所】
詳細な場所は他の方の投稿作品に影響が出たりその自由度を狭める可能性があるので決めておりませんが大体下の赤枠の中のどこかのイメージです。
またグラーツ辺境伯の居城となるリバーシー城は名付けに困っていたところ歪斗さんより
pi-kujiraさんの投稿された『ブルーランド水攻め戦』の設定「水晶湖からオルキヌス湾に注ぐ川がある」
を参考にして川辺みたいなイメージはどうか、あるいは海方面や国境に関する言葉等いくつかアドバイスを頂きまして最終て金『リバーシー城(川の見える城あるいは川と海の城)』という感じになりました。
知恵をお貸しくださった歪斗さん本当にありがとうございました!
【2P:ラストのコマ&3P:1コマ目】
ノーザリアは1章時雨平原の戦いで敗北(参照:第一章結果発表)、二章ブルーランドの戦いではファイアランド側からに攻め込まれる形になりました。
グラーツ領は2P目の解説文の通り国境付近に少しですが隣接しており帝国が再度負ければ被害を被る場所にあります。
グラーツ前領主パーキスが帝国ではなくファイアランドに寝返った理由の中で最も大きな原因はノーザリアの敗北を見て、それがどんなに愚かで恥知らずな事であってもパーキスなりに自分の領地を守ろうとしてのことだった……という感じです。
【3P:2コマ目】
このマークは公式に発表されている極夜の団の紋です
極夜の団には公式設定(参照:-砕けぬ氷と剣の帝国- ノーザリア帝国)で「帝国に謀反を企てていた貴族たちを粛正。」というものがあります。
以前からグラーツ領における何らかの情勢不安の要素を感知していて、バランス領におくられたピレイス(参照:第一話盗人卿とその噂) (参照2:夜闇のピレイス)
と同じように極夜の団員が派遣されていたということを意味していました。
明確に極夜の団の名を出さなかったのは歌や噂でのみ語られる存在という設定からいくと「明確に極夜の団の仕事だと発表されていないんじゃないか、そうなると宿屋のオッサンが知っているのは変なんじゃないか??」と思ったからなんですが結果としてこんなところで解説する羽目になったのでもう無理やりにでも言わせればよかったよね……ごめんねわかりづらくて……
【3P以降:新領地についての言い訳】
ハバカリ一行はそもそも2章敗北で寄るべき土地を失っておりまして最終章に勝利しないと連れてきた領民共々自滅の未来が待っているという状況でした。
自分一人でやっている事なら「敗北したんで何も得られませんでした、おしまい!」でよかったのですが
領民募集を行い、それに快く付き合ってご参加いただいた方々にまでそういった厳しいEDをつきつけるのはあまりに申し訳ないと考え、どうあっても新領地を手に入れる必要があるなと考えました。
・敗戦して帝国貴族のほぼ全員が失ったものの方が多い状況&帝国解体することになるから論功行賞出すどころではない帝国(=ウォーロンド家)という状況
・バランス領のあった地域は最終戦の段階でエルダーグラン領になっており
(参照:PFLS公式サイト4章地図)最終戦で敗北している以上あの領地がテイル島のように返還されるされることはなさそうという状況
この二点をクリアして領民の方の住む土地を得るにはどうしたらいいか……を解決する為だけに急遽作ったのが新領地グラーツ領なので細かい部分は設定フワフワな上に獲得に至るまでの経緯がだいぶ厳しいなというのは理解しておりますが、そういった事情ですのでお許しいただけると幸いです……(震)
辺境領という破格の報酬となってしまったのはひとえに「どうやったら支配権が宙に浮いた領地ができるか
ナー」と考えた結果「裏切者が出たのでとりあげた」というシナリオと、あの状況で裏切るならどういった立地に住んでる領主かと考えたら辺境領しか咄嗟に思い浮かばなかったのが原因です。許して……
【レイオン将軍(議長)について】
作中どう考えてもハバカリに対する温情が凄まじいレイオン将軍ですが、色々甘めの判定をしていただいている理由の半分は先ほど述べたように「多少強引にでも領地を獲得したという内容を描写する必要があったから」です。
残り半分は解説1において述べた通り 歪斗さん投稿の『新たなる戦い』におけるレイオン将軍がハバカリの行動を大変評価していただけているという描写を、交流返しの意味で最終話にも反映させてたいとの考えからです。
『新たなる戦い』の作中に「彼は私の配下だったからな。勝利を与えてはやれなかった。それが私の心残りのひとつではある」との一文があります。
その心残りの埋め合わせ&ハバカリの後ろにいる無辜の領民の存在を鑑み、一時的に直轄領となってはいるが処遇が宙に浮いていた唯一の領地グラーツを条件付きで譲った……という形になります。
爵位は低い順から男爵→子爵→伯爵→辺境伯なので、この飛び方が本当に破格であるのは重々承知なのですが前項の理由で辺境領しか思い浮かばなかったのが原因です……
なのでこの辺はユニコボルド族さんに供出していただいた鉱石
(参照:第5話盗人卿とある約束 )
の量と質がすさまじかったんや‼釣り合うだけの量だったんや!」というあたりで手を打っていただけると幸いです。
私の力不足故に歪斗さんの作品に直接的な交流返しをすることができなかったは大変心苦しいのですが、本当に素敵な小説を頂きありがとうございました!
【5P:1、2コマ目】
こちらは弁柄丸さんの投稿された『死なずのルドウィーグ』より強化私兵ブルートリーベンの隊員ルドヴィーグさんと、キャプションにかかれていた「自身の性質がより竜そのものに近づいた事により、最後は強力な「竜殺し」の力を持つ"盗人卿"ハバカリ・スティールに討たれて絶命した」 という設定をお借りしました。
「不死性が加速し手が付けられなくなっていた」と設定から恐らくノーザリア軍もかなり手を焼いたのではないか、そうなると撃破の戦功はかなり評価され一般にも知れ渡っていておかしくないと思いこのように描写させていただきました。
テイル島の戦いの時点でハバカリは領地を失い羽々斬を抜きミッカラ(竜)を戦場に出さなければならない程完全に追い詰められておりました。(なので一コマ目の顔はいつもより余裕のない感じなのですが)
描いている時点ではそこまで気付かなかったのですが羽々斬を振るい竜となったルドヴィークさんを討伐できたという事実は、封じたままにしておきたかった刀を抜いたことにこれ以上ない意味を与えていただいたように思います。
弁柄丸さん、推しの命と特大の戦功本当にありがとうございました!ルドヴィーグさん何もかもが全部好み過ぎるのでワイと結婚しよ……クッキー毎日作るから……。
【5P:最終コマ】
ノーザリアの戦に参戦した貴族たちの中にはハバカリが領地を求めるのとと同じように失った部下や戦争に付き合わせた領民に報いる為「たとえどんなにみっともなくても、どうしても褒美を持ち帰ってやらねば」と思う人がたくさんいて当然だったと思います。
そういう人たちがレイオン将軍(皇帝あるいは議長)に異を唱えないわけがないなあと思いました。
(むしろハバカリは領民を抱えている流浪の身とはいえそれもこれも全部のしあがりたいという我欲1000%なのでそこまでの行動はともかく動機は一番不純だったような気がしてます。)
【6P:1コマ目】
「=蛮族らしく戦ってきめようぜ」の意味です。
これは解説というか余談なのですが、ハバカリはハバキリ時代(7~18歳くらい??)に竜を殺す為自分の呪いを強くする必要があり倒した竜を食べ続けてきたという経緯があります
(参照:呪物の竜狩り”布都羽々斬” )
幼少期は呪いによって引き寄せられる竜から身を守るために必死に……成長に従って機械的にその行為を続けてきました。(ちなみに全身食うにはあまりにでかすぎるので食べてたのは多分心臓です。)
神話や創作物において強い魔力や生命力を持つ竜の血をなめたり浴びたり心臓を食べる事で異能力を得るという例がたくさんありまして、ハバカリ自身も通常の人より身体も頭脳も強化されている側面があある……という設定が一応ありました(本編中で説明するタイミングがなかった……)
圧倒的対格差のコボルド族ベックスに余裕で勝てるのも
(参照:盗人卿とボールランの戦い・5P目)
どう考えても普通の体格と筋量なのにクソ重い黒鋼の大剣をぶん回せるどころか二刀できるのも
(参照:”盗人卿”ハバカリ・スティール男爵)
どう考えてもほぼ武闘派のノーザリア貴族大勢を一人で倒すことができたのもそういった理由です。
12話も描いておいてこんな基本設定すら作中説明できなかったのどう考えても配分おかしいでしょ……。
【7P:中段のコマ】
これはハバカリがミーミスを生存させるきっかけになったセリフなのですが、そういうの個人的にはどうでもいいと思っているであろうハバカリが「それも一理ある」と判断したきっかけは
・魔法院を落とされ師を失ったサナさんさんが暗い顔を続けていたこと(参照:サナーレ・ユーゲンジッコー)
・領地がなくなり流浪の生活になるとわかっていてもノーザリア帝国民であるためについてきてくれた領民
・ファーナル領を大切にしその土地や文化や人々を愛しその為に常に最前線で戦う姿を見せてきたゼルフォルト卿(参照:させぼのまりさんのPFLS一連の投稿)
・自分に子種がないことに思い悩み自暴自棄になっていたが(参照:第1話盗人卿とその噂 )
最終的には養子となったハバカリに全てを託し家名を遺してほしいと願った義父オルゲン。
(参照1:第7話盗人卿と灰色熊の敗戦 )
(参照2:”盗人卿”ハバカリ・スティール男爵)
あたりが理由です。
皆さんに交流を頂き、関わり合いを持たせていただくことがなければ凄い顔で「毟れるだけ毟ってやる」とか言ってたハバカリが幼女を養育するみたいな話にはどうあってもなれなかったと思います。
矢木坂せとさん・させぼのまりさんをはじめキャラクターに変化をもたらすことに繋がったハバカリに関わっていただいた皆さん本当にありがとうございました!
2019-05-06 18:32:44 +0000 UTC
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昨日PFLSの最終話をアップしたのですが該当の漫画は作中だけでは説明のつかない要素、不自然すぎる描写やあまりにわかりづらい描写のオンパレード過ぎて解説に必要性を感じてしまったのでちょっとfanboxのブログ機能を利用して記事を残していこうと思います。
まずはじめに今回の漫画に限った事ではないのですが、私は普段から内容の理解のために必要な前提知識(主に過去の自作品や他の方の描いておられる作品)をセリフ一つ・どうかすると1コマだけぱっとアイテム描いて済ませてしまう事が多く、それは
「必須部分さえ伝わればよいのであって読者さんに全てを理解してもらおうと考えるのは描き手のわがままである」という気持ちと「全てを読んで理解してくれるであろう人が確実に一人&私の思い過ごしでなければ更に5人くらいいるのを知っているのでそれだけでもう充分だな~」という二つの理由によるものです。
ただ今回はどういう話であったかを出来る限り多くの人に伝えないと交流作品を頂いた方に対して礼を書くことにも繋がりかねないな……と思ったのでちょっと複数回に分けて解説をさせていただければと思います。
【大前提】
この作品の基本ベースとなっているレイオン将軍のハバカリに対するすさまじい厚遇に関しては
歪斗さんの書かれた小説『新たなる戦い』 における将軍の心情その他をベースとして考えております。(レイオン将軍に関してはまた後ほど別記事で解説します)
歪斗さんの上記の作品はハバカリの名をノーザリア帝国の歴史書の一文に確かに残す戦いをした者がいる……という内容でした。
それを受けて私自身の最終話のテーマも同じように「ハバカリの存在を確かに示す本がある」に帰結させたいと思い「民間レベルではコルヌゥ君が本としてその活躍を残してくれた」という内容にしました。
またハバカリは最終的に公国を建てたのでノーザリア連邦の歴史書・あるいはグラーツ公国の歴史書の中にも名を遺せるとは思いますが、それらすべてが後世まで残るかどうかは微妙な所ではないかと考えています。
それはkbryさんの描かれた漫画『行こう行こう火の島へ』内でグリードさんが「統一したら他国の歴史を消すのもよくある」というセリフの示す通りであり
さらに公式ED『最先へ至る歌』にて「その後、60年間ラスト大陸で最も平和な治世が守られた。」という一文から60年後にまた戦争が起きる可能性もあり、その最中で公国が潰れて歴史が消失する可能性も大いにあるからです。
ハバカリというキャラクターは「何もできず残さず死んで最初から自分などこの世にいなかったようになってしまう」……という事を恐れており、それを避ける為歴史の中に自分の存在を刻むことが全ての原動力となっておりました。
(参照:第8話盗人卿と竜使い 今見返すとこの書き方だとちょっと説明足りてないですね、ごめんね……)
最終的に後世に名を遺すという夢は
・一つは自分と仲間たちと、何より自分を領主たらしめた領民によって
・一つは長寿の物書きミヤマさん&コルヌゥ君によって
・一つは書記官リル・フィマートとレイオン将軍によって
合計三つの形で叶えられました。
いずれか一つが潰えても何らかの形できっとそれは未来に残るのではないか……というのが最終話のベースとなっております。
色々試行錯誤したのですが、作中どうあっても『新たなる戦い』に関する描写を入れる事が出来なかったのでこちらの解説に代えさせていただきます。
歪斗さん本当にありがとうございました!
2019-05-06 10:42:06 +0000 UTC
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現在グラトニカ、白光とは別にR18腐向けSF系漫画「特務機関888(仮タイトル)」という作品をひっそりと書き進めております。
今年はDL同人での活動をもう少し活発にしていきたいなと思い、この「888」はその軸にできたればいいなと言う事で製作を進めています。
R18特化なので実際の所そんなに凝った設定はいらないのですが、例によって例のごとで妙に設定を作りこんでしまったのでせっかくだからFANBOXで公開をしてみようかなと思います。
今後発売される作品を見る機会があれば「ほーんこういうことなんだ」と思い返していただく材料になればこれ幸い
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※大前提としてこの作品は現在知人四人でやっているシェアワールド企画「ディスヴァローカ」https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63917574
と世界観を共有しています。
ざっくり説明すると「遠い未来の荒廃した地球が舞台で、ドーム型の都市の下に人々はかろうじて生息しており超能力やミュータントやらアンドロイドやらがいるカオスな感じ」という感じです
エリア:血獄魔天楼【シンディム】
シンディムがこの大都市の正式名称。血獄摩天楼というのは戦後についた名前。
先の戦争でシンディム中が血に染まったことにあわせて富裕層が住んでいたドーム部分にあったシンディムのランドマークであった超高層ツインタワーの外観を真魔たちが人の血で文字通り赤く染めあげたことに由来する。
【このエリアの特徴】
・天魔と呼ばれる特殊なミュータントが人間(サイキッカーなどのミュータントもいくらか含む)と戦争をして勝利、このエリアの支配者となっている
・人間敗北したが全滅は免れ、不平等条約のもとで都市を一つを与えられ一応は普通の暮らしを送る事を許されている
・生存している種族は真魔/天魔/それ以外のミュータント(含むサイキッカー。)/人間
・エリアの構成はドーム→ドーム下に街二つ→最下層
・ドームには富裕層の天魔のみ(とされているが実は一部人間も住んでいる)・ドーム下の街の一つは天魔・もう一つの街には人間・最下層には人間+α が住んでいる
(例外として奴隷となった人間は天魔の街のあちこちにいる)
・天魔と呼ばれるミュータントの集まりが都市全域を支配している
かつて人間側との間に大きな抗争が昔に起きたけど現在は平和条約が結ばれて終結宣言が出されている
ただしこの条約は当時押されていた人類側が著しく不利なものとなっており実際には
人間たちの処遇な天魔たちの胸先三寸と言った感じ。
注釈:ディスヴァと同一世界観で別のドームの話
多分ドーム間の距離的にめちゃくちゃ離れていて一切かかわりがない感じ。
設定的な事を考えると時間軸はあれよりさらに100年か200年くらい先にした方が自然かもしれない。 時代背景と設定は共通。
【天魔について】
・天魔は大別して二種類いる
・ひとつは太古昔からそういう種族として地球上に存在していたものたち。
古代からいたミュータントなのか、そういう種族なのか、はたまた別の次元や宇宙からきた何者かなどは彼ら自身ですら知らない。(ディスヴァの世界観を大きく崩さないためふわっとしておきます)
強大な力や人間と異なる外見を持つが時代が下り文明の発達と共に人から隠れ住むのが当たり前となっておりほぼ絶滅したかにみえていたが世界の荒廃とミュータントの発生により表舞台に姿を現すようになった。
その存在を知るものからは普通の天魔と区別するために真魔と呼ばれたりもする。
・もうひとつはミュータントとして後天的に異形の形を得たものたち。
本来ミュータントは突発的に発生しそれぞれ異なる形を持つことが多いにもかかわらずこのドームでは同一の形態を持つミュータントが数多く生まれるという異常な事例が多発した
更にはその血が次代に確実に受け継がれ同種の天魔はまたたく間に増えていった。
シンディムに存在する天魔の代表的なものは以下の4つ(数は少ないがこれ以外の天魔もいる……ということにすればいっぱいモンスター系出せるなと)
①悪鬼オルグ(総人口の4割程度
角が生えて鬼のような見た目をした巨躯(2M~5M)で怪力を持つ。体色は緑・青・赤。性欲旺盛かつ食欲旺盛。ファンタジーで言うオーク枠。
②蛇竜人ドラゴニア(総人口の2割程度
蛇・あるいは伝説上の竜によく似た鱗と尾と翼をもつ
オルグ同様性欲旺盛だが単純な快楽よりも相手をいためつける事を好む傾向にある。つまり拷問が好き。
④屍食鬼グール(総人口の2割程度)血色が異常に悪くよくて死人のような白、場合によってはくすんだ灰色の体色をもち鋭い牙と赤い目をもつ。
最も人間の外見を留めているがその身体能力は常人をはるかに超え、暗視能力を持つ
純粋な人間の血肉以外食べる事が出来ない。
③夢魔ナイトメア(総人口の1割)
本体は不定形のうごめく肉の塊だがその体を自在に変形させることができるため普段はそれぞれの個体が思い思いの姿で生活を送っている。夜行性。触手プレイとかスライムプレイ要員
人の精液や愛液が主食。
眠っている相手の精神に干渉することのできるサイキッカーに近い能力を持っており
気を失った者をその夢の中で犯す、相手の恐れるものや愛する者の姿を意識の内から探りあてその形をとって相手を犯すなどといった行為にふける。
(あくまでも精神に干渉することと相手の感情を強く換気させる存在をトレースする程度の能力しかないため諜報かつどうのようなことはできない)
・交配は同族同志、異なる種族の天魔、人間のどれとでも行うことが可能
(異種族の天魔との交配で生まれる子の種族的特徴がどうなるかは基本ランダム、片親が人間の場合はほぼ確実に交配した天魔と同種族として生まれるがまれに人の特徴を強く残した半魔と呼ばれるものがうまれることもある)
・なお天魔はその人口の9割が男であり女性体は非常に生まれにくい希少種である。
同種の天魔同士の間に生まれる子供は両親の血を色濃く受け継ぐ強力な天魔となるので
女性の天魔は非常に大切にされており滅多に姿を見る事が出来ない。
【半魔と天魔以外のミュータントについて】
・天魔の都市で生まれた半魔は天魔からはできそこないの半端者、あるいは人間として扱われている。
天魔の都市で生まれれば下僕や奴隷に身をやつしていることが多い
・人間の都市で生まれた半魔は母体が天魔の嬲り者となった結果であることが多い為こちらでも基本出来に差別対象となっている(誕生と同時に殺処分されることも多い)
・人間の都市で自然発生したミュータント(外見的特徴のあるもの)は人間には天魔との見分けがつかないため基本的に半魔と同じ扱いを受ける。
(誕生と同時に殺処分されることも多い)
なお天魔のもつ特性上天魔の都市で天魔以外のミュータントが生まれる事はない。
【人間について】
①女性
人口比で天魔に劣る人類にとって次世代を生むことのできる女性は最重要視されているため周囲から手厚く保護される。
これは女性がほとんどいない天魔側にとっても同じであるため人間の女性はよく攫われる。
だが望まぬ性交をさせられる事を除けば心身に過度な負担がかかるような扱い方をされるケースは稀である。
そして当然希少な人的資源として保護されているからこそ、凌辱の対象として一部の人間や天魔から狙われてしまうこともある。
②男性
上記の理由から街の警備や天魔との摂食する可能性のある業務は基本的に男性の仕事である。
天魔にとっては貴重な女性と違って何の気兼ねもなく弄べる存在であり残虐性や性欲のはけ口、あるいは食料として日々消費されている。
【サイキッカーについて】
・サイキック能力を持つものは天魔に対抗できる力を持つものとして最優先保護対象とされている。
・能力の覚醒が認められれば人類の都市の中枢に召集され最高の住環境と教育を与えられる事が約束されているが同時に天魔と戦うための戦士となる義務を追う事にもなる。
【対天魔特殊機関「888」】
・戦時中天魔に対抗するために作られた特殊部隊があった。
それは天魔と人の決定的な戦闘能力の差を稀有な才能・想像を絶する訓練・そして人類のもつ科学力で覆さんとする者たちの集まりであった。
戦争後その舞台は平和条約のもと解体されたが人類側の指導者と一部の天魔の協力によって当時の関係者の一部が密かに集められ、対天魔特務機関「888」は設立された。
彼らは不平等条約に縛られた上に非力で抗うすべのない人々の代わりに外道をなす天魔を狩り人々を救出するほか人類側政府による天魔側への諜報や潜入、交渉などの多岐にわたる任務をとり行っている。
常に危険が付きまとう任務であり、機関の情報を相手に知られる事は人類の滅亡を意味することにもなりかねないためエージェント達はあらゆる痛みに耐え、死を恐れぬ精神を持つように教育される。
また万一エージェントや関係者から情報が洩れても組織の全容を掴むことが出来ぬように888機関は複数のセクションに分かれておりそのセクションがいくつあって誰が構成員なのかといった情報を全て知るのは888機関の長官とごく一握りのものたちだけである。
人類と天魔は天敵と言える間柄であるが、人口比率などの問題からシンディムはあくまで天魔の協力なしでは維持が難しくなっているのも事実である為
親人類派閥の天魔とは手を結んでおり組織の最終目標は天魔と人類の対等な共生である。
(ただしセクションによっては天魔撲滅をめざしているところもあるとかないとか)
組織名ははちはちはち機関あるいはスリーエイトと呼称されている
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ホント見返してみるとえっち漫画にこんなに設定いらないよなあと思うんですけど、
どうにも私は男性が受となる漫画を描くときに「性的趣向がゲイではない人物が女の子じゃなくてわざわざ男をエッチの対象に選ぶ」というところに理由があった方が萌えるタイプらしく、つい設定を作ってしまうようです。(グラトニカの舞台があんな感じの閉鎖空間なのも多分同じ理由……)
とはいえシナリオメインの漫画は白光とグラトニカで充分なので888はあまり頭を使わず設定とか追わずに読める作品にしていけたらいいなと考えています。……考えてはいます…(目をそらす
2019-01-14 15:42:32 +0000 UTC
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じにれまとめ1&2の番外で、じにれではないレイモンド受の画像まとめです。
基本的に元の漫画とはほとんど関係ないシチュでモブレされてる感じの絵ばっかりです
どうしょうもなくモブレ好きですまない……
2018-12-04 15:22:58 +0000 UTC
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まとめその2
現在発行中のグラトニカ2巻よりも先の展開を踏まえた絵(ソルクレスタ3巻の時間軸とか)が含まれるので2人の距離感が元の漫画よりだいぶ近いとか色々ありますがとりあえず全て忘れてただのすけべ画像として納めておいていただればこれ幸い。
ここ数年あんまりメインのpixivやツイッターアカウントであまり画像をあげなくなったのは裏でひたすらエッチな絵を描いていたからなんですよね……欲望に忠実に生きてます
2018-12-04 15:14:45 +0000 UTC
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何かファンボックス用の画像を……と思ったのですが新しいものがなかなか出せる状況にないので創作漫画「霧還のグラトニカ」のジニアスとレイモンド(まやさん作のキャラ・ファンボックスでの公開許可はいただきました)のpixivサブ垢マイピク限定&ツイッターの鍵アカウントで公開しているのえっちな画像でもおいておこうかなと思います。
現在発行中のグラトニカ2巻よりも先の展開を踏まえた絵(ソルクレスタ3巻の時間軸とか)が含まれるので2人の距離感が元の漫画よりだいぶ近いとか色々ありますがとりあえず全て忘れてただのすけべ画像として納めておいていただればこれ幸い。
画像多いので分割投稿します
2018-12-04 15:00:39 +0000 UTC
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ファンボックスを初めてしばらくたつのですがなかなか投下できるものもない中ずっと支援をしてくださってほんとうにありがとうございます。
おかげさまでも同人誌や仕事の絵をつづけるはげみになっております。
とりあえず何にも進展がないのもアレなので次回作についてのお話などちょっとだけ……
現在同人誌で描いているグラトニカとは別に読み切り短編のR18作品をなるはやで出す予定です。
いわゆるDL同人的な方向のえっちに特化したやつをちょっと一つ作ってみたいなと考えていてジャンル的にはSFサイバー忍者の凌辱系です。
ぶっちゃけていえば対〇忍男版みたいなやつです。
現在世界観の設定とプロットまで完成しているのでなるだけはやく出せたらいいなと考えています。
次は何か絵的なものをもってきて貼りたいなと思います それでは~
2018-11-14 10:05:33 +0000 UTC
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