全国屈指のターミナル駅にある、高級ホテルと併設された高級ショッピングモール。
世間的に成人となって間もない那月と、幼稚園児の凛は、そこでのんびり買い物を楽しんでいた。
おしゃれな界隈ではあるが、高級店が多いため、那月はあまり足を踏み入れたことのないエリアだが、幼稚園児にして凛は、慣れたエリアらしく、那月を案内するかのように、行きたいお店を指定する。
一人暮らしを始めてから、凛の遊び相手として、頻繁に、凛の家に足を運ぶようになってから、凛にすっかり懐かれた那月は、いつもの遊び相手のお礼として、凛の親からお昼ごはんを招待された。
家族でよく行く行きつけのお店だと、高級ホテルのお店に招待されて、緊張の絶えないお昼を終えた後。
夕方からの外せない用事を持つ凛の両親と、那月と一緒に買い物がしたい凛による、午後からの予定についての軽い口論が始まり、買い物が終わったら、家まで凛を送り届けるという、那月の申し出により、それは終焉を迎えた。
*
事前に発注したいたらしい、オーダーメイドの幼児服を店舗から受け取り、超ご機嫌の凛に向かって、那月は尋ねる。
「次は、どのお店、行きたいの?」
「次はね、那月お姉ちゃんにお洋服、買ってあげる」
「え? 私に?」
那月にお買い物を付き添ってもらうと言っても、欲しいものは自分で買いなさい、と凛の母親が凛に厳しく言っていたのを思い出す。
遠い親戚ながら、凛の家がかなりお金持ちの部類だとは思っていたが、既にそんなにお小遣いが……、と密かに一瞬、計算するも、凛は、にこにこと笑ったまま、言葉を続ける。
「一番下の階にね、かわいいお洋服いっぱい置いてるおもちゃ屋さんがあるの。凛、お正月にもらったおもちゃ屋さんのギフト券、まだいっぱい持ってるんだ~」
「あぁ……。小さい私のお洋服、探すってことね」
凛の持っている、謎のチョコレートを食べると、那月は身体がドールサイズに縮んでしまう。
縮んだ那月で、お人形ごっこをして遊ぶのが、凛の遊び相手として訪問した時の定番だった。
最初は怖くて戸惑っていたのに、縮んで得られる快楽に、那月はすっかり虜になり、慣れてきてしまっている自分にひっそりとため息をつく。
そんな那月の様子に気付くことなく、凛は、那月の大きな手を引いて、お気に入りのおもちゃ屋へと、那月を導く。
ワンフロア、まるまる大きなおもちゃ屋のそこは、商品の充実もさることながら、広すぎてどこに何があるのやら状態だったが、凛は迷うことなく、目的の着せ替え人形のコーナーへと歩き進む。
「那月ちゃんに似合いそうな可愛いお洋服、買うんだ~」
目を輝かせてそう言う凛に、那月は、凛の子供らしさに可愛いと思う反面、複雑な気持ちになる。
おもちゃの人形の服、選んでるはずなのに、それを私が着るって、なんだか、不思議な感じ。
セリフだけ聞くと、ちょっとしたデートのようですらある。
恋愛経験が豊富な友人が、社会人の彼氏に服を買ってもらったと話していたことを、なぜか、ふと思い出してしまう。
雑念を振り払い、那月は、凛と一緒に、着せ替え人形コーナーを覗き込む。
「せっかく、大きなおもちゃ屋さんに来たのに、お洋服、見るだけでいいの?」
「いいの~! だって、那月お姉ちゃんと一緒に来れるのなんて、めったにないんだから。今日は絶対、那月ちゃんのお洋服、買うの~!」
「そっかあ」
小さくなった時の那月を随分と気に入ってる凛の様子に、那月はなんだか照れてしまう。
そして、その姿で、これまで、散々、えっちなことや淫らな姿を見せてしまったことに申し訳なさを感じる。
凛にその自覚がないだけに、なおさらだ。
小さくなっても、快楽になんとか流されない方法はないだろうか。
縮むことによって得られる快楽が欲しいがあまり、自ら、縮ませてほしいと懇願したことすらある自分には、なかなか困難な方法のように思えた。
色とりどりの小さなドレスや洋服が並ぶ棚を、凛がガチャガチャと音を立てて、真剣に吟味している。
「ねえ、那月お姉ちゃんは、どのお洋服がいいと思う?」
「え? あ、うーん。そうだなあ」
精巧な作りと、豊富なライナップの、人形用の洋服を、那月はしゃがんで凛の目線に合わせて確認する。
通常サイズの洋服選びと違い、おままごとや人形遊びの延長線上の服になるので、何かの職業服や制服、舞踏会のドレスのような服が多い。
好みの服を選ぶというよりは、コスプレを選ぶような気さえしてくる。
そして、これまでの凛のお人形遊びでは、服を着せられたまま、散々、えっちな遊びをされてきただけに、それを想定して熱を帯びてきそうにすらなってしまう。
もー! 違う違う、しっかりしてよ私~!
那月は必死で自分に言い聞かせて、視線を洋服へと戻す。
「えっと……、丈の短い服は、恥ずかしいから、ロングスカートとかズボンの服がいいかな」
「えー! 那月ちゃんミニスカート似合うのにもったいないよ~~」
意見を聞いておいて、簡単に却下されてしまう。そして、凛がいくつか候補を棚から外して、平らな台へと並べていく。
「これとか、これとかすっごく可愛い!」
スカート丈の短いミニドレスに、ミニスカートのメイド服に、チャイナ服に、セーラー服。
どれもこれも、無防備に足をさらす服ばかり。全然、那月の要望は取り入れてくれない。
「……その服にするなら、下着、買ってよ、凛ちゃん」
「パンツ買うの~? お人形さんはパンツはかないじゃない」
「はかないと恥ずかしいでしょ。売ってなかったら、せめて水着、着させてよ」
「あ、水着、楽しそうだね。夏にプールごっこできるもんね」
「プール……!」
先日、小さいサイズのまま、一緒にお風呂に入れられ、とんでもなく淫らな醜態をさらしたことを思い出し、那月は一人、ダメージを受ける。
そうしている間に、凛が、ビキニタイプの水着を見つけて、今日の戦利品として加える。
那月の洋服をひとしきり選んだ後、凛が、続けて、隣の配列棚で、少し大きめの洋服を選ぶ。
凛に尋ねると、これは、テディベア用の着せ替え服とのことだ。
最近のオモチャの品ぞろえに驚くと共に、那月は、小さな自分が、凛の中では本当にお人形の部類になっていることを実感する。
凛のお気に入りの人形の服を購入し、満足気に出口へと向かう凛と歩きながら、那月は、自分の立場を、あらためて不思議に思っていた。
「お買い物、楽しかったね。この後、どうする? 疲れてない? 凛ちゃん」
お茶でもしてもいいかな、と思い、那月が声を掛けると、凛はきらきらと目を輝かせる。
「ねえ、那月お姉ちゃん。凛、お洋服、着がえたいな」
*
「お洋服? さっき、受け取った凛ちゃんの新しい服、着るの?」
「うん。それとね」
そっと、凛が背伸びをするので、那月がしゃがみ込めば、凛が、こそこそと耳打ちする。
「那月ちゃんにも、新しい服、すぐ着てみてほしいな」
そう、ささやかれ、那月はドキリと鼓動が上がる。
「私に……? でも、こんなところでは着れないでしょう? 私、今はまだ大きいままだし」
ドキドキしながら答えれば、凛の目がいたずらを企むような妖しい光を放つ。
「凛、チョコレート持ってるの。あのね、この百貨店はね、お着がえできるお部屋があるんだよ」
「お着がえ出来る部屋?」
試着室か何かかな、と思っていると、凛がそっと、那月の手を引いて歩き出す。
「パウダールーム、って言うの。前にね、パパとママとでごはん、食べに来たとき、スカートにアイスこぼしちゃったんだ。その時、そこで凛、お着がえしたんだよ」
パウダールーム、というと、化粧直しなどが行える部屋だ。
大きなショッピングモールだと、女性用トイレと併設されていたり、専用のサービスを提供しているお店もある。
夜行バス帰りに、着替えるため利用していた友人がそういえばいたとぼんやり思い出しながら、那月は、凛が小さな力で引く手を離せないでいた。
洋服のお着がえ……。また、あのチョコレートを食べて、快楽と共に小さくなってしまう。
それも、いつものように、凛の私室ではなく、外の公共施設で。
どきどきと、背徳を帯びた熱が、那月の中で上がっていく。
ぐるぐると、頭の中で、小さな葛藤が生まれていく。
外で、小さくなるなんて危険だし、また快楽に流されてしまうかもしれないからダメだよ。
でも、服を着替えるだけだもの、大したことじゃないじゃない。凛ちゃんだって、断ったらがっかりしちゃうよ。
いつも流されて、散々、えっちなことしちゃってるんだから、今日は絶対ダメ。
でも、こんな風に、外で縮めてもらえるなんて、滅多にないチャンスだもの。ちょっとだけ。ほんの少しだけ。
悩みながらも、表情は、完全に、期待に満ちた目をしていて、気付けば、凛の言うパウダールームに、那月は辿り着いていた。
*
白基調の床に、モダンな黒と品のある間接照明が立ち並ぶ通路を抜ける。
大きな鏡のドレッサーと、柔らかな絨毯の上に革製の小さな一人掛けのソファーが置かれ、大理石の洗面台には、豊富なアメニティがそろっている。
それらが、ひとつひとつ、壁で囲われた個室となっており、入口は、重いカーテンで仕切られている。
那月と凛以外に、利用者はいないようで、どの個室も、全てカーテンが全開状態だった。
一番奥の個室に、二人で靴を脱いで入り、重いカーテンを閉める。
通路側の光が遮られ、ドレッサーの間接照明だけが、二人のいる個室を照らしていた。
一回り以上も年下の、小さな子供と入っているだけなのに、那月は自分の鼓動が大きく跳ねあがっているのを感じた。
付き添いの大人は、那月のはずなのに、凛にこれからされることに、ドキドキしてしまっている。
「あ、えっと……。凛ちゃんのお洋服、まず着替えてみようか」
那月は緊張をほぐすかのように、そう言ってから、膝をつき、
そっと、凛から預かって、那月が持っていた凛の新しい服を、ショップバッグから取り出す。
汚れないよう、ソファーの上に洋服を広げる。子ども用の上品なワンピースで、凛によく似合いそうだ。
壁にかけてあったハンガーを取り、凛の上着を預かろうとすれば、凛が柔らかにほほ笑む。
「ふふ。凛のお洋服を着るのは、那月ちゃんだよ」
「私?」
凛が、そっとポシェットから、チョコレートを取り出し、小さな両手で、グッと抑え、ぺきり、と小さく砕く。
ドレッサーの机の上で、慎重に包装紙を広げ、そのうちのひとかけらを、小さな指先でつまむ。
「――ねえ、那月お姉ちゃん。口開けて」
静かにそう言われ、那月は絨毯の上で、膝をついたまま、言葉を失う。
「……ッ、ひとかけらだけ、食べるの?」
「うん。凛のお洋服着た、那月ちゃんが見てみたいの」
確かに、食べる量を減らせば、ほんの少しだけ縮むことになる。
チョコレートを二つ食べた時に、これまで以上に縮んだことがあるから、そうなるだろう。
いつにない試みに、少し戸惑いながらも、非日常な空気に呑まれ、那月はそっと目を細めて、口を開ける。
「……あーん」
ころん、といつもより小さなチョコレートを入れられる。
そして、わずかな熱を、身体が放つ。
「ん……ッ、はぁん……ッ! あぁ……ッ、あぁんッ」
緩やかな快感を得ながら、那月は静かに喘ぎ、しゅるしゅると身体が縮みだす。
膝をついてた状態でも、凛よりほんの少し目線が上だったサイズが、少しずつ、凛を見上げるように身体が小さくなっていく。
手首にぴったりとついたセーターが、那月の手を飲み込み、Vネックがずるりと肩から脱げかける。
露わになったブラジャーも、ぶかぶかのサイズだ。
フレアのロングスカートとタイツも、すっかり大きすぎるサイズとなり、那月の脚は、服の中に隠れてしまった。
縮小が完了し、那月は、凛を見上げる。
座り込んだ状態では、凛より小さくなってしまった。そっと、ぶかぶかのセーターを押さえながら、スカートとタイツの山から足を抜く。
セーターをロングワンピースのように抑えながら、立てば、凛よりほんの少し小さな背丈になっていた。
「わー! 那月ちゃん可愛い~! 小さくなっちゃったね。凛と同じくらいだよ」
「ちょっと、不思議な感じだね」
背丈が同じといっても、那月の身体は大人のままだ。
大きめのフランス人形にでもなったような感覚だった。
「私、凛ちゃんのお洋服、着れるかなあ」
「着てみてよ、凛、見てみたい!」
先ほど、大きな自分が置いた、凛の新しい服を手に取り、背中のファスナーを下ろす。
だぼだぼの、自身のセーターを脱ぎ、凛の洋服を身にまとうも、胸元がぐにゅり、と邪魔をして、背中のファスナーが上がりきらない。
「やっぱり、ちょっとサイズが合わないかも……」
身体の背丈が縮んだところで、体型が大人のままなので胸囲が合わないのだ。
凛が、少し、面白くなさそうな顔をする。
「むう……。じゃあ、もうひとかけら、食べてよ、那月ちゃん」
「えッ、ちょっと待って、んむぐうッ」
小さなチョコレートを更に足されて、那月が飲み込む。
すぐさま、身体が反応して、縮小を再開する。
「ひゃぅッ! ハァッ、……ひゃんッ!」
凛の目線が高くなり、試着した凛の服の袖が、七分丈から、ずるずると、手の甲を隠すほどに大きくなる。
ひざ丈だったスカートも、ロングスカートのように長く感じ、自分が縮小しているのが分かった。
縮小を終えると、凛が、背中のファスナーを上げる。
「わー! すっごい。那月ちゃんが凛のお洋服着てる! おもしろーい!」
きゃっきゃとはしゃぐ凛の横で、那月は自分の姿を、まじまじと壁の姿見で見つめる。
身体が幼くなったわけではないのに、背丈だけ見ると、凛の妹にでもなったかのようだ。
不思議……、と思いながら、那月は凛を見上げる。
「凛ちゃん。お洋服、汚しちゃうといけないから、もう脱ぐね。ファスナー外してくれる?」
「わかったー! じゃあ、次はクマさんの服ね」
「クマさんって……、テディベアの服も着るの?」
ファスナーを外し終えた凛に、驚いて那月が振り返れば、しれっと凛がうなずく。
「うん。今日は、凛、那月ちゃんを着せ替えごっこして遊ぶって決めてたんだ~」
うふふ、と笑いながら、凛が、ドレッサーの上に置いたチョコレートを慎重に選ぶ。
どのくらいの欠片がいいか、悩んでいるようだった。
那月が、チョコレートを摂取したことにより、少しずつ、上がっている自身の熱に焦り、何か言おうと口を開いた時だった。
――カツ、カツ、カツ、カツ。と、
入口からこちらへ、ハイヒールの足音が響くのが分かり、サッと血の気が引く。
他の利用者が来たようだった。
手前の方で、シャッとカーテンが閉められる音がして、那月は、慌てて、凛の傍に駆け寄る。
「凛ちゃん。ほかのお客さんが来ちゃったみたいだから」
だから、もうおしまい、と言おうとするも、凛は、そっか、と呟く。
「じゃあ、バレないように、静かにお着換えしなきゃだね」
小声でそう言いながら、凛が、新しいチョコレートの欠片を手に取る。
「はい。那月ちゃん。――あーん」
ほとんど同じ背丈の凛から、そっとチョコの欠片を口に入れられる。
舌の上にチョコを乗せた途端、身体がビクリと震え、反応を始める。
いつものように嬌声を上げそうになり、那月は慌てて、口元に両手を当てる。
「……ッ、ふ……ぁ……ッ」
手の隙間から、息が漏れる。バレちゃう。声出しちゃダメ……!
必死で耐えているうちに、しゅるしゅると身体が縮み、凛の服ですら、サイズが合わなくなる。
背中のファスナーを外す必要すらなかったように、ぱさりと、小さくなった那月の身体をくぐりぬけて、凛のワンピースが足元に落ちる。
服のシワを気にして、那月が凛のワンピースを拾い上げようとするも、重たくて叶わない。それに、最初に服を乗せていた小さなソファーも、今は、那月の背丈より大きくなってしまっていて、そこに服を乗せることは、かなり困難に思えた。
下着のサイズも合わず、一糸まとわぬ那月を、凛が、ひょいと抱え上げて、ドレッサーの机に那月を置く。
ドレッサーの鏡の周りに照らされた間接照明が、那月の小さな裸体を、妖しく照らす。
テディベアのサイズにさせられた那月は、いつもの小さなドールサイズより、少し大きく縮んだ世界が少し新鮮で、どきどきしていた。
凛が、店で購入した、テディベア用の服を取り出し、那月に着せていく。
子どものお出かけ用の服をイメージしているらしい、それは、大きな花柄とフリルのワンピースといった子供らしいデザインで、今の那月にサイズはフィットするものの、アンバランスさを感じてしまう。
「うーん。那月ちゃんには、やっぱり、いつものサイズのお洋服の方が似合うかな」
凛がそう言って、残りのチョコレートを、那月の口へと運ぶ。
「はい、那月ちゃん。いつもの小ささに縮んで」
小声でそう言って、小さな那月の口へ、チョコレートを押し込む。
「んひゅう……ッ」
最初に縮んだ時より、徐々に、力で凛に敵わなくなってきている。那月は、されるがままに、チョコレートをドレッサーの上で飲み込む。
身体が熱く火照り、ふらふらと、へたり込む。
「ぁ……ッ、ハァ……ッ、ん……ッ」
必死で、小さな両手で口元を塞ぎ、声を殺す。すりすりと、内股をすり寄せて腰を動かすと、テディベア用の子供服が、那月の縮小に伴い、ばさり、と机へずり落ちる。
縮小を終えて、いつものドールサイズに縮んだ後も、那月は、荒い呼吸をなかなか整えられなかった。
いつもみたいに、いっぱい声出して、いっぱいイきたい……。
とろとろに溶けそうな顔で、ぼんやりそう思いながら、那月はなんとか、身体を起こす。
凛が、先ほど、購入した那月用の着せ替え服から、ミニドレスを手に取る。
「那月ちゃん。このお姫様みたいなドレス着ようよ」
「うん……」
そっと、うなずいて、那月は、凛の大きな指で支えるミニドレスに袖を通す。
上半身がフィットするタイプのドレスが、那月の胸を撫でつけ、那月がビクリッと身体を震わせる。
「ふふふ。那月ちゃん、おっぱい見えちゃってるよ~」
凛が笑いながら、ミニドレス姿の那月を抱きかかえ、むにむにと胸を押さえる。
「~~ッ!! ゃあ……ッ、だ、だめ、凛ちゃん」
慌てて声を上げようとして、近くの他の個室から、ガタリ、と物音が聴こえ、ハッとする。
更に、入口から、甲高い声で会話しながら、通路を歩く二人組の女性客の声が聴こえ、那月はますます、身を凍らせた。
「り、……凛ちゃん。ほかのお客さんいるみたいだから、ふざけちゃだめでしょ」
「うふふ。凛は静かにしてるもーん」
にやりと楽しそうにいたずらっぽい顔で笑い、凛が、再び、那月の身体全体を、むにむにとマッサージするかのような動きをする。
「ひぅ……ッ!」
那月は口元を手で押さえて、凛のドレス越しの愛撫を耐える。
ハァ、ハァと、荒い息をしながら、凛が手を止めるのをひたすら待っていると、凛が、じっと那月を見つめる。
「那月ちゃん、可愛くなってきたね」
「え……ッ?」
そっと、ドレッサーの机に、那月を置いて、凛が、うーんと唸る。
「次はどの服にしようかなあ。そうだ、凛、お化粧もしたいんだ」
「お化粧?」
凛の指が、スッと那月の後ろを指差し、振り返れば、ドレッサーの鏡の周りに、豊富なアメニティが並んでいる。
そこには、ティッシュペーパーやコットン、綿棒といった衛生用品だけでなく、スキンケア用品から、化粧下地のベースメイク用品や、簡単なメイクアップ用品まで各種、取り揃えてあった。
さすが、高級店のパウダールームだ。誰かの家の化粧台にでもいるかと錯覚するほどのライナップである。凛が夢中になるのも納得する。
「お化粧するなら、ドレスのままがいいかな~」
「ドレス、お化粧品で汚れちゃわない?」
既に、那月の蜜壺はとろとろにあふれかえっていたのだが、それを棚に上げて、つい心配でそういえば、凛が、そっかーと納得する声を出す。
「じゃあ、先に那月ちゃんにお化粧してから、お洋服着せるね」
「えッ」
那月が驚く声を上げている間に、凛が、ミニドレスの背中のマジックテープをはがし、那月の服をはぎ取る。
再び、全裸となった那月が、呆然としている間に、凛がドレッサーに、化粧品をガチャガチャと並べる。
「えーっと、お化粧って、まず、ファンデーションからでいいんだっけ?」
悩む凛に、那月は、自分より大きな化粧道具の数々を見て、息を呑む。
正しいお化粧方法を教えるのは簡単だが、凛は、今から、この大きな道具の数々を使って、那月に化粧をするつもりだ。
全てを終える頃には、那月の身体か理性が壊れてしまっていそうだ。
「えっと、凛ちゃん……。私、今日、お化粧、もうしちゃってるから、重ねて色々塗っちゃうと変になっちゃうかも」
そっと、断りの申し出をすると、凛が、そっか、と呟く。
「じゃあ、まずは洗い落とさなきゃだね」
「え、あの、凛ちゃ……ひゃッ!」
ひょい、と那月を抱えると、凛が、ドレッサーと併設された洗面台のお湯を出す。
容赦なく、那月をその滝のようなお湯へと持っていき、ごしごし、と那月を洗い出す。
「んッ、ぶふううッ、凛ッ、ちゃ……げほッ、げほぉッ」
咽ながら、お湯の狭間で、那月はなんとか声を上げる。
水圧が今の那月には強く、顔を上げようとしても、圧に負けて、身体がひっくり返り、凛の手のひらの上でうつ伏せになる。
凛が、那月の髪をひっぱり、こちらに向けさせると、那月の顔に、洗顔用の洗剤を塗り付ける。
泡がしみて、目を閉じると、予期せぬタイミングで、凛の指が那月の身体を洗い始め、那月はお湯の狭間で、小さく跳ねる。
ひっきりなしに流れ込むお湯による息苦しさと、体格差による指圧の苦しさ、それらの刺激を快感の一種としてとらえてしまう縮小により快楽が振り切れた身体に、那月は振り回される。
ざばあああ、と音を立てて、お湯で洗剤を洗い流される。きゅっと、お湯の栓を閉められたころには、那月は、お湯による体温の上昇と、自身の欲による熱で、ふらふらになっていた。
小さなタオルの上に、那月を座らせた後、凛は、目を輝かせて声をあげる。
「思い出した~! 最初は、化粧水と乳液だよね」
凛が、透明の液体の入ったボトルを取り出す。コットンに液体を染み込ませて、といった肌に優しい方法ではなく、ボトルから直接、那月に液をかけるという荒業だった。
火照った身体に、那月は頭から、化粧水を掛けられ、ぼんやりと、凛を見つめる。
その後、とろりと、白濁色の乳液も、同様に直接、ボトルからかけられる。乳液が那月の顔を伝い、鎖骨に落ちた後、胸元から腹を伝い、下腹部へと落ちていく。
とろみのある液体に、凛の指先が伸びて、全身になじませるように、揉み込まれていく。
「ひぁ……ッ、はぁん……ッ」
那月が小さく、やわらかな嬌声をあげる。
小さな頬も、柔らかな胸も、すらりと伸びた脚も、全て、むにむに、と愛撫され、肌に液が浸透していく。
心地の良い快楽に、那月は、僅かに残った理性で、必死に声を出すことを堪える。
「ねえ、那月ちゃん。次、どれぬったらいいか、教えて?」
そっと、凛の声が響き、那月は熱にうなされたような顔をしたまま、そっと、小さな指で化粧下地の瓶を差した。
「これって、どうやって塗るの?」
「今の私には……、綿棒かな」
那月の言葉に従い、凛が綿棒をひとつ取り出し、化粧下地の液を浸す。
那月が、そっと目を閉じると、とんとん、と綿棒が顔に当てられていく。
同様にファンデーションも塗り込まれた後、凛が嬉々として、フェイスパウダーのコンパクトを開ける。
「これは知ってる~! この大きな筆、使うんだよね」
凛が、付属のメイクブラシに、ふんだんにパウダーを取り込む様子を見て、那月はごくりと息をのむ。
本来、頬に優しく当てるメイクブラシが、今の那月には、自分より大きな巨大なはけに見える。
あれで撫でられたら、今の自分はどう感じてしまうのだろう。
どきどきしながら、そっと、目を閉じると、凛が期待通り、那月の顔だけでなく、身体全体を、撫でつけてきた。
「ひゃん……ッ、はぁあ……んッ」
ビクビクと、那月はタオルに座り込んだ身体を震わせる。化粧品の甘い香りの狭間で、柔らかな快楽を感じて、身をよじる。
傾けた身体が、メイクブラシの力に負けて、タオルの上に、那月が倒れ込む。
柔らかな毛束が、那月の全身を撫でつける。
「ん……ッ、ひゃぅッ……、はぁッ……」
裸体の下に敷かれたタオルを、両手で掴みながら、那月は刺激に合わせて、小さく跳ねる。
那月に乗せきれなかったフェイスパウダーが、那月の周囲のタオルに、パラパラと零れていく。
メイクブラシの隙間から、那月をじっと見つめる凛と目が合う。
凛は、楽しそうに笑って口を開く。
「お化粧してるのに、お料理してるみたい」
刺激に合わせて、震える那月がおかしいのか、凛が、コロコロとメイクブラシで那月を遊ぶ。
「やぁ……ッ、凛ちゃ……ッ」
メイクブラシで転がされ、那月がタオルの上を転がる。
ぺしゃり、とうつ伏せにされると、今度は、背中から脚まで、全身を撫でられる。
「うふふ。背中までお化粧しちゃお」
「~~ッ、凛ちゃん……ッ、くすぐったいよぉ」
ぎゅ、とタオルを握りしめ、那月は柔らかな快楽を受け止める。
心地良くもあり、物足りなさも感じる刺激に、那月は自身を慰めるかのように、ゆるゆると腰を動かし、大きなタオルの繊維をすり寄せた。
通常のタオルも、今の那月には、いつにない刺激が得られ、メイクブラシの動きに合わせて、那月の快楽を上げる手助けをする。
大きなタオルに顔をうずめながら、那月は荒い呼吸をし、秘部や胸の先端を、タオルに撫でつけるように動きながら、快楽の頂点を目指す。
「はぁん……ッ、はぁ……ッ! きもちいい……ッ。イきそう……ッ」
あと少しでイっちゃう、と目を細めて快楽に満ちた顔をした刹那。
ぐいッ、と腰を持たれて、那月はタオルから引きはがされる。
「ひゃぁッ?!」
「背中、終わり~! 那月ちゃん。次は口紅、塗ろうよ~」
「ぁ……ッ、……ぅう……ッ」
とろとろ、と密かに愛液を脚に伝わせながら、那月は、腰を掴まれ宙に浮いたまま、凛を見つめる。
もう少しでイクところだったのに……。
もじもじと、内股をこすらせながら、那月は恨みがましく、目を背ける。
那月の欲情事情をあずかり知らない凛は、口紅の豊富なサンプル品から色を選ぶことに夢中だ。
お気に入りの色を見つけ、リップを直接、那月に塗り付けようとして、那月は思わず、凛を制する。
「凛ちゃん、直接、使っちゃだめだよ」
「どうして? 那月ちゃんには大きすぎるから?」
「それもあるけど、サンプルだから、使い捨ての筆、使わないと……、どこかに置いてない?」
「うーん」
凛が、ガタガタと、ドレッサーに並べられたアメニティを漁る。
個包装された衛生用品が入れられたガラスの入れ物を見つけ、手前へと運ぶ。
「あっ。これでいいよね」
小さめの絵筆のようなものを見つけ、凛が、はしゃいだ声を上げる。
一方で、那月は、様々な衛生用品が入ったガラスの入れ物にくぎ付けだった。
そこには、綿棒や歯ブラシなど、これまで那月を狂わせる程に快楽を与えたグッズで溢れかえっていた。
目新しいものだと、マスカラや眉に用いるスクリューブラシで、綿棒のような先端にギザギザの毛がらせん状についている。
おなじみのメイク道具が、小さなサイズで見ると、どれもこれも、卑猥なものに見えてしまう。
先ほど寸前で、強制的に止められた快感を再び欲し、那月は物欲しげに、使い捨てのメイク道具を見つめていた。
「那月ちゃん」
呼ばれて振り返れば、凛が、口紅をつけた小さな絵筆を那月に近づける。
そっと、小さな那月の唇に、紅を引いていく。
必然的に口を閉じ、静かに絵筆の動きを見守る。
遠くで、重いカーテンの音と共に、楽しげに笑いながら互いの装いを褒めあう女性客の声が聴こえる。
声が出口へと消えたころ、再びカーテンが開く音が聴こえ、カツカツとヒールの音が遠ざかるのが聴こえた。
凛と那月以外の利用者が、皆、外で出ていったようだ。
今なら、声を出しても聴こえないかも……、と那月は、紅を引かれながら、ぼんやりと考えた。
「ふふふ。出来た。那月ちゃん可愛い~!」
そっと、絵筆が離れ、那月の身体が鏡の前に置かれる。
全裸で、凛による過剰サイズの化粧品を使ったメイクアップ。
なおかつ、最初に強制的に、化粧落としという名の水浴びをさせられたので、髪はまだ濡れている状態だった。
けれど、その乱れた様子が、むしろ酷く扱われたことを顕著に示していて、那月はどきどきしてしまった。
「ねえ、那月ちゃん。お化粧って、これで完成でいいの? ほかの道具、凛、どうやって使うかよく知らないんだよねえ」
カラフルなパレットを指差して、これとか、目につけるの? 頬っぺたにつけるの? と凛が不思議がっている横で、那月は、ごくりと息をのむ。
足りない……。このままじゃ、満足できない。
今なら、誰もいないし、それなら……、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ……。
くらくらと、快楽を求める欲に引っ張られ、那月は凛を見上げる。
「り……、凛ちゃん……。その、……仕上げに、スクリューブラシ、使ってほしいな」
「すくりゅーブラシ?」
「そこの、黒色の、毛がいっぱいついてるブラシ……」
「これ?」
一本のスクリューブラシが、凛の手で取られ、透明の個包装の紙が破られる。
ふぁさり、と、らせん状の毛がなびき、那月は、ドキドキしながら、そのブラシを凝視する。
「これは、何ぬるのに使うんだっけ? 那月ちゃんには大きすぎない?」
那月を見下ろし尋ねる凛に、那月はちょこちょこと歩いて近づく。
「ぁ……、大丈夫。そのサイズが、いいの」
息を荒げて、スクリューブラシに手を伸ばす小さな那月に、凛がやはり不思議そうな顔をする。
「これって、どうやって使うの?」
ごくり、と息をのんで、那月は、とろけるような顔で凛を見つめる。
「それなら、私、自分で使ってみるね。……小さい私にしか、使えない方法だから、真似しちゃだめだよ」
いつにない雰囲気で、艶やかにそう言う那月に、凛がじっと、那月を見たまま、こくんとうなずいて、スクリューブラシを那月に渡す。
細長いブラシは、那月が持つには長すぎて、こすん、とタオルの上にすぐに落ちてしまうが、那月はかまわず先端に近づき、座り込む。両脚を大きく開き、らせん状のブラシを持つと、ゆっくりと、自身の蜜壺へと近づける。
ぐしゅり、と液とブラシが混ざる音がして、那月がタオルの上で小さく跳ねる。
「はぁ……んッ」
息を吐きながら、そっと、ブラシを膣内へと自ら挿れ込んでいく。
じゅぶじゅぶ、とブラシが液に浸されていく音が響く。
ブラシが奥まで入り込むと、那月はブラシの柄を両手で持ち、小さな挿入を繰り返す。
「ぁあぁんッ、はぁあぁ……ッ、きもちいい……ッ」
もはや、凛によるメイクだとか、凛が目の前にいることなど、忘れて、那月は自慰行為に夢中になる。
じわじわと縮められて、ようやくいつものサイズに縮み、そのまま、ずっとガマンしていたのだ。
目の前の快楽以外、もう何も考えられなかった。
挿入の速度を自ら上げて、那月は座り込んだまま、大きなスクリューブラシを膣に咥えこむ。
「あぁんッ、あぁあんッ、いいッ、いいのぉッ! ブラシ、大きくて気持ちいいのぉッ」
ぐちゅんっぐちゅんっ、と水音が増していき、快楽がエスカレートしていく最中、ふいにスクリューブラシが、大きく動き、那月は奥を突かれたと同時に、身体を倒してしまう。
「あひゃぁあんッ!!」
ビクビクビクッ、と身体を小刻みに震わせながら、自らの脚の間から様子をうかがえば、凛がブラシの先端を手に持って、那月を突いたのだと分かった。
「り、凛……ひゃぁん……!」
「うふふ。これって、小さい那月ちゃんの中をお化粧するのに、使うんだね。凛、手伝ってあげる」
「ぁ……あぁあ……ッ」
「ごしごしごし~」
「ぃひゃぁあああああッ! あぁああああんッ! しゅごい、ひゃにこれえぇええええ!!」
歌うようにリズムをとりながら、凛がスクリューブラシで、那月の中をかき混ぜる。
座位で自ら動かすのと異なり、膣内全体を引っ掻き回すような桁違いの刺激に、那月は恍惚とした表情を浮かべる。
「凛ひゃぁあああッ、しゅごいのぉおおおッ! 那月、那月ッ、おかひくなっちゃうのぉおおお!!」
「わー! 那月ちゃん、いっぱい跳ねてておもしろーい!」
那月の動きに合わせて、凛がブラシを素早く動かしていく。那月は、快感で緩みきった笑みを浮かべて喘ぐ。
「ひぃああああッ、あぁあああんッ、いいよぉおッ、イクぅううッ、イっちゃううう!! はぁあああんッ、もうらめえええええッ、ぁあぁああああッ、あぁああああああああああああああッ!!!!!」
背を反らして、ビクビクと身体を震わせる。スクリューブラシを飲み込んだ膣からは、大きなブラシを飲み込んだにも関わらず、おさえきれない程に、愛液があふれ出ていた。
気持ちいい……。
絶頂の余韻に浸ったまま、那月は、離してしまいそうな意識の狭間で、夢心地だ。
そろそろ戻らなきゃ、と思った矢先、凛が、那月に挿さったままのスクリューブラシを持ち上げ、必然的に那月も身体を起こされる。
「んひゃぁあ?!」
ごりゅんっと、ブラシが那月の最奥を突かせるかのように、那月の身体は重力に従い、スクリューブラシを限界まで飲み込む。
スクリューブラシに串刺しでもされたかのような体勢となり、那月は、静まりつつあった快楽に再び包まれる。
「凛……ッ、ちゃん……?」
那月の背に、手を添えてスクリューブラシを持つ凛を見れば、凛が楽しそうに笑う。
「うん。やっぱり、こっちの方が動かしやすい」
「えッ、ま、待って。私、もう、大丈夫だから、ひゃんッ!」
慌てて止めようとした那月を、片手でぎゅっと掴み、固定させた後、凛が容赦なく、ブラシを上下に動かす。
グシュグシュグシュグシュグシュッ
「ぃやぁあああああああああああッ!!! あぁあああああああッ、ら、らめッ、もう、とめて、ぁああぁああああああああんッ!!!」
凛の手の中で、那月は背を反らし、あらん限りに喘ぎ声を叫ぶ。
膣内をめちゃくちゃにかき混ぜられて、一度、絶頂に達した身体が簡単に、再び頂点に辿り着く。
しかし、那月のそんな事情を全くかまわない凛の手は、休めることなく、むしろ溢れ続ける愛液を楽しむかのように、動きを続ける。
「あぁああああああッ! イクゥううッ、もう、イってるのぉおおおッ、もうらめえええええッ、ひゃぐうううッ! またヒグゥウウウッ!! 凛ひゃああああああッ、わらひ、壊れちゃうッ、あぁああああああああああッ、ヒグゥ! ヒグゥ!! あぁあがぁぁあああああッ!! はひぃいいぃいいいんッ!! ひぎぃいぁあぁあああああッ!!」
ひっきりなしに続く絶頂に、那月の意識が白く包まれていく。
自分が、今、達しているのか否か、分からなくなる程だった。
那月が虚ろな目をしたまま、だらしなく口を開けて、刺激に合わせて身体を震わせるだけになる頃、凛がようやく動きを止める。
「あ、しまった。那月ちゃん、また壊れちゃった。ドレス着せようと思ってたのになあ」
凛が残念がる声は、那月に届くことはなく。
再び、那月が目を覚ますのは、凛が施したメイクをお湯で洗い流し、身支度に備える時だった。
元のサイズに戻してもらったノーメイク状態の那月に、大きな那月がメイクするところを見てみたい、と凛がせがむ。
那月は恥ずかしがるばかりで、凛は不思議そうな顔をした。
「じゃあ、今度は、凛のおうちでメイクしようよ」
目を輝かせて提案する凛に、那月は自己嫌悪と羞恥で頭を抱えるばかりだった。
また、自分の日常が、縮小化によって一つ、壊れてしまった。
2021-03-09 11:30:00 +0000 UTC
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