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アンケート追記/Survey addition

意外と外国の方が支援して下さっている様で嬉しい限りなんですが、

どのくらいか把握するために追加でアンケートを作りました。

それに伴い、入れ忘れた項目もございますのでお手数ですがこちらもお答えいただきますと幸いです。

※こちらは1度アンケートに答えて下さった方用のアンケートです。

※この追加項目は最初のアンケートに追加済です。こちらの項目をすでに答えている方は対象外です。


I'm truly delighted to see that surprisingly many people from abroad are supporting us,

but I've created an additional survey to better understand the extent of this support.

As a result, there are some items I may have forgotten to include, so I would be grateful if you could kindly answer these as well.

※ This survey is for those who have already answered the initial survey.

※ These additional items have been added to the original survey. If you have already answered these items, you are not required to complete this survey.


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アンケート

お試しで使ってみようかなと。

今後の創作の参考にしようかと思ってます。

宜しければお手すきの際にお答えいただきますと幸いです。

googleアカウントがなくても答えられるようになっていると思います。

ですので、どれが誰の回答なのかはこちらも分からないようになってます。

期間は10月末までです。その後、非公開にします。

何か不備がありましたらコメントして下さい。

最後の2つは空白でも構いません。


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ティンフラSS

『思わぬアクシデント』


 とある森の中、冒険者の『ティンフラ』は狂暴化した魔物の討伐依頼でこの場所に訪れていた。すでに目標に魔物を倒した彼女は程なくして帰路に着こうとしているところだった。


「ふぅ…討伐完了っと。聞いていたよりは強くなかったかな。むしろ探す方に手間がかかったくらい…ていうか、冒険者ギルドの低ランク依頼って内容がざっくりしててちょっとわかりずらいのよね。魔物の特徴とかも『目が赤いオオカミみたいな魔物』って…結構居るって。その辺に。まあ、倒した奴は明らかに他の魔物と雰囲気が違ってたから多分コイツで合ってると思うんだけど……一応、『記録水晶』に記憶させとこっと」


 水晶を取り出すため、戦闘前に投げ捨てた鞄の元に駆け寄った瞬間、ティンフラは肌がピリピリするのを感じた。


「この森、所々マナが濃い場所がある…多分、そのせいで狂暴化する魔物が増えてるんだ。この辺りもマナの異常が起きてるのね…とにかく、ギルドに報告しよう」


ー数分後ー


「迷った…」


 そこまで奥まで来たつもりはなかったが、いつまで歩いても入ってきた場所にたどり着けなかった。

 ティンフラはふと視線を下に向ける。いつもであれば足がしっかりと見えるはずの視界を遮るものがあった。


「まずい…この辺りもマナの濃度が高いんだ…」


 マナは生命の源であり、生物は皆、生命活動に必要な分のマナを自然と吸収しながら生きている。

 しかし、ティンフラは普通の人とは違う特殊な体質をしていた。マナを過剰に吸収してしまい、それにより何故か『体が変化する』という不思議な体質をしていた。そのマナの濃度が高ければその分、吸収量も増える。そして『体が変化する』とは言うが、主に変化があるのは体のとある一部分であった。



「胸が大きくなってる…」


 視界を遮るものの正体、それは膨らみを増し大きくなった自身の胸だ。


「私の身体…なんで…胸が大きくなるの…?こんなの、恥ずかしくて誰にも相談できないのに…とにかく、これ以上大きくなる前にここから出なきゃ」


 ティンフラが歩き出すと、ムギュッっと何か踏んだ音がした。焦りと大きさを増した胸の影響で足元の注意が疎かになっていた彼女は恐る恐る足元を確認する。そこには明らかにヤバそうな色をしたキノコがあった。


「げっ……」


─プシュー


 すると、踏みつけたキノコの丸い風船のような傘から勢いよく紫色の胞子が噴き出し始めた。ただならぬ雰囲気を感じたティンフラは慌てて口を塞ごうとしたが、すんでの所で間に合わず胞子を吸い込んでしまった。その胞子が非常に甘い匂いをしていると感じたのを最後に彼女の意識は遠のいていった。


「あ、ヤバい…か………………も…」


―――――――――


「うぅ………」


 どれくらいの時間倒れていたのだろうか。意識を取り戻したティンフラは上体を起こし、木々の隙間から空見る。視界がぼやけてはっきりは見えないが日は落ちている様子はなかった。


「…うぅ…なんか変な感じ…頭の中がふわふわしてるみたい…けど、それ以外はなんともない…?毒じゃなかったっぽい?」


 ティンフラは手を握ったり開いたりして体に痺れなどがないか確認する。


「よかった…失神か催眠系のキノコだったのかも……はぁ…ちゃんと勉強しとくんだったわ。こういうの。森は危険なんだから…今回は運が良かったけど、下手したら…」


 自身の不甲斐なさをぶつくさと呟きながら立ち上がるが、少しふらついてバランスを崩しそうになる。


「おっと…まだちょっと変なかんじ…毒じゃなかったけど、なんか…体がだるい………というか、体が…重い…?」


 ティンフラは下を向く。

 

「え…」


 そこには自身の頭ほどもある2つの大きな膨らみが最早、足元どころか足先すら完全に見えないほど彼女の視界を遮っていた。ティンフラは恐る恐るその膨らみに触れる。その瞬間、漠然としていた彼女の意識が自身に起こっている異変にようやく気づいた。

 それは紛れもない自身の胸だった。


「な⁈なんで…こんな大きさになるほど時間は経ってないはずなのに…」


 あまりの大きさにたじろいでいると下半身にも違和感を覚える。胸を避けるように側面から下を覗くとおしりが大きくなっていた。というよりも腰回り全体が僅かながら広がり、それに伴っておしりの厚みが増していたのだった。ふとももも肉付きがよくなっており、下半身全体のボリュームが物凄い事になっている。

 総じて、ティンフラの身体は酒場の踊り子も顔負けな非常にグラマラスなものに変貌していた。


「お、重い…こ、こんなに大きくなったのは初めてだわ…しかも下半身まで…」


 ティンフラはその特殊体質ゆえに少しでも体に変化があればすぐに引き返していた。そのため、ここまで巨大化した自身の胸を見るのは初めてだった。


「手のひらサイズまで大きくなったことはあったけど、あれはここよりも高濃度マナが溢れてる所だったし…空を見る限り、あれからそんなに時間は経ってない。じゃあ、なんでここまで………いや…とにかく、今はここから離れなきゃ」


 ティンフラは焦りつつも、再びあのキノコのような危険物を踏んでしまわないように注意深く歩みを進める。


「…下が全く見えないから…ちゃんと先を確認して歩かないと…」


 体を動かすたび、大きな膨らみがゆさゆさと揺れ動き、乳房が弾む度にズシズシとその重量を噛み締めるようであった。


(酒場でこのくらいの胸をした踊り子を見たことあるけど、こんな重いものをぶら下げた状態で踊ってるの…?この状態で魔物に出くわしたらまずいかも…)


―――――――――


 再び歩み始めてから少なくとも1時間は経っていた。しかし、いくら進んでも一向に森の終わりが見えず、むしろ木々の茂りは深くなっていく。


「はぁ…はぁ…なんで…?ここはそんなに広い森じゃない。最悪まっすぐ進んでれば森から抜け出せるはずなのに…」


 さらに、巨大な胸の重さでいつもの以上の体力が持っていかれる。


「空が見えなくなった…まだ日は落ちてないけど、薄暗いわ…方向間違ったかなぁ…けど、今更引き返すわけにも……それに…」


ーガサガサッ


「!?」


 後方の茂みから何かの音がした。風ではない。ティンフラはすぐさま振り返り、腰の剣に手を伸ばす。刹那。音がした所とは別の方から黒い影が飛び出した。


「くっ…!」


 ギリギリで身をかわしたティンフラは体勢を整え、黒い影と対峙する。


「なんだ、今回の倒した奴と同じ魔物じゃない」


 それは、4足歩行のオオカミに似た体毛の黒い魔物。非常に身軽で素早い動きを得意とする。だが、同じくスピードが自慢のティンフラにとっては大して脅威なる相手ではなかった。

 そう、いつもの彼女であれば───

 



ーガキンッ‼


「はぁ…はぁ………くぅっ…!」


 薄暗い森の中を縦横無尽に駆け回り、あらゆる方向から攻撃を仕掛けてくる魔物。息を切らしながら、なんとか攻撃を捌くティンフラに余裕の表情は無い。いつもならば互いの刃を交えることなく身をかわし、相手の背後にまわる手腕を発揮するところだが、今の彼女はそれが出来なかった。


(身体が…重い……思うように動けない…)

 

 相手に攻撃を仕掛けようものなら、肥大した乳房が体を動かすたびに激しく揺れる。そして巨大化に伴い、その重量もズッシリ増した胸は彼女の重心を乱し、彼女の体をあらぬ方向へと誘ってしまう。厚みを増した下半身と相まって、今の彼女の身体は持ち前の素早さ、身軽さを完全に殺してしまっていた。


「んっ…っ……くっ…」


(で、でも…速く動けないだけで、攻撃を見切れなくなったわけじゃない…剣が振れないなら!)


 ティンフラは左手に魔力を集め、魔物が突っ込んできたタイミングで解き放つ。


「『ウィンド』!!」


ーブワッッ‼


 彼女の手から凄まじい突風が発生し、魔物は後方へ勢いよく吹っ飛んだ。その勢いで木に衝突した魔物はそのまま気を失ったようだ。


「はぁ……はぁ………危なかった…せ、戦闘が…こんなにもキツイなんて…勢いで動いたら自滅しかねないわ…早くここから出ないと、体力が持たないって…」


―――――――――


 それからもティンフラは真っすぐに森の中を歩いていく。何処に出るかは分からないが、真っすぐに進んで行けば必ず森を抜け出せる。そう信じて─


「大丈夫、大丈夫…ここに来たの初めてじゃないんだし…そのうち見知った場所に出れるって…」


…ドクン


(……変な感じがする………うまく言えない…けど、なにか嫌な予感がする………ううん、今はとにかく進まなきゃ)


 しかし、そんな彼女の切望とは裏腹に森はどんどん深みを増していく。次第に周りの木々が騒がしくなっていった。風は吹いていない。動物か魔物かは分からないが、明らかに生き物の気配が増えた。

 

「…絶対なにかのナワバリだって…さっきからずっと周りでガサガサ音するし……」


─パキ


「!?」


 後方から物音が聞こえ、振り返るとそこには先ほどの魔物が身を潜めていた。


「バレバレだって。出てきなさいよ」


 すると、茂みから1匹、2匹…とぞろぞろと魔物が喉を唸らせながら出てくる。


「…2…3……3匹か…魔力はまだあるし、多少この身体のバランスにも慣れた。大丈夫よ」


―――――――――


 確かに討伐自体は余裕ではあった。しかし、進む度に魔物の襲撃を受けてまい、全くと言っていいほど前進できずにかれこれ1時間は経とうとしていた。


「はぁ…はぁ…はぁ…もう15体は倒したって…き、キリがないって…!!」

 焦りと憤りを感じていたティンフラは、新たに現れた16体目の魔物に怒りをぶつける。


「もうっ!しつこいっ!『ウィンド・ダーツ』!」


 ティンフラは小さな風の矢を放つが、魔物はすでに魔法の射程から外れ、何処かに身を隠してしまった。


「はぁ…はぁ…はぁ…………くっ…はぁ…はぁ……ま、間に合わなかった…?…アイツの動きに合わせて打ったのに…わ、私の動きが間に合ってなかったんだ……」


ドクン…


(変だ…体の疲れ方が普通じゃない…この胸のせい?……それもだけど…それだけじゃない気がする……疲労で動きが鈍ってるっていうよりは……純粋に身体が…………重く…)


 まるで体に次々と重りを足されていくかのようで、踏み込む度に足にかかる負担が増していくのを感じていた。


ドクン…


(まさか、また胸が大きく…!?)


 ティンフラはすぐに視線を下に向け、胸を確認するがその大きさにほとんど変化はなかった。


(違った…全然変わってない………変わってない?…ん?)


 ティンフラは巨大な胸の向こうから顔を覗かせる自分と同じ肌の色をした『何か』が視界に映る。


ドクン…


(…?)


 確かめるようにゆっくりと手を伸ばす。そして、その『何か』に触れた瞬間─

 それが自身のお腹だと理解した。


「…え?」


ドクン……ドクン……


 胸で遮られその全容は見えないが、手で触れただけでもその大きさが普通ではないことに気がつく。


「なに…これ……なんで…お腹がこんなに膨らんでるの…?!」


─ガサッ!!


 ティンフラがお腹の異変に戸惑っていると、先ほど身を隠した魔物が再び襲いかかってきた。


「きゃっ!?」


 自身の身体の変化に気を取られ、突然の襲撃に対応出来なかったティンフラは完全にバランスを崩して倒れてしまった。


「イタッ!?ま、まずい!」


 急いで立ち上がろうとするが、巨大な胸とお腹でせいぜい上半身を起こすのがやっとだった。


「んぁっ!身体が重くて…んっ!………た…立ち上がれない………ま、魔物は!?」


 辺りを見回すが、また身を隠したのか魔物の姿は無かった。


「居ない?…とりあえず、い、今のうちに…んっ!…」


 近くの木を使い、重い身体をゆっくりと持ち上げる。


「ふぅ、ふぅ…こ、このお腹…すごく…重い…っふぅ…」


─シュー


「え?」


 その何かを吹き出すような音には聞き覚えがあった。悪寒を感じたティンフラは倒れていた場所を確認する。そこには自分が気絶するきっかけとなった丸い風船の形をしたキノコが今にも胞子を吹き出しそうになっていた。


「もうっ!次から次にっ!」


 重い身体で懸命走り出すティンフラ。その甲斐あって胞子が噴き出す前に場を離れる事に成功するが、一心不乱に走り出した彼女はすでに難を逃れている事に気づく余裕は無かった。

 

―――――――――


「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……」


 気が付くとティンフラは小さな湖にたどり着いていた。


「はぁ…はぁ……み、湖…?この森に…湖なんてあったっけ…?」


 その水は非常に澄んでおり、ティンフラが湖に近づくと水面に自分の姿が鮮明に映し出される。ようやく自身に起きている異変を目の当たりにしたティンフラは驚愕する。

 その姿はまるで、出産を目前に控えた妊婦の様だった。


「…どうなってるの?…妊…し……いや…ありえない……だって私…」


 水面に映る自分の姿を受け入れられないティンフラはひたすらにお腹を確認していた。脂肪のようなぷにぷにした柔らかさではなく、水風船のようなぱんぱんに張り詰めてはいるが弾力があるような、そんな柔らかさが彼女の不安を加速させる。

 そして─

 

ドクン…


「えっ…」


ドクン………ドクン………


 最初に触った時は分からなかったが、自身のものとは別の脈動が確かにお腹の中から響いていた。


「…妊娠してるの……?…私…」


─ポコンッ


「…⁉」


 まるでその問いに答えるかのように何かがお腹の表面を揺らす。


「…そんな……どうして…」


ドクン…


 仮に本当に妊娠していたとして、経験のないはずの彼女のお腹にいるのは果たして人の子なのだろうか。


ドクン……


 噂では処女懐胎をした人が協会にいると聞いたことがあった。しかし、それ以外に魔物に孕まされたという女冒険者の話も聞いたことがある。


ドクン………


 それにしても巨大だ。人ならば3つ子を孕んでいるような大きさだった。たった数時間でここまで巨大に成長するなんてありえなかった。


「…私の身体…どうしちゃったの……」


ドクン!


「うっ⁈ふぅっっっっっっ⁈」


 突然、彼女のお腹は大きく脈動し膨張を始めた。


「な、なに⁈お、お腹が…ふ、膨らむ…!」


ドクン!ドクン!ドクン!


ぐぐぐっ…ぐぐぐぐぐ…


 あっという間に4つ子、5つ子、中のものが成長してるだけではなく、まるで胎児が増えていっているかのような感覚がティンフラを襲う。

 さらに胸の方にも何かが溜まっていく。


「んっ!ふぅっ!…む、胸が…あ、熱い…」


 ミチミチと乳房が大きくなっていく。凄まじい速度で何かを蓄え膨らむ乳房はズッシリと重くなっていき、とんでもなく巨大なお腹と相まって、際限なく重みを増す体にティンフラの足は限界に近かった。


「…胸に……どんどん…溜まって…んっ!…あっあっあっ!もぅ……むりぃ……」


ぶしゅぅぅ!!

 

 乳首から白い液体が勢いよく噴き出す。思わず脱力してしまったティンフラは後方に倒れてしまう。


「なんで…母乳が……」


 倒れた衝撃で母乳が宙を舞い、ティンフラの顔に大量に降り注いだ。


バシャーン


「うっ⁈ぼぁっ…ゔっ⁈」


 母乳が一瞬降り注いだだけなのにティンフラ呼吸が出来ず、目が開けられなかった。

 

(呼吸が…)


 仰向けで巨大な胸とお腹に潰されているからなのか、器官に母乳が入ってしまったのかは分からないが、まるで水中にいるのかと錯覚してしまうほどだ。


(く、苦しい…う……)


 次第に意識が遠のいていく。


(あ……)


……



―――――――――


「大丈夫ですか⁈起きてください!」


「ぱはぁっ…!げほっ!げほっ…!………はぁ…はぁ……あれ…?」


「良かった。目が覚めたんですね」


 ティンフラが声のする方を向くと、そこには薄い茶色の髪で獣の耳を生やした少女が座っていた。


「あ、あなたは…?それに私は…私の身体は…」


 ティンフラが下を向くと巨大に膨らんだ3つの山は無くなっていた。


「お主は『夢遊茸』の胞子を吸ってしまったんじゃ」


 横にいる少女から明らかに違う別の声が聞こえた。


「今の声は?」


「あ、今のはその…なんて言うか、あたしに憑いてる妖精?みたいな…と、とにかくあなたはこの『夢遊茸』の胞子を浴びて昏睡状態になっていたんです。目を覚ますには胞子を洗い流す必要があったんです。なのでごめんなさい、水魔法で一気に洗い流すしかなかったんです。苦しかったですよね。ごめんなさい」


「いや、ちょっと驚いたけど大丈夫。お陰で助かったわ。このまま森で眠ってたらきっと魔物に襲われてたわ。本当にありがとう。私はティンフラ。あなたは?」


「あたしはキャンデって言います」


「キャンデ、いい名前ね。それでキャンデ…ちなみになんだけど、なんで裸なの?」


 よく見るとキャンデと名乗る少女はボロボロ布切れで前を隠しているだけの状態で横に座っていた。


「あ、あはは…こ、これには深い事情が…」




『思わぬアクシデント』終わり


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ティンフラWIP3

来月こそ完成させます。


とりあえず文字はこういう感じにしようかなと思っていますがどうでしょうか?(台詞はそのまま、地の文は少し画面を黒くする)

宜しければご意見下さい。


おまけ

効果音で遊んでた時に出来た代物

ティンフラ動画2


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1年経ってた

7月分の更新が一杯一杯で気づかなかったですが、

最初の投稿が7月29日なのでFANBOX開設から1年経ってました。

なんか思い返せばあっという間だった気がします。

色々なことがありました。

途中、ひょんなことから海外のゲームジャムに参加したりとFANBOXを開設してから色んな経験が出来た気がします。


最初は自分の癖イラスト(オリキャラ、そんなに露出もない、そんなにR18要素もない)でやっていけるか不安でしたが、更新するたびに少しづつ支援して下さる方々が増えていき、非常に助かりました。


前の雑談で『今後の動きについて』なんて言ってましたが、

正直、自分で言ったことが出来ておりません。

行き当たりばったりで更新しております。

モチベがころころ変わってしまうので、その時に描きたいもの、やりたいことをやっております。

小説の続きやゲームなどを待って下さっている方々には本当に申し訳ないです。

頑張りますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。


最後にこれまで自分を支援して下さった方々、本当にありがとうございます。

そしてこれからも、こんな自分で差し支えなければ今後ともよろしくお願いいたします。


⇩ Xに上げたイラストの台詞なしverです。よろしければ。



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ティンフラWIP2










これ、文字は手書きじゃない方がいいですか?

別ツールでテキストを入れるのが面倒で手書きしてるのですが、

それともこれを挿絵のようにして文章は別の方がいいですか?

はたまた、動画にするとか

どういった形式がいいか、宜しければご意見ください。

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ティンフラ WIP

CG集みたいなのを描いてみたいなと思ったのですが、ゲームにうつつを抜かして中々進みませんでした。ごめんなさい。


みんなイラストの差分ってどういう風に描いてるんだろ…











to be continued


P.S.何となく描いた背景だけど意外といい感じにみえる。

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Milteleina's Cradleの一幕

 はじめに『Milteleina's Cradle』をプレイして頂いた方、宣伝して下さった方々、本当にありがとうございました。

 残念ながらベスト3に入ることは出来ませんでしたが、今回のゲーム製作は今後に繋がる大きな一歩となりました。


 ミルテリーナのカフェでの一幕を描いてみましたのでどうぞ。







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告知

ここ最近、音沙汰なしですいませんでした。

preggopixelsさん(@preggopixels)が企画してるPreggo Game Jam 3の方に参加するべくポリエステルさん(@Poriesuterubote)と共同制作でゲームを作っていました。


前々から参加してみたいなと思っていたのですが中々勇気が出せず、そんな中ポリエステルさんにお声掛け頂き、2人なら⋯いけるかも⋯と今回参加する運びとなりました。


ゲーム部分はすべてポリエステルさんが仕上げて下さり、シナリオは自分が担当した部分もありますが、ほとんどはポリエステルさん作って下さいました。

自分はキャライラストとシナリオを少し担当しました。


ここに一応、日本語verもありますがバグがあります。

修正版に更新したいのですが現在ジャムの審査期間のため更新できません。

審査期間が終わりましたら更新する予定です。

(frame embed)




ポリエステルさんのFANBOXにて先行で日本語修正版と原案の小説を支援者向けに公開中です。

膨腹と膨乳が好きです。 特に多胎とかの妊娠によるものならなお好きです。


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報告(雑談/これからの動き)


興味ない方は下の『これからの活動内容』までスクロールしてください




あとがきでも言っていますが

3話目は休憩中とか寝る前とかにちまちまと書いてまして

銭湯に行く話が描きたくて

先にそのイラストを描いてました

それで2月末位にイラストが完成したので

そろそろ上げないとと思い、その時点で5,000字くらいは書いていたので

1か月もあればイラストも完成してるし、イケるな⋯

と、思って3月中に上げると宣言してしまったのですが


甘かったですね

見込みが甘過ぎました

自分の能力をてんで分かってなかったですね


サボってた自覚はないんですが

毎日文章は打ってました

ですが、中々前へは進まず

殆ど、目についた所を書き直したり

言い回しを変えたりするのが多かったですね


10日位には上げれるかな?

あれ?半分過ぎたな⋯

あれ?あと10日じゃん⋯

やべぇ、あと1週間じゃん⋯

あと3日じゃん⋯

この時点で1万字くらい


結局、休日に全力で挑み

修正は後回しでとりあえず話を進めました

ですが

これまで文章は進んでいない代わりに

脳内で設定や、やりたい展開などは沢山考えてました

それを反映した結果


銭湯が遠のきました


書けども書けども銭湯までが遠く

本当にこのシーン、この描写は必要なのか?

いや、いるでしょ

脳内でそんなやりとりをしながら

ようやく銭湯までたどり着きました


よしイケる 「あとちょっと」とポスト




あれ?終わんない⋯

てか、ここで終わったら

大きくなるシーンとかないな⋯

自分はこれでもいいけど

あったほうがいいな

入れよう




あ、無理だ 間に合わない⋯


結果、3月を素通りしてしまいました


そこから延長戦に突入し

出来るだけ早く仕上がるようにせっせと書きました

ですが

頭の中の構想だと今回の話は2週間進む予定でした

無理です


けど、ここで終わってしまうと1日しか経過してない

どうしよう

急遽追加したシーンのイラスト差分も書かないといけないのに⋯


諦めました

アミルの1日をじっくり描いただけになりました


そんな感じで今回の話が一応完成しました

サボっていたつもりはないんですが

このギリギリで1万字くらい書けたということは


自分はサボっていたようです


今回、宣言したのにも関わらず約束を破ってしまい

本当に申し訳ありませんでした


追記 3話が公開されたので、2話目を挿絵なしでpixivに投稿予定です


=============================


これからの活動について


今現在ゲーム製作が止まっていまして

これからはそちらの方に注力したいと思います

小説の方も並行して書いていきますが今までより更新は遅くなると思います


小説以外の投稿については

今までのアミルの小説の挿絵を増やそうかと思っていまして

支援者の方々がこれまでのアミルの物語の中のシーンで、イラストで見たいと思ったシーンがあれば追加で描こうかと思っています

ですので、

これまでの話の中で挿絵付きで見たい、ご希望のシーンがある方はコメントして頂けると幸いです

そのご要望の中で自分も描きたいと思ったシーンを描こうかと思っております


しかし、ご要望をすべて叶えることは出来ませんのでご了承ください

あくまでゲーム製作の片手間で描きますので時間はかかります

その間はイラストのラフやゲームの進捗などを上げる予定です


そんな予定を立てていますが

実際やってみないと分からないです

自分の時間確保や、やる気で色々変わるかもしれません

ごめんなさい


とりあえずこんな感じで頑張ってみます

これからも『気ままに』のスタンスは変わりませんが

それでも大丈夫な方はご支援よろしくお願い致します


最後にすでにご支援して下さっている方、

そしてなにも変わらないのにも関わらず上位プランでご支援して下さっている方々、

本当にありがとうございます。


↓妊娠5週目くらいのアミルのラフ


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好きなシチュ小説 3(挿絵4枚)


 


 サクラと別れ、アパートの前ま

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アミルの原案2

 いい加減、今月中に小説の3話目を仕上げようと頑張っていたのですが、ちょっと今月中は難しいと思い申し訳ないですが、また代わりに昔に作ったものを載せます。


 来月には3話目を完成させます。



 これは前回と同じで約1年前位に自己満足で描いたイラストを繋げたものです。自己満足で作ったものなので色々と破綻しているかもしれませんがご了承ください。


 前に上げたものが1作目と9作目に対し、こちらは4と6つ目に作ったものです。今回は動画に使った元イラストのまとめデータも一緒に置いておきます。ロークオリティなものですが欲しい方がいればどうぞ。

 ※愛満(アミル)の読み方が初期は(アイミ)でした。

 ※動画は心音、切り替わり方、秒数などのパターン違いが複数あったりします。

 ※イラストデータファイルのパスワードはファンカードに記載されてます。

4


6


アミル4


アミル6


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SS『アミルの正月』(2/2少し修正)

 冬晴れの空の下、振袖に袖を通したアミルが薄ぼんやりと空を仰ぎ見ていた。雲一つない青空には1羽の鷹が飛んでいる。アミルはその鷹をぼーっと目で追っかけていた。すると、周りから幾つもの喋り声が聞こえてくる。空から視線を落とすと目の前には鳥居があり、その奥には長い階段が続いている。そしてその階段を結構な人が行き交っていた。


 「おーい、アミルー!」


 人の流れを見ていると後方からアミルを呼ぶ声がした。振り返ってみると1人の男性がこちらに向かって走って来ていた。最初はハッキリしなかったが近づくにつれてその人物がクロトだということが分かった。


 「ちょっと、僕のトイレが長いからって先に行かないでくれよ。それに1人じゃ危ないだろ?」


 アミルとクロトはとある神社に初詣に来ていたのだが、着くやいなやクロトがトイレに行ってしまったためアミルは先に神社の前まで様子を見に行っていた。


 「だってあの場所、影になってて寒かったのよ。だから日当りのいい所にちょっと移動しただけよ」


 「すまないって待たせて。そう思って、お詫びに温かいお茶買ってきたからさ」


 クロトはそう言いながらジャケットから小さいペットボトルお茶を差し出した。


 「それは嬉しいけど、飲み過ぎたらトイレ行きたくなるじゃない。着物でのトイレってめちゃくちゃ面倒なのよ?」


 「大丈夫、大丈夫」


 人の心配事を軽くあしらうクロトにアミルは少しムッとする。


 「誰のせいでこんな面倒な服着てると思ってるのよ。クロトが着て欲しいって言うから着てあげてるのに!」


 そう言いながらそっぽを向くアミル。そんなアミルに無垢な笑顔でクロトは答える。


 「そうだね、ありがとう。とても似合ってるよ」


 クロトのまっすぐな誉め言葉に思わず頬が緩むアミルは振り返り、両手を広げて着物を見せびらかす。

 「でしょ?シンプルなやつだけどかわいいし、着てみると意外と着物も悪くないわね。着物は女性を美しく見せるって言うし、どうかしら?」


 「うん、素敵だよ。着物ならそこまで体型の差が目立たないからいいね」

 

 「そうね。着物はボディラインを出さないようにするからグラマラスな人もみんな寸胴に…って」


 アミルの拳がクロトを襲う。しかし、クロトは軽々とその拳を受け止めた。


 (ん?)

 

 拳を受け止められた瞬間、アミルはこのやり取りを一度経験しているかのような感覚に陥る。


 (なんか、今の光景見た事あるような?デジャヴってやつ?)


 「どうしたの?」


 拳を放ったまま硬直するアミルに声をかけるクロト。

 

 「え?な、何でもないわ。まったく、一言余計よ。どうせ私は元々凹凸の少ない体型ですよー」


 「ごめんって。とりあえず行こうか」


 そう言ってクロトは掴んだアミルの拳を解き、手を握って一緒に鳥居をくぐった。鳥居の先の階段はおおよそ100段はあるように見えた。アミルは少し先にいる子連れ家族を見ると、子供は元気に駆け上がっているが両親は呼吸を乱しながら登っている様子がうかがえた。2人も上り始め、階段の中腹に差し掛かろうとした時クロトは立ち止まった。


 「この階段…段差が大きくないかな…?はぁ…はぁ…アミルは大丈夫か?」


 この階段は普通よりも気持ち大きく作られているようで着実とクロトに疲労感を与えていた。仕事でデスクワークばかりしているクロトは中腹に到達するまえにすでに疲弊していた。

 一方でアミルは着物で動きづらいにも関わらず難なく階段を上り、息が上がった様子もなかった。その様子を見たクロトは「すごいな…」と息を切らしながら言った。


 「私が居たバレー部って普段のトレーニングから結構キツイことやってたのよ。おかげで基礎体力はかなりあがったわ」

 

 「それはそうかもだけど無理はしないでくれよ?」


 「大丈夫よ」


 そんな会話をしながら小休憩をはさんだのち、2人は階段を上がりきった。やはりクロトは肩で息をしていたがアミルは平然としていた。

 正面を向くとそこには山を切り出して作ったかと思われるサッカー場程の面積を持つ空間が広がっていて周りは背の高い木々に囲まれていた。そして拝殿へと続く参道の両側にはいくつもの屋台、奥には小さな茶屋もあり結構な人で賑わっている。

 この光景を見た瞬間、アミルは先ほどのクロトとのやり取りで味わったのと同じ感覚を覚えた。


 (あれ…?この景色……見たことあるような…?ここって初めてよね…?クロトが縁結びの神社に行こうって…こんな家から何駅も離れている遠い場所に来たけ訳で、もちろんこの町には来たことないし、クロトも初めてだって…)

 

 正面を向いたまま考え込むように立ち尽くしているアミルにクロトが声をかける。


 「どうしたの?ネットで見た写真よりも凄く賑やかで感動してる?」


 クロトにそう言われ、アミルはネットでこの神社を調べたときにいくつかの写真を見たのを思いだし、それがデジャヴの原因なのだと少々しこりは残るが納得することにした。


 「あ、いや、写真と違ってたくさん屋台があるなーって、みんなあの階段を上って運んだのかしら?」


 「いや、多分あそこに別の道があるんじゃなかな?」

 

 そう言いながらクロトは玉垣の右端を指さした。そこには木々が一部開けた場所があり、奥に道が続いているようであった。とりあえず2人は参拝をするべく拝殿へと歩み始める。


 (…)


 アミルは先ほどから感じる不思議な感覚で頭の中がふわふわしているようだった。その上なにかを忘れているような奇妙な焦燥感にも襲われ、鼓動が少し早くなっていた。そんな自分を落ち着かせるようにアミルは自分の胸に手を置くとドクン…ドクン…と、まるで手が押し返されるくらいに胸全体が大きく脈を打っているのではないかと錯覚してしまう程に鮮明な鼓動を感じた。それと同時に着物のせいなのか胸が締め付けられるような少し息苦しいような窮屈さも感じた気がした。


 (…ん、…やっぱり着物って窮屈かも…ふぅ…)


 歩いていると周りの屋台から様々な食べ物の美味しそうな匂いが漂ってきて、その匂いに魅了されてしまったアミルはキョロキョロと辺りを見回していた。

 

 (なんか…お腹空いたな…)


 「なんか食べる?」


 「え?」

 

 「ソワソワしてたからね。食べてからお参りしよっか」


 「そ、そうね」


 そんなに分かりやすかったのかと少し赤面するアミル。朝はしっかりと食べたはずなのにアミルは先ほどから何故か急にお腹が空いてしまった。

 2人は屋台へ行き、串焼きを1本ずつ買ったのだがアミルはそれに加えてイカ焼きにタコ焼き、ベビーカステラと最後に鯛焼きを買い、アミルは両手いっぱいに食べ物を抱え2人は茶屋のテーブルに座った。

 食べながらアミルは鯛焼き屋台のおばちゃんが気になることを言っていたと話し始める。


 「商品を渡されたときに『やっぱり大きい子はいっぱい食べるんだねぇ』って言ってたんだけど…私、153cmよ?平均身長に届いてないのよ?なんなら私の隣に背が高い上に巨乳な人が居たのよ⁈」


 「いや多分、僕が食べると思ったんでしょ」


 「そっか、そ、そうよね…私ったら、おばちゃんにからかわれたのかと思ったわ」


 (はぁ…思わず取り乱しちゃったわ……てっきりおばちゃんに皮肉を言われたのかと思ってムッとしてしまった………もう…結婚式の成功も大事だけど、いっそのこと私の貧相な体をもう少し魅力的な体にしてくださいとでもお願いしようかしら…)


 自責の念に駆られるアミル。確かにノリのいい人ではあったが、お客さんにそんなことを言うはずがないとアミルは納得した。しかし1つ疑問があった。それは、なぜ隣に居たわけでもなく、それどころか少し離れた後方にいるクロトが自分の連れだと分かったのかと。


 (きっと一緒に歩いてる所を見ていたのね)


 そんなことは些細な事だと、たこ焼きをつつきながらイカ焼きを食べるアミルは食べるペースを緩めることなくぱくぱくと食べている。


 「……まあ、今のアミルは誰よりも大きいよ」


 「えっ?」


 いったい何を言っているのかと、アミルは思わず食べる手を止め顔を上げるとクロトがニコニコとこちらを見て微笑んでいる。


 (ちょっと聞こえなかったけど、私が大きいって…?慰めてるつもりなのかしら?)


 アミルは少し不機嫌そうにそっぽを向く。すると斜め向かいのテーブルに座っている男性と目が合ってしまった。男性はアミルと目が合うや否やすぐに顔を反らした。その様子から察するに少し前からアミルを見ていたようであった。気になったアミルは隣のテーブルに目を向けるとそこに座っていた小さな女の子がポカンとした表情でこちらの方を見ていた。さらにアミルは正面の参道の方にも目を向けると行き交う通行人が度々こちらに目線を向けていることに気づいた。

 不思議に思ったアミルはクロトに問いかける。


 「ねぇ、私の顔になんか付いてる?ソースとか」


 「いや、ついてないよ。なんで?」


 「あ、いや、イカ焼きで顔汚れてないかなーって…」


 そう言いながら自分の手元に視線を落とすと、アミルは気づいた。隣のクロトは串焼き1本しか食べてないのに対してアミルの前には沢山の食べ物があり、それをパクパクと食べている。あまりの空腹で気に留めていなかったがその光景は客観的に見ると自分は『彼氏よりも大食いな彼女』にしか見えないと気づいたアミルはこれが見られる原因なのだと思った。そう思うと急に恥ずかしくなり大量の食べ物をものの数分で平らげたのだった。

 

 (くぅ…恥ずかしかった……お腹空き過ぎて気づかなかったわ…それでみんなこっちを見てたのね…はぁ……けど…お腹空いてたにしても私よくあの量を食べれたわね?…普段だったら絶対食べてれないのに…)

 

 「アミルも食べ終わったし、行こうか」


 「あ、私ごみ捨ててくるわね」


 「いや、僕が行くから座ってなよ」


 「いや、いいわよ。ほぼ私が食べたものなんだし、クロトは先に手水舎の所に行ってて、私もすぐ行くから」

 

 食事を終えた2人は立ち上がりアミルは茶屋の入り口付近に設置されているゴミ箱にごみを捨てに行った。ごみを分別しながら捨てていると、ふと茶屋のガラス窓に映る自分が目に入った。


 「えっ…」


 そこに映るアミルの姿は胸元が明らかに膨らんでいた。着物の特性上ボディラインが分かりづらくなるのだが、その膨らみはまるで懐にソフトボールを2つ詰め込んでいるかのように着物を大きく持ち上げその大きさを主張していた。

 アミルは右胸に手を伸ばした。胸に手を乗せると服の下で乳房が窮屈に押し込められていて着物がぱんぱん張っていた。アミルの胸はいつの間にか誰もが思わず見てしまう程の大きさに変貌していた。

 そんな明らかな体の変化にアミルは…


 「あ、なんだ、ただのほこりね。良かった、さっきの食事で汚しちゃったのかと思ったわ。レンタルだから気をつけないと。というか、やっぱり胸がキツイ気がするわ。きっと着付けの人が強く締めすぎたのね」


 何故か気づいていなかった。


 「なんか…着物って下が見ずらいわね…」


 他に汚れている場所がないかその場をくるくる回りながら着物を確認するアミル。下の方を見たいのだが大きくなった胸がアミルの視界を遮っていた。しかしアミルは気づかない、というよりは自身の体の変化を認識出来ていないといった様子だった。

 一通り確認したアミルはクロトの元に戻ろうとすると茶屋から出てくる女性とぶつかりそうになってしまう。

 

 「わっ、す、すいません大丈夫ですか?!」


 ぶつかりそうになった女性はアミルより背が小さく黒髪のロングヘアを携え、厚手のセーターにワンピース、その上にダウンジャケットを羽織っていた。そしてよく見るとその女性のお腹は少し盛り上がっていた。アミルはそのお腹を見て相手が妊婦だと分かった。


 …ドクン…


 同時にそのお腹を見た瞬間、何かが湧き上がってくるような感覚が押し寄せてきた。アミルはその感覚に何故か懐かしさを覚えた。


 「あ、いえ、あたしも今ちょっと前が見えてなくて…ごめんなさい!」

 

 そう言って女性はそそくさと去っていき、残されたアミルはその場に立ち尽くしていた。

 

 (眼鏡かコンタクトでもなくしちゃったのかな?…それよりもなんだろう…?さっきの感覚…)


 アミルは再び自身の胸に手を当てるとやはり鼓動が早くなっていた。しかし今回は先程と違い、胸だけではなくお腹辺りもドクン…ドクン…とまるで鼓動しているかのようだった。アミルは動悸をおさめるべく深呼吸をしているとお腹に急な膨満感が襲ってくる。それに伴い次第に体が熱を帯びていき、冬場にもかかわらずじんわりと汗をかいていた。


 (なに…?…お腹がなにか…変だわ……)


 アミルは深呼吸をしながらお腹を摩る。胸の動悸は全く治まらず、お腹の膨満感もより一層強さを増していく。すると、ドクン…!と下腹部の辺りから一際大きな脈動を感じた瞬間、アミルのお腹が膨らみ始めた。


 「んんっ…お腹が………苦しい……ふぅー………ふぅー…………」


 アミルのお腹は目に見える速度でどんどん大きくなっていく。それは脂肪が付いていく感じではなく、ましてや胃が膨らんでいる訳でもなかった。お腹、というよりは下腹部で何かが大きくなり、それによってお腹がぱんぱんに引き延ばされている様だった。アミルのお腹は瞬く間に先ほどの妊婦よりも大きくなり、キツく締められているはずの帯を押し上げ、なおも膨張を続けたお腹はまるで服の下にスイカを入れているかのような大きさになった。生地の厚い着物の上からでもその膨らみは明らかであった。

 膨張が治まる同時に動悸と膨満感も徐々に治まっていったが、お腹からは自身の鼓動とは違う鼓動が響いているようだった。

 窓ガラスに映るアミルのその姿はさながら臨月を迎えた妊婦だった。


 「ふぅー………やっと治まった……やっぱり食べ過ぎはよくないわね。クロトを待たせてるし早く戻らなきゃ」

 

 駆け足気味でクロトの元に戻るアミル。あれほど体が急激な変化をしたのにも関わらず、アミルはやはりその変化を全く認識していなかった。

 しかしその足取りは普段よりも確実に重いものとなっていた。


 「ふぅ…ごめん、お待たせ」


 「大丈夫?そんな急がなくても良かったのに」


 「だ…大丈夫、大丈夫……ふぅ……」


 手水舎で待つクロトと合流したアミルは少し疲れていた。入り口の長い階段を上っても全く疲れを見せなかったアミルが小走りしただけで息を乱している。理由は明白である。アミルの体は階段を上る前とは違い、胸はグラビアアイドル顔負けの巨乳に、お腹は臨月の妊婦のように巨大になり、その巨大化した部分がアミルの体重を格段に重くしているからである。

 誰が見ても明白な変化を遂げたアミルだが、そんなアミルの姿を見てもクロトは全く驚いてはいなかった。それどころかアミルの変化を気にする様子もなく普段通りに接していた。


 「じゃあ、手水を使おうか」


 2人は手水舎で身を清める。その後、アミルは手を拭こうとハンカチを取り出すが手元が狂い地面に落としてしまう。ハンカチを拾うため屈もうとするのだが大きなお腹が邪魔をする。必死に手を伸ばし無理に屈もうとするお腹を圧迫することになりアミルに苦痛を与えていた。


 「うっ…んっ…体の真ん中でなにかを抱えてるみたい…ふー……ふー……なんで…屈めないの……んんっ…」


 アミルがハンカチを拾おうと四苦八苦しているのに気づいたクロトが少し慌てた様子でハンカチを拾った。


 「ちょっと大丈夫?」

 

 「あ、ありがと…なんか上手く屈めなくって」

 

 「無理しないでいいからさ」


 「ご、ごめん」


 (無理も何もハンカチを拾おうとしただけなんだけど……お腹に圧迫感があって苦しかったわ…たぶん着物帯のせいね)


 手水を済ませ、ようやくお参りに向かう。玉垣の入り口にはこれまた階段があり最初の階段ほどではないがそれでも50段はあるようにみえ、それを見たクロトは顔をしかめていた。

 

 「いや、見えてたから分かってたけどさ。近くで見ると…多いな」


 「さっきのよりは全然じゃないの!ほらほら行くわよ!」


 そう言いながらクロトの背中を叩き元気に駆け上がろうとするアミル。しかしアミルの体は大きなお腹で思うように動かせず、体重の増加により足取りも重くなっている。数段上っただけでもアミルは息が上がり、そのうえ大きな胸とお腹で足元が全く見えないため足で1段1段確認するように上っていた。


 (さっきから体が重い……お腹と胸にへんな圧迫感もあるし…)


 「はぁ…はぁ…」


 「アミル大丈夫かい?きついなら言ってくれよ?」


 「な、なに言ってるのよっ、こ、このくらい余裕よ!」

 

 アミルは少しひきつった笑顔で答え、なおも階段を上ってい行く。


 (そうは言ったものの…きつい……私、風邪でもひいちゃったのかな…ここに来てから何かおかしいわ…ずっと頭の中がぼやっとしてせいか足元もうまく見えないわ…)


 5分程かけてようやく階段を上ったアミルは少し休憩をして上がった息を整える。


 「ふぅ、もう大丈夫よ。お参りしましょ」


 拝殿の前には5組ほどの列が出来ていた。2人は最後尾に並び順番を待つ。拝殿の隣には社務所があり、参拝を終えた人々がお守りやおみくじなどを買っている。


 「あとでお守りも買わなくちゃね」


 「もうすぐだからね。色々買わないとだね」

 

 「そうね、もうすぐだもんね」


 話しているとあっという間にアミル達の順番が回ってきた。2人は賽銭を投げ入れ二礼二拍手をしてお祈りをする。


 (結婚式がうまくいきますように…)


 お祈りを終えたアミルは顔を上げ隣を見るとクロトはまだ目を閉じてお祈りをしていた。アミルその横顔を感慨深そうに見つめる。


 (そう…結婚するんだよね、私たち…なんか感慨深いなあ…)


 大学でクロトと出会い、何かと会うことがあり交流を重ねていくうちに互いに惹かれあい付き合うことになった2人。卒業したら別れるか遠距離になると思っていだが偶然にも2人の就職先は近かった。それが分かってからは早かった。卒業してすぐに同棲を始め、それから1年。仕事にも慣れてきた2人は今年の3月に結婚することを決めたのだった。


 (今思い返すとあっという間だったわ……あとは子供ね…クロト欲しがってるもんね。いや、私も別に欲しくない訳じゃないんだけども…妊娠って大変だって聞くし…体力には自信あるけど…私、胸小さいから母乳がちゃんと出るのか不安だわ…あとは胎動が意外ときついって…)


 そんな感傷に浸っているとお祈りを終えたクロトが目を開け一礼する。アミルも急いで一礼して2人は参拝を終えた。

 2人はお守りを買うため社務所に向かう。社務所の前には人盛りができていた。どうやら団体客が大量にお守りなどを買っているようだった。


 「今混雑してるみたいだし、ちょっとトイレ行ってきていいかな?」


 「じゃあ、そこのベンチで待ってるわね」


 クロトはトイレへ行き、アミルは社務所の隣に設置されているベンチに向かおうとした。


 「そういえば、クロトったらこの日はやたらトイレに行ってたわね…」


 (…えっ?)


  アミルは自分自身の発言にハッとする。その発言はまるで思い出を振り返っているようであった。


 「なんで…?」


 今思えばここに来てから既視感を覚える場面は何度もあった。自分はもしかしたらここに来たことがあるのか?と、そんな疑念が頭をよぎる。すると、頭上から「にゃぁ」と猫の鳴き声が聞こえた。アミルが上を向くと社務所の屋根に黒猫がアミルの方をじっと見つめていた。


 ……ドクン…

 

 (……何?…あの猫見た事ある気がする…)


 黒猫の黄金色の瞳と目を合わせた途端、アミルは何かを思い出しそうな感覚を覚える。


 ……ドクン…


 「なーご…?」


 ……ドクン!


 その瞬間、体が震える程の大きな鼓動が鳴り響く。体が熱くなっていくと同時に心拍数が上がっていく。


 「はぁ……はぁ………体が…バクバクしてる…」


 アミルは手を胸に当てる。


 「えっ…⁈」


 心拍を確かめようとしたアミルの手は着物の中でみちみちに大きくなった乳房に押し返されてしまった。自身の胸にあるまじきやわらかさに思わず下を向く。そこには連なる2つの膨らみとそれよりもさらに前に突き出した大きな膨らみが目に入る。


 「なに…これ……⁈」


 恐る恐る大きなお腹に手を伸ばし確認するとその感触は脂肪の柔らかさではなく、ゴムボールをぱんぱんに膨らませたような弾力をしており、ようやく自身の変化に気付いたアミルはその大きなお腹が子宮によって膨らんでいることが分かった。アミルは社務所の窓ガラスを見ると、そこにはまさに臨月の妊婦のような体をしたアミルが映っている。


 「…いつの間にこんな体に…⁈」

 

 するとお腹から小さな衝撃が伝わってくる。内側からノックをするようにぽこぽこと動きまわってお腹の表面がぐにぐにと波を打つ。その感覚は聞いていた胎動そのものだった。


 「赤ちゃんがいるの…⁈…私のお腹に⁈…ど、どうして…」


 頭の整理がつかず困惑しているアミル。そんなアミルを畳みかけるように再び強い膨満感が襲う。


 「ふぅっ⁈…んぁっ……お、お腹がっ…」


 アミルのお腹が再び膨張を始める。その勢いはすさまじく、急激に子宮が拡張されていく感覚がアミルに少しばかりの苦痛を与える。すでに臨月のような大きさだったお腹はどんどん大きくなっていき、例えるなら双子、三つ子と胎児が増えていっているかのようにその体積を増やしていた。


 「こ、今度は…む、胸が…く、ふぅっ………」


 並行して着物をぱんぱんにしていた乳房も再度成長を始めた。心拍数はさらに上がり、鼓動がはっきりと聞こえてくる。アミルの胸はその鼓動に合わせ、まるで胸そのものが脈を打っているようにドクン…ドクン…と大きく膨らんでいく。成長する乳房は大きさを増すだけではなく、赤ちゃんを育てるための母乳を大量に生産し始める。

 

 「…ふぅー………ふぅー……………」


 際限なく続くと思われた膨張は次第に落ち着きつつあった。未だに鼓動は鳴りやまないが、これ以上は胸とお腹が大きくなる様子はなさそうだった。

 最終的にアミルはビーチボール程の巨大なお腹と、その上に大量の母乳を蓄えぱんぱんに育ったハンドボールサイズの爆乳がどぷんと乗っかっているという、あまりにも現実離れした身体へと成長していた。

 アミルは少しづつ息を整えながらベンチへと移動するが急激に変化した身体はその大きさもさることながらとてつもなく重くなっており、特にその巨大なお腹に重心を取られ気を抜くと簡単に倒れてしまいそうだった。アミルは倒れないようによたよたと少しづつベンチへと近づく。

 

 「はぁ……はぁ………」


 「あのお腹すごくない?」「妊婦なのかな?」「あの子、すげーおっぱいしてるぜ」「いやいや、太ってるだけだって」


 周りからひそひそと明らかにアミルの事を言っているであろう会話がいくつか聞こえてきたがアミルにはそれを気にする余裕は到底なかった。しかし、恥ずかしいのに変わりはなく赤面することしか出来なかったアミルは下を向いたまま急いで隅のベンチへ向かう。

 ようやくベンチに辿り着き、ぎこちなく腰を下ろすと木製のベンチからギシギシと音が鳴る。座ろうとした瞬間アミルはおしりに違和感を覚える。よく見てみるとアミルの下半身は大きく孕んだお腹を支えるべく腰回りが広がっており、それに繋がるふとももも太く大きくなっていたためおしりのボリュームが凄いことになっていた。

 アミルは太くなったふとももと巨大なお腹が互いに邪魔してしまうので足を大きく広げないと満足に座ることも出来なかった。


 「はぁ……はぁ………きつい………私の身体…どうしちゃったの…」


 巨大なお腹を摩る。それに答えるようにお腹がぐにぐにと形を変える。


 「はぅっ⁈…胎動って…こんなに激しいの⁈…んぁっ」


 様々な事が同時に押し寄せ、頭も気持ちも整理が追い付かずいるアミルは段々と意識が朦朧としてきていた。すると、階段を駆け上がってきたクロトが目に入る。ベンチで座っているアミルに気付いたクロトは急いで駆け寄ってきた。


 「ごめん、おまたせ。大丈夫?だいぶ疲れてるみたいだけど?」


 ほんの数分で3つの巨大な球体を抱えているようなとてつもない変化を遂げたアミルを見ても全く驚きを見せないクロトに意識が朦朧としつつもアミルは違和感を覚える。


 「ねえ…クロト」


 「なんだい?」


 「クロトはさっきなんてお祈りをしたの?」


 「そりゃ、もちろ_何事もなく_つ子が元気に産まれてきますよ_に、だよ」 


 ……ドクン…


 (えっ…?)


 意識が朦朧としているせいか最後の言葉だけうまく聞き取れなかったが、それはアミルが結婚式の成功を祈っていたのと違い、クロトはアミルの安産祈願をしていたことが分かった。


 「今なんt…」


 「あ、今、社務所空いてるね!僕が買いに行ってくるよ。体力に自信があるっていっても今日は最初の階段といい身重な体でかなり動いたんだし、休んでてよ」


 クロトはそう言って一目散に社務所の方へと走って行ってしまった。


 「えっ?クロト!ち、ちょっと待っ…」

 

 ……ドクン!!


 呼び止めようとアミルが叫んだ瞬間、今までとは比にならない大きさの鼓動と共にアミルのお腹が突然二回りも大きくなった。


 「はぅっっっ⁈」


 突然の膨張に驚く暇もなく再びお腹が大きくなり始め、先程まではかわいかった胎動も激しさを増し、お腹の中をぼこんぼこんと動き回っていた。それは1人2人ではなく明らかに複数の胎児が居るような衝撃だった。

 あまりの辛さにベンチに横になってしまったアミルは少しでも治まるようにと、しきりにお腹を摩る。


 「はぁ…はぁ…ふぅうっっ………もう…………無理………………」

 

 ついに視界がぼやけ始め意識が途切れそうになる。その最中、薄れゆく意識の中でニャーニャーと猫の鳴き声だけが響いていた。










 「ニャーニャー」


 目が覚める。アミルは重い瞼を精一杯開き、窓の方を見る。カーテンの隙間からアミル達が『なーご』と呼ぶ黒猫がこちらを覗きながらしきりに鳴いていた。


 「夢か…」


 アミルは気だるそうに体を起こす。その体は夢と同じスイカのように大きなお腹とその上に乗っている大きな胸があった。


 「懐かしいわね。あれは…2年前の初詣ね…」


 どうやら昔の思い出に関する夢だったようだ。しかしそれは完全に記憶通りではなかった。夢特有の記憶をごちゃ混ぜにしたようなとてもふわふわしたものだった。

 

 「あなたも出てきたわよ。なーご」


 どうしてあの記憶に関する夢に居ないはずのなーごが出てきたのか少し不思議だったが、夢の内容を確認しようにも夢はすでにアミルの頭の中から消えかかっていた。


 「もう、ほとんど思い出せないけど…クロトが気になる事を言っていた気がするわ…」


 アミルは6カ月にしては大きすぎるお腹に手を置き、考え込む。


 「この大きさ普通じゃないのかもしれない…」


 アミルは枕もとのスマホを手に取り近くの産婦人科がある病院に電話を掛けたのだった。





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あとがき


気持ち的には10日までに完成させたかったのですが中々そうもいかず。結局月末になってしまいました。

小説って難しいです。


これは1話目のアミルが病院に行くきっかけになった夢のお話です。

アミルの妊娠は7月から始まってる設定なので妊娠6ヶ月目は1月になります。

アミルの初夢です。


今後の技術向上のため、宜しければご意見ご感想などいただければ幸いです。

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年の瀬 2024

年明けまで秒読み位のギリギリのタイミングで書いてます。

今年の7月末位からFANBOXを初めて色々やってたら、あっという間に年末になってしまいました。

最初は自分の癖イラストに需要があるか心配でしたが、様々な方がフォローやご支援、反応をしてくださって感謝しかありません。

感想なども頂き、大変楽しい年でした。

2024年、本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願い致します。


では、よいお年をお迎えください。




⇩文章だけだと、と思ったのでおまけです。


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小説用イラスト(ラフ)

描いてます。 ラフって需要ありますか?

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報告(プランについて/おまけ)


 穏やかな亀プラン(600円プラン)のお話なのですが、割高だと感じたのでCi-enなどでゲーム製作をしている方々を色々と見た結果、ゲーム関係(データも含む)も素早い兎プラン(300円プラン)に纏めようかと思います。

 それに伴い、わざわざ亀プランに入って下さった方々には大変申し訳ないですが現在、亀プランで公開している習作のゲームデータは来年になったら兎プランに変えようと思っています。


兎プラン(300)←全部見れる

亀プラン(600)猫プラン(900)←さらに支援して頂ける方用


…になります。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 


おまけ↓

 フォロワーさんから自分の創作意欲を刺激するアイデア(お話)を頂いたので、そのイメージラフを描いてみました。

 頂いたお話はざっくりと、争いが絶えず混沌とした世界で、とある国に伝わる平和をもたらす7人の勇士の母に選ばれた主人公がビキニアーマーを着て、はるか遠くの山の上に建っている神殿を目指して冒険をするというストーリーです。

 

 ビキニアーマーの理由は大きくなるお腹でだんだん服が合わなくなっていくので、それを見越して国王から渡される。(主人公は恥を忍んで着る)

 神殿で産まなければ勇士の力が完全に発揮できないので神殿で出産しなければならない。そのため敵は神殿まで辿り着けにように妨害をしてくる。

 主人公はお腹の勇士の力が使える。(胎児が成長するほど勇士の力も増す)


…といった感じのアイデアを頂きました。

 これからまだ多少設定など変わっていくかもしれませんが、とりあえず現段階の主人公のイメージを描き起こしてみました。



プランについて、おまけについて、ご意見ご感想ありましたらお聞かせください。


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習作ゲームデータ

習作のゲームデータです。 パスワードはファンカードに記載されてます。                                                                                                                                                                                       動画には載ってないちょっとしたおまけ要素があります。 (おまけ要素のヒントは動画の最初の方にちらっと映っています) 今後の技術向上のためにも宜しければご意見ご感想をお聞かせください。

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習作

 もうすっかり冬ですね。

 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 自分は末端冷え性なので手がかじかんでつらいです。


 始めに皆さまにお詫び申し上げます。

 今月も小説の続きを仕上げることが出来ませんでした。申し訳ございません。

 大まかな話の流れは出来ているのですが、それをうまく文章に起こすことが出来ず、手間取っております。細かく描写を入れ過ぎると同じような文章ばかりになってしまいますし、テンポも悪くなってしまいます。

 身体変化描写は段階が多いいほど多彩な表現方法が必要になります。いざ作り手になってみますと、この手の身体変化を扱う作品に、変化の回数が少なかったり、毎度毎度段階ごとに描写やリアクションが無かったりするのにも頷けます。

 

 そんな感じで、あまり進んでおりません。進行度30%位です。小説の新刊がなかなか出なかったりするのも分かったような気がします。如何に2話目まで勢いで書いてたかが分かります。


 長々と言い訳をしてしまい、申し訳ないです。

 出来るだけ早めに仕上げられるように努力しますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです。




 前回と同じように代わりと言ってはなんですが、RPGツクールをとりあえず触ってみた結果出来た習作の動画を乗せます。

 今後製作予定のアミルのゲームはHellBrainさんの9 Months With EllieやOvernightのような変化やリアクションを見るゲームを作ろうと思っています。(ツクールを触った後だとあのゲームの作りこみの凄さを実感しました)


この習作は

鏡を見る(リアクション)→ ベット(時間経過)→ 鏡を見る → ベット →

といった繰り返しで、変化に対してのリアクションを見るだけの簡単なものになってます。(一応、モブに話しかけると会話が変わります)


立ち絵は前回公開した原案イラストを少し変えて使っています。

変化の段階は7段階です。

出産シーンはないです。

アミルのゲーム(仮)



ゲームデータについてですが

有難いことに、すでに亀プラン(ゲームのテストプレイ用プラン)でご支援して下さっている方もございますのでそちらのプランでの公開とします。

ご理解の程よろしくお願いいたします。

(2025/1/1 兎プランでもゲームデータをダウンロード出来るように変更しました)

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アミルの原案(動画の元絵まとめ)

動画の元のイラストも欲しいとの要望のがありましたのでまとめたものを置いときます。 大した物ではないですが、欲しい方が居ればどうぞ。 2つ目の動画の病院の診察シーンなんですが1枚、元のイラストを別パターンのもので上書き保存してたみたいで無くなってたので、その別パターンのものを入れておきます。(サムネのもの) そんなに差はないです、下着のシーンがセーターをたくし上げてるものに変わってるだけです。

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アミルの原案

ここ最近はイラストの熱が高く、小説の方がおろそかになってまして、今月中には上げられそうにないです。 申し訳ないです。 しかし、月に1回は何かしら更新すると宣言しているので、代わりと言ってはなんですがアミルの原案となったものを上げます。 これは約1年位前に好みのものが無いなら自分で描くしかないと思い、自己満足でお腹が大きくなる差分の立ち絵を描きまして、それを繋げて動画にして、段々と立ち絵や話をブラッシュアップしたり、色々と設定を考えたりする過程で小説や自作ゲームを作りたいなと思い、今に至るきっかけになったものです。 今回上げたのはその当時作った立ち絵の動画です。 (途中で音が出るので音量にはご注意下さい。) 1つ目は1番最初のもので、 2つ目は最後の方(10個中9個目)に作ったものです。 アミルの初期設定は3姉妹の次女でした。 あくまで自己満足で作ったものなので絵のクオリティや文章など突っ込み所が多々あるでしょうがご了承ください。 小説の続きはもう少しお待ちいただけたら幸いです。

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好きなシチュ小説 2(挿絵2枚)




 妊娠して初めて診察を受けた日から数日。アミルは困惑していた。

 6つ子という、そうそう見ることのない多胎児を身籠ってしまったアミルは家の洗面台の前に立っていた。ベランダで黒猫が頻りに鳴いていたがそんなことを気にしている余裕はなかった。猫に一瞬目を向けるが、すぐに洗面台の鏡に視線を戻す。洗面台の鏡に映る巨大なお腹をした自分を見ては溜め息をついていた。アミルは6つ子と診断されてから数日が経っても中々現実を受け止められずにいた。


「まさか6つ子だったなんてなぁ…このお腹に赤ちゃんが6人も居るのね…」


 妊娠6ヶ月目にして、すでに一般的な臨月よりも大きくなったお腹を撫でながらアミルは独り言を呟いていた。


「クロトになんて言おう…6つ子なんて聞いたら絶対大喜びするわね…けど、同時に滅茶苦茶心配するわよね…」


 多胎児の出産はたとえ双子であっても母子ともに様々なリスクがつきまとう。

 そのため多胎児を身籠った妊婦は通常であれば管理入院を勧められる。ましてや6つ子を身籠ったのであればなおさらだ。しかし現在アミルは大きなお腹に四苦八苦しながらも自宅で過ごしていた。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


「あなたはおそらく6つ子を妊娠しています」


 先生にそう告げられた後、より精密な検査によってアミルの6つ子妊娠は確実のものとなった。

 6つ子と分かり先生からは当然管理入院を勧められた。アミルは先生におおよその入院費用を聞いたが、やはり決して安いものではなかった。

 胎児の事を考えれば絶対に入院した方がいいのはアミルも分かっていた。アミルはしばらく考えた。お金の事、クロトや両親にかなりの心配をかけてしまう事、色々と考えた結果アミルは管理入院を断った。

 もちろん赤ちゃんの事を思ってない訳ではなかった。先述した理由もあるが今のアミルは不思議にも、この先も自分の身体は大丈夫なのではないかと謎の安心感が存在していた

 アミルの選択に無論先生は反対した。しかし同時に先生もアミルと同じ事を思っていて、そう思う根拠はアミルの身体にあった。

 アミルは現時点で一般的な臨月よりも大きいお腹をしていたが、そのお腹には妊娠線と呼べるものが一切なく、その上お腹の皮膚はまだ十分な柔らかさを保っていた。

 そして、アミルがただただ大きくなっただけだと思っていたおしりは、やはり妊娠前より骨盤が広く大きくなっていたことが分かった。仮に自然分娩での出産になっても十分に安産が見込める程の大きさだ。そんな成長をした腰周りから続く太ももは大きなお腹を十二分に支えられるほどに太く丈夫になっていた。

 妊娠前は華奢な方だったアミルの身体は妊娠を機に普通では考えられないような変化を遂げたていた。

 長いことこの仕事をしている先生だがこのような事例は見たことがなかった。


「まるで…」


 先生は何かを言おうとしたが思い直したように口を紡いだ。

 とりあえず様子を見ることにした先生はちゃんと定期的に診察を受けることを条件にし、仕方なくアミルの自宅療養を許可したのだった。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


 アミルが住む部屋は2DKでクロトと2人で住むのに特に不便はなかった。しかし、今や妊娠し大きく前に突き出したお腹がアミルの私生活に影響を及ぼしていた。

 トイレは今のアミルには少し窮屈になってしまい、あまり行きたくはないのだが子宮に膀胱を刺激される妊婦にとっては無理な話だった。

 夕方になりキッチンで夕飯を作っていたアミル。お腹と巨乳で手元が全く見えず、そもそもお腹が突っかかって手が届かないので体を横にして料理をしていた。そうしてなんとか夕飯を作り終える。完成した夕飯はまるでオードブルのような量で料理の疲労で中々手が動かなかったが、お腹はめちゃくちゃ空いているので少しづつ食べ進める。

 あれだけの料理を短時間でぺろりと食べ終え、少し休んだのち重い体をお風呂場へと運んだ。服を脱ぎ、体を洗う。1動作1動作に疲労を感じながらようやく湯船に浸かる。湯船に浸かるときに巨大なお腹と胸とおしりのせいで大量のお湯がこぼれる。湯船も今はまだギリギリ体が収まっているが、アミルはこれから先入れなくなる可能性があるのではないと不安を感じていた。


「んんっんぅ……はぁ…妊婦って大変」


 そう言いながら大きく背伸びをする。お湯に浸かっている間だけは体の重さから解放される。しかもアミルはかなりの風呂好きで、まさに至福のひとときだった。

 お腹が大きくになってからというもの、世の妊婦さんの苦労を日々噛みしめていた。そして入浴中は落ち着いて考え事ができる唯一の時間でもあった。


「うん…クロトには6つ子だったことは伏せておこう…今のところ普通に生活できてるし、先生が言うにはまだこれからお腹が大きくなっていくらしいけど、あと少しお腹が大きくなるくらいなら大丈夫、それにあと2ヶ月くらいしたらクロトも帰ってくるわけだし、大丈夫だよね…」


 アミルはまるで自分に言い聞かせるように独り言を呟いていた。すると、お腹から振動を感じた。目を向けるとお腹がぐにぐにと動いでいた。いわゆる胎動である。


「んっ…最近、また激しくなってきたわね…んっ…」


 アミルが初めて胎動を感じたのは妊娠4ヶ月くらいの頃、最初はポコポコとごく小さな振動をたまに感じる程度だったが、妊娠5ヶ月の頃にはその頻度が増し、振動も大きくなっていった。

 それに伴い困ったこともあった。お腹に6人も居てそれぞれが縦横無尽に動き回っているせいなのか、稀に奥を突かれる時と同じような感覚に陥ることがあり思わず声が漏れることがあった。

 胎動は5分ほど続き、その間アミルは赤ちゃんに応えるようにお腹を撫でていた。そして胎動が治まるとゆっくりと立ち上がりお風呂を後にする。

 髪を拭きながら部屋に行くと「ニャーニャー」と、すでにカーテンを閉めたベランダの方から鳴き声がした。アミルはお風呂上がりで火照った体のまま、カーテンを開ける。そこには日中に鳴いていた黒猫が居た。


「なーご、また君ね」


 アミルが『なーご』と呼ぶその猫は、いつ頃からだろうか、アミルの記憶が正しければ妊娠する少し前ぐらいからベランダに出没するようになった。

 そして現れては餌をねだるように鳴いていた。アミルはそんな猫にはいつも煮干しをあげていた。そうしていくうちに頻繁に訪れるようになってしまったのである。

 ちなみに『なーご』という名前はクロトが勝手につけた名前だ。


「午前中も煮干しあげたじゃない。まあ、あのときは考え事してたから一旦後回しにしちゃったけど」


「ニャゥ…」


 黒猫は一心不乱に煮干しを食べている。


「ていうか君、おうちに帰ればごはんあるんじゃないの?」


 アミルがそう思うのには理由がある。なーごには首輪が付いている。しかもそれは鈴紐に金の装飾がちりばめられている物だった。きっと飼い主は余程お金持ちなのだろう。しかしここまで頻繁にうちに来るのを見ると、もしかすると捨て猫なのではないかとも思っていた。


「ニャァ…」


 たくさん食べて満足したなーごは近くで座って眺めていたアミルに近づき、体をスリスリとこすりつけた後、暗夜の中に消えていった。


「さて、今日はもう寝ようかな」 


 そう言って床に就いたアミルは大きなお腹を横にして寝苦しそうに眠りについた。


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 数週間後、今日は定期健診の日だった。アミルは妊娠26週目に入ったお腹を気遣いながら支度して家を出た。

 病院まで5分もかからない距離とはいえ、6つ子を妊娠した妊婦にはきつい距離である。アミルは大きく成長した下半身のおかげなのか6つ子を身籠った体でも安定して歩くことができていたが、それでもきついのは間違いなく、息を乱しがらよちよちと病院に向かった。

 アミルが通院してる病院は少し街はずれな場所に位置にある事もあって、基本的に来院する人はそこまで多くはなかった。

 そんな病院の待合室の椅子に長い黒髪の妊婦が座っていた。黒髪の妊婦は慌てた様子で周りをきょろきょろしていた。


「どうしましたか?」


 ちょうど受付を済ませ、待合室に着いたアミルが声をかける。


「あ、ちょっとコンタクトを落としてしまって替えのコンタクトを付けようと思ったら、それも落としちゃって…あたし、かなり目が悪いから見つからなくって…周りを探そうにもちょっとお腹が大きくて…」


 そう言う黒髪の妊婦のお腹は単胎の臨月よりも大きかった。アミルのお腹と比べてしまったら元も子もないが、アミルはそのお腹で動く大変さがよく分かっていた。彼女の胸は大きな方だったが、下半身は妊娠前のアミルのような華奢さだった。そうやって彼女の体を見ていると椅子の下に転がっている新品のコンタクトレンズを見つけた。

 アミルは壁に付いてる手すりを掴み、しゃがんで拾おうとするが、お腹が邪魔で普通にはしゃがめないのでお腹をよけるように股を開きながらゆっくりと腰を下ろし、コンタクトレンズに手を伸ばす。手を伸ばす時にお腹に重心を取られそうになるが、なんとかコンタクトレンズを掴み、息を切らしながらゆっくりと立ち上がった。


「ふぅ…ふぅ…こ、これ、コンタクトレンズ、椅子の下にありましたよ…」


 アミルは息を切らしながら拾ったコンタクトレンズを黒髪の妊婦に差し出した。


「え、見つけてくれたんですか?あ、ありがとうございます!ホントにこれがないと何も見えなくって」


 黒髪の妊婦は安堵したのち、さっきまでの不安の表情とは打って変わって嬉しそうにコンタクトレンズを付ける準備を始め、アミルに話しかけた。


「私、霧子(きりこ)って言います。本当にありがとうございます。あたし双子を妊娠してて、こんなお腹だから動くのがしんどくって…あなた名前は?」


「アミルって言います。初めまして。キリコさん双子なんですね。道理で大きいなと…今何ヶ月位なんですか?」


「8ヶ月なんです…既にこんなに大きいのにこれからまだ大きくなるんですよ。そう考えると気が思いやられますけど、出来るだけ長く、この子達がちゃんと育つまでお腹の中に居させたいんですよね」


「そうですよね。分かりますその気持ち。私もまだ7ヶ月目ですけど、ちゃんとお腹で育てていきたいんですよね。」


 アミルがそう言うと、キリコのコンタクトを付ける手が止まり、まだコンタクトを付けてない瞳をアミルに向けた。


(あ、やっぱり気づいてなかったのね)


 アミルは薄々そんな気がしていた。アミルは今の自分の身体を見ても特に反応がなかったため、もしかしたら目が悪すぎてキリコにはアミルがただの肥満体型の人に見えているのではないか、確かに今のアミルは巨大なお腹だけならまだしも胸とおしりも大きいため妊婦よりも太った人に勘違いされても仕方ないのではないかと思った。

 するとキリコは少し焦った様子で口を開いた。


「あ、アミルさんも妊婦さんだったんですね。…そうですよね、ここ産婦人科の待合室ですもんね。…ごめんなさい、あたしコンタクトがないと、人のシルエットすら曖昧で…だから……」


「私のシルエットが大きかったから、体の大きな人に見えたんですよね?大丈夫ですよ。気にしてませんし、妊娠して身体が色々大きくなったのは事実ですし。」


 そう言われたキリコだったが、アミルが『太った』という言葉を避けて言っているように聞こえてしまい、相手に気を使わせてしまったと感じたキリコは、弁明しようとコンタクトを付ける手を速めた。


「いや、その違うんですっ…えっと…」


 キリコはたどたどしく言葉をつなげながらコンタクトを付けた。そうしてやっと物がはっきり見えるようになった瞳でアミルの方を向いた。


「えっ⁈」


 キリコの目に映るったのは同じ妊婦とは思えない身体をしたアミルの姿だった。

 妊娠7ヶ月目に入り、さらに成長したアミルのお腹は大きめのビーチボールを思わせる大きさで、その上にはサッカーボールサイズ程になった巨乳…いや、もはや爆乳とも呼べる代物が乗っかっていた。その爆乳と巨大な妊婦腹でオーバーサイズのパーカーをパンパンにしていた。そのためお腹を完全には隠しきれず、おへそが少し見えていた。おしり周りもとても大きく、伸縮性のあるタイツのおかげでなんとか収まっているといった感じだった。

「びっくりしましたよね…?」


 驚きで開いた口が塞がらないキリコはアミルの問いに反応できず、逆にアミルに質問を投げかけたのであった。


「7ヶ月って言いましたっけ…?そのお腹、絶対1人じゃないですよね?」


「はい…6つ子なんです…」


「6つ子⁈…うわぁ、6つ子ってこんなにお腹が大きくなるんですね…」


 キリコは初めて見る6つ子のお腹に最初は驚いていたが、少しづつ落ち着きを取り戻していった。しかし落ち着いてお腹以外のところにも視線を向けるとキリコの顔は再び驚きの表情へと変わっていった。


「お腹もすごいけど、アミルさんって…なんというか…」


 言葉に詰まるキリコだが、アミルにはキリコが言いたいことは分かっていた。


「お腹以外も…大きい…ですか?」


「えっ…いや、はい…すごく胸大きいなって…それにおしりも大きくってすごい安産型っていうか、すいません、初対面なのに」


「いえ、驚いて当然ですよ。大きすぎますよね…私…妊娠してこんなに色々身体に変化が起こるなんて知らなくって…」


「あ、アミルさん妊娠は初めてなんですね。初めてが6つ子なんて大変ですね。あたしは2回目なんですけど、やっぱり最初は変化に戸惑いますよね。あたし元々はDカップだったんですけど今の子を妊娠してからFカップになっちゃって、ママ友にもこんなに大きくなった人は居ないから戸惑っちゃって。しかも最近おしりも大きくなってて、まあこれはただの食べ過ぎなんですけど、妊娠中ってどうしても太りやすくなってるから仕方ないんですけどね」


 アミルが初めてと聞き、経産婦としての血が騒いでしまったキリコは多弁になってしまった。


「あ、すいません一方的に喋っちゃって…」


「いえいえ、そんなことないですよ。色々参考になりますし」


「それにしても、その…アミルさんってホントにおっぱい大きいですね、Fカップがかすんで見えちゃいます…なんと言うか、ナイスバディな人が妊娠すると迫力が凄いっていうか…。しかも6つ子ですし」


「いえ…私、妊娠前は元々Bカップだったんですよ…」


「え?…それはどうゆう…?」


 アミルは困惑するキリコにスマホで妊娠前の自分の写真を見せ、妊娠2ヶ月の時点ですでに巨乳になり腰回りが大きくなったと話をした。キリコはあまりにも信じられないといった具合で写真と今のアミルを交互に何度も見ている。


「…ひ、人によってここまで差があるんですかね?で、でも、流石に…」


 アミルは妊娠2ヶ月目位から自分の身体はおかしいのではないかという疑念を抱いていたが、先程のキリコの話と今の反応をみて、それが確信に変わりつつあった。

 と、アミルがそんなことを考えていると――


「まるで…たくさん子を産むための身体になったみたい…」


 キリコはふと、そんなことを呟いた。


「えっ?いまなんて…」 


ボソッと小声で言ったため、アミルはよく聞こえず聞き返そうとしたが、そのタイミングでアナウンスが鳴り響いた。


『トマリキリコさーん、診察室へどうぞー』


「あ…呼ばれましたね…アミルさん、どうか体に気をつけてくださいね。また会ったらお話ししましょう」


 キリコがお腹を気遣いながらゆっくりと立ち上がる。アミル達が喋っていた待合室の向かいには大きな窓があり、窓には2人の立ち姿が映っていた。

 キリコが立ち上がった時にアミルは双子と6つ子という違いはあれどガラスに映るキリコと自身の身体を見比べ、そして先ほどのキリコの話を聞いてからも分かるように、やはり妊娠の影響だけでここまで胸や下半身が大きくなるのはおかしいと、アミルはこれまで目を背け続けていた自分の身体の異常性を実感せざるを得なかった。


..............................


 健診が終わりアミルは帰路についていた。今回の健診も特に異常はなく、母子ともに至って健康だった。とても喜ばしい結果だったのだが、アミルの気分は優れなかった。

 当初から自分の身体について心配だったアミルは多胎妊婦の写真をネットで見てみたりしたが、写真ということもあってかあまりピンとこなかった。しかし今日キリコという双子の妊婦を間近で見て、色々と話を聞いてアミルはいかに自分の身体が普通ではないのを思い知らされることとなった。


「先生は個人差だって言うけど、絶対違う…私の身体…キリコさんと全然違ったわ…一体どうなってるの…?」


 アミルは鬱々した気分で帰り道にあるコンビニに立ち寄った。


「もう今日は作る気おきないし、夕飯の分まで買おう…」


 数週間前と比べたら更に大きさを増したお腹を商品棚にぶつけないように買い物をする。ちょうど他のお客さんも1人しかいなかったので、そこまで気を使うことなく物色ができた。

 巨大な妊婦腹と爆乳で体の前方に腕をまわすことが困難になっていたアミルは、右手で商品を取り、爆乳に腕を押し付けながら左手に持っているカゴに入れていた。

 そんなサッカーボールサイズの爆乳をぐにぐにと変形させながら買い物をするアミルの姿を見た他のお客さんは見てはいけないと感じたのか顔を背けていた。

 アミル自身もはしたないと分かってはいるが、こうでもしないとまともに買い物が出来ないアミルは顔を赤らめることしか出来なかった。


(仕方ないじゃないの…んっ…こうしないと無理なんだからっ…んっ…なんか、今日は胸が結構張ってる気がするわ…)


 そうして大量に弁当を入れたカゴをレジに持って行った。

 レジに居たのは若い男性店員だった。おそらく学生アルバイトだろう。若い店員は会計中、アミルからずっと目をそらし顔を赤らめていた。

 理由は明白、まだ彼が遭遇したことのないレベルの爆乳が巨大なお腹の上でゆっさゆっさとで揺れているからだろう。そんな彼の反応を見てさらに恥ずかしくなったアミルはそそくさとコンビニを出た。


「はぁ…恥ずかしかったぁ…もう、人が少ない時にしか行けないわね」


 アパートに着き、お弁当が大量に入ったレジ袋をもって階段を上がる。巨大なお腹で足元が全く見えないので手すりに手をかけ慎重に一段一段登っていく。そして息を荒げながらようやく自宅に入る。


「はぁ…はぁ…シャワー浴びよ…」


 階段を上がっただけで大分汗をかいてしまったので洗面台に向かう。その際に鏡に映る自分を見て、さっきの店員がずっと目を背けていたもう一つの理由が分かった。

 よく見ると乳首まわりの服がじっとりと濡れていた。汗ではない。母乳が染み出していた。おそらくコンビニで胸を圧迫させながら腕を動かしたのが原因だろう。


「うう…母乳パッド付けてたのに…あの刺激で溢れたんだわ…てゆうことは…私さっき、この状態でレジに…っ!!」


 アミルはあまりの恥ずかしさで死にそうだった。

 実は妊娠2ヶ月位の胸が急激に大きくなった頃から乳首から染み出すようになり、クロトには「随分と準備が早いんだね」と言われたが、段々と出る量が増え、定期的に出さないと胸がパンパンになって苦しかった。

 そのことを初めての診察の時に先生に話すと妊娠中に出るのは厳密には母乳ではなく乳汁だと言われたのだが、アミルは本当に母乳が出ていた。先生は驚いていたがそんな人も居ると言われた。妊娠が進むにつれ、今やちゃんと毎日絞らないと母乳パッドをしていてもあふれ出すようになっていた。


「はぁ…そういえば昨日絞り忘れてたわ…」


 そう言って裸になり、乳首をつねる。勢いよく母乳が出るのと同時にとめどない快感が押し寄せてくる。胸が大きくなって以来、乳首でそこまで快感を感じる方ではなかったアミルの感度はかなり増してしまっていた。その快感を堪えながら搾乳を続けるが何度絞れど母乳が止まる気配がない。


「んっ…ん……く…ふぅ……毎回…はんっ…こんなに出て…あっ…はうっ…はぁ………まるで…乳牛みたいじゃないの…っ…んあっ…」


 15分にも及ぶ搾乳を終え、ミルクのにおいで満たされたお風呂を眺めながら、手で絞るのに限界を感じたアミルは搾乳機の購入を考えたていた。


..............................


 その日の夜、アミルはクロトに電話をしていた。今日は定期健診の結果について話していた。


「そうか、順調そうで良かったよ。けど、今のところは大丈夫でも油断は禁物だよ」


「分かってるわよ。大丈夫よ、クロトももう少しで帰ってくるわけだし。それに……お腹の大きさを見たらきっと驚いちゃうわ…」


 クロトに心配をかけまいと6つ子のことを黙っているアミルだが、ここまで巨大になってしまったお腹だとクロトに受け入れてもらえるか不安になっていた。


「そのことなんだけど…」


 今日のクロトは少し元気がない。


「どうしたの?もしかしてなにか病気に⁈」


「いや、そうじゃないよ。至って健康だよ。」


 クロトは少し沈黙したのち再び口を開く。


「…実はプロジェクトがうまく進んでなくて、まだ帰れそうになくて、早くてもお産に立ち会えるがどうか…ごめん…本来なら早く帰ってアミルを支えてあげなきゃならないのに…」


 アミルは黙ってしまった。もう少しで帰ってくると安心していたが故に様々な感情が押し寄せてきていた。アミルは思わず何かに縋りたくなりスマホに付けていたお守りを握った。不安が胸をいっぱいにしていくが、それでもアミルはその気持ちを押し殺しクロトに声をかけた。


「…大丈夫よクロト。私を思ってくれるその気持ちだけで十分よ。もしかしたらお産に立ち会えなくて残念かもだけど、まだ機会はあるわよ。たくさん子供がほしいんでしょ?」


「けど、その時はまたアミルに負担をかけることになる、そんなこと軽率には言えないよ」


 妊娠前は散々「子供が欲しい」と言っていたクロトがそんなことを言うなんて、余程気持ちが沈んでいるのか、それとも何かしら心境の変化があったのかアミルには分からなかったが、いつものクロトらしくないことだけは分かった。

 アミルはそんなクロトを慰めるように言葉をかける。


「大丈夫よ!『母は強し』よ。また産んであげるわよ…そういえばさ、具体的に何人欲しいのかは聞いたことなかったわね。何人子供が欲しいの?5人くらい?」


 この問いはアミルが前から気になっていたこともあったが、今は6つ子を受け入れてくれるかの確認の意味も含まれていた。

 アミルの問いにクロトは少し言いづらそうに答える。


「実は…いや、……うん、この際だから言うよ。うちは親戚が多いのは知ってるだろう?子供がかなり多くてさ、少なくても一家族3人以上はいるんだ。その中でも一番多い家族は自分の子供だけで野球チームが作れるんだ」


「えっじゃあ9人も子供が居るってこと?」


「そうなんだ。昔はよくその子達に混じって遊んでてさ、親御さんはいつも大変そうだったけどそれがとても幸せそうに見えてね。それから僕は大家族に憧れるようになったんだ」


「いい話じゃないの」


「しかも、そこの子は双子、3つ子、4つ子なんだ。けど現実的に考えたら9人兄弟なんて、連続で1人づつ産んだとしても10年位はかかるんだよ。昔の人はすごいよ」


 確かにひと昔前の人たちは兄弟姉妹が多い。時代的背景もあるだろが、それでもその家族はかなり多い。しかも全員多胎児だ。それを聞いてアミルもクロトと同じ凄いという感想しか出てこなかった。


「少し前までは漠然と子供が欲しいとしか思ってなかったけど、電話でアミルから色々話を聞くたびに妊婦の大変さを考えさせられて、産むのは自分じゃないのに『たくさん子供が欲しい』だなんて自分勝手だったなって…だから…」


 アミルも妊娠出産について疎かったこともありクロトの「子供が欲しい」に対してそこまで深くは考えていなかったが、クロトがここまで真剣に自分のことを気遣ってくれたことに感動して胸が熱くなったアミルは握っていたお守りをさらにギュッと握りしめた。そして、そんなクロトに応えたいと感じたアミルは口を開いた。


「ありがとう。そこまで私を気遣ってくれて。けど、私は本当に大丈夫よ。確かに妊娠生活は大変だけど、私が元バレー部なのは知ってるでしょ?こう見えても体はかなり丈夫なのよ?9人くらい余裕で産んであげるわよ!」


「ははっ、ありがとうアミル。そう言ってくれるだけでも元気が出るよ。子供が何人だろうが幸せな家庭にしような。じゃあ、明日も早いからもう寝るね。おやすみ」


「うん、おやすみ。また電話するね」


 アミルは電話を終え、ベットに寝転がる。


「なんか、クロトの胸の内が聞けてよかったわ。けど、結局出産まで1人で頑張ることになっちゃったわね……さっきは思いがけず9人産んでやるなんて言ったけど、流石にちょっと言い過ぎたわね。まあ、クロトも冗談だって分かってるだろうけど」


 6つ子なので出産がいつになるは分からないが、少なくともあと2ヶ月弱はお腹で育てることになる。その間もお腹は大きくなるだろうが流石にもう緩やかになっていくだろうと、この時のアミルはそう思っていた。


「あ、そういえばお守り、結構強く握っちゃったげど大丈夫かな?」


 アミルは慌ててスマホに付けているお守りを確認する。何分かなり古い代物でもあり、クロトのお祖母さんから頂いた大切なものだったので駄目にするわけにはいかなかった。


「よかった、大丈夫そうね……けど…」


 お守りに折れ目や破れはなかったが、何故だかお守りがかなり熱をもっていた。確かに強く握りしめてはいたが、ここまで熱くなるのかと、少し疑問に思いはしたがアミルがそれ以上気にすることはなく、そのままベットに横になり眠りについた。


 アミルが寝静まって数時間後、大きなお腹で寝苦しくなり眠りが浅くなったアミルは夢現の状態で少し目を開ける。

 視界にはカーテンの隙間から月光が差し込んでいるのが見える。そのカーテンには月光によって小さな影が映し出されていた。アミルはその影が何なのか考えていたが、そのまま再び眠りについてしまった。

 アミルは薄れゆく意識の中でお腹の奥が熱くなり、その熱が段々と広がっていく感じがした。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


 2週間後、病院の待合室。スマホで漫画を読みながら順番を待っているキリコがいた。キリコのお腹は前回よりも大きくなっており、この日はキリコ以外にも友人同士と思われる妊婦2人が待合室で談笑していた。

 キリコは2人の会話を漫画を読みながらなんとなく聞き耳を立てていた。そうしていると、急に2人の会話が聞こえなくなり、代わりに「えっ」という驚きの声が聞こえるようになった。

 キリコはなにか衝撃的な話でもしているのかと思っていたら、荒い息遣いが近づいているのを感じた。きっと別の妊婦さんが来たのだろうと特に気にせず漫画を読み続けていた。するとその妊婦はキリコの横に来て声をかけた。


「はぁ…はぁ…お久しぶりですキリコさん…お元気でしたか?」


 キリコは声を聞いて以前会ったアミルだと分かり、挨拶をしながら顔を向ける。しかしアミルの顔に見るよりも先に大きな膨らみが視界に入った。


「あ、アミルさんですね。どうもお久し……」


 キリコはそれ以上の言葉を続けることが出来なかった。

 キリコの目の前には2週間前に受けた衝撃をさらに超える身体をしたアミルが立っていた。28週目に入ったお腹は前とは比にならない大きさに成長しており、まるでバランスボールのような大きさになっていた。

 その上には大玉スイカを思わせるサイズのパンパンに張り詰めた爆乳がずっしりと乗っかており、そしてその爆乳にも負けてない、もしくはそれ以上の大きさの巨大なおしりと太ももがタイツをパツパツにしていた。

 今着ている服がアミルが持っている服の中で一番大きいオーバーサイズのパーカーなのだが、もはやその服はアミル大きな膨らみを完全には覆うことができなくなっていた。


「ど、どうしんですか⁈アミルさん⁈6つ子だとしても、こ、こんなに大きくなるものなんですかね⁈」


 その疑問は誰よりもアミルが一番知りたいのだが、そんなことを言い返す余裕は今のアミルには到底なかった。


「最近…ふぅ…なぜか急に大きくなりだして…けど、7~8ヶ月にかけてが一番お腹が大きくなるって聞いてたから…これが普通なのかと…思ってたんですけど…」


 お互い6つ子がどれほど大きくなるのか知る由もなく、ただただ目に映るものを受け止めることしか出来なかったがキリコは経産婦の観点からアミルの身体の異常性をひしひしと感じていた。

 前回よりもさらに大きさを増し成長した胸とおしり。そのうえ今や双子が9ヶ月目に入り妊娠線に悩まされているキリコのお腹に対し、アミルのお腹には依然として妊娠線と呼べるものが見当たらなかった。

 そもそも人間の子宮が、お腹が、ここまで大きくなれるのか、何故そんな身体で動けるのかとキリコの疑問が尽きることはなかった。キリコはただ茫然とアミルの巨大な身体を見つめていた。

 その様子を見ていた看護師が慌てた様子で近づき、キリコや他の妊婦さんに断りを入れ、アミルを先に診察室へ連れて行くのであった。


..............................


「あ、アミルさん、あなた本当になんともないんですか?」


 一通りの検査を終えた結果、母子ともにこれといった異状は見受けられなかった。そして、これだけ重量の身体を動かしているのに腰痛や膝痛に悩まされている様子もないアミルに先生はあまりにも信じられないといった様子で聞いた。


「私も分からないんです…もちろんお腹はめちゃくちゃ重いです。けど…」


 その理由はこっちの方が聞きたい。そう思ったアミルだがベテランの先生がここまで頭を悩ませているという事は先生も今の状況は初めてなのだろうと、聞くのを諦めたていた。

 身体測定も行い、現在のアミルはバスト133cm、ヒップ139cm、そして腹囲は166cmという数値になってることが分かった。

 妊娠前のスリーサイズが77(UB65)-60-83だったのに対し、お腹は妊婦ゆえに仕方ないことを鑑みても驚くべき変化だ。

 そして、目には見えない何かしらの変化がアミルの身体に起こっていることは間違いなかった。


「とにかく、異状はないにしてもあなたの体には不明な点が多いです。なにが起きるか分かりません。やはり管理入院をお勧めします」


 そう言われ、考えるアミルだがやはり前回と考えることは同じで結論は決まっていた。しかしアミルはここ最近の加速度的なお腹の成長を見て一つ懸念が生じていた。


(ドアを通り抜け出来なくなるなんてことないよね…?流石にもう緩やかになっていくわよね…?)


 仮にこの勢いでお腹が大きくなっていったら家から出れなくなってしまうのでないのかとアミルはふと、そんな馬鹿馬鹿しい想像をしてしまった。

 アミルはそんなことはあり得ないと思いつつも、一応「もう少し様子を見てもいいですか?」と提案し、先生は渋々それを了承したのであった。

 

..............................


 診察を終えたアミルはキリコに検査の結果を話したのち病院を後にし、コンビニの前を歩いていると、後方から聞き覚えのある声で呼び止められた。


「すいませ~ん…」


 そう言いながら声の主はアミルが振り返るよりも先にアミルの前方に回り込んだ。


「えっ…やっぱりアミルじゃん。久しぶり…って言ってる場合じゃなさそうね」


 アミルに久しぶりと声をかけた彼女は高校で一緒にバレー部に所属していた犬島さくら(いぬじまさくら)だった。

 アミルがサクラに会うのは3年ぶりだ。高校卒業後、大学生までは定期的に会っていたが就職してお互い地元を離れ、アミルは結婚しクロトの父方の実家があるこの町に引っ越したため簡単には会えなくなってしまった。ところがそのサクラが目の前に現れたためアミルは驚きを隠せなかった。


「さ、さくら⁈なんで⁈」


「おばあちゃんを病院に迎えに行った帰りにコンビニに寄ったところよ。そしたら見覚えのある顔が通ったからつい声かけちゃった」


「それは分かったけど、なんでこの町に居るの?」


「隣町に母方の実家があるのよ。それで今、長期休暇を利用しておばあちゃんがやってる銭湯の手伝いに来てるの。あと、おばあちゃんのお世話もね」


 就職してからはお互いどこに行ったか詳細な場所は知らなかったので、アミルはこの町に来て数年経つがまさか隣町に友達のおばあちゃんちがあるとは知らなかった。

 サクラとはバレー部の中でも一番仲が良かったのだが、今のアミルは一番会いたくない人物だった。


「それにしても、アミル…あんたそのお腹、妊娠してるってことでいいのかしら…?もし何かしら事情を抱えてるんなら話してくれない?」


 この体を見られてしまったアミルはもう説明せざる終えなかった。2人はコンビニのベンチに腰掛け、アミルは妊娠してからの事をやむを得ず話していった。


..............................


「事情は分かったわ。じゃあ、これから旦那さんが帰ってくるか、その子達が産まれるまで出来るだけあんたの身の回りの手伝いをすることに決めたわ」


 アミルの話を聞くや否やサクラは開口一番そう言った。――そう、これが今サクラに会いたくなかった理由だった。

 アミルが何でも自分で抱え込む性格ならば、サクラは何にでも首を突っ込んで一緒に問題を解決しようとするお節介焼きな性格だった。そんな性格がゆえにサクラがこの状態のアミルをほっとけなくなるのは分かり切っていた。

 2人はバレー部の中で親友と言ってもいいほど仲が良かったのは間違いないのだが、アミルが周りに心配をかけまいと心配事を抱え込んでるのに必ずそれを見通してお節介をやくところが唯一苦手だった。しかし、その性格に精神的に救われたことがあるのも事実で、全てを話した後アミルは少し肩の荷が下りたようだった。


「でも…」


「でもじゃない。絶対手伝うからね」


「分かったわ……ありがとう…」


 やっぱりサクラには敵わないなと、アミルが3年ぶりのお節介を実感しているとサクラの車の後部座席から老婆が顔をのぞかせた。


「サクラ、話は済んだかのぉ?」


「あっ!ごめん、幸実(ゆきみ)ばあちゃん!だいぶ待たせちゃったね。アミルもごめん!身重の体なのに引き留めて長話しちゃって」


 気づけば2人が話し始めて10分以上は経っていた。その間、車の中でサクラのおばあちゃんを待たせてしまっていた。


「すいません!私が話し込んだせいで」


「いやいや、いいんだよ。ただ喉が渇いてね。サクラ、水を買ってきてはくれないかい?」


 分かったと返事をしたサクラはおばあちゃんを送ったのちにアミルの家に来ると言い残し、コンビニに入っていった。

 アミルも帰宅する前にとりあえず初対面のサクラのおばあちゃんに挨拶をするため立ち上がろうとすると、いつの間にか足元になーごが居るのに気が付いた。いつも餌を貰えてる時間に自分がないかったので探しに来たのかもしれないと思ったアミルは「今から帰るから」と足元のなーごに言って立ち上がりおばあちゃんに挨拶をする。


「初めまして猫宮愛満です。サクラとは高校の時から良くしてもらってます。それと長い時間待たせてしまってすいません」


「いいだよ、それにしてもアミルさん随分と大きなお腹ねぇ…」


「はい、6つ子なんです」


「すごいねぇ…それじゃあ、こんなばあさんに構わず早くお家へおかえり」


 アミルはそう言われ「ではまた」と会釈をし、重い体をゆっくりと動かし歩き始めた。そしてアミルの後を付けるようになーごが歩いていたのだが、おばあちゃんの前で立ち止まっているのかおばあちゃんがなーごに話しかけているのが聞こえた。


「あらあら、愛猫神社がなくなってからどこに行ったのかと思ったけど、ここに居たんだねぇ…久しぶりに会えて嬉しいよぉ」


 おばあちゃんの言葉に「ニャァ」と返事をするように鳴いた後、走り出してアミルをあっという間に抜かしていった。

 アミルは後方でおばあちゃんがなーごに言っていた言葉が妙に引っかかったが、歩みを止めることはなくそのまま家に帰ったのであった。


「…愛猫神社?」




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あとがき


大きなお腹に四苦八苦する様々なシチュエーションが見たいので入院させると行動に制限がかかりますし、そのための理由づくりとか病院の描写は色々めんどくさいのですが多少なりともリアリティがあった方が好みなので難しいところです。

(無知や現実改変という方法もありますが)

設定などをしっかりしたい性格なので今回は設定などの地盤つくりの意が大きく、話全体が長くなってしまいました

次の話がいつになるか分かりませんが気長に待っていただけると幸いです。

今回も今後の技術向上のため宜しければご意見ご感想お待ちしております。

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好きなシチュ小説 1

前回投稿した好きなシチュイラストを基にした短編小説です。 小説は得意ではないので、お見苦しい点があると思いますがご了承下さい。  兎原愛満(とはらあみる)は困惑していた。  街はずれのアパートの一室。洗面台の鏡の前に愛満は立っていた。ここに立ってからどの位時間が経っただろうか。愛満は自身のお腹を撫でていた。ベランダで黒猫が鳴いているのが聞こえた。愛満は一瞬だけベランダの方に顔を向け、黒猫と目が合う。猫が見た愛満の表情は曇っていた。愛満は猫を見て少しだけほほを緩ませるが、すぐに視線を鏡に戻す。そして、そこに映るものを見て再び顔を曇らせた。鏡には愛満を困惑させる原因が映っていた。鏡には当然の如く愛満自身が映っているのだが、そこに映る愛満のお腹はとても巨大なものだった。  今から約2年前、愛満は幼馴染の猫宮黎斗(ねこみやくろと)と結婚した。黎斗は年下のいとこがかなり多く、小さな子と振れあうことが日常茶飯事だった。その影響なのか黎斗は大層な子供好きで、自分の子供を持つことが憧れだった。そんな黎斗は早く子供が欲しいがため愛満に頼み込んで2人は夜な夜な子作りに励んだが、中々実ることがなかった。とにかく子供が欲しい黎斗に対して愛満は別に子供が欲しくないわけではないのだが、自分自身の凹凸の少ない貧相な体を見ながら「自分に出産なんてできるのか」「そもそも出産出来るまでしっかりお腹で育てられるのか」「ちゃんと母乳は出てくれるのか」と、愛満の頭の中はそんな不安でいっぱいだった。それでも愛満は彼のためを思い、前向きに頑張っていた。  そんな中、黎斗が新しい妊活用サプリを持ってきた。彼が言うには、無花果の成分を使ったサプリとのことで味がおいしいらしい。すでに様々なサプリを服用していた愛満は特に気にも留めずにサプリを受け取った。しかし、受け取った物は病院で薬を出される時の小さな紙袋のようだった。その中にはPTP包装がされた赤い丸薬が入っていた。  「これ、どうしたの?買ったの?」  渡されたサプリが明らかにお店で買った物には見えなかった愛満はたまらず彼に聞いた。  「僕の父さんが薬剤師なのは覚えてる?妊活の事を話したら父さんが調合 して作ってくれたんだ。」  「へぇーすごいわね。父親が薬剤師だとそんな恩恵があるのね。」  「今回だけだよ。多分、父さんも孫の見たいんだよ。」  その言葉を聞いて愛満は少しプレッシャーを感じつつも、薬剤師が作ったサプリだと分かったので安心して服用した。  「あ、それと、これも父さんから渡されてさ。これは父さんのお母さん、つまり僕からすると祖母ちゃんから渡された子宝祈願のお守りなんだって。」  そう言って黎斗は随分と年季の入ったお守りを愛満に渡した。お守りを渡された愛満はその年季の入りようを見てあることを思い出した。  (そういえば、黎斗のお祖母さんは昔、神主だったって聞いたことがあったような…その時のお守りなのかな?猫の模様が描かれててかわいいわね。)  愛満はそのお守りに代々受け継がれる家宝のような特別感を感じ、お守りをスマホケースに括り付けた。  それからも2人は妊活に励んだ。そしてある日の事、愛満は胸が張っているのか、乳房に少し痛みを感じていた。その日から生理に違和感を感じ、もしかしてと思い妊娠検査薬を使った。結果はあたりだった。愛満はついに妊娠したのであった。  妊娠が発覚してから1週間がたった。妊娠が分かってからというもの黎斗は大喜びして生まれてくる子供のためにより一層仕事を頑張っていた。一方で愛満は妊娠したとはいえ流産の可能性も考え、彼の希望で家で安静に過ごしていた。    妊娠発覚から2週間程が経った頃、愛満はお風呂場で自分の体に違和感を感じる。万年Bカップだった胸が少し大きくなっていた。『妊娠すると胸が大きくなる』そんな聞きかじった程度の知識を思い出した愛満は妊娠の影響とはいえ胸が大きくなったことが嬉しかった。しかし、よくみるとおしりも少し大きくなってるような気がした。愛満は最近食欲がすごかった。お腹に赤ちゃんがいるせいなのか食べる量が日に日に増えていた。そのこともあって改めて考えると胸もおしりも太っただけなのではないかと、この時の愛満はそう思っていた。  妊娠2ヶ月目、愛満は洗面台の前に立って鏡に映る自分を見ていた。数週間前は太っただけだと思っていた愛満の胸は今や103cmもの立派な巨乳と呼べる代物にまで成長していた。おしりも同様に目測で100cmは超えてそうなほど巨大になっている。それに伴ってか太ももも歩くときに互いに擦れあってしまう程に太くなっていた。そんな一見すると太ったような身体を摩りながら愛満は独り言をつぶやいていた。  「当然よね、毎日あんな量食べてたらね。けど、私って…本当に『太った』のかな…?」  愛満は食べる量が以前よりも多くなっており、1日に4~5食も食べる日が続いていた。しかし愛満は自身が太ったのだと断言出来ずにいた。何故なら、先述した身体の部分以外には変化がないからだ。お腹周りは妊娠によって多少お腹は出ているものの依然として細いままで、確かにおしりや太ももは太ったように見えるのだが、どちらかと言うと腰回りの骨格自体が大きくなったような気がしていた。この一連の身体の変化は妊娠の影響なのか、仮にそうだとしてもこれほど極端に大きくなるものなのかと、試しにネットで検索をするが、妊娠によって同じような体の変化を経験した人はいれど、ここまで極端に胸やおしりが大きくなった人は見当たらない。疑問が絶えない愛満をよそに、黎斗は急激にグラマラスな身体になった愛満に驚きもせずにただただ興奮してた。愛満は不安を感じても周りを心配させないようになんでも一人で抱え込んでしまう性格ゆえに、きっと個人差があるんだと自分に言い聞かせていた。  そんな愛満は実は妊娠に対しての理解度が低く、妊活をしてはいたものの半分くらいは彼に流されるままといった感じで、妊娠による体の変化、症状、妊娠してからの立ち回りなどの知識が乏しかった。そのため、妊娠してからまだ一度も病院に行っていなかった。そして、このタイミングで黎斗が会社から突然の単身赴任を宣告されてしまった。半年という比較的短い期間ではあったが2人は話し合い、悩んだ末に金銭的な事も考えて愛満は「私は大丈夫だから」と彼の背中を押し、送り出したのであった。不安を感じていない訳ではなかった。彼のためにと虚勢を張ってしまった愛満は自身のお腹を触りながら少し後悔していた。しかし、そんな愛満をよそに無情にも時間だけは過ぎていった。 妊娠6ヶ月目に入った愛満はあれから流産することもなく、お腹の赤ちゃんはすくすくと育っていた。しかし、愛満はその成長に違和感を感じていた。胸とおしりの成長は緩やかになったものの、それに代わるかのようにどんどんお腹が大きくなっていった。妊娠6ヶ月というと、やっとお腹が目立ってくる程度の大きさなのだが、愛満のお腹はすでに一般的な臨月と呼ばれるサイズにまで成長していた。愛満もさすがに6ヶ月にしては大きすぎるお腹を見て、もしかしたら双子なのかもと思い、たまらず病院に駆け込んだのであった。  「愛満さんだっけ、検診は初めてなの?」  駆け込んだ病院の医師は愛満のお腹大きさを見るや否や、すでに準備していた経膣エコーを取り止め、改めて経腹エコーの準備をしながらそう聞いた。愛満は流産を気にししいてはいたものの、なんとなく妊娠してもすぐには病院に行かなくて大丈夫だと思っていたので、先生はそんな自分にあきれているのだと勝手に罪悪感を感じ、怒られた後の子供のように愛満は答えた。  「はい…妊娠してもすぐには病院に行かなくてもいいと思ってて…無知ですいません。」  「いや…まあ、それは仕方ないんだけど、妊娠したと思ったのはどのくらい前になるの?」  「多分、6ヶ月位前だと思います…」  「6ヶ月?それにしては大きいねぇ…」  申し訳なさそうに答える愛満とは裏腹に、淡々と診察をする先生を見て、無知が故に自分が週数を勘違いしているのではないかと思った愛満。一方で先生は愛満が妊娠したタイミングが分からず、何となくで答えているのだと思っていた。愛満を診察している先生はベテランの風格を漂わせる年齢の男性医師だった。実際、本当にベテラン医師の先生は今まで様々な人を診てきた。そんな先生からすれば週数の勘違いなどよくあることだった。しかし、エコーあてた瞬間、そんな先生の表情が変わった。それは険しさを感じさせるような顔をしていて、少し驚きの混じった声色で話し出した。  「た、確かに胎児の成長具合からみるに大体6ヶ月位だね…」  「え、それじゃあ…もしかして双子なんですか?」  先生はエコーをぐりぐりと動かしながら念入りに調べて愛満にこう告げた。  「愛満さん、落ち着いて聞いてくださいね…あなたはおそらく6つ子を妊娠しています。」  愛満はその日の夜、まったく眠れなかったのを覚えている。 あとがき 前回投稿したイラストの続きのイラストが描けたので簡単なSS(ショートストーリー)を付けて投稿しようと思っていたのですが、前回のイラストから新規イラストに繋がるように話を考えていると、前回にもちゃんとストーリーがあった方が繋げやすいなと思い、設定やらなんやらを追加していたら、SSを書いていたつもりが気が付いたら普通に小説くらいの長さになってしまってい全然新規イラストのところまでたどり着けなかったので前回の分のストーリーだけ先に上げることにしました。続きはもう少し待って下さい。 文章力に関してもですが、妊娠についてやその病院周りの知識が勉強不足な点があると思いますので、今後の技術向上のためにも宜しければご意見ご感想をお聞かせください。

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好きなシチュ(台詞付き)

RPGツクールで製作中のゲームはこの子を主人公にしてます。 こんな感じで妊娠による膨乳や体の変化に困惑したりする反応をみるゲームになる予定です。 基本多胎です。 着地まではないですがそれなりに大きくなる予定です。 このイラストの続きもそのうち描きます。

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