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版権ごちゃまとめ

あいぱっよの容量がいっぱいいっぱいになってしまったので、ある分だけですが置いておきます。どれも大切な作品であり思い出です。過去のアカウントサイン入りだらけですいません…。版権絵あげないぞー!だったのですが、たまにこうやってまとめて上げても大丈夫でしょうか…?

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進捗と日記


漫画(と呼べるのか怪しいですが)、描き終えて表紙のデフォルメを描いてます。毎回資料を見返さないので服がころころ変わります。よくない……。


まふがオンリー名古屋あるのですね…驚…いや早……げふん。心と売るものの準備が出来たら参加するかもしれませんが、今は怖い気持ちのが強いです。本とかどんなもんつくるんだろうとかグッズどれくらい作るんだろうとか疑問がいっぱいなので、色々調べてみます。

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6歩目


少しの間創作合同誌用原稿とおためしまふが原稿作業を進めていきますので少しの間小説はおやすみします。まふがはイベントが地元の方で開催されるとなったら用なのでそのままお蔵入りまたはboothかな?イベント参加されている方々みるといいな~となるのです。夢ですねぇ…。

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5歩目


毛がのびすぎて目隠れわんこになっています…。私のおなかをトランポリンだと思っているのかと思うくらいには突然とびのって攻撃してきます。首まだいたみます…。


毎日かわいいわんこの成長記録のため相方がインスタを始めたそうです。タルちゃんかわいいね…(おやばか)

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即席で新キャラ

現世編妄想していたら出来てました。 しんごさんに矢印向けている女の子がひかりと赤鬼ちゃんなのですが、そういえばとらさんに矢印な女の子いないなあと作ってしまった女の子です。双子の姉のひかりとは好みが噛み合わない兎々(とと)ちゃん。イメージカラーはパステルピンクと白。脳内妄想激しい子です。自分のいいように言葉を受け取りがちなのは最強。厄介すぎる。とらさんかわいそうですがこういうちょっぴりぶっ飛んだ娘がいると物語がまた動かしやすくなりそうではあります。

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ぷれぜんになってないぷれぜんに


フォロワーさんのテンプレートをお借りしました。以前も書いたと思うのですが、元々歴史創作でのキャラデザが早かったので、女の子たちはその志士に似た色やら服装してます。なんなら最初の予定はその志士に替わって歴史を進んでいくみたいな形を予定していました。昔アニメで戦国乙女やら百花繚乱やら観ていて(なんで幕末志士の女の子化はみかけないんだろうか…私が作ればいいのか…)みたいな気持ちで始めた創作なのです。歳がバレる


荻田葵(おぎたあおい)ちゃんです。

口が悪くて三色団子好きなまことの幼馴染です。まこととはライバルのような関係で、ことあるごとに競いあいしてます。学校は別。2人とも盛馬さんに恋して是非とも取り合いしてほしいなと思ったので登場です。


ちなみに盛馬さん、新撰組とは対峙回避(ぜんざい屋事件)、沖田永倉斎藤と対峙(重傷を負うもなんとか逃げ切り)(両者泥酔)してます。

大昔に描いたの置いときます。

私がノマカプ狂いなので今の形に落ち着いたのですが、志士まったく登場させないエロゲーみたいなのもみてみたいです。主人公が女の子おとしていくハーレムエンド…。無理やりからの快楽堕ちかな…?

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らくがき

最近のらくがきです。 琥々ちゃん、宜庵さんのことはぱんだ先生呼びするけど、乾さんはなんて呼ぶんだろうしまうませんせい…???(違うかもしれない…)天誅の面子はいくえさん(@shigerig )からお借りしているのですが、動物をモチーフにキャラデザされているものが多かった気がします。 紗良ちゃん内蔵太コンビ。紗良ちゃんのテーマはPerfumeのBaby cruising Loveです 22歳の琥々ちゃんと虎さんと信吾さんの話はいずれ書きたいですね。

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乙女心は空のよう。(1)

勢いで書く着地不明なまことちゃん現世編です。 *****  1867年11月15日、京都河原町の近江屋にて坂本龍馬と中岡慎太郎が何者かに襲撃される。龍馬はその日のうちに亡くなり、慎太郎も襲撃2日後に亡くなるという事件である。このことを那賀岡まことは知っていたにもかかわらず、それを本人たちに伝えることが出来ずにいた。というのも、その事を誰かに伝えようとすると身体がいうことをきかなくなったのだ。 (歴史が変わってしまうおそれがあるからだろうか……。でもこの世界は作りものの世界だというのに) そう。那賀岡まことはこの世界の住人ではない。  彼女は高校2年、ごく普通の女子高生である。まことはある日突然、自身が通う学校の先輩である棚久花という生徒がプログラミングし作成した幕末モチーフのゲームの世界へ吸い込まれてしまったのであった。久花はまことが所属する生徒会をとある件で恨んでおり、その復讐としてまことたち生徒会員の一部生徒に『幕末時代を体験できるバーチャルゲームを作ったのでテストプレイをしてほしい』と依頼したのがすべての始まりであった。 テストプレイに参加したのは生徒会長の武智瑞希、副会長の阪元すずか、まことの後輩である芳村琥々、まことの4人である。瑞希とまことは以前から久花のことを怪しんでおり、テストプレイの提案に対して嫌そうな表情を浮かべていたが、すずかと琥々が面白そうとはしゃぎながら久花お手製のVRゴーグルを装着しているのを見て渋々とゴーグルを受け取った。 テストプレイははじめは問題なく出来ていたが、プレイ中に突然意識が遠のいていき、4人とも気を失ってしまった。 まことは意識だけゲームの世界にもっていかれていると解釈し、元の世界に帰るための手がかりを探し始めた。 (早くこの世界から脱出しないと最悪の場合……。いや、あたしはいいんだ。あたしより琥々や先輩たちが心配だ)  まことはこの世界から出るための手がかりを探していると、中岡慎太郎と出会い共に行動することになった。 慎太郎と共に行動している中ですずかに再会することができたが、瑞希と琥々とは再会することができなかった。すずかが身を置いているという坂本龍馬が率いる海援隊という組織にいた志士の中に琥々に会ったことがあるという者がいた。その者の話によると、琥々は天誅組という武装集団と共に行動していたが、天誅組壊滅後行方が分からないという。琥々と共にいたという吉村虎太郎という男も琥々と同じく行方不明になっているという。 「まことが探しゆう琥々もじゃが、武市先生と一緒におった瑞希も先生が亡くなった後行方が分からん」 慎太郎からの情報を聞いたまことは眉間にしわを寄せるがひとつの仮説を立てた。  琥々と瑞希が消えたとされるタイミングが吉村虎太郎と武市瑞山という琥々と瑞希の名前に似ている志士の命日のタイミングであること。つまり自分の名前と似ている志士、中岡慎太郎が亡くなるタイミングで自分もこの世界から離れることが出来るのではないか、というものだ。 もし、この仮説が正しい場合、近江屋事件で龍馬が殺害されたタイミングで、すずかが行方不明になるはずである。  近江屋事件が起こる1週間前にまことは片岡盛馬と2人で出かけた。 片岡盛馬。土佐出身者で陸援隊士である彼は誰に対しても優しい男である。紅紫色の髪の毛で長いもみあげの先は少し巻かれている。まぶたには薄紫色のアイシャドウ、見た目が少々派手である。陸援隊士の中でも年長者な彼は何度か新選組と対峙しており、両者共に酒を帯びている状態にはなるが、あの沖田、永倉、斎藤という面々と斬り合いになったこともあり、斬り合いの中で重傷を負ったものなんとか生き延びたという運の良い男だ。 まことは得体の知れない自分を気にかけてくれた優しい盛馬に恋をした。 それはまことにとって初めての恋だった。 近江屋事件が起こる前までに想いを伝えようと思っていたが、彼女は告白する勇気を出せなかった。今日も言えそうにないと俯くまことに盛馬は匂い袋を見せる。 「良い香りだろう? 小間物屋で見つけた。君に合うと思ったのだが、受け取ってくれるかね」  まことは盛馬を見上げて何度も瞬きをしながら両手で匂い袋を受け取った。金木犀の優しい薫りにまことは「これがあたしに合うんですか?」と問いかけると盛馬は頷いた。 「ずっと考え事しているように見えたのだが、何か悩みでもあるのかね。僕でよければいつでも聞こう。1人で抱えるのは君の悪い癖だ」 「あの、今までありがとうございました」 「おや、どうしてそんな事を言うのだね。まるで最後のようではないか」 「……なんとなく言っておいたほうがいいのかなと思っただけです。盛馬には迷惑をかけてばかりだったから」 困ったように笑うまことに盛馬は不審に思ったが、それ以上何も聞かないという選択をした。  近江屋事件が起こる当日、まことは慎太郎を見送ると布団の上で盛馬から貰った匂い袋を両手で大事に握りながらぎゅっと目を瞑っていた。金木犀の優しい香りに包まれているうちに眠りに落ちた。 彼女が次に目を覚ました場所はゲームの中の世界ではなく、病院のベッドの上だった。 「……あ」 「まこと先輩!」 まだきちんと目が覚めていないのかぼーっとした表情で声のほうを見ると大切な後輩である琥々の姿があった。 「琥々……ああ、よかった。無事だったんだな……」 「まこと先輩も無事でよかったあ!」 琥々はわっと泣き出す。まことはゆっくりと体を起こすと腕に刺さっていた点滴の針がちくりと痛んだ。  その後2ヶ月の間意識を失っていたことを聞かされた。琥々と瑞希はまことやすずかより早く意識が戻り、瑞希の回復後、元凶である久花を捕獲してゲームから強制脱出させるプログラムを組ませていたが、なぜかうまく組み込むことが出来なかったそうだ。 「久花、下手したら犯罪よ」 瑞希が紐で縛られ床に横たわっている久花をぎろりと鋭い目つきで見下ろす。 「も、元はといえば生徒会が超天才なボクへの予算なくしたのがいけないんでしょ!」 「部として成立していないのに予算を割くわけがないでしょう。それの恨みでこんな最悪命に関わるようなバーチャルゲーム……許すわけにはいかないわ」 「く……でもキミたち、いい経験したんじゃないのぉ?例えば『恋』とかさあ?」 にまにまと笑う久花にびくりと反応するまことと琥々。 「架空の人物に恋したってねえ~?いいザマだよ!」 琥々はぎゅっと目を瞑ると部屋を飛び出して走り去ってしまった。その姿をみた瑞希は竹刀を久花の目の前に勢いよく振り下す。 「ひえっ」 「お前は3ヶ月学校に入らせないわ。反省しなさい」 「……っ、別にいいけど?天才の気持ちなんて凡人にはわからないもんね?」 「なんと無礼な!」 「無礼はどっちだ! キミボクより学年下のはずだよね!?」 「まこと、いいわ。すずかも回復したみたいだし私は先に帰ります。貴女も自分のタイミングで帰宅なさい」 「久花は、」 「放っておきなさい」 「はあ!?ちょっとお前……っ」 「わかりました。あたしも帰ります」 「こらあ!ボクを置いていくなー!!」 久花の声は空しく響くだけであった。  まことは帰る途中琥々の家に寄るか迷ったが、自分の体調のこともあり、まっすぐ帰ることにした。もう二度と盛馬に会うことはないという事実が、まことにとってとてもつらかった。肩を落としながら歩いているとふわりと金木犀の香りがした。まことは辺りを見渡すが金木犀はどこにもない。 「まさか、」 まことは恐る恐る自分のカーディガンのポケットに手をいれると何かが入っていることに気が付きそれを取り出す。手のひらをゆっくり開くと盛馬から貰った匂い袋があった。 「なんでこんな……。肉体はこちらの世界だったじゃないか……」 まことは匂い袋を大事に両手で包みこむ。 「……嬉しい」 涙が溢れそうになるのをぐっと我慢してまことは帰路を急いで借りているマンションに到着した。久しぶりに帰ったからかポストにはたくさんの封筒や情報誌が入っている。まことはそれを抱えて自分の部屋のドアを開けるとなぜか電気がついていた。まさか泥棒か?とまことは警戒しながら玄関で靴を脱ぐとばれないように足音を立てずにリビングへと進んでいく。玄関に置いてあった傘を構えてリビングに入るとまことに気づいた人物が振り返る。 「おや、久しぶりだね。……ところでここはどこかね。見慣れないものしかなくて困っていたのだよ」 まことは構えていた傘を床に落として小刻みに震えていたが力が抜けたのか床に座りこんでしまった。 「盛馬……?うそ、なんでいるの……?ええ……?」 「ずいぶん混乱しているように見えるが僕にも何が何だか分からないのだよ」  盛馬はまことの傍で腰を下ろして優しく微笑むとまことは弾かれたように盛馬に勢いよく抱きついた。盛馬ははじめは驚いていたが、まことの背中を優しく撫でた。  まことが落ち着いた後、2人は二人掛けのソファーに並んで座るとあの日のことを互いに話し始めた。 盛馬の話す内容はまことが知っている史実と同じだった。両隊長が亡くなり海援隊と陸援隊の残党が天満屋に討ち入りをしたが、どうやら盛馬は参加しなかったらしい。 「どうして参加しなかったんですか?」 「両隊長が殺害されみな冷静でなくなってしまっていてね。海援隊士たちはいろは丸事件の恨みで紀州藩の仕業だの、新選組の仕業だの歯止めが利かなくなってしまったんだ。僕は判断材料が足りないという理由で参加はやめたのだが、その討ち入りで庄さんが亡くなってしまった。それだけでなく相手を仕留め損ねてしまって何も得られず終わってしまった。結局犯人が誰なのかわからないままさ。……あの日両隊長が襲撃される事、君は知っていたのだろう?」 盛馬に言われまことは俯きながらすいませんと謝罪した。 「君のことだ、何か理由があったんだろうと思ったから大丈夫さ。まこっちゃん、自分を責めてはいけないよ」 「……はい」 「……この話は終わりにしようか。さて、まこっちゃん。僕の最初の質問に答えてもらおうかね。『ここは一体どこなのか』の答えを僕に聞かせてくれるかい?」 「ここはあたしが元々いた世界です。そしてここはあたしが借りて住んでいるマンションです」 「ふむ。ひとりで住んでいるのかい?」 「ええ、そうですけど……」 「ならばここに身を置いても問題はなさそうだね。世話になるよ」 「え……え⁉ ちょ、ちょ、ちょちょっと待ってください! それはその、こ、困ります……」 ごにょごにょと小さく答えるまことに盛馬は小首を傾げた。 「何故困るのだ?」 「そ、それはその……だ、男女がひとつ屋根の下で生活など……」 「陸援隊屯所で共に生活していたではないか。何を今更」 「そ、それは、」 「他に頼れる者がいないのでね。まこっちゃん、諦めてくれ」 「そんな急に……っ!」  待ってください心の準備が!という叫びは空しく、まことと盛馬の2人暮らしが始まるのであった。

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てんちゅうの人たち

琥々ちゃん絡みの人たちのざっくり設定です。 こちら友人にキャラを借りているため実質二次創作になります。いずれ本家の設定が出てくるはずですので、その時はぜひキャラ崩壊を味わってくださいませ(‘▽’*)

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秋風運ぶは恋紅葉。(1)

プロットなし、着地不明の勢いで書く芳村琥々現世編です。先に【想いをのせる】を読むことをおすすめします。 **** たくさんの人とすれ違いながら歩く。人混みはあまり好きではないから早くここから離れたかった。隣を歩いていた信吾さんが横断歩道の中心でぴたりと足を止めた。不思議に思い信吾さんが見つめる先を追う。そこには大きな画面に映される三つ編みのお下げの少女が楽しそうに歌って踊っていた。少し立ち止まってそれを眺めていたが、横断歩道の青の表示が点滅し始めたことに気付いた俺は慌てて信吾さんの腕を引いて小走りで渡りきった。信吾さんはまだ変わらず巨大な画面を見つめていた。 「ココちゃん相変わらず可愛いよなあ」 「いーや、ヒカリのが可愛いだろ」 信吾さんと同じく画面を眺めている2人の男の会話が聞こえて確信に変わる。 「……琥々チャン、ここが君がいた世界なんだね……」 秋風運ぶは恋紅葉(1) 「お疲れ様でしたー!」 仕事で着ていたふりふりのアイドル衣装から、私服のワンピースに着替えて帽子をかぶり事務所を後にすると少し離れて停まっていた車の後部座席に乗り込んだ。 「琥々、今日もお疲れ様」 「うん。ありがとうパパ」 車の中から街を眺めるとわたしたちのグループのポスターをちらほら見かける。新曲もたくさんの人に聴いてもらえているようで嬉しくなった。 「いや~新曲もいいねえ。琥々歌ちょっと上手くなったかい?」 「そうかなあ?……そうだといいなあ」 「……こうしてまた楽しそうな琥々を見ることができて本当によかった。もう目を覚まさないかと思ったんだよ」 ひとつき前、わたしは1ヶ月間意識を失っていた。気を失ったのはひさか先輩が作ったゲームをやってからだった。わたしと同じようにゲームを体験した会長、副会長、まこと先輩はまだ意識が戻らず入院している。 「他の子達も目を覚ますといいのだけどね」 「うん……」 意識を失っていた1ヶ月間、天誅組のみんなと過ごした日々は辛い出来事のほうが多かったけど、わたしにとって大切な思い出になった。だけど、ひさか先輩が作ったゲームの世界……つまり今わたしがいる世界とは異なった世界の出来事だったということだ。インターネットで歴史を調べたりしたけど、確かに現実のものとは異なっていた。あの世界で出会った人たちは現実には存在しない……だけど。 『君が好きだよ』 最後の瞬間、とらさんに囁かれた言葉を思い出すたびに全身が熱くなった。あの時とらさんが、わたしに向かって言った「好き」は、どういう好きなんだろうと考えてしまう。とらさんから妹のようだとはよく言われていたからそういう意味で?人として好きという意味で?それとも、恋愛感情的な意味で……って、ないない!とらさんには奥さんがいたんだもん! 「また琥々が意識を失っていたときの夢の話聞かせてほしいな。あの吉村虎太郎と共に行動をしていたなんてすごいことだよ」 パパが目を輝かせて言う。パパは幕末の歴史が好きで、特に土佐の人たちが好きなんだそう。意識を失っていたときのことを少し話したら興味を持ってしまったのでちょっとずつ話していた。 「バーチャルゲームの世界での出来事だから史実とは異なるんだけど……」 「パパは歴史のゲームも大好きだから大丈夫だよ!いやまさか琥々と幕末の話が出来るなんて夢のようだ……!」 「あ、あはは……っ、パパ停めて!」 「え?! 」 家に近づいてきたそのとき、歩道を歩く2人の男性の姿をとらえたわたしはパパに叫んだ。パパは慌ててハザードランプのボタンを押して車を路肩に停めてくれた。 「なんだ、どうしたんだい急に。忘れ物かい?」 「……っごめんなさい、ちょっと待っていて!」 「あ、ちょっと待ちなさい…! 身なりを整えてからじゃないとバレるよ!?」 わたしは慌てて車から降りると2人の男性に向かって全速力で走った。自分の身なりなんて気にしていられなかった。だって、だって、あの後ろ姿……! すれ違う人たちがわたしを見て「ココちゃんだ」と言っているのが聞こえた。 「すいません!!」 わたしの声に2人は振り返る。わたしの姿を見ると大きく目を見開いた。 「琥々、チャン……?」 わたしは2人に抱きついた。 「な、琥々……!」 「なんで、なんでなんで!? どうしているの!?いつからここに……っ」 「うーんとねぇ……それがよく分からなくてね。それよりも琥々チャン、周りは大丈夫なのかい?」 「周り……?」 顔を上げると近くにいた人たちがわたしととらさんとしんごさんを囲っていてスマートフォンを構えていた。カシャカシャとシャッター音が聞こえて我に返る。 「ココちゃん! この男の人たちはココちゃんの何なの!?」 「抱きついていたよな…?」 「もしかして、彼氏なの……?彼氏いたの……?」 聞こえてくる言葉にどう答えたらいいか分からず混乱する。 「あの、あの……っ」 「琥々チャン、落ち着いて」 とらさんを見上げるととらさんはギャラリーに向かって堂々と答えた。 「俺は琥々の兄です。こっちは俺の友人です」 とらさんの言葉にしんごさんがぎょっと驚いた表情を浮かべる。 「吉村、」 「確かにココちゃんと似ている気がする……」 「でもココちゃん前に兄弟はいないっていっていたような……」 わたしのことを知ってくれている人がいて嬉しい……って、とらさんどう答えるんだろうとハラハラする。 「それは俺の生活を邪魔したくないという琥々の優しさからです。……ですからここでの出来事はどうか心の中だけに留めておいてほしいです。お願いします」 とらさんが深々と頭を下げると隣にいたしんごさんも同じように頭を下げた。 ギャラリーたちは顔を見合わせると撮っていた写真を削除してくれているのかスマートフォンを触り始める。 「分かったよ。ネットにもあげないようにするよ。なあみんないいか」 「ああ。ココちゃんはお兄さん思いなんだなあ」 「っていうかココちゃんのお兄さんイケてない……?」 「私お兄さんの友人さん派かも……」 「ココちゃん応援してるよ頑張ってね」 「あっ、は、はい!ありがとうございます!!」 わたしも慌てて頭を下げるとギャラリーは去っていった。 「び、ビックリしたあ……と、とらさん…あんな嘘ついていいの?」 「まあなんとかなるさ」 「な、なんとかなるのかなあ……とりあえずわたしのパパの車に乗ってください。こっちです」 ****** 車に戻るとパパが真っ青になっていた。 「こここここ琥々!?今のは大丈夫なのかいあと誰だいその2人組は!?ま、まさか彼氏……」 「ちがうから!とりあえず車出したほうがいいと思うけど!」 「ハッ、そ、そうだね。ちょっと遠回りして帰るからね」 パパは後ろに乗ったとらさんとしんごさんの姿を何度もミラー越しにみている。 「運転に集中してほしいなあ……」 「したいのは山々なんだけど無理だよ! き、君たち琥々の一体何なんだ!?ファンか!?」 「ふぁん……?とは、何でしょうか」 「ふぁ、ファンじゃないなら尚更何なんだ!?琥々!場合によってはお説教だよ!?」 「落ち着いて聞いてほしいんだけど話していい?」 「彼氏紹介とかパパまだ聞きたくないな!」 「パパ?違うって言ったよね……?」 わたしがパパを睨み付けるとパパはしゅん……と小さくなった気がした。パパは何度か深呼吸をしてから真面目な表情になった。 「話、聞かせてもらおうかな」 「うん。……わたしもビックリしているんだけど、この2人、わたしが意識を失っていたときに見ていた夢の中の人物なの……」 「……え?」 「自己紹介遅れて申し訳ございません。俺、いや……私は吉村虎太郎と申します」 「那須信吾と申します」 とらさんとしんごさんが深々と頭を下げながら名乗る。 「え、っと……聞き間違いかな……?吉村、虎太郎…って言った?……それに那須信吾だって……?ごめん、パパ今運転するの危ないかも。ちょっとどこか停めていいかな……?」 「そ、その方がいいかも」 再び路肩に停めるとパパは車から降りて近くにあった自販機で飲み物を3本購入してきた。 「どうぞ」 「ありがとうございます。…えーっと、琥々チャン、これどうやって開けるのかな……?」 「あっ、えっとここが蓋になっているので、蓋の部分だけこうやって回してもらうと……あきます!」 「なるほど。そう開けるのか」 「街でよく見かけていたけど仕組みが分からなくて手を出せなかったんだよねえ。ありがとう琥々チャン。勉強になったよ」 「この容器に名前はあるのか?」 「これはペットボトルって言うの」 「ぺっとぼとる、か」 まじまじとペットボトルを眺める信吾さんを見てクスッと笑ってしまった。パパはわたしたちのやりとりをぽかんと口を開けて眺めていた。 「ペットボトルを知らないとは……。もしかして車も初めてだったかな?」 「はい。目的地まですぐに着きそうな便利な乗り物だなと思いました。これを使うと土佐から京へはどれくらいで着くのでしょうか?」 「高知から京都だと高速を使って約5時間くらいだそうだよ」 「何日もかからないのですか。すごいですね」 「……改めて聞いてもいいかな。君たちはいつ頃からこちらに?」 パパの問いかけにしんごさんが答える。 「一月ほど前です。気がついたらこの世界にいました。吉村とはこうして合流出来ましたが他の面々はいませんでした」 「着ている服はどうしたんだい」 「吉村と困っていたところ、老夫婦が私たちに声がけしてくださったのです。経緯を話したところ家に招いてくださり、衣服までわざわざ買ってくださいました」 「タダで頂くわけにはいかないと思いましたので我々に出来ることをさせて頂いておりました。とはいえこの時代のものに疎いので出来ることは限られていましたが……」 苦笑いするとらさん。 「なるほどね。いい人たちに巡りあえて幸運だったねえ。……じゃあ次、先程の出来事について聞いてもいいかな?」 「琥々さんと関係を持っているのではないかと疑われましたので自分が咄嗟に琥々さんの兄だと答えました。申し訳ございません」 「……なるほど。あれは琥々が悪いので仕方ない」 「う……っご、ごめんなさい……」 今度はわたしが小さくなる。 「琥々さんは皆を笑顔にする活動をされているのでしょうか。先ほど街中の大きな画面に映し出されている琥々さんをみましたが……」 「うちの子は歌ったり踊ったりして皆を楽しませるアイドルという仕事をしているんだ。男性ファンが多いグループだから、異性関連の話題には皆敏感になってしまうんだ。彼氏なんてご法度、そんな世界で仕事をしている子だから、吉村さんが兄だと機転を利かせてくれてよかった。……それでなんだけど、2人とも、琥々のところにいてくれないか?」 パパの突然の提案にわたしは固まった。 「最近ちょっと厄介な追っかけ増えてきているから牽制もこめてね。あっ、琥々が住んでいるアパートは僕が管理しているアパートでね。琥々がいる2階の部屋はすべての部屋に行き来できる、つまり繋がっているんだよ。1階の各部屋には住人はいるけど僕の知り合いしかいないし皆いい人だから安心して」 「しかし良いのですか。自分の娘が異性と共に生活するなど……」 しんごさんがパパに問いかける。 「琥々があんな風に心の底から嬉しそうに笑ったのをみたのは久しぶりでした。貴殿方は信頼できる」 かあああっと顔が熱くなった。 パパには言っていない、というか絶対言えないけど、わたしはしんごさんのことが好きだと向こうの世界にいた時に言ってしまっている。とらさんと同様、天誅組に参加される前のしんごさんにも奥さんがいた。その話はしんごさん本人から聞いていたから、叶わない恋だって分かっていたし、だからこそしんごさんと別れる前に自分の想いを伝えられて良かったなと思っていたのにこの状況。 とらさんも最期の瞬間に彼から突然想いを告げられている。とらさんのわたしに対しての「好き」が一体どれに当てはまるのかわたしはわからない。少女漫画やドラマでしか見たことがない関係がわたしととらさんとしんごさんで出来ている気がする。 ちらりととらさんの方をみると、わたしの視線に気付いたとらさんが微笑みながら首を傾げる。 大変だ、どうしよう。とらさん見ただけなのに心臓がドキドキとうるさい。 「ありがとうございます。是非ともそうさせてください」 「私からもよろしくお願いします」 2人が改めてパパに頭を下げるとパパはこちらこそ娘をよろしくお願いしますと頭を下げた。 「じゃあ家に帰る前に2人がお世話になっていた方の家に挨拶に行かなければいけないね。突然いなくなったら驚かれるだろうし」 「我々もきちんとお礼とご挨拶をしなければね」 その後、パパととらさんとしんごさんは手土産を持って老夫婦の家に挨拶に向かった。車の中から3人の様子を伺っているとおばあさんがわたしに気付いて驚いた表情をされた。おじいさんに向かって何かを話すとおじいさんもわたしのほうを見るから何だろうと首を傾げているとパパはわたしを手招きしたので車から降りてそちらに向かう。 「あらあ、本当にココちゃんじゃないの。可愛らしいわねえ」 「おふたりは琥々のファンだそうだよ」 「え!?えっとえっと、ありがとうございます!」 ペコリと深くお辞儀をしてから顔を上げるとおばあさんもおじいさんが嬉しそうに笑っていた。 「まさかあのココちゃんに会えるなんて夢のようだよ。2人には感謝しないとねえ」 「得体の知れぬ我らを約一月という長い時間置いてくださってありがとうございました」 「なんのなんの。私たちも助かっていたからね」 「またいつでも遊びにきてくださいな」 「はい、ありがとうございます」 挨拶を終え、車の中から手を振って老夫婦と別れた。 「琥々チャン、本当に有名人なんだねえ」 「以前から歌が上手いなと思ってはいたがどうりで」 「えっと、とらさんとしんごさんにはただの琥々として見てほしい、な……」 ちらりと見ると2人はもちろんと頷いてくれた。 車を走らせて30分ほどすると、街から離れた静かな場所にあるわたしが住んでいるアパートに到着した。2階に上がり3部屋ある中の一番真ん中の部屋の扉の前に立つ。 「お疲れ様。ここが私の娘が住んでいるところだよ」 パパが鍵を2つ取り出すと1つずつとらさんとしんごさんに渡した。 「部屋の鍵は失くさないように気をつけて。先ほども話しましたが、部屋同士が行き来出来るようになっていますので。中にはいったら娘の私物が散らかっているかもしれませんが」 「ちゃ、ちゃんと整頓してるもん……」 「守ってほしい点が2点あります。まず、出かける際は各部屋の扉から出ること。同じ部屋から出ると彼氏だのなんだの周りが敏感になるのを避けるためです。次に出かける際はなるべく1人で、琥々と一緒に出かける場合は時間をずらすこと。外出する際は部屋を出るタイミングをずらして後々合流するよう心がけてほしいです。中で生活する分には一緒にいていいけど人目につく場所ではなるだけ1人で行動してほしいかな」 「分かりました。注意します」 「まだまだわからないことがたくさんだとは思うけど、娘のことどうぞよろしくお願いします」 パパと別れて、とらさんとしんごさんは貰った鍵を使って部屋の中に入ったのを確認してからわたしも自分の部屋に入る。荷物を置いてから隣の部屋に繋がる扉を開けて、とらさんの元に向かった。 「とらさん」 カーテンを開けて外を眺めていたとらさんに声をかけるととらさんは微笑みながらカーテンをしめた。 「またこうして君と出会えるなんて夢にも思わなかったよ」 「わ、わたしもびっくりしました。……とらさん、怪我したところはどうなっているの?」 「傷跡はあるけど平気さ。痛みも全くないし。ほら、普通に歩いているでしょ?」 とらさんは傷が深くて最後の方は歩けなくなってしまって他の人に運んでもらって移動していたから、ホッとした。 「もう会えないと思って君に想いを告げたのにねえ」 ドキッと胸が跳ねる。とらさんを見上げると真剣な表情をしていてわたしは思わず目を逸らした。 「あ、あのね、とらさん……。あの言葉の意味が知りたいの……」 「おや、言ってしまってもいいのかい?」 胸の音がうるさい。 もし、もし異性としての好きだったとしたら、わたしはどうするんだろう。 「琥々チャン耳まで真っ赤だねえ。……そうだなあ。言いたいのは山々なんだけど……顔が怖いよ信吾サン」 振り返るとしんごさんがとらさんを睨んでいた。 「吉村、琥々に一体何を、」 「なにもしてないよ。ね、琥々チャン」 「嘘を言うな。琥々と父君に迷惑をかけるのか?」 「そんなつもりはないさ。……琥々チャンが望むなら分からないけどね?」 不敵に笑うとらさんを鋭い視線で見つめるしんごさん。 このないしょの共同生活、どうなっちゃうんだろう。

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Gif 追加

動かしてみたい欲求です。アニメのエンディングもどきみたいなの、大変夢です。

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まこと周りの人たち

ざっくりした手書きの設定です。字が相変わらずきたないです。 小話内設定なのでまじめな本当のことが気になる方は自分で調べる事をおすすめします! とりあえずキャラの顔と名前が一致していただけたらいいなと描いたものになります。この創作がきっかけでちょっとでも興味持っていただけたら私的には万々歳です。

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想いをのせる

「とらさんとらさん、はいってもいいですか」 襖の向こう側から琥々の声が聞こえ、虎太郎は持っていた筆を机に置いた。 「どうしたの」 琥々は寝間着姿で重蔵が作ったにわとりのぬいぐるみをぎゅっと抱いて小刻みに震えていた。大きな瞳を潤ませている琥々にただ事ではないと思った虎太郎は近くに置いておいた刀を手に取る。 「何かあったのかい?」 「と……とらさん……わたしの部屋に……」 「賊が入ったか!?」 虎太郎は慌てて立ち上がるが琥々はちがうの!と言いながら虎太郎の服をきゅっと掴んだ。にわとりのぬいぐるみが畳の上にぽとっと落ちた。 「てっせきおじちゃんが自分の部屋と間違えてぐっすり眠っちゃって……寝る場所がないからとらさんの部屋で寝させてください~~……」 虎太郎は拍子抜けした。 「……泣きそうだから何事かと思ったのに紛らわしいなあ」 「これはしんごさんのところ向かったらひかりちゃんが既にいてけんかして……」 虎太郎はまたかと苦笑いしながら刀を置いて琥々の頭を優しく撫でた。琥々は勢いよく虎太郎に抱きついた。 「相変わらずだねえ」 琥々もひかりも信吾のことが好きで毎日取り合いをしているが、毎度琥々が退いていた。ひかりのわがままっぷりには虎太郎や信吾をはじめ天誅組の面々も少々手を焼いていた。 「中山の坊がひとり増えたカンジだもんねぇ。琥々チャン我慢して偉いねぇ」 「でもねわたし、しんごさんとお話ししたいの」 俯きながら消え入りそうな声で自分の望みを言う琥々の背中を虎太郎は優しく撫でた。その後、琥々は虎太郎が敷いた布団ですうすうと寝息をたてて眠ってしまった。虎太郎は信吾を部屋に呼ぶと信吾は小さく息を吐いた。 「……お疲れだね、信吾サンも」 「そう思うなら代われ」 「あはは、無理だよ。だってひかりチャンは信吾サンじゃないとダメなんでしょ?」 虎太郎が言うと信吾は眉間にシワを寄せる。 「……琥々チャンがさ、信吾サンと話したいって言っていたんだ。時間を作ることは可能かい?」 「琥々との時間をひかりが許可すると思うか?」 「そこは何とかするさ。明日の夕刻、琥々チャンに紅葉の木々の下に行くように促すからヨロシク」 「……ところで吉村。何故琥々がここに」 「わあ信吾サンもダジャレ言うんだねぇ」 けらけら笑う虎太郎を信吾はじとっとした目で見つめた。 「藤本さんが琥々チャンの部屋で寝ちゃったみたいでねぇ」 「自分の部屋と勘違いされるとは余程お疲れか」 「普通に寝ぼけておられただけかと俺は思うけどね」 ****** 次の日の夕方、琥々は虎太郎に待っているように促され、ひとり紅葉の木の下で座っていた。優しい風で揺れる木々に舞う紅葉。 「綺麗……秋が、終わっちゃう」 琥々は歴史に詳しい史華からこの先天誅組の面々がどうなるかを聞かされていた。維新の魁(さきがけ)となった天誅組の挙兵はタイミング悪く代官所襲撃翌日に八月十八日の政変が起ってしまい、逆賊のレッテルを貼られ追われる立場となった。そしてもうすぐ信吾は忠光を逃がすための囮になりそこで命を落とす。信吾だけではない他の皆も……。そう史華に告げられた琥々は頭が真っ白になっていた。みんな生きてほしいと願う琥々は、信吾に何を伝えるか決めていた。 「琥々」 名前を呼ばれ、振り返る。 こうして名前を呼ばれるのも久しぶりで、心に開いていた小さな穴が少し小さくなっていく。琥々はゆっくりと立ち上がると信吾に向き合う。泣いてはいけないとぐっと唇を噛み締めて一度深呼吸した。 「話があると吉村から聞いたが」 「……しんごさんお願い、」 琥々は信吾に近づくと自分の手より大きな信吾の手を握った。 「……お願いだから、死ぬなんて考えないで」 琥々の望みに信吾はほんの少し動揺した。泣き虫な琥々は堪えきれずぽろぽろと大粒の涙を溢す。 「あのね、わたし、しんごさんのことが好き。だいすき……」 一回り以上歳の離れた少女からの告白に信吾は動揺する。 「琥々それは、」 「とらさんも天誅組のみんなのこともだいすき。好きな人たちに生きてほしいと願ってはいけないのかなあ……っ?」 信吾は琥々の視線に合わせるように屈むと琥々を抱きしめた。 「……この世の中を変えるためならば命など惜しくはない。琥々のいる時代が明るいものになるのなら尚更」 「しんごさん……っ」 「琥々、これ以上は引き留めるな。覚悟が揺らいでしまう」 琥々は信吾の腕の中で泣いた。信吾は琥々を抱き上げ立ち上がる。 「どうか、幸せで」 落ちゆく紅葉が命の灯火のように感じた。 ***** 虎太郎と信吾は別々に行動することになり、琥々は虎太郎の側にいることに決めたが虎太郎はそれを拒んだ。 「琥々チャン、お願いだ。早々にこの地から離れてくれ。俺の最後の望みだと思って聞いてくれないかい……?」 言葉を発することも痛んで辛いが、琥々を不安にさせないよう笑ってみせる虎太郎。 虎太郎は高取城を襲撃した際、味方の掩護射撃が誤って当たって重傷を負う。それは日に日に悪化し、ついには自らの足では歩けないほどになっており、虎太郎は藁で作った即席の駕籠にのって移動していた。 琥々は首を横にふり虎太郎の頭を優しく撫でた。 「とらさんがなんて言おうと最期までとらさんのそばにいたいの」 「信吾さんのことは、いいのかい……?」 「もう、大丈夫。自分の気持ちは伝えられたから。とらさん、本当にありがとう」 信吾は数名で決死隊を組み、天誅組主将である忠光とひかりを逃がすために戦い戦死した。 虎太郎は信吾たちが戦死した数日後に潜伏していた小屋を追討軍に発見され囲まれた。刀を手に取り構えるがすでに立つことも出来ない虎太郎は自害することを考えていたそのとき、追討軍と虎太郎の間に琥々が両手をひろげて立つ。 「お願い! とらさんをころさないで!!」 追討軍は小さな少女に動揺し、構えていた銃を下ろした。 「もうとらさん動くのも大変なの。大勢でいじわるしないで……」 瞳を潤ませて今にも泣き出しそうな琥々の足は恐怖でがくがくと震えていた。琥々の愛らしい姿に敵兵たちはみな虜になっていた。 「……幼き少女よ、まことに申し訳ないがこちらも逆賊を逃がすわけにはいかないのだ……」 「どうしても、だめですか……?」 上目遣いで見つめる琥々に、兵はくっと目を逸らした。その様子をぽかんと見つめていた虎太郎は、代官所を襲った際に同じようになっていた者たちのことを思い出していた。琥々には、無自覚に人を魅了する力があるようだった。 「あんな愛らしい少女を使うなど卑怯だぞ!」 「隊長! いかがいたしましょう……っ我々にはあの少女はとても手にかけられません…っ」 「…っ分かっている!分かってはいるが、しかし……っ」 「何を甘っちょろいことを言っているの?これだからニンゲンは」 赤髪の額に2本の黒いツノを生やした鬼の少女は一番前に出ると琥々を睨み付けた。 「チトゲちゃん……っ」 「鬼ごっこはアンタの負け。さっさととらちゃんアタシに寄越して死んで」 「いや! とらさんはあなたのじゃない!」 「アンタのものでもないでしょ。負け犬の言葉なんて聞きたくもない。さっさと消えて」 逃げ場のない小屋の中。チトゲが手を上げると追討軍の兵たちは琥々と虎太郎に銃口を向ける。 「か、からだが勝手に……っ!」 「ち、チトゲ殿! 我らがおこなうのは天誅組の討伐のみ! こ、この少女を殺す必要は、」 「あるよ。この娘も天誅組の一員なんだよ? キミ、まさか躊躇ってないよね?」 チトゲに鋭く睨まれた兵が震える。 「ねぇ……っ、どうしてそんなひどいことするの……? とらさんが、あなたたちに悪いことしたの……?」 「罪なき者を殺めている、それを悪と申さずなんと申す」 「……っでも、それは、この国のためで」 「事情はあれど奴らは賊軍でしかないわ」 絶望する琥々をみてチトゲはニヤリと笑う。虎太郎は最後の力を振り絞り、琥々を自分の方に引き寄せ抱きしめる。 「君には、誰よりも生きてほしかった」 「とらさ……ごめんなさい、わたし、とらさんから離れるなんて出来ないよ……」 「……あはは、分かった分かった。じゃあ、最期まで俺の傍にいて」 「……っうん」 琥々は虎太郎の胸に顔を埋め、ギュッと目を瞑る。 「……琥々チャン、ありがとう、」 虎太郎は琥々に礼を述べた後、琥々の耳元で何かを囁いた後、銃声が聞こえた。 「…はあ、…はあっ、………、」 視界にひろがるのは、白色の天井。薬品の独特な臭いが琥々の鼻にかかる。何が起きたのか頭の中で整理したいが、うまく頭が回らない。 「……っ、こ、こは……どこ、……?」 身体がうまく動かせないで困っていると巡回していた看護師が琥々が意識を取り戻したことに気が付いた。 「芳村さん!……意識が戻ったのねよかった……。今先生を呼ぶわね」 「は、い……あの、わたし……」 「あなた、1ヶ月も目を覚まさなかったの。あなた以外の女の子たちも同じ症状でまだ目を覚まさないの」 琥々はその後一通り検査した。何も異常はなかったが、次の日に病院を後にすることになった。 ベッドの上から窓の外を眺めながら最期に虎太郎に囁かれた言葉を思い出す。 『君が好きだよ』 琥々は耳を真っ赤にして布団で顔を半分隠す。 「……ずるい」 その好きの意味はわからないままなのだろうと琥々は膝を抱えた。

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4歩目

★ご支援ありがとうございます…!!🙏いずれグッズ作成費や機器購入に当てさせていただきます…!最近お絵かきで使用しているiPadの調子が怪しいのでびくびくしております。


☆グッズといえば、なにやらぴくしぶファクトリーで【ともだちに送る】機能が追加されていました。まだしっかり調べていないのであれなのですが、いずれ使ってみたい…!


★改めてSkebご依頼くださった皆様ありがとうございました…!体調整わず家にいる時間が長いのでご依頼頂けること本当にありがたいです。絵に関していろいろ反省点があり、もっとがんばりたい…。


☆おげひんな発言しかしておらず申し訳ございません……。心は小学生のままです。

反抗期がやってきたのかさらに暴れ犬と化したタルちゃん。相変わらず夫とのイチャイチャ見せつけられたり(通称DL(ドッグラブ))踏まれまくってますけど、毎日可愛くて仕方がないです。野良犬に追われた過去があり、わんこに対して苦手意識がまだあるのですが、家にやってきたのがタルちゃんでよかったなあとここに来てくれてありがとうね、と感謝を伝えてます。

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その他オリジナルまとめ

昔のアカウント名のサインありますすいません。

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ぎっふらくがきまとめ

全然残っておりませんでした。せいのう贔屓なところがありすいません。かんざき名義でやっていたうちよそアンソロの一部も置きます。データはこれしか生きておりません。

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鬼さんこちら


赤鬼と黒鬼は名前決まってますが青は友人がキャラデザしてくださったこなのでまた名前聞いてきます。天誅組を追いかける敵キャラです。赤鬼がバカヂカラで長いこと鎖に繋がれて封印されていたのですが黒鬼コクキが封印を解きました。チトゲはコクキを様呼びして慕ってます。チトゲの名付け親もコクキさんです。そんな感じです。

チトゲも青鬼さんも乳が無防備なのですが見えてしまっていても平気そうですね。

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3歩目

頂いていたSkebリクエストすべて完了しました。リクエストくださった皆様本当に本当にありがとうございました…!またどこかの週末にすけぶ絵はXであげるかもしれません。よろしくお願いします。


少し前のものになりますが、アナログイラストおいておきます。



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お助け★すずかちゃん

昨日身に付けていた衣服を散らかして無防備に寝間着を乱し眠るすずかに陽之助は頭を抱えていた。 「ホンマにこの女……坂本さんみたいやわ」 散らかる衣服を拾い上げて丁寧に畳み、部屋の隅に置いてから再びすずかの方を向くと離れてしまった掛け布団をそっとすずかに掛けた。彼女を起こさないよう音を立てないよう静かに座る。 「……陽之助?」 声をかけられビクッと肩を震わせる。すずかがじっと陽之助を見つめていた。 「起こしてもうたか?」 「起きてたからへーきへーき」 「なんや起きとったんかいな……。あんた、おなごならもう少し片付けきちんとしいや。どうせまた湯浴みもしてへんやろ?まったく……」 「陽之助が一緒に入ってくれるならいーよ?」 「はあ?」 すずかはもぞっと身体を起こす。乱れていた寝間着は更に乱れてすずかの乳房が露になっている。陽之助はその姿を見て慌てて床に目線を移す。その姿を見たすずかはにや~と悪い笑みを浮かべた。 「いやいや~今更すぎん? アタシらの仲ジャン」 「いやどんな仲やねん」 「アツアツラブラブカップル……恋仲?」 「何が恋仲や!!何もしてへんやろ!勝手に捏造するんやない!!!」 「だっはっは! いい反応! 陽之助ってばガチで面白いよね」 「はよ乳隠さんかい!」 「ちぇっ」 陽之助に指摘されてすずかは渋々乱れた寝間着を直した。 「……陽之助、あの件どうなってるん?」 「あの件……?」 「エッ、陽之助に限ってアタシが頼んだこと忘れたとかないよね?」 「俺は坂本さんの指示しか聞かへんが???」 「りょーまに言われた『すずかは任せた』って言葉は?」 「記憶にないわ」 「……へー、ふーん、ほーん? 陽之助がその気ならアタシにだって考えがあるし?」 すずかは手首に付けていた海援隊の旗と同じ赤白のシュシュをチェリーピンクの髪につけると寝間着からビキニスカート姿に変化した。ビキニの色も海援隊の旗と同じ色だ。黒の学ランを羽織り、黒いロングブーツを履くと壁に立て掛けてあったバズーカを背負って部屋から出ていく。陽之助は慌ててすずかの後を追いかける。 「相変わらずなんちゅー格好やねん……」 「って言われてもアタシが選んだわけじゃないし~?」 「別世界から来たってあれかいな……未だに信じられへんが……あんたらの出で立ちはこの日ノ本のものとはちゃうしなあ……」 「この格好はアタシらをこの世界に送り込んだヤツの趣味ってコト。でもアタシこの格好ケッコー気に入ってたり」 「っていうかあんた一体どこいくつもりや」 「陸援隊屯所に決まってるじゃん★」 陽之助の問いかけにすずかは紗良から預かった煙玉を見せつけて答えた。 ***** 「あつーーい……」 陸援隊屯所の一室でまことと干城、そして副長4人組による朝の会議が終わった。終わった瞬間、すぐに畳の上で寝転ぶ顕助にまことは眉間にシワを寄せた。 「今日はそんなに暑くないだろ」 「え~?この暑さは異常だよ。ねえ、いおりん」 「ん……まあ、そうかもな。少々暑いかもしれん」 「軟弱者ばかりか? あたしのいた時代はこの温度は実に過ごしやすいとされる温度だぞ」 「へー。じゃあさ、まことのいた時代って気温どれくらいなんだ?」 弁之進の問いかけにまことは「最近は36度や……暑い日は40度をこえるところもあるぞ」 と腕組みをしながら答えると伊織と慎三が眉間にシワを寄せる。 「40てなんだ40て……」 「……まこと、嘘を言うな」 「慎三、あたしを疑うのか……?」 「うわーん!なんか話聞いてるだけで暑くなってきた!干城にい!打ち水していい?!」 「別に構わんが……」 「やっほーい!」 顕助はバッと立ち上がり井戸に向かうと風呂桶に汲み上げた水を入れる。 「なんで風呂桶でやろうとしてんだアホ」 「いやーひしゃくだとちまちまと時間かかるからこうやって思いきりやれば、」 顕助が風呂桶を両手でもって振り回す。風呂桶に入っていた水は地面ではなく、人を濡らした。 「「「あ」」」 「…………やっぱりあんたら陸援隊とは上手くやれる自信ないわ……っ」 ずぶ濡れになった陽之助を見て顕助がゲラゲラ笑う。 「これはこれは、誰かと思えば海援隊の陸奥じゃーん!ごっめんねえ? でも打ち水やってる最中に来ちゃうお前が悪いよね~~~?」 「水も滴るええ男にしてくれたんか?悪いなあ。今日もチンチクリンなあんたより女に声かけられそうやわ~~おおきに~~~」 ((こいついつか○す)) バチバチと睨み合っている顕助と陽之助。まことはやっほーと手を振るすずかの元に向かう。 「まこっちゃんおひさー」 「お久しぶりですすずか先輩。すいません、顕助のヤツは後であたしが叱りますので……陸奥殿にこれを」 まことはスカートのポケットからハンカチを差し出すとすずかは目をぱちくりさせてプッと笑った。 「相変わらずマジメかー? まあでもありがと! 陽之助にあとで渡すわ!」 「いえ。……それにしてもこんな早朝からどうされたのですか。何かありましたか?」 「まこっちゃんちょい耳貸して」 「?なんですか?」 ちょいちょいと手招きされてまことは耳を貸すとすずかはまことの耳に手を添えてこそ……っと質問する。 『まこっちゃんの好きピ、こん中におるん??』 「なあ……!?な、なん……っ、え!?」 『あの目付きの悪い黒髪とかマシそうだけど。それとも~~~谷さん?』 「あ、あたし恋なんてしてませんから……!」 ぷいっとそっぽ向くまことにそうなん?と残念そうな表情を浮かべるすずか。 「何やら騒がしいね。谷殿、会議は終わったので?」 まことが声のする方を勢いよくばっと見る。声の主はまことが片思いしている盛馬だった。 「おはよう片岡。片岡にも先ほどの会議の内容を共有したい。少し時間いいだろうか?それから次回の会議から片岡にも参加してほしい」 「畏まりました。……ところで谷殿、あちらに見える女人は?」 「ああ、彼女はすずか。まことと同じ世界から来た者だよ。普段は海援隊屯所のほうにいるのだが」 「左様ですか。……これまた少々目のやり場に困る衣服を身につけてみえるが……肌を見せて過ごすのがまこっちゃんの世界では当たり前なのかな」 「まこと曰く暑い日は40度あるそうだ」 「それは脱ぎたくもなりますな」 干城と談笑する盛馬のほうをみて頬を赤く染めるまこと。そんなまことの様子を見たすずかはニマニマと笑う。 「ほ~~~~ん? まこっちゃんの好きピはあの人ってカンジ?」 「へええっ!? いや、盛馬はちが……っ」 あわあわと慌てるまことを見てすずかは驚いた。 「まこっちゃんのそんな顔初めて見たわ」 「あ、う……ち、違うんですすずかせんぱ……」 「こりゃ応援するしかないっしょー!!」 すずかは背負っていたバズーカを手に取り、先ほどの煙玉をセットする。バズーカを盛馬の足元に向けて構えるとぺろりと舌なめずりをして素早く放つ。それに気付いた伊織と慎三が刀を抜き、慌てて干城と盛馬の前で構えた。伊織と慎三の足元にに落ちた煙玉は爆ぜて辺りが真っ白な煙に包まれた。 「な、なんだこれは!?煙幕!?」 「谷殿、無闇に近付いてはいけない。鯉沼殿!慎三!無事かね!」 「げほっ、な、なんだこれ身体が……っ!?」 「…っ!力が入らん……!」 干城と盛馬は伊織と慎三に押されて煙幕を回避したようだった。その様子をみたすずかは表情がひきつった。 「あ~~~……やば、失敗したカンジ……?」 「す、すずか先輩一体何を……!?伊織と慎三は無事なんですか?!」 「無事っちゃ無事なんだけどぉ……っ、まこっちゃん、メンゴ!!」 「え!? す、すずか先輩!」 「陽ちん帰るし~~~!」 すずかが顕助と口喧嘩している陽之助に向かって叫ぶ。 「誰が陽ちんや!!……あーあ、ちゃんと計算して狙わへんからあかんのや……まこと、やっけか?堪忍な……」 「ちょっとお前、大橋さんといおりんに何したんだよ……」 「ハン、誰があんたに話すかいな」 「……っちっ!」 顕助は大きな舌打ちをするとまことの元まで駆け足で向かう。 「まこっちゃん平気?」 「あ、ああ。あたしは平気だ。弁之進はすぐに自室に帰ったからいいが」 「みた感じ大橋さんといおりんが谷さんたち庇って直で喰らってる感じかな。陸奥がまこっちゃんに向けて堪忍なって言ってたからまこっちゃんに関することなのかな?」 「わ、わからない」 「煙幕が完全に消えるまでは近付かないのが賢明だ。毒とかではなさそうだけど、吸わないよう気をつけて」 「ああ」 まことは口と鼻を手で覆い、煙幕が消えるのを待つ。煙幕が完全に消えて見えたのは地面に横たわる伊織と慎三だった。 「伊織!慎三!!」 まことは慌てて2人の元に駆け寄り2人の身体を擦る。 「大丈夫か!?しっかりしろ!!」 「…っ…つ………っだ、だいじょうぶだ……すまん……っ」 伊織がゆっくりと身体を起こすとまことと目が合った。伊織はまことの姿を見て慌てて視線を逸らす。 「……??!……っ?」 「い、伊織……?」 再びまことが伊織に触れようとすると伊織はまことの手をパンッと払いのけた。 「!?」 「ちょっといおりん!まこっちゃんに何するのさ!!」 「……わ、悪いまこと……俺の前から離れてくれないか……?」 「……す、すまない……」 困惑しながら伊織から離れてゆっくり身体を起こす慎三に近寄る。 「慎三大丈夫か……?」 「……っ」 「慎三?」 「顕助、まことを俺から離せ……」 「えっ、ちょっとちょっと大橋さんまでどうしちゃったのさ」 「いいから早くしろ!!」 珍しく大きな声を出す慎三に顕助とまことビクッと身体を揺らす。顕助はまことの手を取ると干城と盛馬の方へと向かった。悲しそうな表情で伊織と慎三をみつめるまことを見た盛馬は、まことの頭に手をぽんとのせた。 「まこっちゃん、心配せずともあの2人が君を嫌うなんてことはないさ。何か理由があるのさ」 「……っで、でも。……じゃああれは一体……?」 伊織と慎三を見ると荒い息を吐きながらまことを見ないようにしているようにみえた。 「……ふむ、試してみるか」 「え?何を?……きゃっ!?」 盛馬はまことを自分の方に抱き寄せる。片思いしている相手に抱きしめられたまことはかあああっと顔をリンゴのように真っ赤にさせた。 「ああああああの盛馬……!?」 「「まことに触れるな!!!!」」 「………は?」 叫んだ方向を見ると伊織と慎三が苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていた。盛馬はやれやれとまことを解放する。 「2人が喰らったあの煙幕、多分君に特化した惚れ薬だね」 「ええええええ何でそんな物……っ!」 「しかしすずかが元々狙っていたのは俺と片岡のほうだったが……?」 「あっ、僕察しちゃった。なるほどね~……だから陸奥はまこっちゃんに謝罪したのか……」 「!!ああああまさかそういう……!」 「うん?何かわかったのかい?」 「あーね、すずかちゃんはまこっちゃんの想い人狙って煙玉を」 「うわあああああ!!!」 「がはっ!!!」 まことはペラペラと話そうとする顕助の腹に拳を入れると顕助は地面に落ちた。 「慎三も鯉沼殿も君を視界に入れたら何をするかわからないから君を遠ざけているだけだね。……効果がどれくらい続くか分からないが、今日はあの2人に近付かないほうがいい」 「そうだな。まこと、今日は自室にいなさい。鯉沼と大橋は監視しよう。片岡、頼めるか」 「勿論です。まこっちゃん、今日は決して部屋から出てはいけないよ?いいね?」 「は、はい……」 「うん、いい子だね」 盛馬に頭を撫でられまことは恥ずかしそうに俯いた。 ****** 「……失敗した?」 腕を組み、正座するすずかと陽之助を見下ろす洪堂。 「どうするつもりだ。あれの効果は5日もあるんだぞ」 「いや~~メンゴメンゴ★まさか庇うヒトが現れるなんて思わなくてさー?」 「あれは鯉沼と大橋の反応が良すぎただけや」 「それにあれは時間が経つにつれて効果が強くなるものだ。何故片岡1人の時を狙わないんだ普通寝ているところを狙うだろうアホなのか……?陸奥がいながら何故失敗するんだ……」 「陽ちんは顕助と言い合いしててアタシはフリーだったよん」 「……陸奥……」 「そ、それにしてもやけに効果詳しいなあ?誰か試したんか?」 陽之助に言われた洪堂は一瞬ぴくりと反応するが咳払いして話題を変えた。 「今更効果を消す薬など作っても間に合わん。鯉沼と大橋が耐えてくれることを祈るしかないな……」 *** 気が向いたら続きを書きます(絶対エロ)

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媚薬

「媚薬が作りたいだと?」 洪堂は眉間にシワを寄せて紗良を見つめる。洪堂の視線に耐えきれなかった紗良はおれの後ろに隠れた。 紗良曰く、まことの恋を応援したいとのこと。他の案もたくさんありそうなのにどうして媚薬なんだろうか……?とおれと洪堂、そして謙吉が顔を見合わせた。海援隊の中で医術に長けているのはおれたち3人なのは違いない。だけど、そういったものはもちろん作ったこともないし、作成できるかもわからない。 「何故媚薬に頼ろうとする? 那賀岡ならあの見た目だ。言い寄れば問題ないだろう?」 「洪堂さん、甘いですよ……!まこちゃんが可愛いのは分かります。だけど今まで一度も恋愛したことがないまこちゃんが好きな人にアプローチ出来ると思ってるんですか!? その人の顔みるだけで上手く話せなくて顔真っ赤になっちゃうのに……うう、まこちゃん初々しすぎて可愛い…じゃなくて!後押ししてあげたいじゃないですか!?」 「ヨダレ垂らしながら力説されても困るんだが」 洪堂に指摘された紗良は慌てて口元を拭う。 「那賀岡さんの後押しをしてあげたいのはわかりましたが、我々そういったものは扱ったことがないので、もし作っても効果的かどうか分からないんです。紗良さんには実験台になっていただくことになりますがよろしいのですか……?」 さすがに媚薬の実験台にはなりたくないだろうし謙吉の提案は断るであろう、おれたちはそう思った。が、紗良は目を輝かせて「もちろんやります!」と片手を上げて大きく返事した。 そうだった、紗良はちょっと抜けているんだった……。 洪堂がコイツは本当に阿呆なのか……?!と言いたげな顔で紗良を見下ろしながらひいていた。謙吉は困った表情を浮かべながら静かに立ち上がると部屋のすみにある本棚をあさりはじめた。 「媚薬について載っている本が謙吉さんの部屋にあるんですか……?も、もしかして作る予定があったんですか!?」 「なっ、わ、わしはそないなもの作らんがよ…!?こほん、違います。そういったものの記載が何処かにあった記憶がありまして……」 紗良の言葉に動揺した謙吉の口調がいつもと異なっていたがすぐに立て直していた。洪堂もため息をつきながら謙吉の隣に立って書物を手に取りぺらぺらとめくる。 「俺と長岡はとりあえず書物を読みあさる。石田は馬鹿と一緒に外で情報集めをしてくれ」 「分かった。何も情報を得られなかったらごめんな」 「もしもし洪堂さん? 馬鹿って私のことですか?」 「お前以外に誰がいるんだ」 「くうっ……認めざるをえない……」 ******** おれと紗良が向かった場所は丸山遊郭だった。日本三大花街のひとつである長崎丸山。なぜここに向かうことにしたのか、それは薬屋に行くよりもこういった場所の方が情報を得られそうな気がしたからだ。ただ、紗良と並んでこの花街を歩くのは少し変な気分だった。 建物の上の方を見ると遊女たちが誘うように目線を送ってきたが、紗良の姿をとらえるとふいっと目をそらされた。 「私丸山遊郭来るのはじめて」 「あー、そっか。おれたちが花月でのんだりしているとき紗良は剛八と社中で留守番していたもんな」 「うん。ここってあれでしょ? 陽之助がたくさん女遊びしてるとこでしょ?」 「お、おおう……そういう認識か。まあ間違いではないかもな」 「陽之助も口は悪いけど顔は整っているから女の人も声かけちゃうかも。英吉さんも女遊びするの?なんて、想像できないけど…綺麗な女の人いっぱいだし……」 「おれは紗良のほうが綺麗だと思うけど」 「えっ?」 「あっ」 しまったと口を手のひらで押さえる。紗良をちらりと見ると頬を真っ赤にして困ったような顔でこちらを見上げていた。紗良のこんな表情を見るのは初めてでドキッと胸が弾んだが慌てて目を逸らした。 「え、えっーと……その、花月ってところで情報を集めるの?」 「そ、そのつもり。あそこは顔見知りが多いからちょっとだけお邪魔させてもらおうかなと思ってる」 「じょ、情報得られるといいですね……?」 ギクシャクした会話をしていると店に到着した。店主はおれの顔をみると坂本さんとこの!と言ってきたので用件を伝えた。その後店主は1人の遊女を連れてくると遊女は紗良になにかを渡した。 「お嬢ちゃんにあげる」 「あ、ありがとうございます。これはなんですか?」 「これかい? これはアンタらが求めてる媚薬さ。使い方は中に紙が入ってるからそれを読むんだよ。アンタの恋、うまくいくといいね。坂本さんに宜しくね」 そういうとすぐに去っていってしまった。店主に礼を行って足早に丸山を後にした。紗良が貰った媚薬、それは『長命丸』だった。 「長命丸はさすがに駄目だよなあ」 「えっ、なんで?」 「これの使い方は男性の性器に塗りつけて使うものだからな。つまり、まぐわい前提ってことだ。ということでこれはおれが没収するよ」 「そ、そっか。それはさすがに駄目だよね……」 しょんぼりと肩を落とす紗良はおれに長命丸を渡す。先ほどの件がまだ頭にあって、紗良の顔をみると胸の鼓動がはやまる。 「……なあ紗良……。長命丸、試してみるか?」 「え……?」 顔を真っ赤にさせて戸惑う紗良が可愛くて、どうしようもなく愛おしい。どくんどくんと心臓の音がうるさい。誰も通らない路地裏に紗良を追い込む。逃げ場がない紗良は不安げにおれを見上げていた。 「紗良はおれの事嫌いか……?」 「そ、そんな捨てられそうな仔犬みたいな表情でずるいですよ!?き、嫌いとかじゃなくて、その……。私と英吉さんは、違う世界の人間だし……」 遠回しに断られているような気がして若干傷つきながら紗良からゆっくりと離れる。 「いつ別れがくるか分からないから好きな人は作らないようにしているんだけど、まこちゃんの恋は応援したいんだよね」 困ったように笑う紗良。 おれは未来よりも今を、この気持ちを大事にしたい。ただ紗良が元にいた世界に帰ったとき寂しくなっても隣にいてあげられないなら紗良の言うとおりやめたほうがいいかもしれない。 ……信吾さんは琥々にどんな言葉をかけたのだろうとふと疑問に思った。 「とりあえず帰ろう。あまり遅くなると謙吉も洪堂も心配するだろうしな」 「う、うん」 歩き出すと紗良がきゅっとおれの袖を握る。このなんともいえない距離感と雰囲気にどうしたものかと少しだけ困ってしまった。 ****** 「……何かあったのか?」 開口一番洪堂に言われた言葉で紗良がひどく狼狽えた。 「うえっ!?そそそそそんなことないデスヨ…!? 」 「お前嘘つくの下手くそすぎるだろ」 「ひーん謙吉さん、洪堂さんが相変わらず辛辣……」 紗良は謙吉に寄ると謙吉は苦笑しながらよしよしと頭を撫でていた。 「何か情報を得られましたか?」 「いや。なかなか難しいな、媚薬ってものは」 「ですね……。こちらは媚薬というかおまじないのようなものならありまして……これなら試せそうだなと思ったものですがいかがでしょうか?」 謙吉が本を指差す。おれと紗良が覗き込むとそこに書かれていたのはイモリの黒焼きというものだった。 「イモリの黒焼きを粉にしたものを意中の相手に粉をふりかけ自分にもふりかけると惹かれあう、そんなおまじないのようなものですが、媚薬として扱われています。効果はどれほどかわかりませんがこのおまじないであれば那賀岡さんも試すことが出来るのではないかなと」 「ちょうどイモリの黒焼きを粉にしたものはあった。こっちが雌、こっちが雄のものだ。間違えないように」 「わあ! 謙吉さんも洪堂さんもありがとう! じゃあさっそくまこちゃんにこれを、」 「試すのはどうした?」 洪堂に問われて紗良のからだがびくっとはねた。それを見た洪堂はあきれた表情で「那賀岡の応援をしたいなら効果があるか試してからやるべきだろう」と言った。確かに洪堂の言う通り、効力がなければ意味がない。紗良は困り顔で部屋から去っていった。 「一体誰に使うつもりなんだアイツは」 「このおまじない、相手にバレては失敗してしまうらしいですからね。それにしても英吉大丈夫ですか?先程から少々様子が気になります。紗良さんと何かあったんですか?」 「あったといえばあったけど…謙吉…おれ失恋したかも」 「えっ」 「紗良に振られたのか?よかったな」 「洪堂冷たすぎるな」 「ふふ、もしよければお話し聞かせてください。お茶でも飲んでゆっくりしませんか?」 微笑みながら提案する謙吉に礼を述べた。

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あなたのために、

高取城を奇襲した際、味方の射撃によって重傷を負った虎太郎は床に伏せていた。苦しそうに息を吐きながら眠る虎太郎の汗を琥々は自身のハンカチを使って拭いた。冷たいもので拭いてあげたい、そう思った琥々は1人で川に向かった。川の水でハンカチを濡らしてしっかりしぼる。持っていた竹筒に水を汲んで来た道を戻っていく。虎太郎の部屋に戻ると医者である乾十郎と井澤宜庵の2人が虎太郎の傍にいた。 「あっ……せんせいたち……」 琥々は2人に向かってぺこりと頭を下げると虎太郎の額を濡れたハンカチで拭き始める。 十郎は琥々の目の下にくまがあることに気づいた。 「……琥々。あまり寝ていないだろう?少し寝なさい。この先寝る時間すらなくなるかもしれないんだぞ?」 「……でもとらさんが、心配です……」 弱々しく返す琥々に十郎と宜庵は困ったように顔を見合わせる。宜庵ははあ……と小さくため息をついてから畳の上で横になる。 「……宜庵? 何故お前が横になるんだ?」 「睡眠は大事なんでしょ……?」 「俺はお前に寝ろとは言ってないがな?」 宜庵はふああとあくびをしてちらりと琥々を見て畳を手のひらでとんとんと叩いた。 「おいで。 いっしょに寝よう」 琥々は少々困惑しながら宜庵の近くに寄っていく。 「せんせい……とらさんよくなるかなあ……?」 泣き出しそうな琥々を宜庵は自分の方へと抱き寄せる。幼子をあやすように琥々の背中を優しく撫でた。 「大丈夫。……それより君の体調が気になる……。吉村も、自分のせいで君が寝不足になることは望んでいないでしょ……。吉村のことは十郎に任せておけばいいんだよ」 「いやお前も手伝え。……コホン。……宜庵の言うとおり、医者の俺たちが見ているから。琥々は眠りなさい」 十郎は安心させようと少し笑う。琥々は宜庵の傍で赤子のように身体を丸めた。宜庵が琥々の頭を優しく撫でていると琥々はうとうとしてすぐに寝息をたてて眠ってしまった。 「……うーん、いい眠りっぷり。本当に寝ていなかったんだなあ……十郎、俺も寝ていい?」 「駄目だと言っているだろうが!!」 「ほら、動くとせっかく眠ったこの子を起こしてしまうかもしれないし」 「くっ……卑怯だぞ」 「……それにしてもこの子、少し抱えすぎる。よくない」 「というか疑問なんだが何故こんな危ない場所に幼いおなごがここにいるんだ?」 「それ。……何か理由があるんだろうけど、身寄せしているのが天誅組とは運が悪いよね……」 「……言うな」 悔しそうな表情で十郎は虎太郎に目をやった。 ****** 次の日の朝、琥々がハッと目を覚まして身体を起こす。虎太郎のほうを見ると遅くまで看病してくれていたのだろうか、十郎が座りながら眠っていた。琥々は虎太郎に近づくと昨日に比べて呼吸は穏やかになっていた。ほっとした琥々は十郎にありがとうと小さくお礼を言うと部屋を出た。 「おお、琥々は吉村さんの部屋におったんか」 振り返ると内蔵太と周吉がおはようと琥々に挨拶をした。 「えへへ……2人ともおはよー」 「……吉村さんの具合はどうじゃ?」 「うん……。昨日よりは苦しくなさそうだけど……」 俯く琥々に周吉はそうだ、と胸元から小さな本を取り出し頁を捲る。 「琥々、よかったらこれ探してくれないか?」 「これなあに?」 「この辺りで採れる薬草だ。おれは用事があるから、代わりに採りにいってくれると助かるよ」 周吉に言われ、琥々はうん!と大きく返事をすると周吉から本を受け取り走り去っていった。内蔵太は「俺は琥々についていくぜよ」と周吉に告げて琥々の後を慌てて追いかけていった。 「うーん……これかなあ?」 書かれた薬草っぽい葉と周吉に渡された本を見比べるが筆でえがかれた絵だけでは分かりづらく、琥々は唸っていた。 「なかなか難しそうじゃな」 苦笑いしながら琥々の隣に内蔵太が屈むと琥々も「写真があればなあ……」と呟いた。 「琥々たちの時代は、話で聞く限り進んでそうじゃ」 「わたしがいた時代はね、写真と詳しい説明が書かれた図鑑なんてものがあるんだ。インターネットで調べたらすぐに出てくるし便利なんだよ」 「いんたあねっと……?」 内蔵太は首をかしげる。内蔵太は周吉の本を手に取り辺りをキョロキョロと見回す。この辺りに同じものはなさそうにみえた。 「この辺りにはなさそうじゃ。少し移動するぜよ」 「! うん」 琥々と内蔵太はもう少し山の奥へと入る。 「くらたくん、本当にいいの? やりたいこととか……」 琥々が不安そうに問いかけると内蔵太は気にするなとニカッと笑った。 「よう分かるがよ。いてもたってもおれんのは」 「そうなの! ちょっとでもはやく、元気になってほしいんだ。 とらさんの笑った顔が好きだから」 しかし、本に書かれた薬草を探しだすことは出来なかった。琥々はしょんぼりしながら来た道を引き返していた。 「なかった……」 「残念じゃったのう」 「……くらたくん、ちょっと休憩してもいいですか?」 「お、おお。気が利かなくてすまん」 琥々は竹筒を取り出して近くの川の水を入れた。一度自分でのみきり、もう一度水を汲むと内蔵太に差し出した。内蔵太はそれを受け取り1口飲んだ。 「くらたくん、ついてきてくれて本当にありがとう」 「あはは。力になれずすまんのう」 「ううん。1人だと、心細かったからそれだけですごく嬉しかったよ?」 「……琥々は、怖くないかえ?」 「え?」 「俺たちは今は追われる立場じゃ。命の危険もあるじゃろ?」 「こわいって言ったらもちろんこわいけど…。とらさんといっしょにいたい気持ちのほうが強いからへいきだよ」 琥々は空を見上げる。今日は曇っていて太陽がみえない。琥々は一度深呼吸をしてから再び歩き始めた。 「ただいまあ。 あ、とらさん! 身体起こしてだいじょうぶ?」 「アハハ。今は平気。乾さんから聞いたよ。看病してくれたんだってね。ありがとう」 「えへへ。あ、でもね、薬草、見つけられなかったの。ごめんなさい」 「薬草?」 虎太郎が十郎のほうをみると十郎は首を横にふる。琥々は周吉から借りた本を取り出し、これと指を指すと十郎は「これはちょっと時期がずれているから採れないな」と苦笑した。 「そっか、そうだったんだ。じゃあ仕方ないね……」 「周吉の奴~……」 (周吉クン、絶対わざとだろうなあ……) (伊吹、わかっててやったな……) 「でもわたしはくらたくんとお散歩できて楽しかったよ!」 「……琥々が楽しかったならええか!」 「俺からも礼を。池クン、琥々チャンのことありがとうね」 「礼を言われるほどのことじゃないがよ」 虎太郎に礼を言われた内蔵太は恥ずかしそうに頭をかいた。

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やきもち

「……面白くない」 ひかりは外の様子を見ながら不貞腐れていた。外では琥々が楽しそうに那須信吾と散歩をしていた。橙や赤く染まるもみじに触れようとするが、背伸びをしても少々届かなかったため、琥々は屈んで地面に落ちている綺麗ないちょうの葉やもみじを拾い上げていた。どんぐりも見つけたようで拾ったものを信吾に見せた。信吾は優しく微笑みながら琥々を抱き上げる。 「わあっ! し、しんごさん!?」 「これなら届くだろう?」 「ーっ、うん、届く!」 綺麗な赤色のイロハモミジを1枚だけ採って信吾の耳の辺りにかざしてクスクスと笑う。 「似合うか…?」 「うん、かわいいよ」 「可愛いという言葉は私には合わないだろう」 困ったような表情を浮かべながらもどこか嬉しそうな信吾をみて、ひかりはダンッと足を大きく鳴らした。 「信吾はうちのだ!忠光!」 「分かっておる。そなた、余が言うのもあれだが我儘やな」 「欲しいものを欲しいと言うて何が悪いのじゃ!」 つーんとそっぽ向くひかりに忠光はやれやれと腰を上げて琥々と信吾の元へと向かった。 「信吾よ、ひかりが呼んでおる」 信吾は忠光に声をかけられ一瞬だけ暗い表情を浮かべたが、抱き上げていた琥々をおろして「はっ」と返事をすると頭を深く下げてからひかりの居る忠光の部屋へと向かっていった。信吾の後ろ姿を少しだけ寂しそうに見つめる琥々に忠光は声をかける。 「……琥々は信吾のことが好きなのだな」 忠光の言葉に琥々は大きな瞳をぱちくりさせる。再び信吾のほうを見つめるとみるみると頬がもみじのように赤く染まっていく。恥ずかしそうに頬を両手で隠しながら「そうなのかも……」とぽつりと呟く琥々に忠光は少々申し訳ない気持ちになった。 「しんごさんのこととられたくないって思っちゃうのは、そういう『好き』だったのかなあ……?」 ひかりは琥々がこちらを見ていることを確認すると部屋の戸を開けて、わざと自分達の様子が見えるようにすると信吾に抱きついた。 「信吾よ、うちを姫抱きしてくれぬか?」 「姫抱き……こうでしょうか?」 信吾は軽々とひかりを抱き上げる。ひかりは信吾の首に腕をまわして密着する。 「……っ」 「あ、おい」 その様子を見た琥々は忠光の腕を引いて足早にその場を離れた。 はらはらと舞うもみじが舞う木々の間を歩く。忠光が何度か琥々の名前を呼ぶが琥々は一度も返事をしなかった。 「……琥々!!」 大きな声で呼ばれて琥々はようやく立ち止まる。 「あまり奥に行くとみなが心配するぞ」 「そ、そうですよね……ごめんなさい……」 しゅん……と落ち込む琥々を見ながら小さくため息をつく忠光。ふと地面に目をやるとどんぐりがそこらじゅうに落ちていることに気がついた。忠光は屈んでひとつ拾い上げて天にかざす。 「……琥々よ、良い場所に連れてきてくれた。感謝する」 「え? わあ……!」 太陽の日差しが紅葉したイロハモミジを綺麗にみせている。 「きれい……」 「この辺りの木々の葉はほとんど赤く染まっているのだな」 「ほんとだ、さっきいたところとそんなに距離変わらないのに」 「……琥々、これを」 忠光から小さな包みを両手で受けとる。赤色の紐をほどくと真っ白な金平糖。1粒手に取りじっと眺める。 「……宝石みたい」 「少々わけてやろう。高価なものだ、大事に食べよ。くれぐれも他の者には内密に。特にバカ虎には言うことがないよう」 「えへへ……」 「なんだ?」 「忠光さまがわたしを元気付けようとしてくれてるから嬉しくて」 「そなたの機嫌を損ねた原因は余だ」 「そうなの? わたしはもう大丈夫だよ!」 嬉しそうに笑う琥々が眩しくて忠光は慌てて顔をそらした。琥々は貰った金平糖を口に運ぶ。久しぶりの甘い食べ物。舌でころころ転がしながら味わった。 琥々と忠光が戻ると虎太郎と奎堂と鉄石が揃って立っており忠光は一瞬怯む。 「お帰り中山の坊」 「心配しましたよ」 「無事で良かったな」 「三総裁が揃いぶみとはな。琥々よ、もう大丈夫そうか?」 「うん、ありがとう忠光さま!」 満面の笑みを浮かべる琥々を見て虎太郎は驚く。 「おや琥々チャンずいぶん機嫌がいいね。信吾サンから聞いてたのと全然違うな……」 「忠光さまが元気付けてくれたんだー!」 「ふふ、それは良かった。池クンがお茶用意してくれてるからいっといで」 「はーい。忠光さま、ほんとうにありがとうございました!」 琥々はぺこりと頭を深く下げてからその場を離れていった。琥々の姿がみえなくなるとにこにこと笑っていた虎太郎の表情が豹変した。忠光は身震いをすると「よ、余も疲れた故部屋で休ませてもらうぞ」とその場から離れようとするが、三総裁に止められる。 「こ、琥々が無事なら良かろう!?」 「いやいやあのね、キミには琥々チャン以上に出歩かれると困るんだよ」 「ご自分の立場を理解して頂かないと……!何かあってからでは困ります!」 「もういっそ縛っとくか!」 「だああああ離せ離せ余に触るな無礼者どもがああああ!!」

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琥々の帯締

「あのバカ虎め……余の邪魔ばかりしよるわ……」 イライラしている中山忠光は廊下を歩いていると琥々を見つけた。琥々は吉村虎太郎にとって大切な存在であることを知っている忠光は、琥々を使って虎太郎に仕返しをしてやろうと考えた。イライラしていることが察せられないよう感情を落ち着かせるため一度深呼吸をしてから声をかけることにした。 「……琥々よ」 「あっ、忠光さま。こんにちは。今日もいい天気ですね」 警戒心のない満面の笑みで返す琥々に、忠光はうっと言葉につまる。この純真無垢な少女を使って仕返しするのはどうなのだろうかと躊躇ってしまうが、その迷いを振り切る。 「……先程菓子を頂いたのだが、よければ共に食べぬか?」 「えっと、ひかりちゃんじゃなくてわたしでいいんですか?」 「ひかりの分は取ってある。遠慮するな」 忠光が優しく微笑むと琥々は嬉しそうに礼をのべながら笑い返した。 琥々は少し緊張した様子で忠光の部屋に入るとキョロキョロと辺りを見渡す。そんな琥々に忠光は小首を傾げ、どうした?と問いかける。 「えっと、忠光さまのお部屋はじめてだから……どこに座ったらいいですか…?」 問いかけに忠光は少し考えてからにやりと笑うと胡座をかいて座り自分の膝をぽんと叩く。 「ここに座るとよい」 「え!そ、そんなことできません!」 「余の命令だ」 命令という言葉に琥々は困った表情を浮かべた。虎太郎から忠光の機嫌を損ねないよう注意されていた琥々は失礼しますと言いながら恐る恐る忠光の上に座った。 「……軽いな。ちゃんと食べておるのか?」 忠光が琥々の腰を両手で掴むと琥々はびくっと身体を震わせた。 「い、いっぱい食べてます、よ……?」 口元を隠しながら恥ずかしそうにうつ向く琥々に忠光は虎太郎や信吾たちがやたらと過保護になる理由がわかった気がした。 「そなた、愛らしいな」 そう言いながら近くに置いてあった饅頭を琥々に渡す。琥々は首をかしげながら饅頭を受け取るといただきます、と言ってからぱくっと一口食べる。口の中にひろがる餡の甘みに琥々はへにゃと幸せそうな表情を浮かべた。 「おひい~……しあわせ……」 「はは! 余の分も食べると良い。そなたの幸せそうな顔を余にもっと見させてくれ」 「そ、そんなに見つめられたら食べづらいです……。でもほんとうにいいんですか? 忠光さまの分まで頂いてしまって……」 「余が良いと言っておるではないか。遠慮するでない」 琥々の頭を優しく撫でると琥々は嬉しそうに笑う。先程のイライラがどこかへいってしまう。そんな穏やかな時間に忠光は癒された。忠光はふと琥々の腰に巻かれたトラの尾を模した帯締が目に入りそれをすっと撫でた。 「ひゃん!?」 突然高い声を出してびくんっと身体を震わせる琥々に忠光はギョッと驚く。琥々は何が起きたのか理解が出来ておらず忠光を見上げた。 「あ、あの、忠光さま……今なにを、」 「あ……ああ、そなたの帯締をこのように撫でただけだが」 忠光は先程と同じように撫でると琥々はびくびくっと身体を震わせた。 「わ、わわ…っそれだめ……っ!た、ただみつさまあ……、撫でないでくださいぃ……」 潤んだ瞳で見上げてくる琥々に忠光はゾクッとした。帯締を掴みしごくと琥々がひゃあっと甘い声をあげて忠光の胸にしがみつく。 「あ、あ……や、や、な、なんでえ……?」 「そなたのその可愛らしい声、もっと余に聞かせてくれぬか?」 「ふぇ……?や、あっあう……ん…った、たすけ……っふあ、あんっ!?」 琥々はかあああっと恥ずかしそうに口を手のひらで覆う。琥々がどんな仕草をしても忠光の興奮材料にしかならなかった。 「琥々」 「ひゃうっ」 忠光が琥々を押し倒すような形になり、忠光が琥々の頬に手を添えられる。『忠光の機嫌を損ねてはいけない』、その言葉が頭から離れない琥々は忠光を突き飛ばすことや逃げることが出来なかった。自分ではどうしたらいいか分からずぎゅっと力一杯目を瞑った。 「琥々チャンに何をしているのかな?」 聞きなれた声に琥々がばっと目を開けると虎太郎が忠光を笑顔で見下ろしていた。忠光は虎太郎をみると舌打ちをしながら渋々と琥々から離れた。 「貴様の空気の読まなさは相変わらずだな」 「おや、お褒めの言葉光栄だなあ」 「褒めておらぬわ!! 気分が悪い……さっさと去ね!」 「言われずとも去ります。さあ、いこう琥々チャン」 虎太郎は琥々をそっと抱きあげ、失礼しますと一礼して部屋から出た。 「と、とらさん……」 「危なかったねえ。間一髪ってやつだ」 「……とらさん怒ってる?」 虎太郎は琥々に言われぴたりと足を止める。 「うーん、怒ってないよ。キミが無事で本当に良かった、ただそれだけさ。今後はお菓子にホイホイ釣られないようにね」 「は、はあい……」 しょんぼりと落ち込む琥々の背中をとんとんと叩いた後にそっと帯締に触れた。 「ひゃんっ!?」 琥々は再び口元を抑える。虎太郎はうーんと唸りながら帯締を離した。 「……これはなかなかくるかもしれない」 「な、なんか触れられると身体がびくびくってなっちゃって、くすぐったいというか、なんというか……うまく説明できない……」 「しかしこの紐危険だね。琥々チャンのからだの一部じゃないよね?」 「これ普通の紐だよ?トラ柄だけどわたしのおしりからはえてるものじゃないのに……」 「ここが琥々チャンの弱点だったんだねぇ」 「……ねえ、とらさん。何で楽しそうなの?」 「ふふ、さあね」 身震いする琥々に虎太郎はくすっと笑った。

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金木犀の匂袋

盛馬から貰った金木犀の匂袋はあたしにとって宝物だ。匂袋の紐の部分をつまみ持ち上げ鼻の近くに運ぶとふわりと優しい香りがする。失くさないようにいつも必ず同じところに忍ばせていたのに。 「ない……」  中岡さんの依頼で薩摩藩邸に行って陸援隊屯所に戻ってから匂袋がいつもしまっているはずのところにないことに気が付いた。あたしは慌てて身に付けていた衣服を脱いでまんべんなく探すがどこにも見当たらない。薩摩藩邸に忘れた……?それとも、どこかで落としてしまった……?真っ青になりながら服を着直して部屋を飛び出すとすれ違った慎三に呼び止められた。 「まこと、何かあったか」 「慎三…! 薩摩藩邸に忘れ物をしたかもしれない。もう一度行ってくる」 「……! 待て、もう遅い。明日にしろ」 「明日じゃダメだ!!」  つい大きな声が出てしまい、慌てて慎三にすまないと謝る。慎三は気にするなと言ってくれたが、今日はもう出掛けるなの一点張りだった。いつもの慎三なら見送ってくれるのだが今日は様子が違う。  慎三は勘が鋭い……、と思っている。  実際その勘で何度か危機回避することもあった。以前顕助が『大橋さんの勘はよく当たるんだよ。それも【悪い方向】に関しては特にね』と、話していたことを思い出す。  だけど盛馬から貰った大切な匂袋が……。表情を歪ませていると慎三はあたしの頭にそっと手を置いた。 「……何があったのか、話を聞かせろ」 「……っ、盛馬から貰った匂袋を落としてしまったんだ。今日中岡さんのお使いで薩摩藩邸に向かったからそこに落としてしまったのではと思い……」 「成る程。しかし薩摩藩邸でなく道中で落としていた可能性もあるだろう。ならば明日のが良い。今行ったとしても暗くて探せん」 「っ」  慎三の言うことは正しい。だけど、早く探したい。手元にないことがとにかく落ち着かない。片想いしている大好きな人からの初めての贈り物だから。  「大事なお話し中ごめんねー……?」 足音をたてずそっと現れたのは顕助だった。 「どうした顕助」 「あ、うん。まこっちゃんにお客さん来ているから呼びに来たんだ」 「あたしに……? 一体誰が、」 「それが……薩摩の吉井友実さんなんだけど……」 吉井友実……? 玄関に行くと友実さんが伊織と弁之進と話していて、あたしに気付くとホッとした表情を浮かべた。 「まことさん。先程はどうも」 少し訛ったような発音で頭を深々と下げる友実さんに慌てて頭をあげるよう言うと穏やかに笑う。この人はあたしに比べてずっと年上で、礼儀正しく温厚で優しいほんのちょっぴりおっちょこちょいな薩摩の御仁。中岡さんに付き添って薩摩藩邸に初めて向かったときも、はじめは何故おなごがと警戒されたが、この方のおかげで薩摩藩士たちが警戒を解いてくれたあたしにとって恩人である。 「友実さん、一体どうされたのですか……?あたし、何かやらかしてしまいましたか…?」 「そうではないですよ。そうですね……少しの間だけ私と彼女だけにしていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」 伊織たちは友実さんの言葉に頷くとその場から離れていった。 「すいません、お茶も出さず……」 「いえいえ。これを渡したらすぐに帰ろうと思っておりましたので」  そういって取り出したのはあたしが探していた匂袋だった。 「あっ」 「やはり貴女のでしたか。藩邸内に落ちていましたのでまことさんのものではないかと思いまして」  友実さんから匂袋を両手で受けとる。 「友実さん本当にありがとうございます……これ、あたしにとって大切なものなんです」 「ははっ。貴女の表情を見て早く届けてよかったと思いました。それでは私はこれで」 軽く頭を下げると友実さんは去っていってしまった。  受け取った匂袋を見つめる。鼻の近くに運ぶとふわりと金木犀の香りにほっとした。 「拾ったのが先程の御仁でよかったな」 振り返ると慎三が立っていた。慎三の口元はマスクで隠れているが少し微笑んでいるように見える。あたしは匂袋を両手で包む。 「ああ。もう絶対になくさないよう気を付ける。慎三もありがとう」 あたしは慎三に礼を述べて部屋に戻った。 「……ところでお前は金木犀の花言葉を知ってあれに渡したのか?」 「ああ、知っているとも。だが花言葉以上に金木犀の花や薫りがあの娘に合っていると思っただけさ。僕にとってあの娘が金木犀なのかもしれないね」 「……相変わらず何を言っているか分からん奴だな」 眉間にシワを寄せる慎三におや、君なら分かると思ったのだがねと言いながら盛馬は嬉しそうなまことの後ろ姿を見つめていた。

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2歩目


先週久しぶりにテイルズのゲームを購入しました。気になっていたタイトルがかなりお買い得だったのですが、お金を使うの我慢して必死に貯めたお金で欲しいものを買う小学生時代を思い出しました…。学生時代のほうがお金の管理ちゃんとしていた気がします(目をそらす)


頂いた支援金でモデル作ってもらってぶいちうばあデビューするのもありなのではと夢見てもいいですか…?新しいiPadもほしいぞ……。


【今週の更新予定】

・ぷらいべったーにあげてある小説をすべてこちらに移動させ、気になった箇所の修正を行う予定です。よろしくお願いします。

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パンフレット風

こちらは過去に自分が行った場所で2ヶ月前くらいに作成したものになります。Xに上げるのが恥ずかしく眠っておりましたのでこちらに投げさせていただきます🍴両面印刷して三つ折するともれなくパンフレットっぽくなります。印刷機器がないので諦めましたが、作成は楽しかったです。デザインセンスは皆無です。 写真が古く、もしかしたらもうなくなってしまっているものもあるかもしれません。意外と写真残っておりませんでした。東濃ごめんなさい。

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じょしてん。過去イラストまとめ

じょしてん。今までのイラストまとめです。

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じょしてん。登場人物設定

※登場人物や設定は随時追加予定です ★那賀岡 まこと(なかおか まこと) 高校2年生、生徒会書記担当 曲がったことは許せない真面目な性格。現実世界の身体能力は生徒会内ナンバーワン。普段はあまり笑わない、口調が固めで眉間にシワが寄っている事が多く、ふわりと笑ったら激レアと言われている。恋をしたことが1度もない。芳村琥々にデレデレで琥々にちょっかい出す者に対して異様に厳しい。 ・武器は刀(2本同時に使う) ・一人称「あたし」 ☆芳村 琥々(よしむら ここ) 高校1年生、生徒会所属 天真爛漫な少女でどこに行っても愛される。身長が小さく、普段の話し方も同級生たちに比べて幼いせいか小学生と間違えられることが多々あるが、他人への気遣いは誰よりも出来ており、考えていないようできちんと考えていたりする。生徒会内でも可愛がられているマスコットのような存在。アイドル業をひっそりやっていて歌が上手。 ・武器は槍 ・一人称「わたし」「琥々」 ★阪元 すずか(さかもと すずか) 高校3年生 生徒会副会長 小麦色の肌にチェリーピンクな派手なギャル娘。笑い方がだっはっはと豪快。瑞希とは幼馴染で付き合いが長く、何を考えているか何となくわかるらしい。普段はへらへらとしているが、やるときはやる女で慕われている。風呂が苦手でシャワー派。 ・武器は筒(懐にピストル。バズーカのようなも背負ったりする) ・一人称は「アタシ」 ☆武智 瑞希(たけち みずき) 高校3年生 生徒会会長 才色兼備な会長。すずかとは幼馴染。誰からも憧れられる完璧人間だと皆から思われているが……。目的の為なら手段は選ばないところがあり、その点をすずかに何度か注意されている。琥々には少々甘いところがある。 ・武器は懐剣 ・一人称は「私」 ★伊吹 紗良(いぶき さら) 高校3年生 帰宅部 勉強は苦手でよく補習授業をうけているが運動神経は良く、スポーツ系部活の助っ人をよくやっている。料理はめちゃくちゃ美味しいのにお菓子を作ると失敗する謎の技術(?)を持っている。スタイルが良く、明るい性格で人からよく好かれ校内にファンクラブが存在するが本人はよく知らない。 ・武器はなし(薬作りや治癒能力に特化している) ・一人称は「私」 ☆棚 久花(たな ひさか) 高校3年生 物づくりの天才だが、作品が生徒会に理解されない&部員が自分だけだったため部を廃部にされてしまった腹いせに歴史体験シミュレーションVRゲームを作成した人物ですべての元凶。ものすごい自信家。生徒会から雑な扱いをされていることに怒っている。 ・一人称は「ボク」「ボク様」 ■□他校生□■ ☆仲山ひかり(なかやま ひかり) 高校1年生 生徒会会長 身内贔屓で1年生なのに生徒会長をやっている。わがまま娘で彼女に振り回される人間が多々おり、一部生徒から嫌われている。琥々とは幼馴染だが過去のある出来事がきっかけで恨んでおり、嫌がらせをする。琥々の好きなものを自分のものにすることが快感になっている。 ・武器は特殊な笏 ・一人称は「うち」 ★末下 史華(まつもと ふみか) 高校3年生 生徒会副会長 容姿端麗で成績優秀。ひかりがいなければ生徒会長をやっていたであろう人物。男子生徒からの告白がたえず、嫉妬する女子生徒も……。とある理由で左目を失明している。松本奎堂への愛が止まらず本人を前にすると暴走気味な少々残念な美少女。 ・武器は式札 ・一人称は「わたくし」 【!!】登場する人物や事件等史実とはズレが生じておりますのでご注意ください。

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1歩目


創作活動や日常話を気軽に行いたく1から作成いたしました。

はじめは過去の作品を容赦なくあげていきますが、基本的に更新頻度は低めになると思います。日記のようなものは週1回は必ず上げたいなと考えております。(わんこの事ばかりになりそう)

飽き性で落ち込みやすい性格なので、また唐突にやめますがあるかもしれませんが、それでも見守ってやんよという方が見えましたらお付き合い頂けると嬉しいです。改めてよろしくお願いします。


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代理キャラゆずはらくん。煽るの大好きうんこちんちん言うの大好きなクソガキです。この子のこともどうぞよろしくお願いします。

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大切なお知らせ



アナログ絵の練習。食べ物しかかたん


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創作小説やイラストのあげどころなのですが、一旦ぷらいべったーさんにしようかなと思います。


ゆずはら | Privatter+ https://privatter.me/user/yuzuhara000

今までこちらで上げた作品をちょこちょこ移動させております。限定公開にしてありますがログインすれば誰でも読める形に変更しました。あたたかく見守って頂けたら嬉しいです(*´▽`*)また、こちらから友人のX垢にいけますのでよければ……。かっこいい本家のとらやしんごさんが見れると思います。(たぶん)


こちらの公開にあたりFANBOXを今月中に完全に閉鎖しようと考えております。今までご支援くださった皆さん本当にありがとうございました…!ご支援やあたたかいコメントをいただいてばかりで、自分からは何も返せず本当に申し訳ないです。ここの存在に本当に助けられていました。弱音たくさんはいてばかりで嫌な気分にさせてしまっていたらすいません……。もっと自分に自信が持てるように努力していきたいです。時間がかかっても、頑張りたいです。本当に本当にありがとうございました!

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